/再生回数は三回が限度だという理論には酷く理不尽な思いをさせられたのだった音楽を聴くのさえおれは自由が赦されないのか、と言うと、澄ました顔でそうだ、と言ってのける余りに超然とした態度を崩す事無くそうし ...
受験に追われた僕は
部屋を星空へと飛び出した
粉のような星くずたちのピラミッド
ケンタウルス座の思いのまにま
盗んだバイクで走り出すと
今にも泣き出しそうなこの街の
ビルやスーツの駅た ...
「空の字をじっと見て。そらだよ空」
と君に囁く
「うん、みたよ。で、空が何?」
君は面白くなさそう
「パンダの顔に見えない?」
と子どものように笑う僕
「見えるわけないじゃない」
な ...
新世界の酒場でおねいさんが言った
ここまで来たついでに
飛田新地の風情でも
見物していらしたら
ほろ酔い加減で振り返ったその店の看板は
女郎さんの襦袢にみえた
...
悲しい生き物
おもちゃはその手の中にある
その瞬間に
手離すことに恐怖を感じない 感じなくなる
そのひとつひとつの重さも
桜が春の風に誘われ さらわれていく 花びらの ...
図書館前の信号に続く道へ曲がったはずだった
携帯メールをチェックしながら歩いている
右側から強い光を感じて振り向くと
接骨院の白と緑の看板を目が捉えた
瞬間
現在地を見失い見知らぬ街角に投げ ...
輝かない太陽がほしい
そばで暖めてほしい
鈍い太陽が私の気持ちに
気付かないように
それでも、私は輝くの
太陽に見ていて欲しいから
独占欲が苦しいの
輝かないで
{引用=
カンガルーの母親には常に三匹の子供がいましたが、
お役所が決めてしまったので、
年上の二匹は殺されてしまいました、
胚の子が生まれてくるまで、
お腹の袋に子供がいないので、
...
夕焼けとか月とか
星の光る夜空とか
もちろん、美しいよ
でもね
枯れ葉とかマッチの火とか
水道から流れ落ちる水とか
そんなものも、美しいと思う
こんな美しさに ...
今、僕の机の上には「ランボー詩集」(堀口大學訳)
と「地獄の季節」(小林秀雄訳)が置いてある。個人的
には小林秀雄訳が好きだが、作品によっては堀口大學訳
がいいと思う場合もある。同じ詩でも訳者 ...
初冬や子猫も蓑が欲しからう
子猫らを懐にして影寒し
ひざに乗る子猫二匹のくさめかな
子猫らの声はすれども枯むぐら
ひとり寝も夢はふたりぞ冬ぬくし
衰へや詩 ...
空に輝く星とても
生まれてくるのはひとしごと
死に切ることは大仕事
静かに光る星たちは
今は夜へと向かいつつ
おべんと広げて重力波
昼の休みの途中です
女は吐瀉物を剣玉の玉が紐の先で揺れる頭の端で捉えていた/男は電話をしろと落ち着いたトーンでしかし譲らない口調で言った/女は渡された電話を取り誰かに電話をして短く切った/手紙を書けと男は言った/女は出鱈 ...
「泣いた分だけ傷付いた分だけ
人は強くなれるんだよ」
自分で書いた文章なのに
どうしてこんなに嘘っぽいんだろう
「悲しい時こそ笑ってみせるんだ
そうすれば幸せがやってくる ...
今明日一分前
一分後には明日
何百回
何千回
何万回…
この時を過ごしてきたのか
あの針が一つ動くその前に
あなたの夢をみて
復讐の計画をたてるのです
枕も乾き切ったその ...
なだらかな
未分化の稜線
言葉少なな
ひとつの泡
曇間の明かり
水が水を分ける音
一枚の葉
星の裏まで
同じ大きさ
旧い川に
ふいに沸く銀
...
息をするのはむずかしい
顔のまわりにある空気をすすっと鼻の中に集めて
ぐっとおなかに力を入れて 一気に肺まで落とすのだ
わたしはあの 空気がすーんと体の中を走る感覚が怖い
道を正しく歩くの ...
アスファルトから芽吹いた花を
あなたにそっと教えてあげる
春の柔らかな日向の内で
摘み取らないで包んであげる
厳しい冬を耐え抜いたから
思う存分咲くがいい
新しい人が来たので
かじかんだ指を暖めていた子は
背中をまるめてそっと
席を立った
それは
あまりにも静かに行われたので
だれかが席を立ち
新しい人が座ったことに
だれも気づかなか ...
朝ひらく回転扉通り抜け
落ち葉の夕べ振り向くデジャヴ
吐息にてくもる心に口付ける
あいまいすべてガラス越しの日
今すぐに会いたい気持ち放つ午後
エレベ ...
美しく甘い幻想で織り上げた檻の中で
永遠の優しい夢をみるわたしはいつか
彼方からの声に気付くことがあるのでしょうか
わたしを現実という修羅場に引き戻す声は
今も誰かが必 ...
