君は詩を書く海星、いたい?
いくら海が好きでも
湖で海水浴はできない
床に沈むあんたっちゃ文学
夢毛の大地に
呼気と吸気の五十音
けれども
わたしは詩人ではないので
何故なら ...
たかさご百合が
今年も咲き始めました
美しき島のユリ
Lilium formosanum Wallace
テッポウユリを
原種へ原種へと戻し交配し直したような
一見頼りなげな
ひょろ ...
きみの瞳のみどりいろの部分が欲しくて堪らないので、
せめてあたしと同じくらい愛をくださいと赤い地平線にお願いしてきたところです、
貪欲で俗っぽい自分自身に気づかされ、
ただ普通の磨りガラスに ...
東通りを歩いている
歩調にあわせて動き出す炉の
焼き焦げ一つの
多くの星は今私の眼にはなく
焼き焦げた一つの
形があるばかり
やわらかすぎる窓辺で
まだ未来を知らない
不安を覚えるよりも
呼吸するのに忙しいと
しなやかで軽い繊維
気持ちばかりが走る夜
時間と季節を一足飛び
白いスニーカーに風
戻れるな ...
花の後から雨が降る。
雨の中から花が咲く。
その後煙る雨が降る。
花に嵐の喩えでないが
さよならだけで死ぬものか。
さよならの後雨が降る。
いつまでたっても雨が降る。
梅 ...
オーケストラが奏でる
古めかしい旋律のように
言葉は重みを増して
生命の美しさを語る
指揮棒に合わせて
ピアノが歌えば
ほらもうそこは別世界
目を閉じて
心で聴いてよ
あなたの産 ...
たくさんのニュースとたくさんのベル
それは、嘘ではないけれど本当でもない
この世界の、半分はあたしのもので、
もう半分は誰かのおもちゃ
この身体の、
...
静寂は痛みを内包する
そう教えてくれた君の
頁をめくる指先を
真剣な横顔を
心の底に沈めて
眠らせる記憶
らせん階段を登り
3階のキャレルへ
君の残り香を探す
八月の図書館
...
あの人の奏でるベースの音が
腹に響いて
湧き上がる感情に
名前を付けるのをためらった
本当はその指で
乳首を弾いて
あたしを高い声で
啼かせて欲しかった
腹に響く重 ...
響く蝉の鳴き声
からみつく湿度
伸びる影を踏む
緑が眩しい午後
瞼の裏に
あの人がフラッシュバックして
立ち眩む
溶け出す思い出に
輪郭が歪んでいく
響くあの人の声
...
夏の
匂い
蚊取り線香の匂い
湿っぽい冷房の匂い
熱くなりすぎた樹脂の匂い
アスファルトに大粒の雨
三回以上したあとの女の匂い
虫たちの
みどりの影
...
日曜の夜は
特につらいです
明日から仕事だと思うと
胸が痛くなります
しかし明日も
私は戦わなければいけません
夜をこえて 夜をこえて
明け方まで戦う勇気を
私に下さい
きっと明日 ...
たぶん何もないだろう
何もない所から宇宙は生まれた
宇宙が生まれた奇跡を知れば
人が生まれる不思議もわかるだろう
そんなことを病床から
発信しようとしています
これはつぶやき
それ以上で ...
蔓のような情欲だった。昔はもっと好かれていたような気がするんだ、赤の他人にもね。
肌に張りがなくなったとか、心の声で言うのかい。でも以前は人の眼を見るということを
しらなかったんだ、真実を隠し ...
真夏の真夜中
のどがとても渇いて
焼けるように熱くて
這うように起き上がった
冷たくてきれいな水が飲みたくて
水道のじゃ口をひねって
両手を丸めてすくってみたの
それでも私
う ...
痛みなどないのなら、舌を噛み切って殺してしまえばよかった。
覚悟という言葉が、もっと優しげな響きだったのなら、首を吊ってもよかった。
だが現実には、痛みは悔しいほど生きたいと云うし、覚悟という言葉 ...
天空が開いた
光の梯子
天使が舞い降りる
お願いだ
ぼくを連れて行って
憧れの空の上
待ってるひとが
いるんだ
でも
天使は帰っていく
空が雲に覆われる
人々の願いは
いつだって
...
ある者は
長年夢見ていた舞台に上がれず
どしゃぶりの雨の中
膝を落とし
ある者は
束の間な恋の物語に幕を下ろし
曇り日の街の迷路を
今日も彷徨い
ある者は ...
この朝
キミはまだ眠っている
ボクの横で
安らかな寝顔で
でも
ボクは気づいているんだ
キミが
ボクから去ろうとしてること
新しい船に乗り換えて
ボクから旅立とうとしてること
ボクは
ここ ...
