空に浮かぶ雲を指で描く
走馬灯のように煌く
すぐそこには楽園
もうすぐ、闇を超える
人が待っている
誰しもが繋がるはずなのに
誰しもが他人の顔をする
寂しさに酔 ...
運ばれてゆく
ものがたりについて
ずっと聴けずにいたことを
ようやく受け取ったのは
はやすぎた夏、の
たてがみ辺りの
なごり風
眠る、ということが
どれほどの守りで ...
それは
冬の寒い夜に燃え上がった
すばらしい火事でした
立派なお家がぼんぼん燃えて
私も大活躍
みな火を消さねばという意識に欠けていたようですが
だれもみなヒューマニズムにあふれていて
...
白空のヒビは街路樹の冷たい手 聞け言の葉の声をココロで
外套の襟をかすめる単音のグロリア今宵は木枯らしのイヴ
首筋にはナメクジが這い
心臓にはミミズ腫れ
貴方の長い睫毛に貫かれて
湿度は上がってゆく
壊れやすく
繊細なこころも
美しく
色彩りな気持ちも
やがて
同化してしまうのだろう
この
落ち葉のように
どこか
奥深く
魂の底に
(2007・9・19)
突風に流されてきた雷がうちの庭に落ちた
しばらく前から庭に住み着いていた、
愛らしい雨蛙が焦げてしまった
咲き始めていた萩の花も散ってしまった
...
オレンジは凶器
酸は私を溶かすだけ
ガーゼは染み出して
傷は金属光沢を帯びた
夜屑を吸った私の喉には
月の棘が刺さってる
息は熱く凍り尽いて
心海のほうへ沈殿してく
『食べられません』のラベルを貼り続けました。
あらゆる無生物に。
よくよく考えてみれば、
生きるというのはたったそれだけのことでした。
樹氷の白にくるまれながら、
ぼくがぼくの姿 ...
初めて見る
しろいまんまる
食べてみると
意外においしいよ
きっと
じっと見てから
子猫はそっと
近寄った
わたしも
知らないだけで
「オイシイ」もの
たくさんあるのかな。
あのひとの
ことばが
こころに
模様を作っていく
雨の模様のように
消えることはなく
それは
深く沈んで
わたしのなにかを
形づくってゆく
散りはらう街路樹のもとに傘はない
銀杏の枯葉をしとど踏みしめながら
右の黄金瞳が枝葉と灰色の彼岸を見透く
代名詞を求めない陽光に臨めたとしたなら
ひとつの名前できみを翡翠と数えただろう
...
浸された水は
つめたく
ねがえりもできないほどに
なぜか凍みたまま
あの人ごとをさらって
いって
かなしい
のふちにいるあの人
たしかにいかされ、芽生え
一つの
さむさの中にい ...
図書室のソファーで
隣に座る青年が手にした
テスト勉強のノートを
ちらっと覗く
問6
「(第九)という代表曲を作曲した
音楽家は、次の内誰か答えよ。 」
...
妹が嫁に行くのですよ
あれは妹が3歳ぐらいのことだったか
サンタクロースがやってきたとき
母にしがみついて 泣きじゃくってた あの娘が 嫁に行くのですよ
「幸せにしてもらえよ」と言 ...
鍋の中でパスタがふやけるのを眺め
ご飯が食べたくなって炊飯器をいじる
惣菜を見に行くとパンが焼きたてで
一斤買う
テーブルの上では
マグカップとポタージュの粉が
昨日からずっと待っていて
...
引力について
月と地球
地球と太陽
おなじちからで
引き合っているとする
結果としてそういうことにする
気まぐれで
出会い、別れて、
連絡とりあって ...
ある日のことです。
泣き虫王国と、
淋しがり王国が、
喧嘩になりました。
それは大きな大きな喧嘩で。
まるで戦争のようでした。
泣き虫王国の人々は、
お守りを手に、
嗚咽を ...
相手をかまわず「やりたい」が恋愛で、
相手を思って「してあげたい」が生活なんだって
え、それ、一体化してないの?別物だって本当?
右から左から、どう考えても2つの意見を合算たら立 ...
ストレスとか、プレッシャーをかけてくれる存在が好きで
それ無しには生きてゆけない
それを与えてくれる場所を遠回りしたって愛す
君の全てを許す、なんて言葉はいらない
私の全てを許 ...
反省がたくさん出来る三面鏡
一駅を歩いた分がお小遣い
働いて石鹸汚し働いて
小春日や謝っておく手短に
配っても配っても煙突
冬銀河こたつの上にあるとい ...
