地を這ひて朝日を濾さむ煙さへ越し振り返る近鉄の窓


沈みこむ夕日が意識引き連れて目蓋の内外闇に染めゆく
お風呂から上がると
生き返ります

そのあと水を飲むと
もっと生き返ります

ひだまりで昼寝をすると
生き返ります

そのとき誰かとぎゅっとすると
もっと生き返ります

美味し ...
本に挟んでおいた

しおりの行方はまだ分からずにいた

どうしてかな

簡単に人を裏切るのに慣れてしまったのは

有効期限まではまだまだだけど

速めに使っていよう

自分さえ ...
よく見知った鳥たちの
生まれる音が遠くから
ここまで
骨がぶつかり合っているようにも思える
低い腰つきと
正確な手さばきで
つぎつぎと収穫されていった
ばんざい 収穫だ
ばんざい 越冬 ...
テレパシーが使えるなら誰も苦労しない、だなんて
痛烈な意見にお腹が痛くなっても
やり場のなさはだいぶ楽になった
初めは鑑賞で良かったのになと
泡がどんどん膨れ上がっていく様を自嘲する


...
ハロー。ハロー。現在は午前0時。製氷器の夜の始まり。僕の心の灰色に濁る部分が、とろとろと、どろどろと、流れ出していきます。うつぶせ。あおむけ。寝がえり。どうしたって零れていきます。ハロー。ハロ ... お揃いで買ったTシャツ
いつの間にか色も褪せて
流れ行く時間が
二人を変えてしまったの
ねぇ、覚えてる?出会った日の事
あの時、確かに永遠を感じたよね?
今 あなたの言った別れの言葉
冗 ...
モヤモヤした昼間の感情
小煩い大人達の小言
見つからない自分の未来
濁り溜まるばかりのエネルギー
不安に追い付かれない様にアクセル全快でぶっ飛ばす真夜中の湾岸道
風になれた気がしたんだ
全 ...
おれは頭が悪いから
ちょっとしたことですぐに泣きそうなって
女のひとに助けてもらおうとする
ほいで助けてもろたら
どうも有難うとかゆって
またすぐに遠くの地平線のこととか
郊外の高 ...
今日限りのビタミン
祈るように弾かせる
くり抜いた芯は自由で
果肉は砕かれてしまった

水溶性
だと知っている
だから繰り返すのか
背中が溶けて痛くなる
「浮腫んだ思いを孕まされたので退職致します」
と言って去った後
首を吊って自殺した女の怨霊が
少女に乗り移った

誰も知らなくていい隔離された世界を
取り憑かれた ...
明日、明日、明日死んでもいいように
明日死んでもいいように
明日死んでもいいように…
と言った所で
結局死ぬのが怖いくせに
高所恐怖症だし、手首に刃物も当てられない位臆病者なのに
幾ら強が ...
鍵を開けた。
カプセルはわたしの匂いが循環する温室です。
あなたは、靴が足先に汗をかかせるように、シテ、
ふたりして、どこに向かっているのかも分かっていないのだから、
わたしたち、このまますり ...
何だかんだで 何だかんだで
何だかんだで 4年目なんだね
何だろうね この空白感は
何も知らずにお前と共に過ごした48ヶ月の歳月

