さだまらないか 手品みたいな希望の星 地球
早々と逝ってしまった あの人のぬくもりを
ほぼ毎日忘れていること それさえも
この世のホウリツでは取り締まれないから
亭々の僕は生 ...
紅い頬を削がれて
恥じらいもなく現れた
少女の実を
次々と切り分けて
皿に並べていく
自らの少女を
どこかに忘れてきた
ふりをしてる母の
秘められた欲望のように
家族 ...
もう
これ以上
苦しめないで
一生懸命な
その
横顔が
頭から
離れなくて
ワタシは今日も
頭の中の消しゴムで
募る想いを
消 ...
どう見ても
人でしかない
葡萄を見ていた
同じ売場で
何度も見てるから
店の人に
怪しまれさえした
名前を知ってる
と思った
葡萄の品種ではなく
たった一つしか ...
現代詩以前にも詩は数編書いていた。
今読み返してみれば、季語ならぬ詩語を並べて詩風にしただけの取るに足らないもの、もしくは、単に思ったことを少しひねた言葉にかえただけのものでしかない。いわゆ ...
さよなら
といってしまうと
追いかけてこないこと
わかるから
エレベーターの中の
25秒間を
感じることに使うべきだったって
偶然は
つくってみるもの
ねえ
と問いかければ
...
まだ遠い夏を
まだ梅雨さえ来ない5月の空に描いて
貴女は揃えて広げた掌に息をかけ
ふうっと、飛ばす
果てしない宇宙の
一番身近な部分を
少しだけ切り取って描いた世界は
たんぽぽと
ラベンダー
...
南の風が
町を抜ける頃
温い昼下がりの射光と白い風景画の塗り籠めた下絵の上に停まった季節の翳り下で
欧風の白亜の建物の天辺に動かない風見鶏が見下ろす窓辺に揺れるカーテンのそよぎに抱かれて
セピ ...
手が
手が震える
震戦は晴れた九月の夜みたいだ
明確で 間違えようの無いことを隠してる
爪の先に焦点を合わせられなくなって
初めて不便だと思った
逃げる者追う者も
僕には同じ ...
すうっと堕ちていくような感覚と
鈍いしびれがあるという
それでいて苦痛ではないらしい
幼なじみのあの子も
隣の席の委員長も
さらにはわたしのママまで
患ったことがあるらしい
大人 ...
夕暮れ時、河川敷に沿って立ち並ぶマンションに灯された
幾何学的なライトを見ながら、「太古からの結晶」と、今朝ラジオで耳にした
CMの一節を反芻する。それから飢えた胃袋を黙らせるように煙を吸い込む。 ...
彼女と仕事をしてると楽しかった
たぶん仕事が終わればそんな気持ちもなくなるって思ってる
ぼくはクリエーターだ彼女は実務をしてくれてる
この広告の小冊子づくりが終わればチームは解散する
ちょ ...
背中を引き破り
翼を産み出しても
僕らは飛び方も
場所も知らない
翼も血にまみれ
ドロドロとした
赤い液体に絡まる
何も知らない子供が
汚れた大人が
ひきこもりの科学者が ...
A)
暖気してる間も醒めない/鉄は塊り
換気してる間も察しない/手付かずの雨乞い
息をしないなんて/囈(うわ)言(ごと)云うなよ
空ばかり請うなんて/蔑むなよ
B)
ど ...
言葉の羅列に侵されてく
そんな瞬間の私
怯えるように痛みの先を舐めて
舌の先に灯った芳香に焦がれた
貴方の瞳が夜明け色なら
私の瞳は最果てを映してた
言わないで口を紡いでて
綺麗 ...
召した、と君は言う
稀薄な意思を養生するかのように優雅を演じた
祓った筈の手に付着したものは黒南風
去り難い指の先に現れた解錠の儀礼
尽力で抱えた儘ならぬ数の哨戒
遥 ...
俺みたいなやつは、死ねば良いと思うよ。
優しさのカケラももってなくて。
どれだけの人が傷付いたよ。
だけどね。
死んじゃだめだって言ってくれる人が居るんだ。
なぁ。
...
幸せだなぁなんて緩く生きてるとだめになるし
またどうせやって来る
もがいて悩めと
宿命的だわ
これが業ならば
見えないものと戦わざるを得ないなら
突き付けて欲しいも ...
きょうもだいちにあいたたくさんのちいさな穴を
うめにいくのだと、ひとびとはかばんをかたてにでかけてゆく
ひとつでも穴がのこされていればふあんで
しかたがないのだと、ひのくれるまで
...
さやえんどうのかわをむく
ゆびのさきがみどりになって
ぷんとあおくさいにおい
うまくいえへんこと、いっぱいあるよ
っていいたかったのに
なかなかいえなかった
...
