かえり道
ひる間の道路で
失神した
ことばを
ていねいに
編みすぎて
くちは
どこかに
縫い込まれてしまった
おい、猫
わたしたちは
やさしさが
足りなかったな
...
たぶんこのまま
消えたらいいな
うすねず色の
雲がかかって
脳みその中が
ぬるく泡立つ
風の強い日には外へ出たくないね
仕事してると一服したくなるだろ
ビタミンが足りないからすぐに風邪をひく
もっとセックスしたいんだけど相手を探すのめんどくさいし
貯金がないから旅行にも行かれ ...
大内峠から徒歩で
大内宿の街道往還に出たとき
秋とは言え、紅葉も落ちかけの季節は
旅人の心も体も
芯から萎えさせ冷たくさせる。
街道沿いの落ち葉を踏み締め
漸く視界が開けたところは大内 ...
ボクはいつも此処にいる
地上に立って
たまには怒ったり
自由に哀しんだり
している
ボクは
社交辞令と
コンクリートが嫌いだ
歌うのは下手だけど
口ずさむくら ...
ショーウインドーには
『幸せ』が並んでいる
金で買える『幸せ』が
君の心の中には
『幸せ』が並んでいる
金で買えない『幸せ』が
どちらの『幸せ』もない僕は
こっそりと親指の爪を噛 ...
そばにいる
おまえから漂う臭いを
おれは嗅ぎたい
手を伸ばしても
おまえの体に触れられないように
おまえの無臭な体は
おまえを不用意に遠ざける
冷蔵庫のボンレスハム
どぶ川 ...
月に導かれしものたち
やはり
そうなのかもしれない
偶然が重なる
必然
あたしの
脳の中には
まだ
アナタがいる
そう みとめたら
ココロが安らいだ
愛しいでも ...
時の隙間に迷い込んだ男は私なのか。私はもう定時だから帰りたかった。回りは上がろうとはしない。売り上げの上がらない会社にいてもしょうがない。もう辞めるべきだな。電話が鳴る。誰か取れよ。俺は疲れたんだ ...
一幕
ブーツをひとつ無くしたら背中から刺すのね
裸足になればいつか崖から墜ちるのを待っていたんだろう
狸のお腹のように食べ過ぎて
堪えきれなくなるから依存するわたし
いまに肩が ...
※首吊り自殺の動画について書いています。苦手な人はここで読むのをやめてください。
昨日明け方、某サイトで、自分が首吊って死ぬ様を生中継した若い男がいた。ある掲示板でぶらさがった写真が ...
パラフィンに包まれた〈灯台へ〉から
ヒースの押し花とセロテープが音をたてた
かびてたのね
あれちだもの
チョコレートをポストに流しこんでおきました
剰思死作朽可勝奈へ
え考に為ち哀ち落
飾のか的果想馬
り抑けなてな
付揚の微る
けと片笑
た行隅
感方
慨
人のようにも
穴のようにも見える影が
石の壁に沈んでいる
黒を造る
三本の樹
黒より黒く
黒より低く
雨の日と揺れ
辺りの音と
異なる震え
わずかな ...
死地のように獣も
死地のように獣も
頭の上の宙空から
常に何かを発しながら
進む道を午後に変えてゆく
...
冬が来る
俺は怯える
ほらあなで
冬が来るとか
ありえないだろ、、
エウロパで木星食を眺めていた。星降る夜に銀髪の子らと。
くちびるに ふれると はぷって かまれたね 1999年。
ごぜんにじ こんなよなかにも くもはゆっくり ながれるから ...
《天井ねこひねもす空気ぶらさがり》
ヨドバシカメラ大ガード店向かいの雑居ビル
六階にはやはり怪しげな不動産屋が入っている
階下の換気扇が焼き鳥の煙を噴き上げる
ドンキの店頭商品じみた事務の娘は
毎度同じ罵り言葉を吐きながら窓を閉 ...
明日になったら帰ろうね、と僕らは約束した
積み上がったティッシュを見て、汚いなと思った
夕暮れが何度も部屋を照らした
その間、一度も夕陽を見なかった
そんな夜を何度も過ごした
かじりっぱ ...
湿った目蓋
その表面には空気の原子流域が干渉している
ガラスに滲むノイズのような きみの画像
輝く グラス
揺れる グラス
いつもの グラス
いくつもの グラス
いつまでの ...
黒い夜は翼で
濡れた街灯は滴 光る針先は行先
目蓋を濡らせば 感じれる
涙が鋭く凍るけど
唇が渇いて切れるけど
歯車は廻る ただ空転して
それでも 先へと空廻る いつもどおり 正確に ...
