うみに
まくらをうかべていく

めざめることのない
きみのため

あのひから
ひとつずつずっと

きみとぼくの
ふたりのうみに
 
 
 なぁ、うちってあんたにとってお荷物なん? なんてもう言わん。せやけど口にしぃひんだけで、ほんまはいつもそんな事ばっか考えてまうねん。同情ちゃうのはわかってるよ。でもなぁ、うんとなぁ、愛がわからんねん ... これは夢 夢のまにまに 揺られてる 象の子供と やわらかな僕



つばさもつものの悲しい夢をみて めざめた床で 空に恋慕する



トーストと ボイルドエッグ コーヒーで きみが ぼ ...
なまぬるい風に
ウエルニッケ野原はがらんどう
すずめを いちわ
ちからまかせに
にぎり もだえる
臨月まぢかの手(うで)をひろった

縄をまわし
大地に丸太をいくつもしいて
石油コン ...
落下傘が下りてきそうな空のもと
稲はことごとく 倒れていた

秋口の日本を襲った
台風18号の爪あと
巨人が通り抜けた
足あとにも似ていた

家々や建物は何ひとつ
傷つく事はなく
...
幸せ


孤児院住まいの見習いウエイトレスは
真っ赤な口紅のついたコップを載せた
ステンレスの盆を厨房の隅にそっと置くと
裏口から同じくらいにそっと出た
ダイアモンドとマスカラのお客はま ...
あなたの肩に
とまるとんぼになりたい

雪じゃあだめです
とけたくないから

木の葉じゃだめです
枯れているから

羽があるのに
そっとすましてとまりたい
あなた ...
叫びながらカラスの群れが飛んできた
初雪も消えて見えなくなった秋の空
会社に向かう朝の空気が緊迫する

運転しながら ちらりと眼を向ける
トンビが小さな鳥を追いかけている
死に物狂いに逃げ ...
{引用=


  ? 秋に


ながい ひとり旅
空気が澄んで 秋
海岸線を いつまでも歩いていたい


 考えても 考えても
 とりもどしようは ない
 もう 哀しむのはや ...
かりのこえを
よふけにきいた

ここはずいぶんとおいみたいだ

あわせたてのなかから
はながかおるので
じぶんのなまえも
わすれそうになる

うたうことや
おどることは
...
未来
人造人間が リゼルグ酸ジエチルアミドを
舌下に吸収した時
解かれていなかった 魂の 謎の幾つかが
明らかになるだろう


部屋中の塵が惑星になって
光りながら ゆっくりと往来する ...
毛細血管の鎖に繋がれて ぼくは吼えた
神経繊維のバラ線に絡まって ぼくは踊った

ぼくは脅えていた 誰にでもない 目の前の鏡に
ぼくは耐え忍んでいた もう一面の ぼくに対する羨望に


...
闇 病み 止み
無闇に
ぼくと彼女は百足同士の歪な脚の絡まりで
シーツの裏に忍び込む
ベッドの底に沈み込む
深さに
比例する怖れに似た糖度のシロップ はい

 無
 染
 深
...
             101107


ほぅ
ほぅ ほっほっほぅー ほっ!
漏らさず隠さず支える覚悟の
中身が漏れた尖閣の映像
ほっほっほっとエンジンを吹かす時
頭上にたくさんの ...
689年まえのぼくの誕生日

その三人は殉教した

ぼくはそのうちの一人の生まれ変わりだ

だからその信仰には

まるで興味が湧かないのだ


絶対なものなどないことが

す ...
十一月の凛とした

午前のひかり、風、匂いのない匂い

カーテン越しでさえ

きみの部屋を充たしている

カーペンターズが流れている


ノンビブラート

体温を超えることの ...
できれば富士山にはなりたくない

日本で二番目に高い山ぐらいがいい

だれにも名前をおぼえられない

そんな存在ならなおいい


たとえばまもるなら

どうでもいいものにいのちを ...
崖の上を覆う
赤い紅葉の
庇の下に
渓谷の底
竜が滑る。

鱗状の水飛沫(みずしぶき)
突然竜頭が
川底からなお落ち込む

崖の上には
紅葉楓の緞帳が
視線の上を覆っている
...
{引用=
 草の先を
 むすんで
 おくのだという

 悪戯心
 という
 生易しいものではない
 もっともっと切羽詰まったもので

 おさない死児が
 先に逝った親しいもの ...
すくっても
すくっても
零れる時間を
気にも止めず
またすくう
ゆるやかな好きに支配された部屋で夜が明けるまでジェンガをしよう