090522
進化をし続けて
人になった途端
ウィルスに脅かされて
右往左往している
マスクが売り切れたから
引き籠もっていても ...
ひとのその哀しいところなんて
簡単には見れやしないし
自分のその哀しいところなんて
簡単には見せやしない
だから、あんなふうにバリア張られてしまったら
捨て身で助けに行くしかないじゃ ...
090522
少しだけ
はなにつくのだと
苦笑いした途端に
風が吹いてきて
セットしたばかりの
髪の毛を逆立てる
その一瞬をカメラに納め
...
コンクリートを、駆けるように失われる優しさ。
切なげに、大げさに、フラットに。
そうして僕たちは冷たい同情を得る。
そうして、僕たちは寛容という名の無関心に尽くす。
はだけた服のすきま ...
テレビドラマを見ていたら
あまりにもつまらなくて
消してしまった
今までの人生を見ていたら
あまりにもつまらなくて
自殺してしまった
***
そんな彼女の
ラス ...
雪解けの水がつるり、と窓にいて
陽射しはひらり
春、うたまつり
じわ、
じわり
布団を抜け出る子のように
ひとつ、ふたつ、と三月の砂利
太陽に追われて ...
このからだをすぎるものらの
なんとせわしく弱いことか
流木が凍り
骨の道に沿う
いくら望んでも
いくら願っても
手のひらより大きくなることはない
...
揺さと風 豊穣の胸に抱かれて
陽は流れ雲行きて行くこの窓辺
風の腕木々に触れ 聞く風の音
ただ わたし
いるしかできなかった
ふもとで足が
すくんでたのかなあ
呼ぶこともできなかった
さけぶことも
云うことも
かみ殺すことも
ただ わたし
ここにいるしかできない
こ ...
疲れて帰宅すれば
妻も娘も爆睡中
風呂上がり、一献やりながら
ちょっと夜風に身を委ねたりして
空を見上げれば
まんてんの星々が
あれは何座だろうと
考えるけれど
結論は野暮だから
とりとめも無く
魅入 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
マンハッタンブリーズ
山崎 風雅
自由詩
1
09/5/23 2:32
林檎
小川 葉
自由詩
4
09/5/23 2:08
ラブレターその2
つばさ
自由詩
1
09/5/23 1:24
葡萄
小川 葉
自由詩
3
09/5/23 0:56
現代詩を書いたわけと書かなくなったわけ
KETIPA
散文(批評...
0*
09/5/23 0:19
上昇25秒
蒼木りん
自由詩
5
09/5/23 0:08
夏を描く指先
遊佐
自由詩
10*
09/5/23 0:04
バレンシアの風
〃
自由詩
1*
09/5/23 0:00
シャーマンどもは扉を開けない
竜門勇気
自由詩
1*
09/5/22 23:38
はやりやまい
あ。
自由詩
21*
09/5/22 23:28
無縁
プテラノドン
自由詩
0
09/5/22 22:48
五月の夜/六月の闇
吉岡ペペロ
自由詩
8
09/5/22 22:06
にんげん
蝶澤
自由詩
2
09/5/22 21:55
『鉄砲魚に跨がっていたら〜』
Leaf
自由詩
0*
09/5/22 21:18
詩檻
愛心
自由詩
9*
09/5/22 19:15
『菩提樹の生けとし岬』
Leaf
自由詩
1*
09/5/22 18:50
幸福。
狠志
自由詩
1
09/5/22 18:29
再来
まきちぇり
自由詩
0
09/5/22 18:16
世界主義者
瑠王
自由詩
2*
09/5/22 16:38
さやえんどう
尾崎みどり
自由詩
5
09/5/22 16:10
進化
あおば
自由詩
4*
09/5/22 14:02
よくわからない苦悩
ブロッコリー...
自由詩
0
09/5/22 13:55
ブックオフ
あおば
自由詩
1*
09/5/22 13:49
フラット
ブロッコリー...
自由詩
0
09/5/22 13:29
ドラマ
小原あき
自由詩
5*
09/5/22 13:22
◆春うたまつり
千波 一也
短歌
2*
09/5/22 12:16
ひかりふる
木立 悟
自由詩
4
09/5/22 11:33
透明な風
アハウ
俳句
1
09/5/22 9:58
ただ
唐草フウ
自由詩
3*
09/5/22 9:54
星座
しげ
携帯写真+...
0
09/5/22 5:24
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
4465
4466
4467
4468
4469
4470
4471
4472
4473
4474
4475
4476
4477
4478
4479
4480
4481
4482
4483
4484
4485
4486
4487
4488
4489
4490
4491
4492
4493
4494
4495
4496
4497
4498
4.54sec.