目が合えば酸いも甘いも吹っ飛んでただひたすらに恋をするだけ
少しだけ悔しい気持ち目が合うとやっぱりどこかへ飛んで消えてく
いつかは死ぬのにね
母が言ったからどきりとした
いなくなった恋人を
そろそろまた恨み始めていたから
母は
死ぬということと
家の中のあれこれとを
同じところに平気で並べる
...
ひとりでふたりぼっちになるよりも
ふたりでふたりぼっちでいるほうが
あったかくてやさしくてなつかしい
今という時間に
ふたりでいれば
集中できたんだ
ひとり ...
四季が巡る
定めのように
規則のように
あるいは
去年の穴埋めを
するように
少しずつ 忘れて
少しずつ 新しい
何かを覚えて
賢くなったような
錯覚を覚える。
本当は不 ...
幻影はどこの空にもあった
夜明けに
夕焼けに
月光の中に
幻影は美しい藍の色
決して終わることのない
澄んだ純真たる夢心地
幻影が映える浜辺には
変わらぬ思い遣りを持った
子 ...
所沢航空公園で昼寝していた犬と目が合ったからにゃんと挨拶してミドリの窓口から森へムンクの森へ備えないから憂いもある改造屋からにげます
逃げるげるげるげるげる荷げるげるげるげるげる逃げるげるげるげるげ ...
おとな(し)つややかはだかい
雲をみじん切りにして
さっと炒めて
ちょっと味見して
少し首をかしげて
そこからひたすら炒める
ひたすら
かなしみにも
あかるい工夫がみられる空は
わたしの夕焼け
...
砂糖漬けにして飼い慣らされろって
尚更アタマがおかしくなるだけだろう
俺のために作り替えた安楽椅子に腰掛けて
生の感情をバラバラに壊してくのが好きなんだ
いかれたアタマを元通りにするために
...
俺の両手には鳥と魚
どちらを選ぶの マハーカーラ
創造主の夢はいつ終わるの ヒラニア・ガルバ
教えてよ シヴァ
灰色した俺の中和剤
誰かにもう飲み干されたみたいで 見 ...
(小舟)
季節の風がわたしを追い越してゆく
夏のてまえで緩んだロープを解いてしまいました
桟橋に浮かぶ小舟はぷかり〜ぷかりとながされ
もう後戻りはできません
あなたから両 ...
どこからともなくやってくる
闇を切り裂いて光のほうへ
太陽が東へ沈みゆく
ときめいた心を壊すため
たんこぶ駱駝がやってくる
空を飛ぶのもいいだろう
野を駆けるのもいいだろう
地中へ潜るの ...
独りでこの夜過ごす時間
圧倒的に淋しくて
紛らわすために家にある
灯りを総て点けてみた
2秒もかかって気づくこと
それは「意味がなかった」と
灯りは目の前映る影
さらに濃くして目立た ...
北風が冷たい
夏にセミがいたなんて
すっかり忘れてしまう
すっかり気弱な太陽
それでもマンションの窓に反射して
自分の分身を生み出している
カラカラと枯れ葉が舞っている
吹き溜ま ...
ロサンジェルスの薄ぐもりの海岸
タクシーをおりるとそこには僕だけだ
なん色かの雲の層がよこに延びている
風が水っぽい匂いをさせてほどけていた
エリスはほんとうにいるのだろう ...
・
朝
凍ったような青空の中を一艘の船が
西から東へ進んでゆくのを見た
おそらく西に沈んだ月を
東の定位置へ戻す船なのだろう
さざなみが白く航跡を描いて
航跡はそのまま雲になり
ま ...
弾けもしないキーボードに指を添え
弾けもしないはずなのにコードを押さえ
弾きもしないはずなのにコードを鳴らす
知りもしない唄を思い浮かべ
知りもしないはずなのに唄を口ずさみ
知りも ...
愛してる でも会えないから大嫌い
君の言葉に 苦笑いする
「君だって 来てくれないじゃん」 言葉呑み
プイと空見て 知らぬ顔する
会いたくて でも ...
一 二十五歳
土曜日になると、とある森の奥の拓けた場所に白亜の巨城が現れる。私は毎週、土曜日になると、其の巨城へ行く。其処には此の世のものとは思えない位の、美しい容貌の、王女が一人で暮ら ...
一輪の白い花を手折る時にもらした溜息は
蒼空へ昇った
ふしめがちなほほえみは
みすごされてしまった
光に透ける花びらを
みつめるひとみは澄んでいて
か細くなった息をする
私を映してい ...
ももたろうが
かめにのる
きびだんごを
ぜんぶあげたから
かめはすこし
とまどいながら
りゅうぐうじょうへ
しんろをかえた
魚が釣れた
私は食べる
火で 焼いて
魚を 食べる
私の口で
魚の 体を
皿の上に並べられた魚を
ごはんと一緒に食べるとき
魚の目は どこを見ているのだろう
乾いた体に ...
