何はなくとも
言いたい日があるよ

何がってわけじゃない
どんな台詞とかじゃない

ただ心から言いたい日がある

美しいピアノ旋律
それが遠くから聞こえたとき
不意に思 ...
 あああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああ
 さ、朝だ。



 布団の中で考えていた
 のは、昨日の ...
近頃は青い 空 ばかりで
手を取り
空気を呑みすぎるから
溶媒の温度がいやに 甘い、
見知らぬ思い出のした
初めて恋した少女が肩へはらりと落ちる
けれどその天体が
いまだ世界には 無いね ...
澄みわたった
早朝の森に
狩人の目をした
男が一人

男は言葉で狩るのだが
甘い言葉で狩れるのは小物ばかり

純情な小鹿や
可愛そうなリス
ひきこもりの小鳥など

男は言葉で狩 ...
今でもあなたのことを夢に見る
そして暗澹たる気持ちになる
まだ僕がうぶで
人の気持ちに応えられなかった頃のことだから
あの頃に帰れないのなら
残してきたものを全て捨て去りたいのに
あの頃を ...
愛することは酷く醜いから、と
僕は君を殺しているところ
馬鹿みたいに笑って
苦しいほどに触れていた
冷たい今に

「凍える日々を過ごしました
 君がまた少し遠くなりました
 漸く何も見 ...
するまえに けしょうも よごれもおとして 「しよう」「脱ぐね」 目を瞑ったまま
海岸沿いを歩くと
波の音がうっすらと見えてきて
晴れ間の暁光が
空を掠めていくのが聞こえた
パラパラとレインブーツから
音を弾いて雨が聞こえる
閉じた傘と案山 ...
思えば今迄数えきれぬほど 
脱いでは洗い 
洗っては干し 
畳んで仕舞う 
引き出しから取り出しては 
毎朝少々気分を変えて 
鏡の前で服を着る 

昇っては沈む 
太陽の数ほどに  ...
きのう、
おちばの海を
巨大な足でかいて
じゃさっ、じゃさっ
と、踏んだバス停まえ

みあげれば
あの葉も、あの木も
こがねいろ
あかねいろ


駅前のそら は
ももいろの画 ...
夕暮れの彼の部屋に
掛けられた一枚の絵  
額縁の下に書かれた題字は
「夜の酒場」 

カウンターに頬杖をつく 
{ルビ朧=おぼろ}な人々の面影は時折  
傾けた空のグラスの氷を鳴らす  ...
雨と風と雷が続く

黒雲から響いた小さな神様は
人々を驚かせるのが楽しいみたい


私はというと

窓際から
風を
雨を
雷を
堕ちてくるちいさな悪を
黒雲を
霧となっ ...
僕以外に十五人いる

色とりどりに燃え上がり
景色も人物も皆さびしくない
互いに何をしているのか
首を傾げるくらい顔がない
8つの場面に区切られて
ひとりであってもひとり ...
空があかく染まる

闇のあと

残酷な朝の光は

無情を照らすように

また昇ってゆく
この船は
すばらしく安全だから
お金持ちの人も
貧乏な人も
みんな乗るといいよ

僕らが
永いことかかって造った船だけど
黒い人も
白い人も
乗るといいよ
でも、たくさん乗ると
...
淡い青色のひかりは
優しくてでも
とても残酷です

バチン、と派手な音で
一瞬のうちに奪われる命は
それでも最期に
華やかなのでしょうか

誰にも気付かれずに
ひっ ...
なだらかな曲線を描いて
時間が蛇行している
本当は
霧状のものなのに

浮揚している
空虚な意識を投げ込んで

思考は楕円形のひもの上を回り続け
輝きを薄めていく



   ...
     珍しくもヒヨドリのさえずりに
   生気をとりもどした アベニューで
  枯れ葉がよろめく足もとにじゃれつき
   梢が千切れ雲の孤高にふるえている
北風に切りつけられる耳のつばさと ...
 仕事帰り、会社近くの喫茶店で待ち合わせをして彩夏の部屋に行った。
 今俺が穿いているジャージは、持ち帰るのが面倒でずっと彩夏の部屋に置いておいたものだ。放置していたつもりだったのだがちゃんと洗濯さ ...
空が裂けた日 しょうがないので仮縫いをしておいた
そのままでは不恰好なので しょうがないので眼帯を被せてみた
パッチワークの空は化膿していた
ちょっとだけ 芯があった