朽ち色づいた
冬野には
朝なのに黄昏れがある
きょういちにち
ひとにはどうでもいいことで
ぼんやり埋められている
すべてが
じぶんに時間を捧げていない
...
とうとう袋になりました
中で赤子が
手足を動かすのもわかります
なにしろ袋ですから
でもいま
手が動いたのか
足が動いたのかはわかりません
透明ではない袋なんです
どんな顔をしているの ...
お嬢様望遠鏡でお喜び お父様!羊から鼻血が!
泣きながらミシンでつけた道筋に友達なんかは歩いてこない
塾、稽古、家庭教師にボランティア砂糖にたかる蟻は∞
乾く ...
ただいまって言った後に
誰もいないって思い出したんだ
直らない習慣 どうやら僕はまだ
現実を消化出来ていないみたいだ
1人で暮らすのは気楽でいい
自分で使えるお金も増えたし
部屋も前よ ...
動物園の絵はいつも雨が降ってるあなたと行ったあの日から
手を繋いで坂道を駆け上ったね下る時に負けぬ速度で
母と二人ハンバーグをつくる夕日よりもきれいだったひき肉
...
彼らは傘の柄を顎で抑えながら鍵盤を叩き
雨の打つ水溜まりを産声で掻き乱す
作家を満たす旋律が沈みゆく草の色に映え
雨足が演奏を終盤に向かわせる
余響の中を帰る客達は
...
世界の中心には穴がある、台風の目のように吸い込まれるようなやつ。
そこを覗いたら、忘れる
面影
感情
永久
数字
足音
残像
他に16の事柄
...
黒い魔人が来て
いつか僕を喰ってしまうなら
僕はそれまで何をすればいいんだろう
僕はどこまで足掻けばいいんだろう
お母さん
食べられてしまうなら
なんで僕を産んだのだろう
寂しさと恐ろし ...
車に轢かれそうになった
安全な横断歩道を
渡ろうとしただけだった
君を庇えなかったことや
庇わなかったことの
すべてが脳裏を過ぎてゆく
そのとき車は
ぼくらの手前で停止した
から ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
予知夢
aidani...
自由詩
2
08/11/26 23:49
星空のバイク
K.SATO
自由詩
0*
08/11/26 23:47
「空の字をじっと見てみて」「うん、みたよ」「パンダの顔に見え ...
そらの とこ
自由詩
3*
08/11/26 23:38
玄関先—鴨川の料亭で飛田新地を思うー
雨傘
自由詩
1*
08/11/26 23:23
戦争と平和
瀬田行生
自由詩
2
08/11/26 22:30
幻惑の街角
kauzak
自由詩
1*
08/11/26 22:27
あたたかい月
夜恋
自由詩
2
08/11/26 22:27
眼球
士狼(銀)
自由詩
8*
08/11/26 22:27
美衝
中谷 カイネ
自由詩
1
08/11/26 21:42
少年詩人と老いた戸棚の対話 〜ランボー詩集読書記〜
服部 剛
散文(批評...
1
08/11/26 21:16
猫蓑
三州生桑
俳句
1
08/11/26 20:13
星たちの昼休み
海里
自由詩
2
08/11/26 19:29
i do
aidani...
自由詩
0
08/11/26 19:27
日記療法
1486 1...
自由詩
3*
08/11/26 19:18
23:59
HAZIME
自由詩
1*
08/11/26 19:11
ひとつ むすぶ
木立 悟
自由詩
3
08/11/26 17:06
正しい道の歩き方
とんぼ
自由詩
3
08/11/26 15:41
暖かな
within
自由詩
2+*
08/11/26 14:25
新しい人
ふるる
自由詩
27*
08/11/26 13:37
ドア
石瀬琳々
短歌
4*
08/11/26 13:36
アテナの祈り
あずみの
自由詩
0
08/11/26 12:54
冬野
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/11/26 12:29
とうとう袋になりました
よしおかさく...
自由詩
9+*
08/11/26 11:38
【短歌祭参加作品】ノーリーズン
ふるる
短歌
11*
08/11/26 10:40
チキンラーメン
1486 1...
自由詩
1*
08/11/26 10:37
星の鳴る夜
たもつ
短歌
22
08/11/26 8:36
音楽家(改)
小禽
自由詩
0
08/11/26 7:06
焦がしているのです
猫のひたい撫...
自由詩
1
08/11/26 6:11
魔人と鬼人、巨大な黒い胃袋から僕まで
秋也
自由詩
1*
08/11/26 3:31
ひとつの運命論
小川 葉
自由詩
1
08/11/26 2:28
4687
4688
4689
4690
4691
4692
4693
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
4703
4704
4705
4706
4707
4708
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
4723
4724
4725
4726
4727
加筆訂正:
ある晴れた日に
/
K.SATO
[08/11/26 14:46]
uhyo
5.03sec.