雨の終わりの無数のうちの
ひとつは残り 無数は去る
雨の終わりはつづいてゆく


午後が午後へ差し出す傷
土にこぼれ
土は黙る


封じ忘れた光から
誰も通らぬ道がの ...
スプーンみたいに丸い
タンクローリーの背中に夕日が映っている。
運転手は気づいているだろうか。
路上でヒッチハイクしている神の存在にも。
(中指を突き立てている奴がそいつだ)

捏造した交 ...
今日のぼくはからっぽだ
なんにもない

誰かがぼくのなかで叫んだら
こだましてしまうくらい
からっぽだ


だから

何かで埋めたいんだ


満たしたいんだ

言葉がほしいよ
音楽がほしいよ
快楽もほ ...
にじいろの炎をともし黒髪は少年少女の真夏をあそぶ




少年の肩から旅立つ星たちは少女の空と海とに抱かれる




潮騒とよく似た硝子が割れてゆく、眠りの底を旅立 ...
雲ひとつない

真っ青な 空

広大だ、


仰いで
シャッターを切る。


現像すると


蒼い、 蒼い、

折り紙になった。
 人は私のことを哀しみと呼ぶ

 人は私のことを寂しいと言う


 なぜ?

 なぜなの?


 私は常に一艘の小舟

 緩やかな波に揺られながら

 月を友に夢など語 ...
雷の音にあわせてはしゃぐ声。学校のそば、無人駅にて。

どんどんと人が集まる軒下で君との距離にバクバク心臓
果てしない快晴の空
意識をずっと高く高く昇らせて

その先にある宇宙の広がりを
想ってごらん

無限のように広がる宇宙の
どこかに僕たちの帰る場所がある

未来も過去も
もしかした ...
 あなたの心のいろは

 なにいろですか

 かわいらしい桃いろですか

 さわやかな青いろですか

 情熱のある赤いろですか


 わたしにはまだ

 いろがありません ...
暇つぶしに読んでいた夫の漫画本に
ヒミツが挟まっていた
それはちょうど主人公が
携帯電話のメールを確認している場面で
お札と同じくらいの紙切れだった
(本当のお札だったら良かったのにな)
...
扇風機が
静かに首を振っている
かきまぜている

ソファに座って本をひらいている
あなた
この作家は、
攪拌という言葉が好きみたい
と、本をパタンととじながら

あなたが
静かに ...
両手に
すくい上げた水の
清らかさもすずしさも
やがて乾きをたどります

両手を離れ
あるいは、両手という
はじまりを伝って
しずかに水は
果てるのです


 救い、という ...
                080730


レモンの月が
パチンと弾け
花火になった
弾けて
星も光る夏
鳳仙花の種を播く

どこの誰が播いたのか
パチンと弾ける鳳仙花 ...
モンゴルはウランバートルで

商用を済ませてホテルに戻る

この国の利権に群がる男たちは

みんな精力の強いイケズそうな面をしている

日本じゃいまどき見られない面だ

暗い喧騒が ...
花火の記憶

顔のない人影

それ以外なんにもない

闇みたいなものだ

ぼくは追いかけた

熱になって

赤いさびしさになって

追いかけられていた


あれから
...
{画像=080731005030.jpg}


夕日に浜辺で遊ぶ子供の心は
寄せては返す波の想い
波間に揺れる種子の想い


流れ

流れ

遠い国へ

流れ


辿 ...
奥歯をくいしばり
石を砕いた

ぽろり





無くさないように
ビニール紐でくくりつけとくから
風に吹かれ髪がひるがえる
ただ、風を受け入れる

きらめく波頭が目を奪う
ただ、光を受け入れる

潮騒と木々のざわめきが耳に届く
ただ、音を受け入れる

僕はいまここにいる
ただ、 ...
夢で見た
赤く透き通った海の中
銀色に光る魚


深みへ行くのを追いかけて
たどり着いたはカップの底



深茶色の積み荷の残骸
檸檬の種

皆何も言わずに
私を見てる ...
木々の、音
風の、色
陽の、光
土の、香

そこに
君の、笑顔

木漏れ日の当たった
君の、寝顔。

口づけしちゃった、って言ったら
君は真顔で
「ばか。」
って。 ...
粉。

匂い。

味。



ほへ〜‥


好き。
花の都
水の都
霧の都
東の都

東京を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意見に賛同しない
猫を愛することと、孤独を愛するということは
同一である
という意 ...
札幌ではこんな夜がふつう

