あたしは 今日も 錆びかけた個室で ベッドにはいった
いつごろからそうしてるのかわかんない けど 法律で決まってるから
{ルビ駅=シンシツ}は人もまばら そろそろ発車だからね
個室は最初 カタン ...
砂埃をかぶって
眠っていたはずの感情
ピタリと閉めたはずの蓋
カタカタと震えだす
振動で落ちた
蓋の中身が
目覚める
置き去りにしたはずの
悲しみが
鮮明によみ ...
黄金に実った麦畑は
刈られるのをまっていて
私は
ずっとこのまま
黄金でいてほしいと思っていた
時は止まらない
緩やかにすることはできても
そう信じたい
その術を想い描いても
急 ...
090529
雨が降る日は天気が悪い
悪いはずだよ
天井がないぜ
傘を差しても間に合わない
大雨で
雨が漏るのはお大尽
屋根がないのが
我が国の
...
小さな頃から夢だった
エスカレーターを家に取り付けるため
大人になると僕は
さっそく業者を呼んで相談した
ところがこの家には
二階も地下室もないので
どこまでも上り続けるか ...
あなたの小さな冗談に
わたしは声を上げて笑った
あまりにお腹が苦しいので
あなたの腕をたくさん叩いた
あなたは少しも怒らなかった
紅く、
花びらの咲いた ...
期待することは
赤い実があらはれること
赤い実があらはれること
外からの彼女
どこそこの娘といふことでなく
私という私を見よ
周りにはそんな押し付けをするくせに
自分はからすうり ...
おふぇりあをつきおとせしはことばかな。このまどわしのことばにくめり。
冬の空、オフェリアあざむきさむざむと、恋し心の血のにじむ空。
幽霊は高殿たちていいはなつ「汝が母の咎わすれまじ ...
夢を見ない者たちに
夢を届けにゆきなさいと
言われ
白鳥は怖気づいた
飛び立ってしまったら最後
戻れなくなるような気がしたから
その昔
どこかの国の王子だった
ことも忘れて
...
知らないうちに
ノックされていた
ぼくが
まだ
そう 空を見ていた頃の
思い出が甦るのは
夜明けに
似ている気がする
静かで 重くて
泣いてしまいそうになる
...
ぼくは一人ではない
ぼくがダメなときでも
だれかが頑張っていてくれるから
ぎりぎりふりしぼって
前のめりにでも進んでいったら
またやる気出てくるのかな
西の低き ...
雨の匂いがする
埃っぽい陽射しの名残りを弔って
闇に隠れ
秘密裏に行われる洗礼は
いつしか
もっと内側まで注がれるはず、
そんなことを
どこか信じている
陰音階の音だけ降らせ
目に見 ...
泣きはじめたら
はらしはじめたら
どうやって責任を問おうか
土曜日のカフェテリアでサイドバーガー
いつものあなたのよう
飲みきれないシェイクをわたしは混ぜはじめて
つけ睫が悲しみを持って重 ...
♪ジョニーが来たなら伝えてよ
二時間待ってたと♪
隣の家の真行寺のおばさんにそうお願いしていたら、
ある日の夕方おばさんは血相変えて僕の家に来てこう言った。
「あんた気をつけなよ。 ...
夜の通りにぼくを探して
通りにでたあなたを連れ去ろう
核ミサイルが発射されたとしても
ぼくらは大物で
こんなときさえ愛の言葉を交わし合っている
酔いどれの無気力が街にこだまする
そのど ...
明日は海が見えるといいな
この窓は晴れた日に水平線が見える
きらめいて きらめくたびに
海鳴りよりも遠くて深い いつかの音がする
胸の奥にいつのまにか 残してしまった
*真剣な話をし ...
白と黒の
ふちどり
真っ赤な
口元
からだのラインを
浮かび上がらせる
スーツ
からだのラインを
あいまいにする
ドレス
おどけた嬌声
うちひ ...
藁葺き屋根の旧家の庭先には雨雫垂れる五月雨のなか宿ると云う
パラサイトだよ、人生は、
と謳う縁側に何度目かの越冬で老いた蓑虫が背を丸める
障子の破れは窮屈な己れの心の風通しを考えての ...
あめあがり ゆ
あめあがり ゆ
つきだした くちびる
ひとしずく なめるうちに
また屋根が
さわがしい
ながれおち ん
ながれおち ん
のどつたう ん ...
がいこくのなまえ
いそがしいね
がいこくのなまえ
どこにいたの
どこからきたの
がいこくのなまえ
たくさんでてくる
はやしのようになる
がいこくのな ...
しかること
どなること
うつろでっしゃろ
うつろでっしゃろ
よわいものにばかり
つよくあること
うつろでっしゃろ
うつろでっしゃろ
めがおよいで
い ...
