期待させるだけなら
ひとりぼっちでいたかった
あなたの言葉を信じてしまったから
こんなにも離れてしまって
寄り添って来る孤独と
...
大地の轟きと歪みに傾聴か体感か無関心かうやむやか。
蟾蜍?酒宴渦巻きの欺瞞?国益OR地球?
子たる者、親たる者の叫びに、
死者が瓦礫の下で無言に答えようとした。
歴史?人命?国際政治?単純な善 ...
自ら築いた家庭を守る
そんな当たり前の事ができなかったのだと
あのひとは言った
幸せそうな笑顔の傍らをすり抜けるとき
言い知れぬ悪寒を覚えるのだと
あのひとは呻いた
家族のために自 ...
ビル前の長い階段を下りていると
劇団員の声出しが目に映った
軍服のようなものを着た団長は
大きな声で団員を叱っていた
スキンヘッドの若い男の子は
特に何度も注意を受けていた
...
今月の「ぽえとりー劇場」も筋書きの無い物語が続き
唄歌いのゲスト・杉本拓郎君の後は「在りし日の詩人」
の面影が夜風に吹かれて訪れたようです。
先日僕が鎌倉文学館の「田村隆一展」に ...
不自由は
ひとつの自由の答えだろうか
迷いと混ざり
散りゆくひかりを
なつかしく嗅ぎ
瞳をほそめる
夏の滲みの
あふれるかたわら
両手にかぜを伝わらせ
海 ...
靴箱の上にある
木彫りのふくろうは毎晩
わたしの前で目を光らせる
夫は気づかなかった
それはわたしの幻想かもしれないし
夫の現実逃避かもしれない
靴箱の上の定位置に
じっと座って ...
イバラの城で眠る私を
硝子の靴の持ち主を探す
貴方は助けに来ないけど
きっとね、いつか
靴を剣に持ち替えて
私を助け出す、ただ
ただそれだけのために
来てくれるって信じて眠る
「 人が心の奥に押し殺した感情をまるで自分のことのように感じとってしまう能力 」
その秘密を 僕に話してくれたカミヤマくんは
自分の心の奥を誰にも説明できないまま
とても静かに、 ...
あじさいは雨に
色をもらう
少しずつ少しずつ
となりの子とは違うように
淡く。パープル
ぬれてるからって
傘は差しださないで
雨がすきなのわたしたち
雨でわたしたちは
きせつを彩 ...
飛行機を見に行かれるんですね。
私も見に行こうかなあ。
空港の近くに祖父母の家があって。
お墓参りでもした後に。
ぼんやりした時間があることは大切なんだと思います。
自分を省みるゆとり。
...
騒ぐ火空に馴染み食む噴出口を北に
板張りの床反り返る双子を抜け
憂えば街は閉じられ日没後の表紙
工場の窓に万力つけ口吹く
ビン持つ手と逆の片目に格子戸ひらく
字も画数もや ...
何か変えられるかもしれないと、小さく祈る様な気持ち・・・
それは、きっと少女の賭けだったのだ
ほんの少しの、淡い、期待。
恋心にも似た それ は、消え入りそうなほど、ほのかな想い
いつまでも続くような
ひとりの加速道路を
たらたらと運転しては
サイドミラーをびびって覗き
High Wayに入れなかった
もし勝負の分かれ目があるなら
合流前の加速時に ...
きしきしと刻む音をわずかでもいい、消す方法を探している。
まいにちは、ないふりをするので忙しい。あなたではなく、となりの人の目を見ていることで途方もなく疲れる。
針のある、それはいりません。と ...
青空に白雲の流れ
こうして天空は流動し呼吸をする
空とこの大地が接合する場所
なだらかな斜面に牧草が茂り
遠い過去から 吹き上がる風
そして長い髪が絡み合って
巨大な帆を作り上げ
...
壊れたメトロノームに吐息をかける
憂鬱に染まった二酸化炭素が
銀色の棒を白く濁した
流れない涙の代わりが
赤い音符を作り出し
鼓膜を壊す程の静寂が
鼓動を奏でる
詠えないけれど
...
とある町に喋る猫がいた
人間の言葉を流暢に喋ることが出来た
人間の言葉を理解することも出来たので
世渡りがとても上手だった
人間はみな猫に優しくしてくれた
ただ言葉を喋れるとい ...
食器を洗う熱湯
湯気、水流弾ける音を
換気扇が吸い上げていく
じゃばざ
じゃばばばビタばば
つるるろるうう
きゅんと蛇口を締めて
前掛けを擦り上げるように
手の水分を拭き取る
...
そうして私は
どこかへ移動し
どこかへ帰ろうとする
あの時と同じ場所に立つと
その時の景色ではない
今の私が静止してる
私がいるだけで
無情に吹くだけで風になれたなら
空を見 ...
