というわけで、今回もまた大好きな馬野幹について語りたいと思うのです。

『ラストオナニー』馬野幹
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=125719

...
終わった!
僕らの持っていた地球儀が
手放す前に爆発したとき
これからのことは全部 真黒に染まっちまった

まだ何かを追っているのか
家の瓦礫と
溶けた手の皮膚と
焼けた制帽と
そば ...
箱の中には

たくさんの机
たくさんの椅子
たくさんの人たち

毎日

おんなじ場所に座り
おんなじ景色があって
おんなじ顔ぶれがある

違うものは

箱の中を流れる時間と ...
僕は不思議に思うかもしれない。批評祭なんてもんをやって、どうして皆は詩についてウダウダ書くのか、そして批評なんていう難しそうなことをするのか。第一どうしてわざわざ批評なんかをしなければなんないのかって ... 姉さんが嫁ぐ日
外は真っ白な雪景色
綺麗な白無垢姿は
雪の中に輪郭を溶かし
唇にひいた
紅の色だけが際立っていた

姉さん
私の憧れの姉さん
なぜ悲しそうなの?
雪を被った椿に
...
遠い明かりほど
美しいと感じる窓は
寂しい反転だ
裸の木々さながら
その身のうちに予感を眠らせ
ただそのときを待つ
 
兆しを感じながら
すべての夜に息をひそませ
夢の無名に暮らす
 
子どもたちよ
 
やがてお前たちの野に
言 ...
紙の上に大量のふけを落としながら
地球温暖化は本を読み終えるとつぶやいた
「俺の時代は終わった」
海上の非戦闘員を沈めながら
地震はスクワットをやり終えると大地に話しかけた
「縄文時代はコア ...
届かない言葉が 心から溢れて
欠片になって落ちていく
零れ落ちた言葉たち
月の光に照らし出されて
それは輝いて 道しるべになる

いつかあなたが
私の方へ歩いてくるなら
この道を辿って ...
 ネット詩などという死後は活字媒体のインターネットが使えない一部の老人たちだけが使う言葉であり、私はネット詩などという意味不明の言葉はもう随分前から一切使わなくなっている。ネット以外のどこに活きの良い ... 見つけられない青い鳥

見つけたと思ったら逃げてしまう

かごに入れたら 死んでしまう


あなたは言う


宿敵なんて本当は存在しない

あなたの宿敵はあなた自身

あな ...
君は尖がってるから痛いと泣いた
それが僕の言葉なんだって言って

だから全部入れ替えようと
取り出してみたら 
真っ黒だったんだよ
どろどろだったんだ

清い水で洗いたくて
抱えてっ ...
過去なんて見えない

私のいない思い出なんて必要ない

大事なものは

いま目に見えるもの



今は必ず過去になる

未来は絶対 現在になる

新しい過去はいくらでも作 ...
天気予報は曇りのち雨

冬晴れ続きで
乾きすぎた雨女は
その唇に
無色透明のグロスをさす

鞄の隅に折畳みの傘
忍ばせてはみたけれど
きっと今日もそれを
使うことはなくて

濡 ...
 前回、前々回の「つめたくひかる、1―江國香織『すみれの花の砂糖づけ』」(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=201263)「つめたくひかる、2―江國香織『すい ... ひと気もまばらな公園で
湿った土の上に落ちた椿の花は
どこか心細げにこちらを見ていた
ささくれたこの景色には眩しすぎるので
その紅色を熱でとろとろに溶かして
指ですくいとりたいと思っていた
...
東の空はすでに白々と
断末魔の星屑 儚い光
やがて朱に交われば明けの海
入り江にかすむ靄 侵食の色

島に夜明けがまた今日も来るたび
緩やかに繰り返す日々
日常の光 営みの光

家捨 ...
広大な地下街歩き出られない昔流行った巨大迷路か?

三日前の君との出逢い必然で遠い前世でも恋人同士

守りたい守り切りたい君が逝く冷たい雪が降る真夜中に

紫陽花を植えた所で変わる色変身好 ...
   3


ぼろ切れも、つづれ織りのように、
紙と紙のあわいから過ぎず、
あったことを示す。
日夜のめぐるたび、足し算を続けて、
よろこびなぞ、かなしみなぞ、
充分に受け止められる。 ...
シャーレを開けたら 香りだけが入っていた
いくつも 閉じ込めたものがあったのに

