肉が張り裂けている沈黙
情熱と諦めと冗談
焦げ臭い髪に放つ汚物
刺絡するのは御自由に
膚の皺にすらりと絵具
筆を使って詰る様にゆるりと
御覧よ、右腕が青い
血脈をなぞり腋へ乳房へ ...
角度の違うひし形
幾つも重なって
生まれた幾何学模様
誰かが描いた
そんな僕達の角度
歩み寄る君の半身
造りこまれた唇は余分には話さない
肌の隙間を埋めていく
朝が ...
若草いろが
大地を覆う
もうすぐ春
待つ春の
やわらかな命の上を
そろりそろりと歩く
とてつもない不安
根拠なき恐怖
底なしの悲しみ
精神病棟の閉鎖部屋にいても
あたしを支えてくれたのは
音楽だった
縋りついて
それこそ命綱
なければ死んでいただろう
...
かみさま って
ひらがなで書くのは反則だ
世界 ってやつをひっぱり出すのも
ルール違反ってことにしよう
そこから
おれたちはまず
書きはじめなくてはならない
雨上がりの
濡れた ...
永い壁は続き
終わりに辿り着く者はいない。
風と水とにより朽ち穿たれた穴があったとしても
そこから不可視の世界を視る事はできない。
正午の光に照らされよ。
一切の抒情を嫌うものが網膜の裏に口 ...
メキシコシティの古い教会の前に、満開の黄色い花をつけた大きな樹があった。セルリアンブルーの空と、滴り落ちるように咲き誇る鮮やかな黄色い花。そのコントラストは、瞳孔に刺すように眩しく、そして美しかった ...
おだやかな鳩のように
私はうたたねをする
窓の外は明るい雨
静かにふっとうする時間
やがて雪になる事を予感する
読みかけの本はレイ・ブラッドベリ
夏の草いきれがむっとたちこめる
...
そんなに貴方は詩が好きですか。マイクの前で皆に見つめられるのが好きですか。
私には「詩」は発表された一瞬にもう「私のもの」でなくなると思われます。私の宝から、皆の宝になるからです。だから皆はそれに ...
このうすい皮をやぶって たどりつく骨を
ひとつひとつ ばらばらにして
きれいな水で濯いで
そうして
あなたの手でもういちど組み立てて
使い古されたピアノが一台
早朝の小さな港から
出航する
ピアノの幅、奥行、高さ
しかもたないのに
言い訳をすることなく
ただ外海を目指していく
誰もが自分自身のことを語りたがる
...
鍋の中で ふつふつと火山活動している あんこ
餡火山弾 や餡火山礫 が噴出し
ひだり手の甲に
ぽとり、着地
あとで、ひりり
星と星が 衝突するより低い確率なんて
そう ...
たった今きみがすきだよ。
ふたりで世界を共通しているの。
たった今ぼくはひとりだよ。
共通したふたりは今やひとつとひとつ。
世界がきみをあいしているから
ぼく ...
怒っている
ほったて小屋の前で
巣箱なんか作りやがってと
空に
怒っている
怒っている
俺の仕事が
詩人で
せっかく
命がけで
産んできたのに
何の恨みがあって
背中か ...
床に真逆な言葉たち
並べてあなたと
踏む言葉
こぼれて落ちる感情と
仮想世界の私たち
雪が降っている
ゆっくりと
確実に
地面に
森に
山に
田畑に
人に
犬に
家々に
音も静かに
きちんと降りてくる
そんな様を見ている
景色が
無音の白にな ...
舟に舟のかたちに溜まり
宙を照らしかがやくもの
とくりとくりと
輪を描くもの
風が散らす雪のまわりに
道を創る歩みのまわりに
かがやくこがねの波があり
涙を涙に打 ...
足のなくなる夢を見た
明くる日
そっと旅立つことにした
ボストンバッグには花びらを敷きつめた
赤い 椿の花だ
空は白んで
風はたおやかに
光は痛々しく心に染み
地上には格子状の ...
二年間温めてきたこの想い今言わないと行き場失う
伝えても僕の気持ちは届かない?恋の女神が男を選ぶ
「好きです」と言ってしまえばもう終わり相手の答え全身で聞く
宇宙へいくよ
地球じゃあ無人島でさえ
足の裏からニョキニョキ根っ子が生えてきて
渋い実をたくさんつけてしまうんだ
ミーは携帯を握りしめてる
けど すぐに震えだして
汗でこぼれ落ちる ...
っくすしてから恋をして失恋したらあなたでオナニー三昧。
ごめん今日はその気じゃないの(さっきジョニデでオナニーおなかいっぱい)。
「いつも誰 ...
