夜空の星は
人が一生歩いても
届かないところにある
もしも
一生歩けば届く
星があったなら
ぼくらは歩くだろうか
その星へむかって
ああ
だから今この時も
歩い ...
面を被ると
サンポーニャスの目に飛び込んできた
ふるさとの山が
村が
なによりアンデスの空が
これは
やめられないぜ
誘われてなんとなく来たのだが
正式入部を決意した
面を脱いだとき ...
思う誰星は僕にない夜に街
胃の生姜鶏を腐敗に押し込んで
ミルクからズラミートなる夜明け黒
あなたは舞う
幼い頃の記憶は
公園で転けていた思い出ばかり
坂を下るのは補助輪の付いた自転車
駄菓子屋で一日100円
どうして地球は回っているのでしょうか?
それだけ時が進み
足 ...
きっと/ふゆの/かおり/のせい
興味として刷いた眉が
何故にそんなにも難しい顔をするのか
うすい唇を尖らせて
私に何か言おうとする、
そののどが
気絶する/ほどに/しろい
夏はまだ始 ...
だらしなく広がる巻層雲に横たわる私だったが、何も香ってこないので、イヤホンを外し接触を始めることにした。
ちゅんちゅん。
透いた空中を流れる声。
明らかに小鳥の発するものだった。
私は ...
深紅のイチョウが
月夜の湖に鮮やかな
色彩を描き出す
底の見えない水溜まりに
興味本意に足を突っ込む
そのまままっさかさまに
落ちていずれ反対側にたどり着く
...
もう
咲いちゃっているのね紫陽花
雨季の藍色を集めて
水の器ハイドレンジア
入梅前の
まだ青い空にはコアジサシがふわり
無重力下のブーメラン
六月のジュゴンに伝えてください
皐 ...
余裕、
事物としてでなく
魂の電線、
ギター。
路上に仕掛けられた
木片ーその下で
丸い火薬粒が
出番をひかえている。
役者であると同時に
観客である 少年たちは
電信柱 ...
今日、鼻から通す胃カメラ(経鼻胃内視鏡検査)で胃の検診を受けた。うわさどおり口から入れる胃カメラよりずいぶん楽だった。
私は十年前に自覚症状の無いまま発症し、かつ知らないうちに治癒した胃潰 ...
きりのいいところで
ひとやすみにして
と言いかけると
とても悲しい顔をする
そんなに文字が好きですか
とても気になるおはなしの
魔法にかかった君は
幸せそうにカレンダーにしるしをつけ ...
ポピーが手をふる
あの頼りない花が
赤いてのひらを
ひらひらさせて
生ぬるく上がる気温に
山の空気が差し込む
一瞬の冷気が
五月の雨になる
吹き降ろす風と
じりじり上がる気温に
...
つ
め
た
い
まるで徘徊の風
嘆かわしい現身
雲は碧く滞留
さすれど
無機質極まりない
蓄積だけでは
越えない何か ...
おろしたての石けん。
あわあわでいい匂い。
整体に行くたびに湿布をぺたんと貼ってもらうけど、これがなかなかにして強烈で。
はがした後も大分スースーする。
お湯をかけたらね、もっとス ...
良く晴れた多摩川沿いに走る二車線の都道
歩行者用信号機は青へ変わっているに右見て左見て
みーちゃんの手を引きながら急いで渡る
轢けるもんなら轢いてみなよ…いつもならそんな気概なんだけど
...
慌ただしい朝
出勤前に身だしなみを整えていたら
妻から声がかかる
バァチャンガナクナッタ
僕らの結婚当初からお世話になっていた
九州から出てきた妻は母親代りに慕っていた
おばあち ...
ただその一言を伝えたくて
果てしない道を越え
あなたに会いに行くよ
鋼管通りで見上げた空は
なんとなく青くて
煙突を何本も飲み込んでいた
あんた女みたいだね
それに引き換え
あたしは日に焼けた肌と
にじんだ人生と
メンソールじゃない煙草
拾っていきやが ...
私はおんな
毎日のお天気が気になる
紫外線にお洗濯
毎日のお天気とも闘う
私はおんな
キラキラしたものが大好き
可愛いものも大好き
だから自分が一番好きで
一番嫌い
...
僕の願いは空に
吸い込まれて雲になる
あなたが望むのならば
鳥のように羽ばたける
胸に走る痛み
いつまでも憶えておこう
こんな日々をくれた
あなたにありがとう、と。
雨が ふるふる ...