世界が生まれて消えるまで
それをはかる時ならばいらない
、どこまでいっても自分
それを刻む鼓動の美しい機械に
{ルビ内燃機関=エンジン}
{ルビ回転速度計=タコメーター ...
駅前のコンクリタイルは硬い
靴があたる音こつこつ
自転車で風をなぎ倒したい
どれもこれもこんちきしょうだ
呆れてるんだろう
怒りを止めてもらえないこの悲しみを
知りもせずに
...
080618
改革の時代の幕開けですと
勧められて購入した専門誌
第2章
第3章
マスタープランを読めと
空白のページが脅迫するから
第 ...
綿ぼこりが部屋の片隅で
クルクルと回っている
小さなつむじ風が
部屋の中で起こっている
ふたつ、みっつ、
意志を持って踊るように
寄り添ってクルクルと回る
部屋に吹き込む風が ...
大事な友を探している。
ネットという回線で。
家も携帯も知っている。
でも私の姿は友からは見えない。
見えない というのは 見たくない というのが正解。
人は自分に都合のいいようにしか物 ...
重たい言葉を呟きながら
折った鶴はくずれた格好でした
尾なのか頭なのかわからない
二本のツノは怒っていました
指がふるえて
上手に折れないのですから仕方ありません
せめて淋しくないよう ...
みんなでつくりあげることが
たいせつなんだよ
それは間違いない
のだろうけど
花壇の外れの
ハルジオン
の小さな花の前で
シジミ達が順番待ちしている
その風景もまた真実なんだろう
...
翔太は自分のことしか考えてないと思う
そうかな
自分の見栄とか体裁しか考えてないよ
そうかな
そうかなって…そうやって冷静な振りしても私には分かるんだから
なにがさ
冷静な振りをして ...
少しだけのつもりが
とうとう
未来を飲み干してしまった
すると
なんの音も立てずに忍び寄った
世界が、
きみとぼくだけでできた世界が、
膜を縮めてとらえようと ...
{引用=
きみはおとなだな
ぼくのもたない目をもってる
すこし、うらやましくて、くやしい
なんだよ、おとな、なんて
いいことなんか、ないよ
サードアイは、泣かないんだって
決して涙を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
【LonelyHeaven】
檻野楴人
自由詩
5
08/6/18 20:37
いつか蛍が帰郷する 四川大地震への献詩
里欣
自由詩
2
08/6/18 20:33
守れなかったひと
恋月 ぴの
自由詩
22*
08/6/18 20:20
中野アンダーグラウンド
1486 1...
自由詩
2*
08/6/18 19:55
田村隆一「人が星になるまで」を読んで 〜在りし日の詩人からの ...
服部 剛
散文(批評...
3*
08/6/18 19:29
波音
千波 一也
自由詩
7*
08/6/18 18:15
ふくろうと錦鯉
小原あき
自由詩
4*
08/6/18 17:15
めるへん
はち
自由詩
1
08/6/18 17:09
エンパス 〜
末上シン
自由詩
7
08/6/18 16:54
あじさい
唐草フウ
自由詩
8*
08/6/18 16:10
私たちは古くなった子供の継続
tonpek...
自由詩
3*
08/6/18 15:00
砂着き場
黒川排除 (...
川柳
4
08/6/18 13:40
それは、密やかな
ユキムラ
自由詩
0
08/6/18 12:57
「 隣の薔薇 」
服部 剛
自由詩
5
08/6/18 10:45
アナログ
glist...
自由詩
2
08/6/18 10:37
飛行の夢
アハウ
自由詩
5
08/6/18 10:10
lullaby
進羅
自由詩
0
08/6/18 9:34
喋る猫
1486 1...
自由詩
4*
08/6/18 7:33
ありとあらゆるあらいもの
木屋 亞万
自由詩
6*
08/6/18 1:14
景色
小川 葉
自由詩
1
08/6/18 1:12
Tourbillon Escapement
たりぽん(大...
自由詩
7*
08/6/18 1:10
鉄のシャボン
naru
自由詩
1
08/6/18 1:02
水中時計
あおば
自由詩
6*
08/6/18 0:50
つむじ風
kauzak
自由詩
8*
08/6/18 0:26
友を探して
Amygda...
自由詩
0+
08/6/18 0:09
「折り紙」
ベンジャミン
自由詩
7*
08/6/18 0:08
ハルジオン
AB(なかほ...
自由詩
5
08/6/18 0:08
会話の記憶
結城 森士
自由詩
0
08/6/17 23:58
世界のごはん
______...
自由詩
2*
08/6/17 23:49
きみのサードアイ
ゆうと
自由詩
3*
08/6/17 23:17
4913
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4939
4940
4941
4942
4943
4944
4945
4946
4947
4948
4949
4950
4951
4952
4953
加筆訂正:
「 隣の薔薇 」
/
服部 剛
[08/6/18 17:49]
節々を推敲しました。
夏無垢
/
鎖骨
[08/6/18 0:52]
縦書きに
5.45sec.