青く輝く南の海
ぼくはそこで産声をあげた
一つ目小僧のぼくだけど
太平洋に抱かれて
ぐんぐん ぐんぐん育ってく
大きくなったぼくは
アジアへ旅に出るのさ
ポッケにいっぱい
キャンデ ...
お兄ちゃんがまた
女の人に振られてしまったよ
かわいそうに
死んでしまいそうに落ち込んでるよ
幼いころから
おっちょこちょいな人だったよ
がまんしてればよいものを
いつもちょっとかた ...
吐く息は白いのにどうしてこんなに胸の中は悪意ばかり黒い。
ぷちぷちを潰しながらぷちぷちに潰されているよな午前三時。
殻で笑ってぐつぐつと割れないよう ...
批評祭ということらしいので参加させていただくことにいたしました。いくつ投稿できるかは分かりませんが、できるだけ書ければと思っています。よろしくお願いいたします。
さて、これから書き始める ...
おきにいりのブラのホックにはふれさせたことがないの
まだ だれにも
そのさきに何があるのか
だからわたしはまだ知らないんだけど
蒼い景色か はやりの色か はたまたよぞらの黒か
きみの好き ...
いつかのふゆのはじまりの日
一人 漂うような面持ちの彼女は
白く塗られた、どこでもない場所に立ち
満月の空が落ちるのを、待っていた。
(雪が、
(降っていたか ...
ルーズな踝はいつのまにか姿を消し
タイトな紺色が街を闊歩する
こんな横並びを欲する時代だからこそ
曖昧なままでは許されないと言わんばかりに
膝上近くまで引き上げられた紺色に感じる息苦しさと ...
つめたくてつめたくて、それでも、ひとりで
素直すぎる君 遠くからだけ旗を振ってる
近づけない
つなぎたいつなぎたい、ゆび、解かして
かさねあう心臓 くるしい
しんじられないまま、知らない ...
永遠を誓い交したあの夜の月とか星が証人となる
彷徨える歩道の隅に咲いている名前なき花世間を覗く
湿度は低く
強い風が首筋から熱を離れさせていく
所在無いまま白い月に見透かされている
打ち解けたい内緒はもう何も無い
君の匂いが鼻先を掠めて
話し始めた頃のことを思い出した
...
横を向く指
くちびるの指
そっと押し分け
舌に触れる指
いつまでもいつまでも散りながら
消え去ることのできないもの
奥の奥にある赤いまたたき
にじみつづける音のかたち ...
風と雪が一体になって
すべて吹き去ろうとする
なんて
東京の人は信じないだろな。
こんな初めての日はすごく嬉しい。
秋田での出会いや繋がりや見聞きした全ての出来事も
消えてしまうだ ...
2.現代詩の記号論的分析
2.1.記号論の基本
表現が内容を「意味する」という関係が成立しているとき、その表現はその内容の「記号(サイン)」であるという。たとえば「猿」という言葉 ...
1.序論
本稿では、現代詩を記号論的に分析しようと思う。だが、そもそもそのような理論的分析には意義があるのだろうか。理論的分析に対するひとつの批判として詩学屍体解剖説を取り上げ、それがどのよう ...
アイスコーヒーを注ぎいれた グラス
暖かな部屋
午後の陽射しは
読み止しの本の名は
『ルネサンスの占星学』
人が ぱらり ぱらり 行き交う
食器が カチ カチと音を立てて
動 ...
もう疲れたよ、終わらない迷路
ずっとおんなじことばっかり考えてる
毎日なんにも進歩がない
『もう忘れた?』『やめよう』『でもやっぱり』『ごめんなさい』『でもやっぱり』『好き?』『本当は』『い ...
ナポリタンロマンス
ペペロンチーノスパイス
混ぜあわせた君が大好きさ
子どもみたいに夢中で頬張るよ
汚した口元は
君が拭いておくれ
君に呼吸をプレゼントしたい
酸素! 凍結!
熱次元のネジ巻き飛行機械
バッサ! バッサ!
落下する卵 割れる風船の寝息
面倒見のいいお婆さんの手が
背中から張り紙を滑り落とした
あと、そ ...
手を叩いて
空を見上げて
バイクの後ろ青い頃
手を叩いて
夕暮れ公園
歌を歌って日暮れごろ
手を叩いて
グラスを割って
涙も滲む漆黒のころ
...
心の水が
ポトリと落ちる
疲れているのかな
冷や汗かいている
ジャズのベース
バスドラムが
癒してくれる
ハートに響く
バーンアウト症候群に
なろうとも
死力を尽くして
...
日々、ニュースを見ていて奇妙に思うのは、殺人事件などで家族を亡くした遺族の中に、インタビューで心境を聞かれて「嫌いな奴が死んでせいせいした」…… とまではいかずとも、「家族が死んでしまって悲しいけれど ...