色濃く茂った
夏の葦が
黄昏の風に
さらさらと
なびき始めるのを
あなたの気配を
感じながら
他人のように
気まぐれを装い
待っている
空で迎える最初の誕生日に
どんな言葉を送ろうか
どういうわけかわたしの周りには
夏が好きな人が多くて
きみもその中の一人で
暑いのが苦手なわたしには
何度夏の良さを説かれても
賛 ...
いつの間にかサラリーマンになっていた
立ったまま寝る通勤電車も少年ジャンプを読むおっさんにも慣れっこになっていた
まさかと思うじゃん
もう慣れた 慣れたよ
もしも誰かが「世界を征服しに ...
カーテン越しに差し込む光で目が覚める
心臓に手を当て今日も生きてることを確かめる
窓を開けても見慣れたあの風景はないけど
その代わり見えるのは青く光る地球だ
このステーションに来てからもう ...
1 光求め緑透けるほど見据えている
2 潮騒に誘われてゆく雲の先
3 月の出が遠回りした道照らす
4 神 息し丸木船乗る海潮の青
5 褐色の肉体は笑顔 南の人
...
十九歳だった
おれの周りを浮遊するものがあった
殺意だった
おれは恋人を友人を家族を学校を大人たちを
すべてを殺したくて仕方がなかった
ただの殺戮じゃ飽き足らない
何度も何度もナイフで突き ...
毎日
大学病院前の
ひろいバス停で
猫背のひと
みどりはつよく
陽にあたってきみどり
おばあちゃんのズボンは
昔からサルエル
床のタイルのここは
どうして一枚だけ
はげ ...
四半世紀ぶりに巡り逢えた
子宮の次に居心地のいい水
かえす波も照らす光も
ありのままを許す不思議な水
歩みを停めて足を浸ければ
すぐ渦創り吸い込んだ水
溺れてもいいと思えたときは
そ ...
囁く甘い言葉に
隠された戸惑いを
知っていながらも貴女は
優しく微笑む
ひねくれた冷たい心
溶かしてあげるって
貸してくれた左肩が
僕の全てになった
雨で薄められた絵の具で
空を描く
夏はまだ来ない
君もクレヨンで
空を塗りつぶす
それでも夏は
まだ来ない
夏が来ないから
母さんを探す旅に出る
灰色しかない ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
自由詩な葉っぱ録/風のアーカイブ
海里
自由詩
2
09/8/2 23:59
自由詩な葉っぱ録/パイオニア・リリーズ
〃
自由詩
1
09/8/2 23:59
揃えた爪
ジャイコ
自由詩
0
09/8/2 23:43
東通り
佐藤伊織
自由詩
1
09/8/2 23:14
それでも僕は
瀬崎 虎彦
自由詩
4
09/8/2 22:13
雨はふるふる
……とある蛙
自由詩
10*
09/8/2 22:01
おんがく
ミツバチ
自由詩
4*
09/8/2 21:51
まないた。
Ohatu
自由詩
0
09/8/2 21:31
眠る図書館
衿野果歩
自由詩
2*
09/8/2 21:26
重低音
〃
自由詩
2*
09/8/2 21:24
八月の記憶に沈む
〃
自由詩
1
09/8/2 21:23
夏の
吉岡ペペロ
自由詩
10
09/8/2 20:53
明け方まで
渡辺亘
自由詩
0
09/8/2 20:51
つぶやき
〃
自由詩
0
09/8/2 20:42
検体記
ogawa ...
自由詩
3
09/8/2 20:22
真夜中の給水
皐
自由詩
2*
09/8/2 20:20
LSP
mad.ra...
自由詩
0
09/8/2 19:20
空へ
風音
携帯写真+...
3
09/8/2 19:05
詩人達の夜明け
服部 剛
自由詩
3
09/8/2 18:39
出航
風音
携帯写真+...
2
09/8/2 16:36
風の音
フクスケ
自由詩
1
09/8/2 16:03
夏空に溶けたきみへ
あ。
自由詩
16*
09/8/2 15:50
世界征服やめた(保存用)
不可思議/w...
自由詩
10
09/8/2 15:23
銀河鉄道の夜
〃
自由詩
10
09/8/2 15:20
推敲09・6〜7
アハウ
俳句
3*
09/8/2 14:12
邂逅
熊野とろろ
自由詩
1*
09/8/2 11:29
大学病院前
はちはちよん
自由詩
9*
09/8/2 11:00
魔性の水
邦秋
自由詩
3*
09/8/2 10:22
肩
YuLia
自由詩
3*
09/8/2 8:06
誕生日
小川 葉
自由詩
3
09/8/2 5:17
4296
4297
4298
4299
4300
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4302
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4313
4314
4315
4316
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4320
4321
4322
4323
4324
4325
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4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4.76sec.