黒い静寂が包む池

 月に照らされ微かに光る花







あ 蛙見つけた。
 どこへ行くのかな



 恵みの浮葉 あめんぼが乗る台(うてな)。蛙も‥
...
切れた
千歳飴。

と、思いきや

「何やぁ、細いなるとやないか(*´Д`)=з」

‥クスクス (^艸^)


なると煮麺、できあがり〜♪
ちらちら
ぴらぴら

粘膜が光る
貝の七色に負けないくらい♪

つまんでみた


‥かわいい。
 葉からはずした後の
 ‘ふにょふにょ’が
 こそばゆい!


好 ...
世界で最も美しいのは4度なのだそうだ
黄金比について熱心に研究しているという友人が
居酒屋で生ビールを飲みながら言っていた
モナリザの微笑みを温度で表せという問いに
4度と答えた人が統計の半数 ...
       余 熱


       そこは
       しろい花が咲いていて
       緑も若やいで うつくしい
       空気は
       いつまでも清澄であり
  ...
自らの寂しいベールを身に纏う 
今迄の自分を打ち破ろうと 
夏の夜の浜辺を走る 

( 遠くに若者達の花火は上がり・・・ 

ずぼりずぼり 
足首{ルビ嵌=はま}る砂浜の 
空回りをも ...
 
そのむこうには
休日がある
わたしたちのための

いったい何を休めばいいのだ
と男が言い
いったい何から開放されるの
と女が言う

お墓の土から生まれた蝉の幼虫が
羽化するの ...
大好きだ その一言で 照れまくり


だけどねえ それってホント!? 心から?


スカイプで 繋がる二人  距離はない


だけどねえ あなたのことが 分からない


ちょっ ...
神様お願い
ほつり祈ってから気づく
そんな神など信じていない



それは友人の名前を
交差点の真ん中で呼び間違えた時の
呆とした冷や汗
あるいは
言い訳の積み重ねで崩れてゆく
...
 
 
 
部屋のしくみ


部屋の壁に
エレベーターがある

時々音をたてて
上がったり下がったりしてる

今日は僕の階で
ドアが開いた

まだ誰も乗ってなかった

...
今度またこういうことがあったら
言ったほうがいいのかな?
言わないほうがいいのかな?
と訊いたとき

君はとても嫌な表情を浮かべて
だけど即座にはっきりと
全部言って 必ず全部言って
...
似た人と視線の合いし祭かな
口の中イカいっぱいの祭かな
腰掛ける石垣の熱祭かな
噂では今年で終わる祭かな
似た人と二度すれ違う祭かな
襟元にフリルの浴衣祭かな
似た人の茶髪せつなき祭かな
...
いろいろ書こうと思うのだけれど
どうにもうまく繋がらなくて
言葉は千切れた

そこにはもしかしたら
小さな小さな
だんまりの世界なぞがあって
そこではもしかしたら
だーれもしゃべらない ...
あの人は罪を犯した
平和で満ち溢れていた町で
私はなんの前ぶれもなく
大切なものを失ってしまった

拘置所で犯人の顔を見た
まったく見覚えのない人だった
町の人たちも誰一人
あの人を覚 ...
うすい皮膚の上を滑っている
絹でもない、びろうどでもない
貝殻のような爪を口に含み
撓るでもない翻るでもない

針金の孔雀睫を擦りながら
まだ開かない、まだ開かない、
桃のような頬を膨ら ...
でたらいいんです

でたもんがちです

なかにいたまんまだと
やりこまれたまんまです

えいきゅうに

どもまでもどこまでも

まんぞくなんて
できません

まんぞくさせな ...
瞼を閉じないで流した涙に
自由の空を仰ぐ想いを
声にして届けよう

それこそ自由
何処へでも行ける心が
あるのだから
 
空の蒼を瞳に宿した狐は
俯くことを止め
泪を溜めて夜空を仰 ...
目の前の老人霞む夕立かな 遥か昔「人は弱い時にこそ、強い」と語った 
旅人の屈すること無い「精神の柱」について。 

ある時彼は頭の良い哲学者に嘲笑され 
ある時彼は民衆に石の霰を投げつけられ 

( 人々が立ち去 ...
陽炎、それは
記憶のゆがみ
デジャブのような交差点で
わたしが出逢った八月は
語る青い風になり
あなたを連れてきた

視界の輪郭線が溶け、崩れ落ちて
なみだのフィルター越しに
見 ...
                080731


とりが鳴くからかーえろ
とりが鳴く
カエルが鳴く
蛙飛び込む水の音
ヒキガエルのことだよと
昨日見たのを思いだし
カラスの勘三 ...
細い金属質の陽射しが
容赦なく肩に、腕に、
きりきりと刺さって
サンダルの真下に濃い影が宿る