逃げ出した谷底
には肌寒さがひしめいている
じれったい速度で燃える
一斗缶の中で時折弾ける火
の勢いで灰が舞う
いつかの完璧に高い空では
太陽がトンネルの奥を
照らし出す
ヘッドラ ...
復讐に美を見出すのは、
自分にできないことだから。
像への情に焦がれてもそれは、
自己を満たす為の儀式に他ならない。
愛が欲しいから愛を叫び。
救われたいから救うのだと。
必殺の愛 ...
2ヶ月ぶりに退院したヤツと飲みにいった
とりあえず、おめでとう、と乾杯した
ひさしぶりに元気そうでよかったなと思った
長話。
こないだは、友人たちと鍋をした
男 ...
■漫才と詩
前々から思っていたのだが、漫才もしくはお笑いと多くの詩は似ている。「笑い所」と「感銘を与える表現」が対応しているのだ。芸人は観客を笑わせるために、あの手この手を使う。詩人も、読者に ...
幕末
鎖国の眠りは三百年
時
ガ・タ・リと音を立てて
仕掛け人形が宙を舞うと
あの錦絵に描かれた
土蜘蛛が江戸の巷を闇に乗じて跋扈していた
東京 東京と小さな声で囁いてい ...
午前のグレー
生ギター濡れて
雨の日にはギター
野蛮に一日を剥いでゆく
弾き語りは
聴き語り
のらない日も
のってる日も
晴々する
満ちてくる ...
麦の芽は俯いたまま悩み事
ほんのりと白に染めたる雪化粧
春を待ち株価の行方気にしてる
私の中に言葉はなくて
海を回遊する魚みたいな
私が言葉の中にいる
けれど
世界の中に私はいなくて
キラキラの宇宙をつくる万華鏡に似た
世界が私の中にある
なん ...
何もない空からゼロがふってくる
ならばいくらかマシだったかもしれないけれど
真っ黒な空からはマイナスがふってくる
はっきりとしたベクトル
明確な方向性を持つマイナスが
あたまのうえからふって ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
台風
高嶺 遥子
自由詩
0*
08/1/24 21:17
お兄ちゃんへ
ふぁんバーバ...
自由詩
9*
08/1/24 21:16
「 悪意。 」
PULL.
短歌
2*
08/1/24 20:52
批評祭参加作品■詩投稿サイトについて
2TO
散文(批評...
3
08/1/24 20:15
イエロー・ブルー
春日
自由詩
3*
08/1/24 20:03
「ライン」
灯和
自由詩
7*
08/1/24 19:30
ルーズアンドタイト
恋月 ぴの
自由詩
19*
08/1/24 19:05
明日のゆび
唐草フウ
自由詩
4*
08/1/24 18:53
彷徨える
夏川ゆう
短歌
1+
08/1/24 18:35
「貴空」
菊尾
自由詩
0*
08/1/24 18:14
花と花
木立 悟
自由詩
3
08/1/24 17:38
暴風雪
ましろ
自由詩
5*
08/1/24 17:13
批評祭参加作品■現代詩の記号論2
葉leaf
散文(批評...
5*
08/1/24 17:03
批評祭参加作品■現代詩の記号論1
〃
散文(批評...
6
08/1/24 17:02
器の笑い
アハウ
自由詩
5
08/1/24 16:22
愛して愛して愛して
lazy
自由詩
8*
08/1/24 15:19
君ってスパゲティ—
青の詩人
携帯写真+...
3
08/1/24 14:08
ネジ巻き飛行機械
狩心
自由詩
3*
08/1/24 13:35
幸せなら?
猫のひたい撫...
自由詩
0
08/1/24 13:04
水
ペポパンプ
自由詩
5*
08/1/24 12:38
ニュースを見ていて思う事など
塩水和音
散文(批評...
3*
08/1/24 12:13
低い太陽(重機人間ユンボルより)
月見里司
自由詩
0
08/1/24 12:08
未完成な僕たちよ、どうして完成形に憧れた? そも、完成形とは ...
がんも
自由詩
0
08/1/24 11:53
死んだアイツのことなんて、どうでもいいと思っていた
わら
自由詩
29*
08/1/24 11:48
批評祭参加作品■雑記1
葉leaf
散文(批評...
1
08/1/24 10:55
土蜘蛛
アハウ
自由詩
1
08/1/24 10:23
雨の日には
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/1/24 9:33
雪化粧
夏川ゆう
俳句
1
08/1/24 7:52
回遊魚のカレイドスコープ
相良ゆう
自由詩
1
08/1/24 7:45
ベクトル
佐々宝砂
自由詩
5
08/1/24 3:53
5126
5127
5128
5129
5130
5131
5132
5133
5134
5135
5136
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5.41sec.