必死に現実逃避
君の噛んだ指が
赤黒い蜜を垂らして
愛を染めてゆく
一途な創造など
望んだのが間違いでもいいや
必死に現実逃避
君の噛んだ指が
...
きみがいなくなったら
わたしは
おかしくなるとおもう
けど
わたしがいなくなっても
きみは
だいじょうぶだと
おもうんだ
つまらない女だから
わたし
{引用=靄は掻き消え
青空覗き
風神は不安の
帯を解く。
── J.W.v.Goethe: Glueckliche Fahrt}
.
きみを幾重にも縛りつけている
その帯を解いて行く ...
多めのホットミルク
溶け合う粉ココア
世間に遅れて…
おはよう
スプーンについた粉のカタマリ
舌で転がしながら
揺らす ロッキングチェア
差し込む 昼下がり 傾きだし ...
只、僕は涙を堪えなければならない程、君を愛して居て、生温い君の歌声がこの心を春の樹皮にさえしてしまう。僕は君から受け取ったプレゼントで心を落ち着かせて居るし、心を混ぜこぜにされても居る。両瞼を閉じれば ...
販売機の釣り銭受けから硬貨が転がり落ちた。女は拾う素振りも見せずに
歩道脇の排水溝に吸い込まれるのを見届けるだけだった。
そしてマンホールの下の下水道には、音楽家たちが便器に流した楽譜が、
浮か ...
涙がにじむ
指がふるえる
ココロが痛い
まるで
あたしの一部が
切り取られた
みたいだ
もう
あたしは
部外者かもしれない
だけど
いちどは
関わった
そ ...
思わず産毛が逆立ってしまう真夜中の二時。これから一人で生きていけるかどうか怖い。だから背筋に悪寒が走ったんだ。君は死んでしまったから僕の事は忘れてしまっただろうけど、僕はBUMP OF CHICKEN ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ふうせん
ゆず
短歌
1
10/11/15 19:08
家事手伝い
朧月
自由詩
6
10/11/15 18:30
ふたりぼっち
吉岡ペペロ
自由詩
12
10/11/15 18:06
揺れながら
美琴
自由詩
0
10/11/15 16:43
幻影
一 二
自由詩
1
10/11/15 16:24
逃げる
阿ト理恵
自由詩
8*
10/11/15 16:05
ばらす
〃
携帯写真+...
1*
10/11/15 16:02
わたしの夕焼け
昼寝ヒルズ
自由詩
5
10/11/15 15:58
メロディ
山口清徳
自由詩
0
10/11/15 13:58
トリックスター
〃
自由詩
0
10/11/15 13:57
海へ ‥Ⅱ
アラガイs
自由詩
5*
10/11/15 13:31
ときめきのたんこぶ駱駝(´・_・`)のテーマ
SEKAI ...
自由詩
2*
10/11/15 13:31
病みに光は
邦秋
自由詩
0*
10/11/15 13:13
冬のある日
うずら豆
自由詩
6*
10/11/15 13:08
エリスの思いで
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/11/15 12:51
褪せてゆく秋の或る一日
吉田ぐんじょ...
自由詩
22
10/11/15 10:59
コード 1
……とある蛙
自由詩
9*
10/11/15 10:19
遠いから繋げない手が行き場なく冷えてきたうた
雨音些末
短歌
1
10/11/15 9:56
中編小説 心と口と行いと生活で 作 丸山 雅史
時間が蕩ける...
散文(批評...
0
10/11/15 8:13
一輪の眩暈
こしごえ
自由詩
3*
10/11/15 7:14
手違い
小川 葉
自由詩
4
10/11/15 2:41
あの子のこと
番田
自由詩
1
10/11/15 2:36
イチゴシロップ
徘徊メガネ
自由詩
3
10/11/15 2:16
もし
こころゆくま...
自由詩
3
10/11/15 1:49
Glueckliche Fahrt 〔旅立つ君に〕
Giton
自由詩
0
10/11/15 1:42
遅く起きた 朝
元
自由詩
1
10/11/15 1:18
to YUI 2010.10.12 23:07
時間が蕩ける...
自由詩
0
10/11/15 1:04
何と言っているかよくわからない
プテラノドン
自由詩
1
10/11/15 1:02
生きて
森の猫
自由詩
2*
10/11/15 0:54
天体観測
時間が蕩ける...
自由詩
3*
10/11/15 0:43
3672
3673
3674
3675
3676
3677
3678
3679
3680
3681
3682
3683
3684
3685
3686
3687
3688
3689
3690
3691
3692
3693
3694
3695
3696
3697
3698
3699
3700
3701
3702
3703
3704
3705
3706
3707
3708
3709
3710
3711
3712
加筆訂正:
雑居房の英雄
/
……とある蛙
[10/11/15 10:09]
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5.16sec.