080506
屋根裏部屋に潜む青大将
舌をぺろりとだしたりまま
垂木を登って外に出る
尾根伝いの道を這い
生け垣を越え
横町の角を曲がり
ひっく ...
もう逢えないはほんとだった 明け方の利久椿の九相
なっちがね一人で散歩庭の外
ミルク色して見上げる目に泪かな。
マーちゃんのお墓にいきたい五月病。
ばぁちゃんは今頃どうしているのかな。
墓石が少し揺らいで墓参り
色鉛筆 ...
夜中に目が覚めて階下に行った
妻が台所でひとり
豆乳を飲んでいるのが見えた
湿った蛍光灯の下、色白の肌が
必要以上に青白く
そして細く感じられた
声をかけずに再び寝室に戻った ...
ことばは、とても正直だから。 ほんとうのことを伝えてしまう。おかまいなしに。
たとえば、メール。絵文字があったりなかったり、そんなことは問題じゃない。何かが違う。それがどこなのか、うまく言えない ...
拍子をとろう
拍手をしよう
夢ははじまる
ギター鳴らし
浜辺で好きと叫び
告白する
友達じゃやだ
恋人じゃないと
から揚げとコーンポタージュを
御馳走してくれた。
一緒にビ ...
前歯でがりがり
おなかを削るように鳩サブレを食していたら
怒られた
ほんとうは
笑ってほしかった
海岸線のガードレールでもなく
尾根を越えていく高圧線でもない
届こうとするものは
いつも不完全で ただ
どこか、まで続いていく
アルシオネの円周でも
火星が結ぶ軌道でもない
繰り返す ...
ひからびた雨垂れの中には
か が
り ゆ
を き
...
太くなる
風が太くなる
孕んでいる
闇を孕んでいる
風が闇を孕んで太くなる
湿り気を帯びている
自然は昔から獣だった
太くなる
風が太くなる
...
そこらへんうまくやんなきゃいけないと慌てて折った黒のクレヨン
吹く風にふかれてるだけママチャリが原付バイクに進化しただけ
あおりんごりらっぱいなっぷるびいよかん → コ ...
見えない風に震えていた
あの時
柔らかな時間に浸蝕された白い花弁のささくれ
鬱金香
が 首をかしげ始める
思い出すたびに
遠くなる指先の感触
言葉の誘惑に負けて
どんなに美しい言葉をか ...
モデルガンだと思って撃ったら、実は本物の銃だったって気分だ。
まさか、こんなに批判やら意見やらが交わされるとは思っていなかった、
あたしの書いたもので、とても不快になったり、怒ったりするのはいい ...
やさしいんだね
と、言われれば
悲しそうに首を
横に振る
君には
四月なら
さくらの花びらが
五月なら
ハナミズキの花びらが
道いっぱいに散らばって
通れない
...
あいしあっあっちゃだめですか
わたしたち いま あいしあってるんです
だめですか
あなたには いますか たいせつなひと
すきだっておもえるひと
いますか
わたしには います
しゅうまつ ...
孤独はある種の病である
別にうつりはしない
うつりはしないが
放置すれば進む
悪くすると死に至る
どんな病でも同じであるが
早めの処置が
肝要 ...
暇なので
バスを見ていた
空は青い絵の具の垂れるよう
たんぽぽ柄の車体が走る
砂利道に揺れて
犬と追いかけっこして
まるい太陽の下、
熱っぽくなったら停車する
そこは、つむじ風の過 ...
いつか行こうね
約束を果たされぬまま
いつしかあなたは
私のもとを去って
私はいつか
約束は果されると
信じきっていて
秒針の動かない時計が
...
英会話学校のパーティで知り合ったバーナードは
JICAの研修生として来日していた獣医のエリートで
扉という扉を開けてくれ
食事のときは女性の椅子を引く
印象的な紳士だった
街のカフ ...
“escape”
当たり前になった日々
わずかばかりの傷と
大げさな被害妄想を
繰り返し繰り返し並べて
“pride”という線を
綺麗に描こうと必死だった
“It's giv ...
この味を知るのに20年以上かかりました。
「嫌よだってあなたって、何か臭うし、好みじゃない」
人は固定概念に左右される物です。
芳しい香り、まったりとしたコク、甘み
「あなたっ ...
