愛してる

とは

言えない
この思いを詩にしたいのに
言葉が  
わからない
言葉が
伝わらない

今日もかけない

詩が  

かけない

また今日も  

襲ってくる

自己嫌悪
傷つけられた一言を
あとから何度も
思い出す

{ルビ酌=く}むべき意味が
あったのかもしれない、と
一人でそっと
思い出す

けれどもそれは
あらたに痛みを増やすだけ
やっ ...
ついに大団円を迎えました。

長かったようで短かった山あり谷ありの退屈な物語はやっと終わりを迎えました。

舞台の幕が下り観客席がにわかに明るくなりました。

ありがとう

ありがとう ...
水清く きらめく夏の 想い出を

   ビー玉にして 留めていたい。
夕暮れ、薔薇は香っていた
まだ残る夕光の中で
私は花びらをそっとむしりとる
指先がいとしくて
何かを待ちわびて


ふっと夏の透き通る波が
心に押し寄せて来て足先を濡らし
すべてを呑 ...
散り塗る おお 若い青年酔 っているかい。 ABC知ってるかい。 砕けろ もし
断続的に続く♯や♭の波
下す腹の拡散 ダンスするなら今 闇の中の渦 この呼吸器に 慰謝料を請求してみよう
ド ...
世界が

おから建築でないことを

のぞむ

未来を保証しないものを

にくむ


テロリストは知っている

世界が

テロでは壊れないことを


世界が

お ...
蝉鳴かねど

暑き日あり

失いし御霊いろ濃く

かなしみ育みし日あり


或るひかり満ちたり

失いし御霊

霊線の開拓

そは追憶となりけり


蝉鳴かねど
...
詩のようなモノを
柔らかく温かな眼差しで
読んでいただいている感謝の気持ちを
どうして伝えたら良いものか

ポイント返しはいやらしくて
こっそり私信を送ることも
恥ずかしいのだもの

...
ナイフが人を
殺すのか
ナイフで人を
殺すのか

本題はどっちだ
包丁は
ナイフとどう違うのか
包丁が起こした事件と
ナイフが起こした事件と
どちらが多いというのか


ダガ ...
 出来上がった炭酸が混入している溶液に水酸化ナトリウムを加えると、塩化ナトリウムが析出し、炭酸溶液ができる。塩化ナトリウムを採りだし、炭酸3に酢酸1の割合にし少量(1パーセント)の硝酸を加え、4・5日 ... {引用=
きみのうたううたがすきだった
なまえもしらないうた、
ぼくのむねをかきたてる
きみのうたはそう、
だれのものでもないやつだった
いつもなんのまえぶれもなく、
はじまるのだった
...
梅雨の合い間 合い間に
カンと響くような乾いた空気の日に

移り気のように 淡く 
心模様が小さな声を立てている
軟らかな手毬の感触
煌びやかな蝶が羽を休め 行き交い
正しく極楽浄土のお ...
開けた覚えもなく外に出ている
知っている
扉の向こうに何があるか
誰が微笑んでいるか

辿り着けるかどうかをわかってもいないのに

10時と16時にお茶を飲み
回転しすぎて聴けなくなっ ...
光と闇が交ざり合う瞬間
セピア色の記憶がフラッシュバックして
時間が止まったような気がしたけど
変わらずに月は夜を連れてきた

アイツがいなくなっただけなのに
この町がいつもと変 ...
ジャングルジムを覗くマンションが
瞼の裏に座標を描く
月から見えない場所で
星もない悴んだ空間を占拠する
空っぽのブランコを一瞥し
ポケットの中 手を突っ込み
旋回して竜巻を生み
つま先 ...
テッペンカケタカ
ホトトギスはそういって鳴くのだと
彼が教えてくれました
テッペンカケタカ
鋭く空を切りさいて飛び去る
そのとき空のどこかが欠けるのでしょう
あれから彼女の
空のてっぺん ...
はるかな宇宙を彷徨い
ここへたどり着いた

今ここに居ること

でも本当は
どこにいようとかまわない

ここがどこでも
かまわない

僕は僕だから

そしてあなたも
宇宙か ...
リスカする少女は
美しい海鼠を生むだろうか

海は流産ばかりしていて
今夜も凪いでいる
荒れる波の記憶はもはや遠い彼方
リスカする少女の腕は今夜も乾く

悲しい歌を名づけるもの悲しい行 ...
潜ったことは
ないけれど
ここにはやっぱり
夢がある
宝が一杯詰まってる


カワハギ
白鱚

穴子

マゴチ
メゴチ

黒鯛
メバル
カサゴ
墨烏賊
イ ...
愛なんて知らなかった
思い描いては囚われていた

親を愛していると
彼を愛していると
彼女を愛しているのにと
言い聞かせていた

それなりの愛


桜の季節に
かれは訪れて
...