<ブラッディ・マリ―>
ブラッディ・マリーと君の唇の色が同じだから、
どちらに口をつけようか迷っている。
君は何のためらいもなく赤い液体を飲み干す。
重なったその色が乾く前 ...
「ヒカリサス」 月音氏
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=221938&filter=cat&from=listdoc.php%3Fstart%3D0% ...
敵と味方がはっきりしてきた。
かなり強い敵が出てきた。
味方も負けていない。
皆に話しかけられる。
一方言葉の短剣で胸を一突き
傷がつく
冷や汗たらたら
ガマの油
嫌がらせをし ...
キョウもなお いきてゆくのか
イジキタナクも いきてゆくのか
外では ゴオゴオと風がなり
それをあびることなく
ポツねんと 部屋のなかに おる
はかなくも 厭世などというものは
セイネ ...
{引用=
かくかくしかじかで
魚の骨が喉に刺さっているからどうにかならないかなって食卓を挟んで彼が言う。
かくかくしかじかで
多分どうにもならないんじゃないかなって私は箸を口に運びながら、そん ...
父さん、あの左下手はなかなか簡単に切れるものではなく
右からの絞りも強烈だったわけで・・・
前に出ようとすると半身からの下手出し投げをくらいそうで
だから、僕・・・
そんなら父さん ...
ハエが世界を一周した
けれどとても小さかったので
誰も気づかなかった
ハエは自分の冒険を書き綴った
ジャングルの中で極彩色の鳥の
くちばしから逃げ回った日々を
港のコンテナ ...
母は黙って
何層もの小さなレースを
縫い付けていた
私たちの家庭に
あらゆる窓が
母のつくったレースで埋め尽くされても
黙って縫い続けた
私たちを見ずに
母は
母であり続け
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫
はるな
自由詩
5
10/11/10 13:42
あわ
〃
自由詩
2
10/11/10 13:38
一般的社会人の様態(男性編)
アラガイs
自由詩
4*
10/11/10 13:27
大内峠から
……とある蛙
自由詩
10*
10/11/10 12:15
此処にいる
豊島ケイトウ
自由詩
7*
10/11/10 11:28
持たざる者
うずら豆
自由詩
2*
10/11/10 9:06
Marking
寒雪
自由詩
1
10/11/10 7:03
月に導かれしものたちよ
森の猫
自由詩
4*
10/11/10 4:24
ディスプレイの裏側で
番田
自由詩
3
10/11/10 3:24
狸と狐の尻尾
アラガイs
自由詩
1*
10/11/10 2:15
奇妙な果実
ホロウ・シカ...
散文(批評...
2*
10/11/10 1:20
回想・ウ゛ァージニア・ウルフ
阿ト理恵
携帯写真+...
2*
10/11/10 0:45
永遠
杳
自由詩
0+
10/11/10 0:44
深夜 真昼
木立 悟
自由詩
6
10/11/10 0:39
ノート(47Y.11・8)
〃
自由詩
2
10/11/10 0:36
コートを買う金も無いのに
TAT
短歌
1*
10/11/10 0:12
名もなき季節
青色銀河団
短歌
1
10/11/9 23:53
空気ねこ
阿ト理恵
携帯写真+...
5*
10/11/9 23:34
転々
salco
自由詩
7*
10/11/9 23:12
約束
相田 九龍
自由詩
2
10/11/9 22:36
瞬瞳 / ****'03
小野 一縷
自由詩
3*
10/11/9 22:28
降り立つ / ****'03
〃
自由詩
4*
10/11/9 22:18
カクテルのための三篇
渡 ひろこ
自由詩
14*
10/11/9 22:07
詩を読む
地獄のペチカ
散文(批評...
2
10/11/9 21:09
汝は敵か味方か
ペポパンプ
自由詩
2*
10/11/9 20:26
ヒカリサス
月音
自由詩
8
10/11/9 19:47
割愛
佐藤真夏
自由詩
7*
10/11/9 18:54
北の湖から
花形新次
自由詩
0
10/11/9 18:24
ハエの話
たもつ
自由詩
12
10/11/9 17:49
営む女
朧月
自由詩
4
10/11/9 17:49
3679
3680
3681
3682
3683
3684
3685
3686
3687
3688
3689
3690
3691
3692
3693
3694
3695
3696
3697
3698
3699
3700
3701
3702
3703
3704
3705
3706
3707
3708
3709
3710
3711
3712
3713
3714
3715
3716
3717
3718
3719
4.93sec.