飛行機を見に行かれるんですね。
私も見に行こうかなあ。
空港の近くに祖父母の家があって。
お墓参りでもした後に。
ぼんやりした時間があることは大切なんだと思います。
自分を省みるゆとり。
...
騒ぐ火空に馴染み食む噴出口を北に

板張りの床反り返る双子を抜け

憂えば街は閉じられ日没後の表紙

工場の窓に万力つけ口吹く

ビン持つ手と逆の片目に格子戸ひらく

字も画数もや ...
何か変えられるかもしれないと、小さく祈る様な気持ち・・・
それは、きっと少女の賭けだったのだ

ほんの少しの、淡い、期待。

恋心にも似た それ は、消え入りそうなほど、ほのかな想い
いつまでも続くような 
ひとりの加速道路を 
たらたらと運転しては 
サイドミラーをびびって覗き 
High Wayに入れなかった 

もし勝負の分かれ目があるなら 
合流前の加速時に  ...
きしきしと刻む音をわずかでもいい、消す方法を探している。
まいにちは、ないふりをするので忙しい。あなたではなく、となりの人の目を見ていることで途方もなく疲れる。

針のある、それはいりません。と ...
青空に白雲の流れ
こうして天空は流動し呼吸をする

空とこの大地が接合する場所
なだらかな斜面に牧草が茂り

遠い過去から 吹き上がる風
そして長い髪が絡み合って
巨大な帆を作り上げ
...
壊れたメトロノームに吐息をかける
憂鬱に染まった二酸化炭素が
銀色の棒を白く濁した

流れない涙の代わりが
赤い音符を作り出し
鼓膜を壊す程の静寂が
鼓動を奏でる

詠えないけれど
...
とある町に喋る猫がいた
人間の言葉を流暢に喋ることが出来た
人間の言葉を理解することも出来たので
世渡りがとても上手だった

人間はみな猫に優しくしてくれた
ただ言葉を喋れるとい ...
食器を洗う熱湯
湯気、水流弾ける音を
換気扇が吸い上げていく

じゃばざ
じゃばばばビタばば
つるるろるうう

きゅんと蛇口を締めて
前掛けを擦り上げるように
手の水分を拭き取る
...
そうして私は
どこかへ移動し
どこかへ帰ろうとする

あの時と同じ場所に立つと
その時の景色ではない
今の私が静止してる

私がいるだけで
無情に吹くだけで風になれたなら
空を見 ...
世界が生まれて消えるまで
それをはかる時ならばいらない
、どこまでいっても自分
それを刻む鼓動の美しい機械に

     {ルビ内燃機関=エンジン}
    {ルビ回転速度計=タコメーター ...
駅前のコンクリタイルは硬い
靴があたる音こつこつ
自転車で風をなぎ倒したい
どれもこれもこんちきしょうだ

呆れてるんだろう

怒りを止めてもらえないこの悲しみを
知りもせずに

...
               080618


改革の時代の幕開けですと
勧められて購入した専門誌

第2章
第3章

マスタープランを読めと
空白のページが脅迫するから
第 ...
綿ぼこりが部屋の片隅で
クルクルと回っている
小さなつむじ風が
部屋の中で起こっている

ふたつ、みっつ、
意志を持って踊るように
寄り添ってクルクルと回る


部屋に吹き込む風が ...
大事な友を探している。
ネットという回線で。
家も携帯も知っている。
でも私の姿は友からは見えない。

見えない というのは 見たくない というのが正解。
人は自分に都合のいいようにしか物 ...
重たい言葉を呟きながら
折った鶴はくずれた格好でした
尾なのか頭なのかわからない
二本のツノは怒っていました

指がふるえて
上手に折れないのですから仕方ありません
せめて淋しくないよう ...
みんなでつくりあげることが
たいせつなんだよ
それは間違いない
のだろうけど
花壇の外れの
ハルジオン
の小さな花の前で
シジミ達が順番待ちしている
その風景もまた真実なんだろう
...
翔太は自分のことしか考えてないと思う
 そうかな
自分の見栄とか体裁しか考えてないよ
 そうかな
そうかなって…そうやって冷静な振りしても私には分かるんだから
 なにがさ
冷静な振りをして ...
少しだけのつもりが
とうとう
未来を飲み干してしまった



