庇を打つ雨音
  だれもいない夕暮れの本屋
  庇を打つ雨音
  会話はまるで騙し絵のよう
  君は小さく笑っていた
  幸せは哀しみを待っていた



  いくつかの書 ...
二十四時間前に流れ落ちた涙がそのままである

冬であるがゆえに
冬の海に夏の海は重ならない

裸と着膨れの差がある

寒風の黒い波音にピンクのかき氷を思い浮かべてみようか
がんばれ
きみは
どこかには いる

わたしのなかの ものがたりが
ここからどこかへ とびさっていっても



さようなら せかい
わたしが しんじていたもの
かぜのようにとお ...
{引用=


一 ゆらゆら、尾ひれ



  いい匂いがしたもので
  いい気になって
  追いかけて

  できないことは
  どこにもない、と
  一目散に
  忘れも ...
昔、
浜辺に白紙が漂着した。
それは昨日、
ぼくが君に貸した
本の一ページだった。
文字はおろかシミさえ無くなっていて、
大海で起こりうる時間の消失を
実証するのに充分だった。もしくは、 ...
もう一人の誰かさん
私にそっくり

右頬を吊り上げて
左目を閉じて
お決まりのポーズ

あなたは
左頬を吊り上げて
右目を閉じる
お決まりのポーズ

笑えてくる
あなたも
...
闇の中を漕ぎだしていた
引きよせるのは
奈落からのとろりとした旋律


あらがわず
身をゆだねることの心地良さ
どよんとした
澱に堕ちていく意識
にぎった櫂がゆっくり波紋を描く

...
おしゃれして
お化粧もして

道に
寝転がってるの

見上げる空は
斜めで

誰か
あたしを
拾ってくれないかな
やすやすと 季節をまたぎ
人称をこえ ほんのり
羞じらいつつ 空の頂に
ほんわか 巣をかけて
すやすやと 眠りたい
お日様サンサン
犬の散歩
へいのへい
楽しい日曜日

誰もが優しいと
笑顔で挨拶
皆一声掛ける。
尾をフル犬

雨が降ってきた
誰とも会わない日
ちょっと寂しいな
ジョンと二 ...
{引用=
  *註 久々の新作ですが、難解な漢字表現にこだわってみました。
    よみは以下のようです。自鳴琴(オルゴール) 玻璃(はり) 
    坩堝(るつぼ) 変化(へ ...
天 からおちる

白 い花

惚 けてもいい

指 頬 首筋

お尻 まで濡れ

知る

竹 光る 竹林

奥深く 
開けた場所

みみを澄ますと 聴こえ始める
大白法の 南無妙法蓮華経

なな色の虹の天蓋に つつまれて

美少の少年 結跏趺坐し
お祈り 申し上げます ...
そこは 小さな駅で
ときどき SLも通る駅で
小さな改札口の前には
電車を待つ人のために
素朴な木のベンチがあります

ベンチと改札口の間は
すぐ近くにある大きな駅に行く人の
通り道に ...
loop

三十回目のバースデーの朝
女は眠りの靄のなかつぶやいた

目をあけカーテンを開ける
飛び込んでくる朝陽
loop

携帯が光っている
Eーmailあり

午後3時の ...
いつの間に
薄い緑が
大地を覆う

春を待つ

モノクロームの
冬を抜けて
あらゆる評価(測定)は、その方法や基準を含めて行うものです。方法や基準を決める過程では、「主観」や恣意性が介在します。そして、ある評価を決める方法や基準が役に立たない状況では、その評価は役に立たないし ... こたえ、回答、正解はなし。


たからものは、相手にされない時間とか

一人でいたって頭がいっぱいの時間とか


あなたと会わない、すべての時間

あなたがくれてる、すべての記憶
...
たからものは、相手にされない時間とか

一人でいたって頭がいっぱいの時間とか


あなたと会わない、すべての時間

あなたがくれてる、すべての記憶
セックスか言葉

セックスか記憶

セックスできない、わたし。


セックスから生まれる言葉

セックスから生まれる忘却


知れない、かもしれない

しりたくない、かも知 ...
(いつだってふりむいて、確かめていてね。)


