授業中は豚小屋みたいに騒がしいが、放課後は静かだった。
皆がみな、もて余すことなく遊び呆けていて
部活をするような生徒は一人も!いなかった。
そして、数年間にわたりグランドを占拠し続ける雑草は昼 ...
満開になってすぐ散ってしまう花びら達が
向かい風をくすぐったくして
名ばかりの春の風の寒さや
世間の冷たさなんてものを
否定も肯定もせずに
ただ風に舞う花弁によって覆い隠していく
それはし ...
固い蕾が座っている
春の陽射しのなかで
凛として震えている

パッと咲けという人が
最近はとみに多くなったけれど
慌てなくてもいい
はずだ

じっくりと根を伸ばし
ゆっくりと綻んで ...
空を飛ぶミサイルに。どんな意味があるんだろう。
大股で、私たちの空を、横切る。

たとえば。
眠っているあなたの頭の上を、だれかがのっしと横切るのなら。
蹂躙する。受け入れることを強いられる ...
 人は生きている。日々生きていて、未来に向かってそれまでと同じように生きていくために生きている。つまり、明日の生をより確かなものにするために生きている。だから、厳密に言えば、人は生きている限り死のこと ... ネガティブキーワードしか頭を駆け巡らない。
 
ネガティブな内容では、連鎖して人に伝わってしまう。
人は良くない出来事の方が記憶に残るから、だと思う。

負の連鎖はどんどんと大きくなって、す ...
鳴いた、犬が。そして失った。
私と犬は同じ空間にはいないので
すぐに失う
知ってしまったその存在
と、その消失
私は穴を埋めようと
懸命に窓の外へと手を伸ばす
普段歩いている道を
同じ ...
固きカラーに擦れし咽喉輪のくれないゐのさらばとは永遠に(とはに)男のことば  塚本邦雄

一夜にて老いし書物の少女追う最後の頁に地平をすかし  寺山修司

空の美貌を恐れて泣きし幼児期より泡立 ...
人に懐くな、信じるな。そう言い聞かせて生きてきたんだろう。
細い両目はいつも暗い底を見透かすように光っていた。
何も信じずすべてを疑い、誰も知らない所で戦い続け、
顔色一つ変えないで噛み付く鼠を ...
皮膜を張った空に
午後の白い陽は遠く
道は続き

かつてこの道沿いには
古い単線の線路があり
そしてこの季節になると
線路のこちらには菫が幾むれか
線路のむこうには菜の花がたくさん
...
少年は

絶望のなかで

差し込む月の光が

僕をどこかに飛ばす

流れているのは人か風か音か時か

ただ舞い散るのは夕暮れの茜色の風

もうどこにもない世界の忘れ ...
決意したのだった
私の光を遮るのだ
築き上げられなかった現実の瓦礫を
日陰にし、住処とし
さらに淀んだ感情を!

優しくしてくれるのかい
沼の水が揺れたのは
沈黙と手を取り合ったためさ ...
風に舞う

五弁を

優し陽に翳し

凪ぐ空

仰ぎ

青に とけゆく
 フリーワールド  田柄さん
 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=182511


 田柄さんの新作。毎回、こんなことも表現できるのか。と驚嘆するし、 ...
山育ちの私が
山のない街で生活をする

心には山型の穴が
ぽっかり空いたまま

当たり前にあった日々が
遠くなっていく

この気持ちを
誰がわかってくれようか
 
 
僕らは出会った
地上から空を見上げる
距離でしかなかった
そんな僕らが

とても遠いところから
生まれてきたような
そんな僕らが

買ったばかりのノート
一ページ分にも ...
ほこりくさく薄ぐらい部屋の隅っこで
{注孤独なジョージ=ガラパゴス諸島に生息するガラパゴスゾウガメの亜種の最後の生き残りの1頭の愛称。英語だとLonesome George}がキャベツを食む音がする ...
立ち上がれない右手の朝方を示しながら
先端は灯となり先端の義足に変更を甚だしく
響く
通り雨は果敢なき猛然であったでしょう
博愛主義者の音色を卑下する
均一化として
あなたは今
凝固した ...
夢を見ていた僕を、君が笑った
くだらない私を
貴方は今日も愛してくれるのね
何もかも失った世界の中で
君の体温すら不安定だった

君がいるから
僕は今日を生きていた
例え
現実以外で ...
私は未だ
まどろみの中
目覚まし時計が
鳴っている
わかってはいるけど…


地上に舞い降りた
織姫と夏彦
感動の再会も早々に
夏彦は両手いっぱいの
高級ブランドの紙袋を持って
...
アタクシという混合が、キビンな嫁を夢みる夜


人生を賭けた油虫
ピーピー豆の葉にて早濡

粛々にして縮小する気持ちと、死ぬ覚悟のない面構えを足して2で割って、衣を着け揚げたらコロッ ...
ごらん、
きみのさかなは
もう
あんなにとおくまで
とんでしまえる