すると
なんの音も立てずに忍び寄った

世界が、
きみとぼくだけでできた世界が、
膜を縮めてとらえようと ...
{引用=
きみはおとなだな
ぼくのもたない目をもってる
すこし、うらやましくて、くやしい
なんだよ、おとな、なんて
いいことなんか、ないよ

サードアイは、泣かないんだって
決して涙を ...
初夏の雨にけむり
辻褄の合わぬ体温が
濡れたシャツから匂い立つ
傘を持たない二人が
軒下で身を寄せ合い
普段なら持ち合わせない
自意識を
濃くしてしまう
今日みたいな雨を
六月の盲目 ...
地球が突然爆発して
大地は粉々
生命は全滅
海と大地はミックスされて
大気はどこかへ行っちゃった

温暖化が原因だったら面白いのにね
勉強より大事なことはある

が、そう多くはないのも事実だ
黄海からの繊細かな風が

葉アカシアを揺らす

二週間まえの

白い花は散りくさり

葉アカシアが揺れている


きみと歩いた

アカシアの大連

きみのいない

葉 ...
アジアのどこかで

果実や肉の汁で汚れた

だだっ広い路地で

ひとびとは

収益とコストの差額のために

昼間のすべてと

夜の半分の時間を生活している


ビジネスを終えて

夜の街をうろついた
...
五つ星ホテルが煙っている

その回りを徘徊する

車が音をたてている

アカシアにふいた風よりも


夜になると

街は一枚めくられる

そういったエロは

すぐアンテナ ...
前回書いた詩には嘘が含まれていた
祈りがどうとかいうやつ
嘘っていうか違うだろというか

そのせいかどうかは知らないが
今日加藤さんにあったとき何も思わなかったし
しゃべることもないし
...
{引用=
ねむいねむいねむい!
は じ け と ぶ
すいま! スイミングして
まくらなげしてる あいつらにげきとつ!
あくびしてあくびしてあくびして
ああたいくつ!
あなたいくつ?
A ...
限なく陽は照らし焦がす
云うまでも無く情は無く
降り注ぐ無尽蔵の現実に嬢は涙して懸命に濡らす
萎びているその顔、おお
呆けて開いたままの口の邪
出すものを出した後のコーヒーか ...
舌先の恋の匂ひや夏の夢

病み猫の腫れたる乳の暑さかな

天翔ける十九の夢やみなみかぜ

紅薔薇は何億年の恨みかな



なつの恋はかなしき純白

夕立や街は恋なき人ばかり
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
私たちは古くなった子供の継続tonpek...自由詩3*08/6/18 15:00
砂着き場黒川排除 (...川柳408/6/18 13:40
それは、密やかなユキムラ自由詩008/6/18 12:57
「 隣の薔薇 」 服部 剛自由詩508/6/18 10:45
アナログ glist...自由詩208/6/18 10:37
飛行の夢アハウ自由詩508/6/18 10:10
lullaby進羅自由詩008/6/18 9:34
喋る猫1486 1...自由詩4*08/6/18 7:33
ありとあらゆるあらいもの木屋 亞万自由詩6*08/6/18 1:14
景色小川 葉自由詩108/6/18 1:12
Tourbillon Escapementたりぽん(大...自由詩7*08/6/18 1:10
鉄のシャボンnaru自由詩108/6/18 1:02
水中時計あおば自由詩6*08/6/18 0:50
つむじ風kauzak自由詩8*08/6/18 0:26
友を探してAmygda...自由詩0+08/6/18 0:09
「折り紙」ベンジャミン自由詩7*08/6/18 0:08
ハルジオンAB(なかほ...自由詩508/6/18 0:08
会話の記憶結城 森士自由詩008/6/17 23:58
世界のごはん______...自由詩2*08/6/17 23:49
きみのサードアイゆうと自由詩3*08/6/17 23:17
ジューン・ブラインドRT自由詩408/6/17 22:58
連帯責任灰色の夢の中散文(批評...108/6/17 22:39
studyudegeu...自由詩108/6/17 22:24
葉アカシアの大連吉岡ペペロ自由詩208/6/17 22:17
アジアのどこかで携帯写真+...108/6/17 22:15
大連の夜自由詩108/6/17 22:13
くそudegeu...自由詩108/6/17 22:00
I'm sleepy!ゆうと自由詩0*08/6/17 21:52
夏無垢鎖骨自由詩0*08/6/17 20:38
夏の夢三州生桑俳句208/6/17 19:53

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加筆訂正:
夏無垢/鎖骨[08/6/18 0:52]
縦書きに
5.76sec.