ひだりがわ、って、
すきです。
理由はあります。
言わないのは、ひみつにしておきたいから。


すきよ、 すき。 ほんとうに ...
非常階段を駆け上がり
分厚い鉄の扉を押し開けると

そこには真っ青な空



どこまでも、どこまでも自由な

僕の宇宙が広がっている



給水塔のてっぺんに寝転んで

...
ダイエットしてる途中の新年会

父親の匂い沁み込むちゃんちゃんこ

寒晴や人の溜息空が食う
両手をふさぐ
理想を詰めた12ゲージ
脇に収める
希望を込めた9ミリ
身に纏うは
夢を編みこんだジャケット

一方で
シャツの下には
一般を編みこんだケブラー
足首に忍ばせるのは
...
 「お味噌汁を下さいな」

 真っ赤なお味噌汁が出てきます
 赤いじゃないか 豆腐はどうした

 あ、へぇ
 豆腐も味噌も微細な菌の死肉を元に育った大豆という豆を
 見事きれいに潰し ...
十九の生首がの、あったと申すよ。
小さな川のほとりにぢゃ。
昔お前がよく焼き芋を買った店の向かいぢゃ。
あのころお前はしじゅう鼻の具合を悪くしての、
あの店の裏手の病院に通った。
雑貨を並べ ...
僕を裏切った人達が居る
確かに僕は路を間違える事もある
そんな時は手を強く引いて
ほしかった

声をかけても無反応
他人よりも遠い存在で
もう僕は独りであると
わかった

脚に絡み ...
お前 今笑っただろ?
俺が涎垂らしたの見て笑っただろ?
馬鹿にするな! 涎を何だと思ってるんだ?
この涎がどういう経緯で出てきたかわかるか?
俺は焼肉が食いたかったんだ!
焼肉食いに行きたい ...
死のうと決めたあの日
僕は函館の深夜
朝を待つ待合室にいた
電車はもうない
待合室には他に何人か雑魚寝していた
この人たちは
そのナップザックに
人に見られたくない
何かをしまっていた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
六月のギター草野春心自由詩108/1/15 22:48
冷たい時間A-29自由詩2*08/1/15 22:33
銃声が聴きたくて自由詩008/1/15 22:23
独白(1+1)/...自由詩2*08/1/15 22:22
小詩集【にゃお。】千波 一也自由詩7*08/1/15 22:15
漂流プテラノドン自由詩1108/1/15 21:15
ミラーズ〜世を知る、前〜酸素の枷自由詩008/1/15 20:58
ウォーター・フロント〜幻想曲〜渡 ひろこ自由詩9*08/1/15 19:55
斜め空風音携帯写真+...3*08/1/15 19:02
そろもん(鶩の歌)みつべえ自由詩208/1/15 18:43
晴れのち雨ペポパンプ自由詩5*08/1/15 17:58
自鳴琴の夜まどろむ海月自由詩4*08/1/15 17:21
ゆきましろ自由詩3*08/1/15 17:19
普賢菩薩と桜アハウ自由詩308/1/15 17:00
毛糸の花が咲く駅さち自由詩1308/1/15 15:56
loopましろ自由詩3*08/1/15 15:55
春を待つ風音携帯写真+...3*08/1/15 14:14
やさしさ、かしこさ、おもいやりなど塩水和音散文(批評...108/1/15 12:49
こたえ、回答、正解はなし。猫のひたい撫...自由詩008/1/15 12:11
たからもの自由詩008/1/15 11:31
セックスか言葉自由詩308/1/15 11:30
あたしは絶対にひだりがわにいるから、哀詩自由詩008/1/15 9:52
屋上由希自由詩1*08/1/15 9:37
ちゃんちゃんこ夏川ゆう俳句108/1/15 8:04
装備FUBAR自由詩3*08/1/15 5:32
死で成り立つ世界で御座いますdoon自由詩108/1/15 4:57
十九首・・・じゅうくしょう・・・佐々宝砂自由詩2*08/1/15 4:00
溺れる棘AKiHiC...自由詩308/1/15 3:29
涎の泉新守山ダダマ自由詩008/1/15 2:38
死のうと決めたあの日から麒麟自由詩2*08/1/15 2:30

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