午前中は這うようにして床に落ちていたゼリー状の物質が両目を見開くと校庭ではあまりに広大なガラス張りの巨大化した便所周囲はウーハーが最近の充実ぶりを気の毒そうに心配し光りに飲み込まれていったピュアの問題 ...
今年の初雪に白く染まった林檎畑
ついこの間 葉にしがみつき隠れていた
とんぼも地面に落ちて
死骸になってしまっただろう
あれはまだ私がずうっと若い頃
バシャバシャという音が
霜の降りた ...
低血圧で憂鬱な朝の目覚め
おまけにうお座の運勢は最下位
「昨日の失敗が尾を引くでしょう」
思い当たる節があって余計にガックリ
ともかく洗面所で顔を洗っていたら
流しの下に百円玉が落ちてい ...
僕らは
いつもこころに鑿打ち込んで
削り出された木材のようで
ほんとうの言葉呑み込んでは
痛み堪えて笑顔咲かせて
いつもこころに鑿打ち込んで
だけど削り切れない
モノがある
...
今日も風が吹いているならば
君の心は少しでも
僕とのキズを思い出しているのかな?
君との出会いからいつでも二人をね、
見守る風があった
今このときが戻るのなら君にもう一度 ...
咲いたほど溢れ、実ったほど零れ、満ちたほど落ち、
綺麗なほどとどまらずに、端から乾いては光の奥へ、
消えた、蜃気楼、紅く、藍く、朝はただまぶしくて。
少女の夢のような速度で、光って、透明な日 ...
きみの温度に
ぼくの温度を重ねた
懐かしくて耳鳴りがした
きみと別れて
自由にせつなくなれた
ぼくはえらくなった
きみのことを考える
そんな時間がなくなったか ...
ひとが個である以上
どれだけ相手を愛しく想っても
決してひとつになることはなくて
触れ合う肌と肌の隙間には
宇宙より果てしない距離がある
その隙間が切なくて哀しくて
必死に ...
みあげたときそこにあるの
手をのばしたときそこにあるの
黒く落ちては白んでいく
青く澄んでは真っ赤に染まって
打ち明けられる気がしたとき
雨ざらしに放っておかれたとき
みあげればすぐ ...
散歩帰りに立ち止まり
我が家のガレージに停まった
親父の愛車を眺める
右前部には2ヶ月前
免許取り立てで
調子にのって
ガードレールに擦った傷
もちろん反省したのだ ...
群衆は「悪」を免れぬ、羊の群
国も、病院も、街も、荒んだ牧場・・・
その昔
人体実験の手術に
加われず執刀医の背後で
怯えたまま青白い顔で立ち尽くす ...
駅の構内で
四つん這いの子供が
夢の荷物を積んだミニチュアの
貨物列車を走らせ
ぴょん
と飛びついて捕まえる
小さい掌から夢を放って
自ら夢に腕を伸ばす
...
君の歌声と
僕の弱さを標した詩が
宇宙の隅から
宇宙の果へ
届く日が来るように
アレックスの海岸へ
―君の
マイク越しでも近くにいるみたいな歌声が
...
消えてしまいたい、夜。
君にぎゅっと抱かれたい。
そんな君は消しゴム。
頬を擦り合ううちに、
唇を重ね合わせるうちに、
腕を絡めるうちに。
コソコソガサガサ、
私を、消し ...
むかし恋をした
ひとたちの
面影のすべてが
あなたにはあるものだから
恋がいくつあっても
足りることはなかった
肩をならべて
星空を見ていた
あなたが僕の
僕があなたの
...
路線名どおり
東京を東西に貫く電車
地下鉄のくせに半分近くが高架線で
快速電車も走る らしくない路線
学生のころ
思いたって全線を乗り潰してみようと
中野駅から西船橋駅まで
無意味に ...
わからない脚で
ほら歩くと 棒にコツリと
気を付けても 何かを知ろうとする脚は
…にごりの病む闇 体の中
遠くのところで生きようとすると
いるにはいるのに溶解に病む
月 街灯にふれると ...
無欲にはなれない。
なかなかなれない。
思惑ばかりが交差する。
試しに辿った記憶の途中で行くアテを失くす。
一つの時間が二つの種を蒔き三日間だけ雨を降らす。
手にした物と失くし ...
いつまでも
このままで
疲れても
強がっても
忘れられない言葉があって
詩があった
それは大切な歌
果てしない歌
そして
光・・・
...
運命と言うとドラマチックな感じがするけれど、全ての運命が素敵なドラマって訳じゃあないんですねえ。
それは本当に運命かも知れないしドラマチックであったとしても、そんなドラマいらねえよってのもあるワケで ...