雪深し人生なんてこんなもの
寒月は無人の駅とにらめっこ
鉛空春はまだかと独り言
話せるうちに話すから
それに相槌でも聞き耳でも
感覚が一つでも向いていたらそれでいい
このままはお預けで
ここからは
行方不明者が集まる森で落ち合おう
額を触ったら爪が刺さ ...
お願いだよお願いだよ
口には出せない思いって
本当に在るんだ
世間から迫害されちゃって
もう誰も
僕の言う事を信じは
しない――
あれから僕は胸が軋んで
悪夢に魘されて
彼さえ居 ...
真夜中に疼く衝動
たまらずにお前を求める
何も信じるに値しないのならば
それもいいだろう
信じること
それは世界の果てを目指す船に乗り込んで
もう、戻れないようなもの
そ ...
ガラス張りのダイニングテーブル
くつしたのグレー こきざみにグレー
台所のグリーン イエロー グリーン
(にんじんは もう くさってしまったよ)
ガス台の上で男の子たちが ノー ...
俺が俺が望む二倍の男になったとしても
お前等はこれぽっちも気になんかしないんだろ
絶対には犯してはならないという事柄がある
現実にはなったとは信じがたい苦痛がある
どっちがどっちだ ...
それは少し離れた所から
いつも俺を見ている
ジッと監視しているんだ
いつからだろう
そいつが頼もしく思えてきたのは
いつからだったのだろう
そいつが安心感へ変わってきたのは
...
どんなに荒れ狂っても
静けさを壊すことはできない
どんな爆音も
静けさの中にあってこそ鳴り響くもの
指で耳をふさぐと
聴こえてくるものは なに
流れやまない肉体のせせら ...
千トン用ターニングローラーの不具合で
お客様の工場での徹夜作業がつづいている
ギアが破損しているのだけれど
それを取り出そうとしても蓋があかない
バーナーでなんどもあぶってみる ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
静脈(匂う)
伊葉幸緒
自由詩
1
08/1/16 17:36
「dialogue」
菊尾
自由詩
0*
08/1/16 17:30
萌えいづる
風音
携帯写真+...
2*
08/1/16 16:21
音楽がないと生きていけない
〃
携帯写真+...
2*
08/1/16 15:50
希望
大覚アキラ
自由詩
26
08/1/16 15:44
壁 M.Hさんへ
音阿弥花三郎
自由詩
0
08/1/16 14:36
LLUVIA DE ORO
大覚アキラ
散文(批評...
0
08/1/16 14:12
おだやかな鳩のように
石瀬琳々
自由詩
9*
08/1/16 14:00
「詩が好きだ」さんへ
ぎょうてんか...
散文(批評...
0*
08/1/16 12:45
望み
湖月
自由詩
2*
08/1/16 12:41
沈黙
たもつ
自由詩
19
08/1/16 11:16
年越し
clef
自由詩
1*
08/1/16 11:08
世界をあいしている焦燥
哀詩
自由詩
0
08/1/16 11:08
世界のどこかで叫ぶ
佐々木妖精
自由詩
5*
08/1/16 10:59
アイ・ドント・ノウ
猫のひたい撫...
俳句
0*
08/1/16 10:34
雪
小原あき
自由詩
20*
08/1/16 10:16
こがね ゆくえ Ⅱ
木立 悟
自由詩
3
08/1/16 10:12
居眠りする地上の家々の
凛々椿
自由詩
3
08/1/16 9:40
恋の女神
夏川ゆう
短歌
1
08/1/16 9:30
いまから
ましろ
自由詩
1*
08/1/16 9:24
「 っくすおちんぽおなにーおなかいっぱい。 」
PULL.
短歌
1*
08/1/16 8:06
寒月
夏川ゆう
俳句
1
08/1/16 7:56
「同行」
菊尾
自由詩
0
08/1/16 6:44
遺書1
AKiHiC...
自由詩
2
08/1/16 4:03
それもいいだろう
山崎 風雅
自由詩
1
08/1/16 2:49
ブランチ
縞田みやぎ
自由詩
4*
08/1/16 2:34
2×
maynar...
自由詩
0
08/1/16 1:50
理性
〃
自由詩
0
08/1/16 1:41
静けさの中の
石畑由紀子
自由詩
8*
08/1/16 1:35
夜の薄いひかり
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/1/16 1:15
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
5173
5174
5175
5176
5177
5178
5179
加筆訂正:
ひきこもり川柳その4
/
udegeuneru
[08/1/16 7:03]
シンプルに
さよなら、お守り
/
木葉 揺
[08/1/16 1:47]
タイトル修正
水子ノ声 〜法隆寺の小道にて〜
/
服部 剛
[08/1/16 1:24]
節々推敲しました。
6.28sec.