兵庫からの来客は奇跡的な涼しさに包まれて

こんな日が向こうでもあればいいのにと

質量さえ感じる熱線に辟易する


もしも全てがこんな冷夏なら

夏 ...
鮮血を求め飛び交う蚊のように
清涼を求め木陰を探し歩く
まさに熱望が如く
まさに渇望が如く


太陽の光が照りつける
雲たちはそれを避けようと
入道雲を形成するのだ
...
 
西の空に
家があった

東の空にあるのは
僕の家だった

さらに
その東の空には
田畑があった

こんなところに
家が建つなんて

祖母が言った
あの頃が懐かしい
...
若さという加速が無くなった時
人は自分の未完成の部分を知る


完成した部分と
未完成とのアンバランスによって
アナタという人格はきしみ始める


無謀という名のレバーを引いて
空 ...
一時でも愛し合った日々をも
嘘だと言うのならば
私は何処へ還ればいいの
あの時の誓いも偽りだとしたら
何故に私を求めてみせたの

呪いを掛けたいの
この心を奪い傷付けた
あの人に
同 ...
 
アスファルトから
腕を出して
手を振ってる

信号は
いつまでも
赤のまま
渡ることができない

懐かしい人に
手を振り返すと
それは僕ではなかった

さよならを
は ...
世の中には
楽しいことがたくさんある
哀しいこともたくさんある
すべては丘の上の
旗に向かって
進む過程のひとつぶのきらめき

恐竜が恐竜を食っていたころ
食べるものが空腹を満たす瞬間 ...
俺はビールにしろ冷えたのが好きで
居酒屋などで冷えてないビールが出てると若干静かに腹が立つ
うちでは冷凍庫にコップを冷やしているので
うちよりぬるいビールや冷酒に金を払うと思うといろいろなものを ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
光溝木立 悟自由詩208/7/30 14:14
エンプティプテラノドン自由詩208/7/30 14:13
からっぽヒロシ自由詩308/7/30 13:50
◆幻想連鎖Ⅱ千波 一也短歌2*08/7/30 13:29
小さな青空Lucy.M...自由詩408/7/30 11:14
弧灯(ことう)のよろこび星月冬灯自由詩008/7/30 11:10
雨宿りユメサキハル短歌0*08/7/30 9:51
快晴の空ヒロシ自由詩208/7/30 9:40
いろ星月冬灯自由詩508/7/30 9:39
ヒミツ小原あき自由詩20+*08/7/30 8:51
生平FUBAR自由詩8+*08/7/30 5:39
清流 Ⅱ千波 一也自由詩2*08/7/30 2:13
鳳仙花あおば自由詩4*08/7/30 1:55
沈まぬ夕日吉岡ペペロ自由詩608/7/30 1:43
花火の記憶自由詩108/7/30 1:42
夕日の浜辺から廻る想いbeebee自由詩908/7/30 1:32
wind青鈴自由詩208/7/30 0:52
海へ (ただ受け入れる)kauzak自由詩8*08/7/30 0:13
紅茶色の海と晴天長谷川智子自由詩4*08/7/30 0:04
木漏れ日自由詩1*08/7/30 0:03
ココア自由詩2*08/7/29 23:59
東京rabbit...自由詩30*08/7/29 23:46
冷夏短角牛自由詩008/7/29 23:37
夏の幻想一ノ瀬凛自由詩108/7/29 23:36
西の家小川 葉自由詩108/7/29 23:26
グッド ラック青い風自由詩2*08/7/29 23:08
恋の呪いAKiHiC...自由詩208/7/29 23:00
アスファルト小川 葉自由詩108/7/29 22:50
征四郎自由詩008/7/29 22:48
落雷のイニング馬野ミキ自由詩34+08/7/29 22:05

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加筆訂正:
トーキョー/10min./石畑由紀子[08/7/30 1:42]
抜けていた12行目を追加
5.71sec.