レールもルールもない銀河鉄道の流れに身を任せっきりで
此 ...
{引用=かわいちともこさんのイラストから
http://nib-s.org/}

くずれおちる塔の
やせほそった背骨のすべてから
祈りの声を響かせている
恋うる人の手を握る手と同じ形を一人 ...
僕らの声がまだメロディであったころ

あの日の伴奏は誰であったか

幾度かの恥知らずな転調を繰り返し

レコードの針を追いかけてくるくるおどけた

胸の蓄音機が鳴らすあの、雰囲気が
...
橋脚から電車へと流れる塵
蘇我行き

小さな標識は高速湾岸線
撓んだ架線の下に4つのとぼけた窓
行政書士の事務所だとわかる
やがて昼間の蛍光灯から左の英会話へ

手のひらには
ずっと ...
切ないほどに澄み切った秋模様の空が
夏の入道雲を押しのけ始めた

遠くの海で広がる波紋が
砂浜に打ち寄せ
引いていく

その間に繰り返される
「ありがとう」と
「さようなら」

...
象が楽しげにリズムを刻む

涙を流しながら

体を揺らし


少女はあなたに言うのだ


「彼にはあなたが思うような強さや弱さや意味や価値はないのよ 客観的に見て」


象が ...
関連避け応えた
外気感じなかった
卒倒待ち望んだ
礼拝欠かさなかった

感触見間違えた
感度も差をつけてた
清流赦すまいと
最愛裏返した

DEAD VALLEY
DEAD VA ...
その路地ふと折れると銀河


上向いて銀河の下で眠る


銀河三丁目十一の四 我が家あり


目瞑れば銀河の中で暮らしていて


銀河の土地を踏みしめている


レモン絞 ...
山の裾を ていねいに
両手でならしていた おばあさんの
あれからまた
小さな山が ひとつふえた


新しい山は ひとの形をしている
足のしたで 山は
お腹のように やわらかかった

...
典麗の色香は、純白の
輪舞する翅が揺れている
{ルビ無言=しじま}なひろがる花弁にぽつねん
ショー・ウィンドーの森の囲いにたちんぼが、

哂い声をあげた夢は、
苔むした褥を足にして
胡蝶 ...
そらの高いところから
ひとひら
落ちてきそうなよる

くらくしたへやで
ひらこうとする花だ

気づく、気づかない
しかくの、四角の、視覚の、詩、書くの

そらの奥から
針はの ...
朝まで笑って ずいぶん寝過ごしたら

少し残ったアルコール

きしむ体とあやふやな昨日


無駄な時間と嘆いたこの日々も

いつかきらめいて

この後悔も笑えるんだろう

...
夕方の風をたぐりよせれば

ほんの少し 冬が見えたようなきがして

全身が震えるような歓喜に

わたしはせいいっぱい秋を

枯葉を踏みながら追いかけて

冬を呼んだ
せつない系の
お酒をのんで
星降る夜空に
真夜中の
糸でんわ

もしもし
元気?
あたし?
元気

あの人の
笑顔を
思い描いて
今日も
精一杯の
大丈夫


...
ふりむいた

満月が煌々と輝いていた

ほつれた髪が頬にかかる

月はあまりにも正確な円型だった

知らずに涙が流れた

影が含み笑いをしていた
洗い物をしていると

流しの窓を雨が叩いた

蛇口から流れる水

あなたへの想い

床に水たまりをつくる
雨音が

わたしの想いを

紫に染めた

だから

許される気がした
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
朝夕二首橙午短歌009/9/18 22:42
いきかえり小原あき自由詩6*09/9/18 22:15
しおりの行方はわからないこめ自由詩609/9/18 22:07
一つは行き、一つは絶えた嘉村奈緒自由詩1309/9/18 21:53
いっつ・あ・すもーるわーるど中原 那由多自由詩8*09/9/18 21:49
製氷器。午前0時。あぐり自由詩3*09/9/18 21:35
分岐点加羅自由詩1*09/9/18 21:25
族々しちゃう自由詩0*09/9/18 21:04
Fourth of July捨て彦自由詩4*09/9/18 20:43
ふそくする日に木葉 揺自由詩1*09/9/18 19:43
クロスロードゴースト(無...自由詩2*09/9/18 19:39
臆病者のPunk PoemTASKE自由詩109/9/18 19:16
空洞佐藤真夏自由詩5*09/9/18 16:29
銀河鉄道の旅・48個の星を数えてTASKE携帯写真+...209/9/18 16:00
懺悔イダヅカマコ...自由詩109/9/18 15:29
ギターtutty自由詩309/9/18 15:15
ペットボトルしべ自由詩209/9/18 13:57
残暑見舞いテルテル坊主自由詩0*09/9/18 13:47
何かがはじけたとしたら、それはきっと泡だ相田 九龍自由詩3*09/9/18 10:08
DEAD VALLEY邦秋自由詩0*09/9/18 9:13
銀河5句アハウ俳句3*09/9/18 9:07
彼岸yo-yo自由詩4*09/9/18 6:03
あさい眠りの/orchid月乃助自由詩6*09/9/18 3:06
ほしのおミゼット自由詩3*09/9/18 1:59
夢に酔う森未自由詩2*09/9/18 1:36
メロウ湖月自由詩209/9/18 0:59
大丈夫青色銀河団自由詩009/9/18 0:37
ty自由詩109/9/18 0:31
自由詩109/9/18 0:22
無題自由詩009/9/18 0:21

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