瞼を閉じないで流した涙に
自由の空を仰ぐ想いを
声にして届けよう
それこそ自由
何処へでも行ける心が
あるのだから
空の蒼を瞳に宿した狐は
俯くことを止め
泪を溜めて夜空を仰 ...
目の前の老人霞む夕立かな
遥か昔「人は弱い時にこそ、強い」と語った
旅人の屈すること無い「精神の柱」について。
ある時彼は頭の良い哲学者に嘲笑され
ある時彼は民衆に石の霰を投げつけられ
( 人々が立ち去 ...
陽炎、それは
記憶のゆがみ
デジャブのような交差点で
わたしが出逢った八月は
語る青い風になり
あなたを連れてきた
視界の輪郭線が溶け、崩れ落ちて
なみだのフィルター越しに
見 ...
080731
とりが鳴くからかーえろ
とりが鳴く
カエルが鳴く
蛙飛び込む水の音
ヒキガエルのことだよと
昨日見たのを思いだし
カラスの勘三 ...
細い金属質の陽射しが
容赦なく肩に、腕に、
きりきりと刺さって
サンダルの真下に濃い影が宿る
忘れかけた思い出は
向日葵の未成熟な種子に包まれ
あの夏
深く青かった空は
年 ...
信じるものが分かる
信じていい人がいる。
マニュアルなんてない
罪に生き罪に生かされる
嘘は決してついてはダメ
私を苦しませないで
私の愛は絶対だから
私の役割を果す。
助け合 ...
アナタハ ダレデスカ
身寄りも帰る場所もなく来る日も河川敷を掘じくる佐久間少年ですか
地球の汚染大気に蝕まれ余命いくばくもないメイツ星人ですか
ふたりきり
河川敷の工場跡で
下水道に住む ...
稲妻が光って轟きが来る
光った時もうその下では絶命してるんだ
じゃあ向こうから聞こえてくるのはいったい何なんだ
死んだ後に聞こえてくる音はどこから
電気の光が織り成す出来あいの世界で
...
愛していますかと言われた
愛していると答えた
そうして育った君を裂いて
貪り尽くす
玉蜀黍
君の身が丸まるだから
死にたくないから
君を殺します
愛しているか ...
シエスタにカヴェルネ
黄色い太陽がフランスの麦に注がれて
グラスの様な膜が破れ赤いワインが流れ出す
水溜りがバリンと弾けてガラス窓が割れて
沈黙するひび割れの壁や、砂利で溢れた道
あーあ ...
眉毛の生えていない女が
生麦をかじりながら移動する
常磐線快速上野行の車内は
ほどよく冷房が効いている
巨大な荷物を抱えた児童らが
南千住駅のホームに茫然と立ち
来るはずのない列車を待った ...
夢を見ていました
それは鉄道の歌
乗客のざわめき
僕はひとりで
渦巻く雑音の中心で
サンドイッチを食べたのです
夢から覚めると
家のベット
約束の時 ...
部屋でクーラーをつけてゴロゴロしてると、
室外機のファンが今にも爆発しそうな音をたてて生ぬるい空気を吸い、
ダクトを通って室内に冷気を運んでくる。
俺は閉ざされた窓を20cm程開ける。
すると ...
あした、
涙がかわいたら
海を迎えに行きましょう
果てのみえない
かなしみの
ひと粒として
あらわれましょう
雨が降っても良いのです
風が吹いても良いのです
...
あの時、私が雷を落とさなかったら、
貴方は死ぬ事が無かったのですか?
私には、解りませぬ。
運命も偶然も。
全ては貴方の望むままに。
『雷姫』
あの方は、雷 ...
初デートマックシェイクのフレーバーで占う二人の恋の行方を
マクドやろマックはパソコン譲らないきみは異星の人かと思う
欲しいのはむしろ怒りや涙とか眩しいなそのマックスマイル
...
煮穴子や舌へ融けゆく江戸の海
初出「LBS」二〇〇八年六月
花火を見るのが好きな君
今年はどこで見ているの?
打ち上げ花火にまたがって
遠いお空で爆発すれば
僕は一瞬輝いて
君は僕を見てくれるかな
夏のにおいが好きな君
今年は ...
時を止め「ジ」を繰り返すセミが居て瞬時に時を駆けてく燕
路地の間を踊る燕の曲目は、セミの歌った真夏のワルツ
目の前を燕が無言で横切った。今日は雨でも降るのでしょうか?
ぼくはぼくに
さよならするみたいに
夕日を見て(家出しない)た
ぼくは夏休み
だったから夕日の道に
海を見て(嫌だったから)た
ピンクに香った
白いシャツ ...
ネクタイを締めることを望まれ
そんな暮らしなど思いもつかぬほど
離れたところにいた僕は
好奇心はあったが背筋が伸びる感覚より
繋がれた犬のように感じてしまう
自分自身の視線が ...
