慣れない装備で入った海で大火傷を負った
分け目連邦から連なる頭皮は奇しくも膿み
連日黄色い溶岩を滴らせる
枕までまるで古竜の鱗のような 翡翠のような
黄色く血の混じった鉱石を採掘する ...
 地に 夏が吸い込まれた
 そこを裸足で 歩いたから
 ピリピリと
 心臓が
 感電でもした様に痛む

 熱気の中で せい一杯
 裸足は大地に反撥を試みる

 そして大樹の繁 ...
 羽氵、。


はじめに幻の
景色、の虹  。
の掛かる書棚に
零れおちる埃
、砂の
粒で
/眼が霞
むから
すり抜けて 透過する
そこに は、存在しない
永遠の向こ  う岸 ...
裏路地、提携する眼
蔓延る窓
分裂する窓
その狭間で女は窓を拭き続ける
手にしたウエスは適度な温度を保ち
それはまた彼女の無口だった

無口の中には一人の海がいる
私と私たちは ...
もうどこを見まわしても見あたらない、かつての巣の主に固執して、海の近くにある電話ボックスと送電線のあいだに張り巡らされた、とうめいな八角形の蜘蛛の巣に、その手足と触角をみずから余計に絡ませて、そんな複 ...  詰まらない
 
 タワ言を 一人並べて行くだけでも

 やはり詩だと
 
 思うようになった。
 
 
 ノンフィクションの世界

 硝子で仕切った空間に

 一鉢のサ ...
闇路にある圧力が もっとも 細分可した土砂崩れみたいな装丁で、
せいぜい樹海にかえってきた夜は 際限なく降る小池を逆さに抱えた
メタセコイアの未来は、手袋が重なりあう微熱に 温床張りに顰む教本で
...
おはよう! イイね!

今日も疲れたー イイね!

シゴオワです今からインします イイね!

相方が浮気してるっぽい… イイね!

明日も仕事だ死にたい イイね!

一緒に死にませ ...
生まれ変わって、小さくなって、街でかわいい服を少しだけ買って、少しだけ仕事して、たまごボーロ分け合って食べて、少しだけの恋愛があって、少しだけ争いと仲直りがあって、春が来て夏が来て春が来て冬が ... 沈黙に
横たわる

熱帯びる肉体、

沈黙が
横たわる

内なる遠い地平を凝視し
空と大地の光彩とうねり

この小部屋の白壁が震え揺れ動き、

沈黙 重層し
静かさの内に
...
 夏が来るのだろう、と梅雨だから思う。ジメジメしている。どこまでも続く夏に僕の、ニンゲンとしての価値、なんかも薄く薄く引き延ばされてしまうのだと思う。遠く、青春だとか目を細くして、笑ってやるさ。笑わず ... 僕の心臓は、冷たいマグマだ
凍ったマグマは、泣いている
星の致命傷の飛沫の中で
ただ熱くなるはずだった

冷たいマグマの一筋の
青空に削れた人間は
世界の終わりの裂け目の奥で
孤独の仲 ...
時々昔いた 会社のことを
今いる 部屋で思い出す
あの子はもういないみたいだけれど
どこに 今は いるのかと
ウェブページを見ている そして
そこから 辿ってきた道を


僕はあれから ...
空になりなくて

なりたくて なりたくて

ひたすらに 青い空に

青くて 青くて

青くて 青くて

青いことで とやかく言われない

空になりたくて
風が入り込み
這いまわり
出てゆくたび
ひとりになる


夜の地に立つ夜の洞
夜を二重に夜にする音
雨は洞を抜け別の夜へゆき
音だけがこちらに残される
...
夜をのぞき込む夜が
少しだけ喉を痛くする
壁の虫はどこへゆくのか
おまえはおまえの夜をゆくのか


朝に張り付いた昨日の雨が
陽に刺されては落ちてくる
ひとつの ...
空を海へ引く光の紐
雨と機械の音が重なり
遠い話し声となり
さらにさらに遠去かる


音のはざまに見える陽
すべては明るく
白いものの前に浮かんで見える
だが暗が ...
 エロチックな好奇心と
 相性がいい音楽がある
 それは時にバッハでも構わない
 大切なのは

 踊ることだから
 何もかも棄て
 くるくる回り
 捩れ
 戻れ
 くり返すだけ
...
この間
コロナを拗らせて
死んだじいちゃんの
机の中から
一冊のノートが見つかった