落ち着いて
落ち着いて君を捜すと 君が書かれたものは要らないので殺していた
君を見付けたかった

毒があ ...
もしこれが詩でも文字でもなく
もしこれがただの記号だったとしても
そんな事は構わないんだ

僕のいた学校にバカは沢山いたけど不良と基地外は一人もいなかった。

剥き出しの暴力と反抗
その ...
横断歩道を
舟が渡っていく

あの生まれたばかりの
小さな子供は
その隣で雑談してる
サラリーマンの男たちを
いつか脅かす存在になるだろう

そしてあの年老いた
一艘の ...
 そもそも我国において権威ある詩壇というものが存在するのだろうか? ひどく気になる。

 きわめて発行部数の少ない「詩」の商業誌も複数あるようだが、そのどれをとっても「権威ある詩壇」というのには程 ...
古月 [1:31:40]
相田さん仕切って!
相田 九龍 [1:31:45]
ほい
ことこ [1:31:48]
どうぞ!
相田 九龍 [1:32:26]
とりあえず真山さんが批評さ ...
点々と染みのような息を散らしながら歩いている
大げさな心臓に塩でもかけてやりたいと思い逸らしたのは目だけ
「なにか得ないと生きていけないなんて馬鹿げてる」
親指を握るのはほんとうに四本の指 ...
雨が上がった
夜の景色は
とても
美しい

葉が濡れている
葉に落ちた
雨のしずく
ぽたりと
落ちた
月の光に
照らされて

とても
きれい
素敵な
雨上がりの
月の ...
木枯らしが
吹いている
その中を
僕はひとり
歩いていく

木枯らしは
もの
すごい勢いで
僕に
吹き付けてくる

とても
寒い
手が冷たくなっている
凍えた手に
息を ...
俺には
たくさん
傷跡がある

喧嘩に
明け暮れていた
あの頃は辛かった

辛いとは
わかっていながら
素直に言うことすら
出来なかった

自分で
自分を
あとで
考え ...
そして雨が降りましたほんの少し
風にちって
睫毛も濡れないくらいだったけれど
指先を針で刺したような気分で歩いた
すごくひとり
どこまでも滲むくせにまざりたがらない
こんなから ...
どこまでも行くんではないですか?
そんな囁きがきこえそうな
森ではいつも会議が行われています
人類について
世界について

生命が
生まれては飛び立ってゆく
後ろも向かず
こんこんと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【批評祭参加作品】馬野幹のやさしさについて大覚アキラ散文(批評...710/1/13 23:24
nick自由詩0*10/1/13 23:23
四角い箱の中の四角い箱ヤクタマ自由詩110/1/13 23:20
【批評祭参加作品】批評なんて書く気も読む気もしねえっていう、 ...葉月二兎散文(批評...610/1/13 23:19
椿ミツバチ自由詩15*10/1/13 22:53
はんてん、のそらたりぽん(大...携帯写真+...1+10/1/13 22:49
子どもたちma_non...自由詩210/1/13 21:48
インカ帝国の様な日々間村長自由詩210/1/13 21:40
零れ落ちた言葉帆乃香自由詩410/1/13 21:15
『批評祭参加作品』いとう氏へのレスポンスダーザイン散文(批評...6+*10/1/13 21:08
L’oiseau Bleu帆乃香自由詩110/1/13 21:05
丸い言葉になりたい朧月自由詩610/1/13 21:03
おもいで帆乃香自由詩210/1/13 21:02
雨女弥鈴自由詩2*10/1/13 20:02
【批評祭参加作品】つめたくひかる、3—江國香織の表記ことこ散文(批評...1*10/1/13 19:15
おんな椿あ。自由詩11*10/1/13 19:07
島の夜明け仁惰国堕絵師自由詩1*10/1/13 18:46
巨大迷路か?夏川ゆう短歌110/1/13 17:59
続・人間政府クマクマ自由詩210/1/13 16:06
水以外杠いうれ自由詩310/1/13 15:46
僕の学校にバカは沢山いたけど不良と基地外は一人もいなかった虹村 凌自由詩4*10/1/13 15:09
遺伝子の旅小川 葉自由詩210/1/13 12:56
【批評祭参加作品】権威と小波atsuch...散文(批評...8+*10/1/13 12:45
RT合評(22.01.13 深夜)相田 九龍散文(批評...110/1/13 11:49
爪先ニュートラルソノタ自由詩110/1/13 11:33
月の光そよ風さん自由詩3*10/1/13 11:20
木枯らし自由詩3*10/1/13 11:17
傷跡自由詩6*10/1/13 11:13
そして雨が降りましたほんの少しソノタ自由詩210/1/13 10:56
生命の森朧月自由詩310/1/13 10:35

Home 戻る 最新へ 次へ
4153 4154 4155 4156 4157 4158 4159 4160 4161 4162 4163 4164 4165 4166 4167 4168 4169 4170 4171 4172 4173 4174 4175 4176 4177 4178 4179 4180 4181 4182 4183 4184 4185 4186 4187 4188 4189 4190 4191 4192 4193 
7.68sec.