忘れかけた思い出は
向日葵の未成熟な種子に包まれ
あの夏
深く青かった空は
年 ...
信じるものが分かる
信じていい人がいる。
マニュアルなんてない
罪に生き罪に生かされる

嘘は決してついてはダメ
私を苦しませないで
私の愛は絶対だから
私の役割を果す。

助け合 ...
アナタハ ダレデスカ

身寄りも帰る場所もなく来る日も河川敷を掘じくる佐久間少年ですか
地球の汚染大気に蝕まれ余命いくばくもないメイツ星人ですか
ふたりきり
河川敷の工場跡で
下水道に住む ...
稲妻が光って轟きが来る
光った時もうその下では絶命してるんだ
じゃあ向こうから聞こえてくるのはいったい何なんだ
死んだ後に聞こえてくる音はどこから


電気の光が織り成す出来あいの世界で
...
 愛していますかと言われた

 愛していると答えた

 そうして育った君を裂いて
 貪り尽くす
 玉蜀黍
 君の身が丸まるだから
 死にたくないから
 君を殺します
 愛しているか ...
シエスタにカヴェルネ
黄色い太陽がフランスの麦に注がれて
グラスの様な膜が破れ赤いワインが流れ出す
水溜りがバリンと弾けてガラス窓が割れて
沈黙するひび割れの壁や、砂利で溢れた道

あーあ ...
眉毛の生えていない女が
生麦をかじりながら移動する
常磐線快速上野行の車内は
ほどよく冷房が効いている
巨大な荷物を抱えた児童らが
南千住駅のホームに茫然と立ち
来るはずのない列車を待った ...
夢を見ていました

それは鉄道の歌

乗客のざわめき

僕はひとりで

渦巻く雑音の中心で

サンドイッチを食べたのです


夢から覚めると

家のベット

約束の時 ...
部屋でクーラーをつけてゴロゴロしてると、
室外機のファンが今にも爆発しそうな音をたてて生ぬるい空気を吸い、
ダクトを通って室内に冷気を運んでくる。
俺は閉ざされた窓を20cm程開ける。
すると ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
蓮と池長谷川智子自由詩1+*08/8/1 4:02
スパッ!と自由詩1*08/8/1 4:01
七色のかたつむり自由詩1*08/8/1 4:00
ビヨンド木屋 亞万自由詩5*08/8/1 3:45
余熱るか自由詩24*08/8/1 2:31
夏の夜の浜辺を走る 服部 剛自由詩508/8/1 2:12
ビヨンド小川 葉自由詩5*08/8/1 1:53
微妙な二人そらの とこ川柳6*08/8/1 1:03
神様お願い紫音自由詩1*08/8/1 0:41
孤独のしくみ小川 葉自由詩308/8/1 0:39
やましさsekka自由詩208/8/1 0:24
A-29俳句1*08/8/1 0:23
夏の回転式。プル式自由詩11*08/8/1 0:11
裁き1486 1...自由詩3*08/8/1 0:08
umbilical cordaidani...自由詩608/7/31 23:44
ああ、またやってんなぁよーかん自由詩4+*08/7/31 23:37
狐の蒼い瞳に板谷みきょう自由詩1*08/7/31 23:29
老人A-29俳句1*08/7/31 23:26
死紺亭兄さんへの声援(エール) 服部 剛自由詩8*08/7/31 23:21
陽炎のむこう高槻 空自由詩408/7/31 23:20
ビヨンドあおば自由詩3*08/7/31 22:54
遥かな夏のスケッチ銀猫自由詩22*08/7/31 21:58
ポニョの考察ペポパンプ自由詩4*08/7/31 21:57
ムルチ(怪獣詩集:帰ってきたウルトラマン)角田寿星自由詩1508/7/31 21:19
創書日和【音】 ラウド、ラウド、ラウド大村 浩一自由詩12*08/7/31 21:05
台所doon自由詩008/7/31 18:54
シエスタ結城 森士自由詩008/7/31 18:49
日暮里とニプレスの違いが今ひとつよくわからないセガール、ご...自由詩208/7/31 15:47
約束三上山一己自由詩408/7/31 15:34
IN DA BLUEエヌジーマ自由詩108/7/31 15:10

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加筆訂正:
死紺亭兄さんへの声援(エール) /服部 剛[08/8/1 1:15]
終連等、一部書き直しました。 
夜のこども/笹子ゆら[08/7/31 16:10]
少し推敲しました
6.96sec.