じいちゃんは
自称詩人だった

証拠隠滅のために
その夜
家族みんなが見守る中
庭でそのノ ...
同心円の瞳孔
三角の弛緩した筋肉
血液と神経と
共感と反感、
眼 形造り

中庸を維持しながら
感性の異常な高揚を、

広大無辺の水色
柔らかな硬さに

合体させ溶かして

...
 髪を上げてみよう
 唇に紅をひき
 新しい上衣を着て
 お茶を飲みにゆこう

 ポケットには何も
 入っていないから
 冷たい掌つっこんで
 香り高い紅茶を飲みにゆこう

  ...
うだる田舎の熱帯夜、

自販機にたかるカブト虫
無数の黒々と蠢く輝きを

しなだれてうなだれて、

さるすべりは薄紅に
うっとりと夢見ながら
目覚め花開き眼差して、
無音流動する樹 ...
求めているのは本当は音楽ではなく、無軌道な音の集まりなのかもしれない、それは一般的には、ノイズと呼ばれるようなものかもしれない、でもそれには制約が無いし、衝動について語る手段としては、最適なものだ ...  花がゆれていた
 かすかな風があるらしい

 おあしす、という名の看板が
 空に吊り下げられ

 割れた白熱灯が取替えれない
 青粉を吹き
 町と山の境を馳せる群

 人をつれ去 ...
電子タバコにしてから
口元に火を近づけるということがない
息子に教えたいことがない
おれからではなく、自分で見つけたらいい
おれはもうすっかり満足だ
おれはもう歳を取らない
じゅうぶん歳を ...
{引用=夏の飾花}
大荷物を咥えて蟻が後じさる
アスファルトの上をたった一匹で
美しい供物
琥珀色に透けた翅
七宝焼きの細いピン留めのような
ミヤマカワトンボの骸を牽いて
小さすぎて読み ...
「この道を生きる」
そう思い
自分の役を演じた
一日の終わり

「生きるって素晴らしい・・・」
そう呟いた
在りし日のあなたの声を思い出し
川の向こうの夕空を見る

何処からか風は ...
俺が一番、
と密かに燃えているうちに
末広がりな八の視界は開けてきて
幾度もの挫折の後に
二(ふ)っ と力の抜けた
日の夜
九人の侍が和になって
キャッチボールをする夢の中

ボール ...
九月十八日は僕等の結婚記念日で
八月十八日はダウン症児の息子が
世に産声をあげた日で、妻も私も
それぞれに心震わせ、涙を流した。

NICUのカプセルの中で、小さな小さな
呼吸を看護師さん ...
蒲刈の県民の浜大賑わい総合的に楽しめる場所

大長の蜜柑畑から見る景色焦ったように見えたりしない

阿多田島釣りを楽しむ家族連れはしゃぐ子供を注意する母

熊野町高級筆で有名だ日本以外の国 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ゆるこ自由詩123/7/19 10:26
夏の日曜日リリー自由詩1*23/7/19 9:42
記憶。ryinx自由詩3*23/7/19 7:32
裏路地たもつ自由詩7*23/7/19 7:02
スパイダーマン本田憲嵩自由詩123/7/18 22:16
夏の花リリー自由詩3*23/7/18 21:03
あらい自由詩123/7/18 19:33
とてもよい一日短角牛自由詩2*23/7/18 19:24
プーチン来世片野晃司自由詩11+23/7/18 15:33
穏やかな飛翔4〇思考という力ひだかたけし自由詩223/7/18 15:26
夏を捨てたら暗合自由詩023/7/18 12:41
冷たいマグマ自由詩023/7/18 12:37
休日のウェブページ番田 自由詩023/7/18 1:27
空になりたくて短角牛自由詩5*23/7/17 23:52
夜 消える夜木立 悟自由詩623/7/17 22:33
雨の街と夜自由詩223/7/17 22:31
朝へ 朝へ自由詩323/7/17 22:28
コレクションsoft_m...自由詩2*23/7/17 18:40
じいちゃんの正体花形新次自由詩223/7/17 17:20
138億光年の孤独ひだかたけし自由詩223/7/17 17:10
アップルパイ2[まち角18]リリー自由詩4+*23/7/17 15:47
闇の奥にひだかたけし自由詩2*23/7/17 15:11
ノイズの中でなら上手く眠れるホロウ・シカ...自由詩4*23/7/17 15:10
夏の日soft_m...自由詩223/7/17 14:20
診断ゼッケン自由詩423/7/17 12:38
ものうい夏 ただのみきや自由詩4*23/7/17 12:33
風の唄服部 剛自由詩123/7/17 12:02
一八ニ九自由詩123/7/17 12:01
あにばーさりー自由詩123/7/17 11:59
夏川ゆう短歌123/7/17 10:29

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加筆訂正:
おれが愛に気づいたとき、その愛がおれに語ったこと/中田満帆[23/7/18 15:02]
加筆
めぐり来る夏/塔野夏子[23/7/17 20:25]
一か所、ひらがな→漢字に修正しました。
おれが愛に気づいたとき、その愛がおれに語ったこと/中田満帆[23/7/17 16:13]
加筆
ものうい夏 /ただのみきや[23/7/17 12:43]
修正
5.76sec.