ところで

空が ...
ある傭兵のインタビューを読んだのだけれど。
前線ではお互いにフォローしながら必ず2人1組になって戦うそうだ。
そうすると、どんなに嫌いなヤツとでも仲良くなるんだって。
なるほどねえ。ホントの命が ...
オリオンを探す

どかっと淡くきらめいている

それを認めて

ぼくという万有引力について考える

谷川俊太郎が湧き出てくる

孤独について考える

オリオンのきらめき

...
寒くても雨も雪もあなたもすき外へ行こうよ 鮭よ 鮭よ
幾多の艱難辛苦を超えて
生まれた川に帰りつく
この寒い川に帰りつく

君よ 君よ
傷つき鱗の剥がれた君よ
私のところへ帰るがよい
君の布団はいつでも空いている


鮭 ...
わたしがいなければ
死んでしまう
ひとの
存在

あなたは
わたしを
そのままで
肯定してくれた
ヒロ
わたしはあなたを
尊敬します

だって
あなたは
白い

白くて
白くて
白い

わたしの心には
しょうゆみたいな
しみが
いっぱいついていて

ぬぐっても
...
ゆったりとした街は映像を買う。
その街は嫌いな歌を買う。
映像は歌を買う。
いろいろな街に映像が出てくる。
音楽はきれいな街を描写する。
いろいろな街の絵を夜に書く。
街はきれいになると本 ...
そして気分は刻々と変わっていく。困ったもんだ。

人生に決別は付き物だ。
いちいち考えてはいられない。
勘を頼りに進んで行くしかないのだ。
オレの勘は勘違いの勘であることが多いのだが。

...
おうちに
赤ちゃんが
うまれた

赤ちゃんは
眠ります

すぅ すぅ
くぅ くぅ

赤ちゃんは
泣きます

ぎゃぁ ぎゃぁ
きぃ  きぃ

赤ちゃ ...
名古屋、諸田玲子の小説と李白精神

 中国の大学で村上春樹の文体という卒論を書いたわたしが、名古屋に行ったら、手羽先と鍋うどんに魅了された。
日本に移り住ん ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
say anything瀬田行生自由詩208/11/28 0:02
朝のスキャット草野春心自由詩1+*08/11/27 23:13
ゆめで、時計をなおした話梶谷あや子自由詩308/11/27 22:56
狩人ふるる自由詩6*08/11/27 22:46
春の日の欠片within自由詩108/11/27 21:25
十一月智鶴自由詩2*08/11/27 21:22
_ANNA短歌008/11/27 21:15
小雨が頬を打つたびにススメ自由詩008/11/27 21:08
正午の太陽 〜ベランダの夢〜 服部 剛自由詩308/11/27 18:49
愁思秋逢唐草フウ自由詩5*08/11/27 18:28
酒場の警笛服部 剛自由詩008/11/27 18:26
セルフレーム自由詩108/11/27 18:19
夢のヨルノテガム自由詩3*08/11/27 18:14
無情sya自由詩008/11/27 17:44
ボートピープル佐野権太自由詩8*08/11/27 17:26
誘蛾灯あずみの自由詩008/11/27 17:17
その瞬間に乱太郎自由詩17*08/11/27 16:59
望遠信天翁自由詩108/11/27 16:16
02:両腕にchick散文(批評...0*08/11/27 15:53
ニセモノピカソが世界を仮縫いする日紫音自由詩1*08/11/27 15:32
そこまでは行けるんだけどなあBOOKEN...散文(批評...0+*08/11/27 14:58
オリオンを探す吉岡ペペロ自由詩508/11/27 14:15
よしおかさく...短歌2*08/11/27 13:26
【鮭よ】つむじまがり自由詩2*08/11/27 13:16
あかちゃん池中茉莉花自由詩3*08/11/27 11:59
崇(スウ)自由詩2*08/11/27 11:58
街の景色を観る。寝る話。自由詩108/11/27 11:58
風速34mBOOKEN...自由詩308/11/27 11:51
それでいい池中茉莉花自由詩4*08/11/27 11:46
名古屋と諸田玲子の小説と李白精神里欣散文(批評...008/11/27 10:57

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加筆訂正:
もっさり八兵衛 我が道を行く/けんご[08/11/27 18:32]
11月27日、一部改定
6.17sec.