それはとても
単純な出来事だった
君は気づいてふりむいた
犯されることを
確信するように
それが罪であることを
僕も確信した
犯罪は終わった
とても簡単なことだった
...
東京都内上空500mより
10回目の飛び込みジャンプ 開始
慣れた動きで 美しい(と私は信ずる)弧を描き
成功
ビルディングの縁には相変わらず子供達が
退屈に足をぶらぶらさせながら合 ...
一日目
「何人?」
「一人です」
日本語があまり上手でないせいか
無表情な店員の態度にがっかりしつつ
エビチリとラーメンを口に運ぶ
味は中々いけるなぁ
オープンセールで半額だし
...
立ち止まる太陽
雪のピュアネス
動乱が
窓を開く
なだれに乗ってやってきた休符に
線路はすべて塞がれてしまった
(鍬を捨てよ
(鏃を追え
子らの間にはおおらかな ...
「僕」
僕が僕である認定書を落としたのは
早春のこそばゆい若葉の中
僕が君でない証明書を探していたのは
初冬の血の気の失せた枯葉の下
「君」
地方都市のヤン ...
ビルのあいま、一瞬の
うろこ雲の縮れたすきまに満たされた
蜜のような光りを執拗に覚えて
暗い夜の始まりに
歯形を残すように
ギターのグリップをかじる
コードを知らないなんて嘘
長調のはし ...
{画像=071224181905.jpg}
夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが ...
照れた顔を隠した
その背中、僕の全て。
そっと抱き締める
優しく、強く
伝わるかな
こんな寒い季節で
今の僕の体温
胸から溢れだした
熱いものが、
全身をかけまわ ...
完全な人はどこにもいない
未完だから
学ぶための
ひとつのための
多くの犠牲の風
生きる風の
中にある音
吹く風の
その音の痕跡を
風としか言いよ ...
人は
この手で
何を
つかんでは手放し、
つかんでは手放しを
繰り返してきたのだろう。
歴史から学ぶものといえば、
人の心と心の戦い。
皆が誰でも持っている、
色々な心の
戦い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
耳鳴り
皿皿皿
自由詩
1
08/11/23 22:58
とんぼ達と
砂木
自由詩
8+*
08/11/23 22:32
星占い
1486 1...
自由詩
0*
08/11/23 21:53
削り切れないモノ
xxxxxx...
自由詩
0*
08/11/23 21:26
風音
瀬田行生
自由詩
3
08/11/23 20:28
泪
新谷みふゆ
自由詩
2
08/11/23 19:48
海鳴り
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/11/23 19:45
膨張する宇宙に引き裂かれる僕ら
あずみの
自由詩
3
08/11/23 19:13
そら
白井明大
自由詩
4
08/11/23 18:28
愛車の傷
服部 剛
自由詩
0
08/11/23 17:29
( 病棟の屋上にて )
〃
自由詩
2
08/11/23 17:16
樹木の人
〃
自由詩
1
08/11/23 16:57
アレックスの海岸へ
セルフレーム
自由詩
1
08/11/23 16:05
君に抱かれて、
そらの とこ
自由詩
4*
08/11/23 15:44
蛍
小川 葉
自由詩
2
08/11/23 15:30
東西線
kauzak
自由詩
3*
08/11/23 15:25
ティーンスピリット
K.SATO
自由詩
3*
08/11/23 15:13
後ろ側から
BOOKEN...
自由詩
0
08/11/23 14:59
光
瀬田行生
自由詩
0
08/11/23 14:50
TIME TABLE
BOOKEN...
散文(批評...
0*
08/11/23 14:45
単純な犯罪
小川 葉
自由詩
1*
08/11/23 14:25
ハナレミ
靜ト
自由詩
5*
08/11/23 14:20
中華飯店
1486 1...
自由詩
1*
08/11/23 13:35
スノウ
エスカルラー...
自由詩
5*
08/11/23 11:47
僕/君/僕と君
nonya
自由詩
7*
08/11/23 11:47
はちみつ
キキ
自由詩
9
08/11/23 10:34
夜 道
beebee
自由詩
13+*
08/11/23 10:27
_
みなた
自由詩
1
08/11/23 10:20
その音
sya
自由詩
1
08/11/23 9:20
ムラサキ
morio
自由詩
1
08/11/23 7:59
4632
4633
4634
4635
4636
4637
4638
4639
4640
4641
4642
4643
4644
4645
4646
4647
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
4661
4662
4663
4664
4665
4666
4667
4668
4669
4670
4671
4672
6.69sec.