詩は在る、として詩を書くとはなんだろうか。
書いたものが詩である、というのはどういう状態なのか。
詩人をどう定義すべきか。
それらの問いは、今や意味をなさないのではないだろうか。
なぜなら ...
あなたと住んだあの街を
今日久しぶりに訪れてきたよ
駅の改札でスイカが使えるようになっていて
なんだか不釣り合いな感じがした
私が働いていたビデオ屋さんが
つぶれていて驚いた
ほかにもいろ ...
090528
ガメラがカメラを構えていると
最終列車が入ってきて
カメラ小僧のオヤジたちが
一斉にフラッシュを焚く
今どきマグネシウムは無いだろ ...
090528
明白なことがあって
影が消える
隠れ里に住みたいと願う者が
桃源郷を営んで居るのだと
ほろ酔いの男が
駄洒落た顔を歪め
駅 ...
足の裏を知らない人と朝ごはんを食べている
草原でもしゃもしゃと
土踏まずは領域を反して土自体踏まず
朝日とは逆の方角を向き
陰だけ妙にこすんでいった
それは昨日の夕暮れだったか
草はよ ...
泡ってなんで円いんだろう
月ってなんで円いんだろう
地球もなんで円いんだろう
ねじ穴だってコインだって
みんななんで円いんだろう
○は□よりつくりやすいからかな
なんでもかんでも
時 ...
天荒の息急き切った海の意志
俳句する永遠の今を留めたし
風動き我突っ立つて雨の降る
つつまれている憎しみが
静かに溶けだして夜に逃げていく
月に照らされて、僕の愛が見えた
夜の黒よりも濃い、愛だ
そう見える
際立って黒い、吐き気がした
それが夜にとけていく
滲んでいくよ ...
老人とばかり
思っていた
煙草は吸いません
煙を吐きながら
私たちは
コーヒーは飲めません
だから私たち
紅茶ばかりね
返事は出しません
手紙に書いて
他愛 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
レールウェイの先は霞んでいる
竜門勇気
散文(批評...
1*
09/5/29 11:29
覚醒
百瀬朝子
自由詩
2*
09/5/29 11:26
麦畑
蒼木りん
自由詩
5
09/5/29 8:53
雨
あおば
自由詩
2*
09/5/29 6:24
世界エスカレーター
小川 葉
自由詩
5*
09/5/29 3:34
湯豆腐
ask
自由詩
1*
09/5/29 2:40
からすうり
かなりや
自由詩
2*
09/5/29 1:30
ハムレット独白 三首
非在の虹
短歌
0
09/5/29 0:41
メルヘンの影 変身 梟の首
青の詩人
自由詩
1*
09/5/29 0:09
知らないままで
〃
自由詩
4*
09/5/29 0:07
メッセージ
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/5/28 23:59
雨音
銀猫
自由詩
23*
09/5/28 23:28
笑わなくなる話
Mかわ
自由詩
0
09/5/28 22:59
誰が豚かを決めるのは俺だ
花形新次
散文(批評...
6+*
09/5/28 22:14
愛の言葉
吉岡ペペロ
自由詩
1
09/5/28 22:04
ウミナリ
靜ト
自由詩
0*
09/5/28 21:28
Gothique
Piroue...
自由詩
1
09/5/28 20:42
『懲罰的ホメオスタシスの報酬』
Leaf
自由詩
0
09/5/28 20:16
ノート(あめ )
木立 悟
自由詩
2
09/5/28 17:34
ノート(がいこく)
〃
自由詩
2
09/5/28 17:33
ノート(長)
〃
自由詩
1*
09/5/28 17:32
詩は軽蔑に値する
非在の虹
散文(批評...
0+*
09/5/28 17:02
思い出の宿る場所
麻生ゆり
自由詩
2*
09/5/28 15:56
カメラ
あおば
自由詩
2*
09/5/28 14:12
桃源郷
〃
自由詩
3*
09/5/28 13:45
日が くられたダイアリ
さわ田マヨネ
自由詩
2
09/5/28 13:16
○
吉岡ペペロ
自由詩
6
09/5/28 11:10
海の意志
アハウ
俳句
2
09/5/28 8:08
例えば、永遠の夜があるとして
アオイリョー...
自由詩
0
09/5/28 0:50
文通
小川 葉
自由詩
1
09/5/28 0:48
4451
4452
4453
4454
4455
4456
4457
4458
4459
4460
4461
4462
4463
4464
4465
4466
4467
4468
4469
4470
4471
4472
4473
4474
4475
4476
4477
4478
4479
4480
4481
4482
4483
4484
4485
4486
4487
4488
4489
4490
4491
加筆訂正:
カメラ
/
あおば
[09/5/28 20:42]
一級品のビンを持参して 6行
詩は軽蔑に値する
/
非在の虹
[09/5/28 17:24]
語句修正
詩は軽蔑に値する
/
非在の虹
[09/5/28 17:23]
語句修正
6.35sec.