伝えてはいけないことに無邪気さを添える あなたのとなりは黄色

真顔にはならない感情は見せないあなたに恋を強要しない
...
右のコメカミあたりが疼くと

もうすぐ朝が来るような気がします

昨日失くしたのは1セント硬貨とリング

残ったのは半裸の私と狂喜に満ちた表情


ロッカールームは閉鎖されました
...
街の空に
モノトーンの虹
夜が来れば
乾いた月がのぼる
この窓も枯れてしまった
無造作にガラスのコップに挿した
一輪のピンクのガーベラだけは
鮮やかに浮かんでいるけれども
街はずれの丘 ...
煤けた化学工場が
汚い煙突から
スモッグを吐き出す
ねぇ
どうしてきみは
こんなところで歌ってるんだ?


アイツの歌は
明るいけど
どこか悲しい
笑いな ...
 深淵を見まして、見えへんもんを知りまして、鬱病になりましてん。世の中には理解できひんもんもあるもんや、と、分別ある生き方してきたつもりでしたが、その考え高慢ちゃうかと思い知らされたんですわ。アイデン ... 逃げるな
電車は来る
連れていく
時間通りに

決められた
その経路を
なぞるために
伸びる轍だ

逃げるな
明日はくる
世界に
嘘の雨が降る

私の呼吸は
それに従う ...
  .
今度こそは醒めると思ったが醒めなかった
酔っているとは思わないがきみと居た時間
の記憶が残っているあいだは昔のように生きて
いられることが分かった空気がなくなる前のように――
  . ...
努力をした
歯を食いしばった
だから
生まれてこれた

努力をした
歯を食いしばった
だから
一等賞をとった

努力をした
歯を食いしばった
だから
試 ...
混ざり合えばよかった
お互いが散り散りの今
隔てられてしまった闇
ひっそりと息をしては
私を繋ぎ止めているよ
一番の願いはいますぐ
燃え尽きることだけど
きっとまだ足りなくて
かけがえのない
一つの言葉

遊びに行こうよ
と君が言う

どこに行こうか
と私が言う

ここがいいなと
君は私の胸に手を当てる

ここでもいいねと
私は君の胸に手を当てる
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
二人の海小川 葉自由詩110/11/8 2:35
蜻蛉光井 新自由詩110/11/8 0:45
ひかりのノート青色銀河団短歌3*10/11/8 0:13
がらんどう乾 加津也自由詩10*10/11/8 0:02
カメラチック・ワーズ #7 - 稲佐倉 潮自由詩110/11/7 23:39
十一月の童話salco自由詩16*10/11/7 23:05
とんぼ朧月自由詩210/11/7 22:03
ナギ砂木自由詩7*10/11/7 19:25
秋に・・・まどろむ海月自由詩4*10/11/7 19:12
うそまぼろしミゼット自由詩1*10/11/7 18:53
粉雪 / ****'03小野 一縷自由詩5*10/11/7 18:40
ハピネス・ウィッシング・ブライトリィ / ****'03自由詩4*10/11/7 17:48
23時63分 / ****'03自由詩2*10/11/7 17:17
頭上注意!あおば自由詩5*10/11/7 17:08
殉教吉岡ペペロ自由詩110/11/7 16:59
十一月のカーペンターズ自由詩910/11/7 16:18
きみはなにをまもる自由詩110/11/7 15:56
竜化の滝ー塩原渓谷……とある蛙自由詩8*10/11/7 14:20
むすぶという祈りの方法について石川敬大自由詩2010/11/7 14:01
達観未完自由詩1*10/11/7 12:17
ジェンガ田中ましろ短歌210/11/7 11:43
断ち切る自由詩010/11/7 11:33
モノトーンの虹塔野夏子自由詩3*10/11/7 11:16
So寒雪自由詩010/11/7 8:38
陽炎光井 新自由詩210/11/7 7:38
ホームuminek...自由詩7*10/11/7 6:31
赤い惑星Giton自由詩2*10/11/7 4:15
努力yumeky...自由詩5+*10/11/7 1:50
呼応自由詩010/11/7 1:33
明日は休みだ嬉しいな一 二自由詩010/11/7 1:09

Home 戻る 最新へ 次へ
3697 3698 3699 3700 3701 3702 3703 3704 3705 3706 3707 3708 3709 3710 3711 3712 3713 3714 3715 3716 3717 3718 3719 3720 3721 3722 3723 3724 3725 3726 3727 3728 3729 3730 3731 3732 3733 3734 3735 3736 3737 
7sec.