あめいろのひれは
けっして、
つばさには
なれないという

そんなでまかせで
まんぞくするのな ...
あるテレビ特番の早押し問題で
四択の中から見つけた正解
水色ドレスのシンデレラ

ある夢と魔法の王国の
お城はシンボルで合ってたっけ
水色ドレスのプリンセス

夢と魔法は心地いい
豪 ...
  桜雪 or雪桜

室内の悶悶より
鳩森神社の桜の木の下へ
風が骨まで滲み込ませよう

ふいなところに盛り上がるピンクの雲
ピンクの雪がふわふわと舞う
地面で踊る
この陽気な季節
...
竹やぶ輝くきらきらん
おじいさん竹切り驚嘆
小さき姫現る忽然
大判小判もどんどん
家屋敷豪華絢爛
大事に育てる過分 

かぐや姫の美貌 皆賞賛
三人の男持ち込む縁談
姫突きつける難問 ...
桃が川をつんぶかんぶ
おばあさんこっちゃこー呼ぶ
持ってって切る一分二分
桃割れ嬰児跳ぶ
おばあさん喜ぶ
おじいさん尊ぶ

おばあさん桃太郎おんぶ
桃太郎遊ぶ
はげむ文武
鬼退治に ...
夜空の月と昼下がりの菜の花はよく似ている

時に道しるべになり
時に風景のアクセントになり
時に心奪われる

瞬きの方法を忘れたら空を見上げる

際立つ眩しさに気をとられると
いつの ...
 よねたみつひろ氏は、現代詩フォーラムでは「みつべえ」というお名前で沢山の詩を発表しておられます。みつべえさんが発行なさっている「風羅坊」という個人発行の詩誌の配布を申し込みまして、そのご縁で詩集を分 ... 今日は土曜日だということで
ぼんやりと近くの河原に出かけた
ニュースでは
お台場特集でみなとみらいはとてもにぎわっていた

土手に上がると一面に白く
河原 広がった
中学生が必死でランニ ...
拷問室の中
小さな窓に見上げた 水色は
僕を水色として照らした 瞳に
その 小さな窓を 嫉妬させた 

ハワイにも
トップレスにも水色はあった だが
微かな笑みで 拷問室は 君を
ヒタ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
継承すべきことプテラノドン自由詩109/4/5 17:37
春と聞くだけで泣きそうになる今の私は木屋 亞万自由詩2*09/4/5 17:26
kauzak自由詩7*09/4/5 17:02
さくらミサイルuminek...自由詩3*09/4/5 16:22
死の冷たさについての素描岡部淳太郎散文(批評...2+09/4/5 16:18
連鎖Tama自由詩1*09/4/5 14:59
逆転高橋魚自由詩3*09/4/5 14:54
短歌の音楽性と政治性 山田氏に応えて非在の虹散文(批評...0*09/4/5 12:33
『野良猫の掟』東雲 李葉自由詩0*09/4/5 12:13
空の皮膜塔野夏子自由詩10*09/4/5 11:33
四季と旅した少年こめ自由詩809/4/5 11:28
未練がましきは我が儚中原 那由多自由詩209/4/5 8:46
柊 恵短歌2*09/4/5 7:38
SRS6  フリーワールド/田柄さん を読んで露崎散文(批評...1*09/4/5 6:07
鬱憤未完自由詩4*09/4/5 4:28
別れの距離小川 葉自由詩509/4/5 3:24
孤独なジョージ亜樹自由詩1*09/4/5 2:47
量の間違いや欠陥井岡護自由詩0*09/4/5 2:27
僕の手を智鶴自由詩109/4/5 2:23
夢の途三之森寛容自由詩6*09/4/5 2:03
遊離して畳崎幹人自由詩009/4/5 1:56
さかなびと山中 烏流自由詩7+*09/4/5 1:53
シンデレラの本音相羽 柚希自由詩3*09/4/5 1:38
桜雪 or雪桜里欣自由詩009/4/5 1:22
韻を踏むかぐや姫ふるる自由詩4*09/4/5 0:43
韻を踏む桃太郎自由詩2*09/4/5 0:38
月と菜の花あ。自由詩3*09/4/5 0:33
よねたみつひろ氏『鬱曜日には花を刈って』によせてふるる散文(批評...8*09/4/5 0:13
ディズニー耳K.SATO自由詩2*09/4/4 23:55
ムチ自由詩0*09/4/4 23:55

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加筆訂正:
短歌の音楽性と政治性 山田氏に応えて/非在の虹[09/4/5 16:04]
文字修正
通奏低音/とうどうせいら[09/4/5 13:34]
しあわせになったらの連を修正する予定(保留)
通奏低音/とうどうせいら[09/4/5 13:32]
わらうんだの後 *追加。なぜ→なんで。幸せをひらがなに開く。
通奏低音/とうどうせいら[09/4/5 13:29]
やっぱり「わたしも〜あえるの?」を削除(決定保留)
通奏低音/とうどうせいら[09/4/5 13:28]
水、うわーんの両端に空白。うわーん→うわぁーん。「んで」を削除。
韻を踏むかぐや姫/ふるる[09/4/5 0:47]
再投稿です
韻を踏む桃太郎/ふるる[09/4/5 0:47]
再投稿です
7.2sec.