俺は俺という鎧を脱いで
ぼくも わたしも
全ての一人称を捨てて彷徨いたい
全てが嘘っぱちに見えてしまったんだ
渋谷ハチ公前のスクランブル交差点
あそこを行き交う人々がみんなエキストラに見えた ...
生まれたばかりの君は
まだ数えるほどしか
ものを
もってない
まだ ものを 欲しがらないし
きっと わからない
でも、「これを君に。」ってあげるとき
僕はとてもドキドキする
君 ...
君に触れ、焼けた小指に水ぶくれ
さみしと裂けて飲み干す声を
090525
君のためならば
どんな苦労も厭わない
ベタなセリフを懐に
セリフを抜かして叱られる
役者さん
社名抜かして処分を受ける
アナウ ...
ブラックスモーカーの
熱い暗闇のほとりで
スケーリーフットを枕に
わたしは不思議な夢を見た
空っぽの背骨を
滑らかな夜風で満たして
わたしは空に浮かんでいた
手足になり損ねた ...
手を引かれ歩く。
懐かしい匂いのする君
その面影は記憶の水底
私が潜水夫になって強く握り返すと
つないだ手には水たまりができて
空の色を映す。
薄暗い緑の茂みの奥までくると
...
猫介は学校を晴れて卒業した。
そして就職活動を始めた。
三毛猫食品の応募票を入手した。
質問項目がたくさんあった。
「なぜわが社を?」
「自己PRしてください」など。
初めてのこと ...
東の空に夜が這い出て
闇は
何もかも消し去った
濡れた瞳も
ぜんぶ、ぜんぶ
指先の温もり
錯覚
あなたには届かない
もう
声も、想いも
ぜんぶ
ぜんぶ
...
わたしだった
わたしじゃなかった
あなただった
あなたじゃなかった
ああ 結局どちらでも良い
はじめて壊れるときを見るか
それとも塞ぐか
どちらかしか無いだろう
あ ...
額に角の生えてホラを吹く
古本の活字生き生き今一度
贅肉を削ぎ落としたく俳句日和
絶妙な漢字ひらがな釜で煮る
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜空の星
小川 葉
自由詩
1
09/5/26 2:26
そんなこともアンデス
サトタロ
自由詩
1
09/5/26 1:41
明日なら晴れ
K.SATO
俳句
0
09/5/26 1:32
掴んで手にしたのは古いキズナだった
酸素の枷
自由詩
0
09/5/26 1:30
ワルツ・フォー・デヴィ
aidani...
自由詩
4
09/5/26 1:20
減ること。
高橋魚
自由詩
1*
09/5/26 0:40
悩み考えるのはそこに答えがあるから
こめ
自由詩
7
09/5/26 0:28
草冠とレインクラウン/アジサイとコアジサシ
海里
自由詩
1
09/5/25 23:58
近所迷惑
プテラノドン
自由詩
3
09/5/25 23:41
楽です、鼻から通す胃カメラ
A-29
散文(批評...
2*
09/5/25 23:28
ところで、発売はいつになるんですか?
AB(なかほ...
自由詩
2
09/5/25 23:20
ポピーが手をふる
亜樹
自由詩
1
09/5/25 23:14
青銅パラノイアの方舟
Leaf
自由詩
2*
09/5/25 23:05
暖かな夜
つゆ
自由詩
3*
09/5/25 23:05
夢さわぎ
恋月 ぴの
自由詩
27*
09/5/25 22:52
悲しみを見失って
kauzak
自由詩
7*
09/5/25 22:44
愛してる
cass
自由詩
2
09/5/25 22:31
Dutchman's pipe cactus.
芳賀梨花子
自由詩
3*
09/5/25 22:15
私はおんな
さき
自由詩
4
09/5/25 22:12
恋
xxxxxx...
自由詩
1
09/5/25 22:00
本当のこと
新守山ダダマ
自由詩
2
09/5/25 21:57
「僕/君/くじら」
日朗歩野
自由詩
6
09/5/25 21:35
無題
しゅう
短歌
0
09/5/25 21:25
ところで、発売はいつになるんですか?
あおば
自由詩
3*
09/5/25 20:25
シーラカンスの夢
nonya
自由詩
13*
09/5/25 19:55
紫陽花
夏嶋 真子
自由詩
26*
09/5/25 19:29
猫介
ケンディ
散文(批評...
1*
09/5/25 19:23
闇に消える
いのせんと
自由詩
1
09/5/25 19:07
分裂
笹子ゆら
自由詩
0
09/5/25 18:14
山伏フリークス
アハウ
俳句
1
09/5/25 17:12
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4.49sec.