青い鳥は疾走する
ひとたび潜水しても その翼は 微塵も濡れず
ふたたび空に現れたとき その飛沫に 虹ができる
その飛翔は光のように速い
わたしはいつも
わたしの心の一番たかいと ...
川沿いの道を
からんころんと下駄鳴らし
着物姿で{ルビ闊歩=かっぽ}する
5才の姪のかほちゃん
ほどけた帯紐に
つまづかないよう
後ろから追いかけて
地面に垂れた紐を持 ...
あなたがベランダで飛ばすホタルがどうしようもなく愛おしい
わがままを言うのならばもう一度、あのホタルに逢いたいと思った
夏だけではなく、年中目の前で飛ぶホタルがいた
真っ赤な奴がいた
...
*
英単語帳の表紙を飾る茶色い犬の目が
わたしを見ているようで
たまらない気持ちになって
そっと本を裏返す
だからと言って
何から逃げられたというわけでもなく
明日の朝わたしはい ...
そうやって欺こうとしている。
知らない顔で口ぶりだって素っ気なくて
そういう態度、見え見えだから。
上手いって思ってるの、あなただけ。
お上手って手を叩いては褒められないよ。
...
1秒1秒・・・――
そんなの一瞬で過ぎるからって
見てみぬ振りするの?
1秒だって、大切な時間
戻ってはこない時間
...
ふわふわ
まんまる
真っ白な
チーズケーキ
フォークがゆっくり
沈んで
私の秘密を
ブルーベリーは
きっと知っている
ゼリーが光を
反射して
チーズケーキ
...
言葉はそれ以外の何かだ、と昔、朝日新聞が言っていた。
コンビニエンスを麦芽たっぷりのパンズで挟んだバーガー
が、転がることも出来ず置いてあるここは路上。路上。
平日の昼下がりにはゴミと人妻しかい ...
駆け抜けよう
五月の新緑の中を
駆け抜けよう
あなたの中にダイブ
一瞬の
萌え立ち
揺らめく
五月の緑よ
あなたの中へダイブ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
尾根道
あおば
自由詩
1*
08/5/6 9:44
花のゆくえ
フクスケ
短歌
0
08/5/6 9:26
なちっち。
すぬかんなが...
川柳
1
08/5/6 8:38
豆乳
たもつ
自由詩
3
08/5/6 8:35
完全な虹は球体
uminek...
自由詩
10*
08/5/6 7:44
浜辺
ペポパンプ
自由詩
7*
08/5/6 5:40
生平
FUBAR
自由詩
8*
08/5/6 5:26
ツォルキン・ステップ
たりぽん(大...
自由詩
20+*
08/5/6 0:49
檻
井岡護
自由詩
0*
08/5/6 0:40
五月の夜
吉岡ペペロ
自由詩
6
08/5/6 0:22
成長
春日
短歌
2*
08/5/6 0:04
鬱金香(ウッコンコウ)
フクスケ
自由詩
1
08/5/5 23:46
モデルガン
つぐこ
散文(批評...
2*
08/5/5 23:45
むずかしい散歩道
RT
自由詩
7
08/5/5 23:43
密会
ki
自由詩
1
08/5/5 23:37
抗孤独処方
六九郎
自由詩
3*
08/5/5 23:11
たんぽぽのバス
jin
自由詩
4
08/5/5 23:02
いつか
巧
自由詩
1
08/5/5 22:56
クレヨン
石畑由紀子
自由詩
9*
08/5/5 22:52
チャレンジ
見崎 光
自由詩
1
08/5/5 22:49
ミルクティー
酸素の枷
自由詩
1
08/5/5 21:42
呼吸する椅子
るるりら
自由詩
11*
08/5/5 21:12
犬のさんぽ
服部 剛
自由詩
4
08/5/5 21:08
ホタル
chick
散文(批評...
0*
08/5/5 20:53
そうして大人になる
春日
自由詩
2*
08/5/5 19:50
「泪の先」
菊尾
自由詩
0
08/5/5 19:01
【1秒】
sayuri
自由詩
1
08/5/5 18:30
チーズケーキ
風音
携帯写真+...
6
08/5/5 18:06
超人パワー5000万・乳白色の憂い
キリギリ
自由詩
2
08/5/5 18:05
五月蜃気楼
由志キョウス...
自由詩
1
08/5/5 17:50
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4949
4950
4951
4952
4953
4954
4955
4956
加筆訂正:
祝福
/
たもつ
[08/5/6 7:02]
ma
7.49sec.