肉に起因する欲
肉に起因する欲から来る畏れ
欲から来る畏れに続く恐れが招く妄想
妄想から蔓延る黴に体を覆われて
きれいな新緑に生まれ変わった僕を
愛したひと哀切に斬れる
...
こちらは支度ができました
夏をむかえる

そちらはどうですか


どうですか


どうですか


どうですかは
反響し合って

どうなんですかと返す頃には

星彩に似 ...
{画像=080619012728.jpg}
私のテレビは
真空管から宇宙へと通じている。
だから赤と青と黄色の虹が
画面から青空へ架かっている。

そこでは
虚像こそが実体を有し、
存 ...
一面の草むらから、湧きあがる青い空。
向き合うわたしの窓は、青い空をもたない。
手にした一枚の写真を見て、
水を得た魚のように泳いだ海は、
黄ばんだ家族の笑 ...
  私がこの世に産声をあげたのは、一体何故
 であろうか?・・・十代の頃からその問は、
 胸中に芽生えた。あの頃、私の心の土壌に顔
 を出した芽は、現在三十歳を過ぎた私の心の
 土壌深くに根を ...
120階の屋上から150階の空室の窓に荒縄を結んで気が狂った男が綱渡りをしている
彼の目は落ち窪みもはや世界を見るための確かな光はそこには無い
生まれてから40年近く繰り返してきた言葉 ...
誰かがボタンを押したよ

大きなキノコが地面から生えてきて
あっという間に誰も居なくなった

お前一人のせいだ!!!
君はおれだ

君の中に生き続けるよ

別れじゃない

ずっと

一緒だから

風の音がする

夜明けが近い


〜「誰がために鐘は鳴る」から
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
言葉にできない言葉流浪人自由詩3*08/6/19 16:09
自己嫌悪自由詩1*08/6/19 16:08
リピート機能千波 一也自由詩6*08/6/19 14:41
大団円六九郎自由詩008/6/19 14:28
川風に吹かれてLucy.M...短歌308/6/19 14:20
夏至石瀬琳々自由詩23*08/6/19 13:56
魚は脳内で泳ぎ、肉体は泳げないのでdance! と叫んでみる ...狩心自由詩5*08/6/19 12:13
レッド吉岡ペペロ自由詩208/6/19 11:35
或るひかり自由詩308/6/19 11:31
〜公開私信〜 寡黙で凄腕の殺し屋さん宛板谷みきょう自由詩2*08/6/19 11:29
差別北村 守通散文(批評...208/6/19 11:27
空中炭素固定法(その2)生田 稔散文(批評...2*08/6/19 11:02
狂想曲ゆうと自由詩2*08/6/19 10:28
紫陽花アハウ自由詩108/6/19 10:22
よしおかさく...自由詩4*08/6/19 10:06
サヨナラ1486 1...自由詩4*08/6/19 7:53
光源佐々木妖精自由詩8*08/6/19 6:58
ホトトギスyo-yo自由詩7*08/6/19 6:31
永い旅ヒロシ自由詩208/6/19 4:56
海鼠の味佐々宝砂自由詩7*08/6/19 2:28
東京湾追慕北村 守通自由詩308/6/19 2:22
愛にましろ自由詩3*08/6/19 2:01
徒然 十鎖骨自由詩1*08/6/19 2:00
夏支度藤原有絵自由詩4*08/6/19 1:51
雲南の踊り子beebee自由詩7*08/6/19 1:26
青いひかり       前田ふむふむ自由詩28*08/6/19 1:16
砂丘の花 服部 剛自由詩508/6/18 23:59
120階の屋上から150階の空室の窓に荒縄を結んで気が狂った ...ホロウ・シカ...自由詩1*08/6/18 23:34
ボタン灰色の夢の中散文(批評...108/6/18 23:26
一緒だから草野大悟自由詩308/6/18 23:19

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