・
めざめたら
体中が赤の水玉だらけになっていた
なんだか痒くて仕方がない
そのうえ頭皮にまで広がってるらしく
頭をかきむしらないといられない
体中かきむしっていたら
いつしかわたし ...
080731
なんか単純なのだと
咲いたばかりの花が
赤色の理由を述べる
単純な色なのだと
信じる者は救われるが
足を掬われて
転ぶことも ...
毎日のように
ピアノに触れる
からだに習慣がなじんでくる
五線譜の通りに弾いていた子どもの頃
打楽器のように思うままに即興で弾いていたここ数年
コードのハーモニーに慣れ始めた近頃
...
耳を立てて
とおくの雷鳴を聞いている
虹の匂いを嗅いでいる
夏はどこからか
ぼく等の原始人が現われる
川は流れつづけているので
終日ぼく等は瀬にさからって泳いだ
唇まで冷えきったら岸 ...
コカインとか大麻とか覚醒剤とかが
古くて腐っている
かつては良質だったもの
俺は友人たちと友人のように接することでコミュニケイトした
セックスをいつかしようとしていた友達がすきだった
...
背揃えて鳴く蝉鬨の声
早朝ごそごそと起き出すと、窓の外が黄ばんだ灰色がかっている。まるで精液のようだ。冬の夜明け前は濃密な青が染み渡っているが、夏の朝は淀んだ精液の色だ。ねっとりと体を包み ...
村のしくみ
西の空に
捨てられた村がある
誰もがそこで
暮らすことができた
今日は村長さんの
誕生日だった
まだ生まれてなかった
+
...
ゆっくりと日が沈む
みたいに
さよならを言う
もういない君とか私みたいな
消えていった
あなた
過去というものですか
陳腐だ
陳腐だ
陳腐だ
言わなくてもいいことを言い続け ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
狐の蒼い瞳に
板谷みきょう
自由詩
1*
08/7/31 23:29
老人
A-29
俳句
1*
08/7/31 23:26
死紺亭兄さんへの声援(エール)
服部 剛
自由詩
8*
08/7/31 23:21
陽炎のむこう
高槻 空
自由詩
4
08/7/31 23:20
ビヨンド
あおば
自由詩
3*
08/7/31 22:54
遥かな夏のスケッチ
銀猫
自由詩
22*
08/7/31 21:58
ポニョの考察
ペポパンプ
自由詩
4*
08/7/31 21:57
ムルチ(怪獣詩集:帰ってきたウルトラマン)
角田寿星
自由詩
15
08/7/31 21:19
創書日和【音】 ラウド、ラウド、ラウド
大村 浩一
自由詩
12*
08/7/31 21:05
台所
doon
自由詩
0
08/7/31 18:54
シエスタ
結城 森士
自由詩
0
08/7/31 18:49
日暮里とニプレスの違いが今ひとつよくわからない
セガール、ご...
自由詩
2
08/7/31 15:47
約束
三上山一己
自由詩
4
08/7/31 15:34
IN DA BLUE
エヌジーマ
自由詩
1
08/7/31 15:10
海を越える日
千波 一也
自由詩
11*
08/7/31 13:17
雷姫
セルフレーム
自由詩
2*
08/7/31 13:13
McDonald's 〜i'm loven' it!〜
hachic...
短歌
0
08/7/31 13:13
アナゴ
Keisen
俳句
0
08/7/31 11:53
【打ち上げ花火にまたがって】
つむじまがり
自由詩
2*
08/7/31 11:14
燕
ユメサキハル
短歌
0*
08/7/31 10:59
さよなら
吉岡ペペロ
自由詩
1
08/7/31 9:38
愛されていた
北斗七星
自由詩
2*
08/7/31 9:34
著しい退化
吉田ぐんじょ...
自由詩
10+
08/7/31 8:23
簡単な男
あおば
自由詩
7*
08/7/31 8:04
わたしはピアノ
yangja...
自由詩
1
08/7/31 7:28
原始人の夏
yo-yo
自由詩
9*
08/7/31 6:02
タックス
モリマサ公
自由詩
11
08/7/31 5:12
俳句る
影山影司
自由詩
0
08/7/31 3:29
世界のしくみ
小川 葉
自由詩
6*
08/7/31 3:10
もういない君とか私みたいな
さだあいか ...
自由詩
3*
08/7/31 3:08
4850
4851
4852
4853
4854
4855
4856
4857
4858
4859
4860
4861
4862
4863
4864
4865
4866
4867
4868
4869
4870
4871
4872
4873
4874
4875
4876
4877
4878
4879
4880
4881
4882
4883
4884
4885
4886
4887
4888
4889
4890
加筆訂正:
夜のこども
/
笹子ゆら
[08/7/31 16:10]
少し推敲しました
白い馬
/
服部 剛
[08/7/31 12:33]
3連目に誤字があり訂正しました。
七月
/
あおば
[08/7/31 7:47]
6行 川崎市 → 横浜市
6.18sec.