とうとう三十歳になってしまいました
この歳になって鬱病になるとは
思ってもいませんでした
過去が追いかけてきて
私を捉えて離さないのです
こんなはずじゃなかったのに
こんなはずじゃ ...
かなしいふちに降る雪が、
しろくしろいねむりにつき
冷気をはりつめて
その肺にひびいている。
しぃん、とした熱が、
深淵から徐々にひろがり
焼けた声となって吐き出され
冬の空 ...
多くの 祈りを 見たが 清廉潔白な 中毒者は おらぬ
お前! 酷く 甘美な 睡魔より
上の 晴れ渡った 獄中に 向かえ
多くの 木々が 生まれる
多くの 木々が 明滅する
お前! 凛然とそこ ...
10 底
台所じゅうの素材を総動員して
片っ端から料理に変えていく
野菜たっぷりの炒め物
肉たっぷりのシチュー
ハムやシーチキンてんこ ...
冬霧に隠れて見えぬ恋の罠
忘れてる桜密かに紅葉す
流れゆく時加速する年の暮れ
傾く月、明かり浴びて
伸びた影法師
暗く沈む、宵に溶けて
濁る白日
傾く月、明かり浴びて
伸びた影法師
遠く浮かぶ、星の光
弾けて消えた
差 ...
十字の肢体に
難解な漢字や空想上の生物や
童謡の哀愁や郷愁を
与かり知らないままに載せて
それは翔ぶ
好きなものってないのよ
頭にはつねに飴玉が詰まってて
集中なんてまるでできないの
猫が連れて行かれて
缶詰がまだたくさん床に積み重ねられたまま
あなたを待って
それがどんなに意味のない ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まるで
山崎 風雅
自由詩
1
07/12/8 22:36
七月のかなた
千波 一也
自由詩
18*
07/12/8 22:25
すばらしい火事に
A-29
自由詩
1*
07/12/8 22:24
モノクローム in the world
Rin.
短歌
17*
07/12/8 22:05
濡れ光る月
かるび
未詩・独白
0*
07/12/8 20:58
深まる
風音
携帯写真+...
3*
07/12/8 20:35
風雷
楢山孝介
自由詩
5
07/12/8 20:28
滲み染みる月
かるび
未詩・独白
0*
07/12/8 20:24
剥れ落ちる月
〃
未詩・独白
0
07/12/8 20:23
積雪の手紙
しろう
自由詩
2
07/12/8 20:06
初めて見る卵
風音
携帯写真+...
3*
07/12/8 19:40
水紋
〃
携帯写真+...
5*
07/12/8 19:34
片眼(ODD EYE)
しろう
自由詩
2
07/12/8 19:29
siberia
しもつき七
自由詩
40
07/12/8 19:27
宇宙のうた
服部 剛
自由詩
6
07/12/8 18:59
妹が嫁に行くのですよ
北大路京介
自由詩
21*
07/12/8 18:31
明日について
佐々木妖精
自由詩
7*
07/12/8 18:16
引力について
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/12/8 18:00
心が苦しくて思い出した。
そらの とこ
自由詩
4*
07/12/8 17:36
愛してないからプロポーズ
猫のひたい撫...
散文(批評...
0
07/12/8 17:14
エゴイストの愛情表現
〃
自由詩
1*
07/12/8 17:02
無題
しみまん
川柳
3*
07/12/8 15:43
三十路小唄
涙(ルイ)
自由詩
2*
07/12/8 13:21
ゆきをんなとわたくし
こしごえ
自由詩
10*
07/12/8 12:01
多くの祈り
奥津 強
自由詩
1
07/12/8 10:50
底
アンテ
未詩・独白
2
07/12/8 9:52
冬霧
夏川ゆう
俳句
1
07/12/8 8:33
『shadow chasing』
しろいぬ
自由詩
0
07/12/8 8:33
とんぼ
沙虹
自由詩
0
07/12/8 8:11
猫探し日記
れんげ
自由詩
2
07/12/8 4:04
5136
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
5173
5174
5175
5176
加筆訂正:
響け
/
松本 卓也
[07/12/8 22:03]
縦書きだと、半角英数が横になっちゃうんですねって、今頃気付くあたりどうかしてる。そう思いつつ修正。
獏
/
有邑空玖
[07/12/8 16:46]
ぎゃ! 誤字発見したので修正しました。失礼致しました。
9.04sec.