指輪の輪の中に星を見た。
指は星をも貫く。
これだけ些細な優美。
されど骨までも、星の強靭な円によって支配されていようとは。
まさか気ままであるはずのこの眼さえ ...
貴方の影を決して踏まぬようにと
いつも三歩下がって歩く癖が
いつしか身に染み付いていた
夕暮れに伸びて行く影法師は
遠のいて行く貴方の背中、貴方との距離
沈む夕陽を従えるように
貴方は歩いて行 ...
みえるものは
たとえば、光るに足らない星たち
それは遠く、遠くにいる
だいじなともだちの
からだに巻きつく
スパンコールの糸でんわ
暗がりでもこわくない
ほらね きみがいる
...
白雨や
ほつれたる心に
針千条
叶はぬ夢みし
罪咎めたり
村雨に
道を違へて
涅槃坂
逝きつもどりつ
吾にもかへらず
闇惑ふ
私雨に
濡れそぼる
褥よせたる
...
明け方の鳥の声さえ夢の色
金糸なる静かな時編むまどろみは
ソファーにてなおつづまりて猫の夢
頭頂の夢のかけらが部屋に浮く
ゆっくりと、撫でてゆく
背中から本能までの
または、今日から命果てるまでの
測れない距離を、あの人の言葉は
簡単に届いて、そして、
明日に色を書き足してゆく
友情、と言っていた
...
寂寞の{ルビ鎮魂歌=レクイエム}が
耳に残り{ルビ心臓=ハート}を食い破る頃
夜更けの月は狂った{ルビ緋色=スカーレット}
ヘッドフォン越しに響くミュージック
目を閉じれば激しすぎ ...
「
c かっ
こ」
あれ、かっっ、
こ
スペース、うまくできないや、へへへ。
橙色の光は坂を照らしている。
僕は走っている。
新聞を配っているんだ。
...
俺たちは七人兄弟だ。
容姿も全く同じ、その主義主張も性格も、思考も全くの同じだ。
たった一つ違うことは、それぞれが同時にひとつの場所に存在しないこと。つまりは物質的な同一性。それだけだ。
...
あなたが先に眠るのならば、
あたしはその吐息で眠りにつきましょう
涙が枯れた ひとりの夜は
ゆっくりと
あるいていよう
ひとりのリズムで
つきといっしょに
行く先は決めない
足の向くまま
吸って 吐いて 吸って 吐いて の
自分のりず ...
ひとがいきるということは
いまここにいるということ
ひとがしぬということは
どこをさがしてもいなくなるということ
どこをさがしてもどこにもいないということ
すみ。
さぇやぇ、ひろゆり。
きわつき、
をめ、
やまめかせるる、
をりをりか、なり。
くるきり、やり、
ゆれてをや。
めゃがぎり、
はなを、
まがらせげれ。
...
叱られたことばかり
どうして思い出すんだろう
悪口を書き殴って
突き出して
ちっぽけな自尊心を守った気がしてた
そいつを何にも言わずに
握りつぶして屑篭へ捨てる
彼女の姿をなぜ思 ...
注)
続・素顔同盟
先生は社会を教えていた。
「……つまり、市民が仮面をつけだしたことによって、人と人との摩擦はすっかりなくなり、平穏な毎日を送れるようになった……。」
先生は教壇の上で ...
分厚い書物に文字を書いている
たくさんの人を下敷きにして
本当でも嘘でもない文字を書いている
歴史とか文化とか
忘れ去られてしまいそうなものを
なぞるように書き記していく
...
き きいていて
み みみをあてて胸の鼓動
の ノイズがかった心拍音
こ こころがドキドキするんだよ
と 遠くに君をみつけるだけで
あ あいまいな今日は
い いつだっておぼろげで
し ...
月曜を刻むシンバル雷鳴の闇
オリコンにロックンローラーザ・ピローズ
日曜のケンカする夜電話虫
朝から晩までいたたまれない
おー神よ僕は
マシンガンみたいにキーボードを打ち鳴らしたいだけ
今朝方から降りまくってる雨にしたって
ぐったりした悲劇の切れ端なだけだって
窓越しに見てる国道 ...
はじめて母親のお手伝いをした日
食卓には不格好なハンバーグが並んだ
焼きすぎてかさかさになったそれをかじり
父親はくしゃくしゃ頭を撫でてくれた
求めていないとは言わないけれど
ただ、とっ ...
既にみた風景を
わたしは繰り返し
同じひとをみつめる
ゆらぐ意識のなかで
あなたの名前を
思い出そうとする
記憶を辿るわたしは
星の軌跡にわたしをみる
あなたの面影にわたしをみ ...
オランウータンは考えた
南の国の遠い日々
父さん母さん今いずこ
あるいはこれも考えた
憂き瀬つらい世うたかたの
泡はじけたはいつの日か
泣きたくなっ ...
その日
彼も私も
過去を引きずっていた。
彼は寂しさを紛らわす相手が欲しいと言った。
私は名乗り出た。
彼は驚いているだろうか。
心臓が暴れている!体中が熱くなっていく!震える手に ...
あなたのポケットから
するり
抜け出た銀色の鎖
それを愛と勘違い
ばかみたい
ばかみたいだ
手の平の上から
ざらざら
テーブルに
こぼれ落ちた
銀色の鎖
まばゆいほど輝い ...
ふたつのチェリー
台詞を間違えた
さくらんぼって
すき?
なんて言うはずじゃなかったのに
さくらんぼって
食べられる?
ゼリーにとじこめられた
ふたつのチェリー
なんだか ...
子供はおならを我慢しないのだ
わるびれた様子もなく
ただぶうと放つ
指摘しても子供は
照れたふりをしてるだけ
たくさん作らなければならないところから
いちばん遠いところにあ ...
背中会わせた粒に分け入り
壊さぬように水を汲み上げるため
細く柔らかい根が
灯りもつけず 土を進む
折られる季節
軽い音先に連れ去られる
綺麗なところを
好いて微笑む指
見知ら ...
重力は、うそだった
空へ空へおちてゆく
あれだけは、たしかなもの
と、
焦がれるように星をみていた
いつのまにか
二、三の星を確認するだけになった
空よ
僕にも信じたいひとができたよ
(安心し ...
きそくがある。じぶんのげんこうをひとつもってはいれ。ただし、くうはくやくとうてん、だくてんはんだくてん、すてがなひらがな、ろくじゅうさんしゅるいのもじだけをつかい、すべてをいちじとかんさんしてせんじ ...
規則が、ある。自分の原稿を一つ持って入れ。ただし、原稿には空白や句読点、濁点半濁点、、捨て仮名、ひらがな、全てを一字と換算して千字ぴったりの原稿。漢字やカタカナ、異国の文字は不許可とする。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
拘束と優美
瑠王
自由詩
2*
09/5/25 15:06
晩鐘
遊佐
自由詩
6*
09/5/25 14:02
めをとじて
唐草フウ
自由詩
6*
09/5/25 12:44
雨日和
悠祈
短歌
3*
09/5/25 9:44
夢のかけら
アハウ
俳句
1
09/5/25 8:41
ボーイフレンド
さくら
自由詩
22*
09/5/25 7:19
深夜奇想
相羽 柚希
自由詩
1*
09/5/25 3:58
「飯田橋の焼肉屋さんでホルモン食べ放題。」
太郎本人
自由詩
5
09/5/25 3:07
lit
竜門勇気
散文(批評...
0
09/5/25 2:57
おやすみ
yoyo
自由詩
1
09/5/25 1:44
りずむ
ゆびのおと
自由詩
4
09/5/25 1:40
ひとがいきるということは
青色銀河団
自由詩
1
09/5/25 1:08
record_090312_2625-27@jisitsu
もしゅ
自由詩
1
09/5/25 0:53
インセイン、どうして
竜門勇気
自由詩
0
09/5/25 0:39
続・素顔同盟
不可思議/w...
自由詩
4+
09/5/25 0:35
下敷き
1486 1...
自由詩
1*
09/5/25 0:28
きみのこと あいしているよ。
朽木 裕
自由詩
2
09/5/25 0:25
電話虫
K.SATO
俳句
0
09/5/25 0:14
スターダスト・アライメント
竜門勇気
自由詩
0
09/5/25 0:11
料理と詩について
あ。
自由詩
10*
09/5/25 0:05
DEJA
Piroue...
自由詩
0
09/5/24 23:33
オランウータン
尾崎みどり
自由詩
0
09/5/24 23:29
一歩
cass
自由詩
1
09/5/24 23:24
銀色の鎖
皐
自由詩
1*
09/5/24 23:24
ふたつのチェリー
蒼木りん
自由詩
1
09/5/24 23:18
ところで、発売はいつになるんですか?
小川 葉
自由詩
0*
09/5/24 23:04
地の海
砂木
自由詩
6*
09/5/24 23:00
空へ
kawa
自由詩
0
09/5/24 22:47
1000^63こきんこかんしょてん
影山影司
散文(批評...
0*
09/5/24 22:38
1000^63個金庫館書店
〃
散文(批評...
0*
09/5/24 22:38
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4472
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4478
4479
4480
4481
4482
4483
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4487
4488
4489
4490
4491
4492
4493
4494
4495
4.98sec.