大切な物を失った時
僕は失った物の価値
失った物の大きさを
切り刻まれた感情を
拾い上げながら心に
留め置くことになる
夕陽が沈んで消えた後
暗闇の蒼さを
恋人と別れた ...
森を乞う
雨というサークルがあるなら足を踏み入れてみたい
それは穴という穴から
窪みという窪みに媚びりついた悔恨の手垢が
思い出の活性剤となるようきれいさっぱりに落としてもくれる
...
だいどころで
ピアノをひいている
きょうはやけに
かなしいねいろで
しなずにすんだいのちを
しょくたくにならべていく
おもいだせない
メロディのように
肉体が ガラガラ とうねりはじめる
ガラスの破片が そらじゅうに ばら撒き始める
必死に、目を 足を 手を 口を 脳髄を かきもどそうと
倒れた体で かき集める
からだじゅうが ガラス ...
ふうがわりなふくをきて
ちちがははを
こんわくさせる
にあってると
おもってるみたい
ふきだしながら
ははがわたしにみみうちする
だからだまって
にあってるねと
...
違うというのなら誰かここで明確に説明してほしい
私は少し焦りすぎていたような気がする
今は みんなに悪いと思う
砂場が見えた 一人で 子供が遊んでいる
俺なのかもしれないと思った あれは ...
トイレットペーパーの
長く伸びて
浮いた道を
走る
角を曲がると公園
また曲がると公園
眼で水を飲む 名詞の噴水
その横で
マスクをした車と車が
お話していた
電柱 ...
うちには一匹の猫がいまして、四六時中一緒にいるわけなので、猫のパーツというパーツをいつも凝視して観察に明け暮れている毎日なんですが、ちょっとこれは、と思うことがいくつかあります。その中でも猫のひげとい ...
うれひを小脇にかかへ
不眠の患者の眼のうへ ありく
うすひ壁なぞすすす あへなし
やる気もうせたこのカラだ
サイレントピアノを百年たたく 人真似よろしく
肺病む少女をゆうれひ ...
左官の息子は五歳の頃から友達だった
海へと続く一面の草むらを
真っ直ぐに突っ切って遊んだ
毎日あっという間に日が暮れた
左官の息子は都会から引っ越してきた奴が大嫌いだった
大雨の日幼稚園 ...
ひびわれて
よい暁の裂け目から
晩鐘の漏れ出ずる闇
雲
弱弱しい
足取り 振る舞い 声のピッチ
雪が降る頃には
もう 思い出さない
崇高の美は
...
足元がぐらぐらするようだった
すがりつこうとしていた
カタチ がよかった
なくならない ものがよかった
みえない
もの大事にして
きこえない
もの求めて
悲しいなんて言葉は使わ ...
明るい日差し、風、笑い声
帰り道、手のひら、力強さ
両手で慎重に掬い上げて
零さないように壊さないように
そおっと抱きかかえても
風雨に晒されて時間に色褪せて
そうやって思い出になって ...
雲に乗って東へ流れ
風に吹かれて西へ流れ
人波に乗って南へ来たら
巨大なネオンに食べられた
大きな口をポッカリあけて
私をまんまと呑み込んだ
星の隠れた夏の夜は
そっちへ行っちゃあいけな ...
日が暮れたら
風が吹いた
雨が降ったら
夜が明けた
花が咲いたら
空が開いた
頬が乾いたら
また笑える
忘れかけていた三行の約束を
同時通訳していく
身体が沈んでいくのがわかる
劣化して重たくなった雨傘みたいに
トイレットペーパーが
自動で巻き取られる音がする深夜
ブルペン ...
風呂の中で
疲れを取り
記憶を洗う
今からでも
やり直して
魚釣島での事件以来、日中がギクシャクする中、日本のオタキスト(?)たちによる面白い行動が注目を集めつつある。
「日本鬼子(リーベングイズ)」という日本人に対する蔑称を「ひのもとおにこ」と読替 ...
ひび割れたコンクリートの上で彼と彼女は
10年前からあるようなありふれた言葉で罵り合って
100年前に流したのとまったく同じ塩辛い涙を流して
1000年前から進化してない古びたやり方で許しあ ...
.
段ボールから抽き出して
フィルターの埃を払うと
あの土地を離れたときの
冷え切った心に火がともる
.
できることならあかあかと
きみの顔に映える炎を
贈りたい きみの身 ...
重ねると傷になるからね
特に完熟
「桃太郎」は品種名
「トマト 妻せつ子」はブランド名
品種による
大玉、ミディ、ミニは、あるけれど
それだけではない、育て方で
品種の普通より小 ...
秋になったら家を出る
軍手とシャベルを持って遠く遠く
九月いっぱいは歩き続ける
十月は釣りなどして過ごす
十一月が木々を染め出したら
場所を決めて、あとは待つ
落葉を敷きつめてその上に座る ...
月をまたいで夜の空気はグンと冷えた
風が鋭さを増して
煙草の煙がいつもより濃くなった 気がする
そんな 日
そんな 夜
秋空と呼ぶべきか冬空と呼ぶべきか
高 ...
そうぞう、する
あの ほしは ての とどくところに ある
むそう、する
ぼくは あの ほしと ともに そらに ある
まいにち を ころがし ながら
なないろに ぬる
...
きっと妖しげな光の中でも
消されない声と消されていく声とがあって
静謐な川の畔で見た目映い煌めきをどう感じ
どう紡いでいくかとかいう崇高な思いがあって
目の前の砂利道のような出 ...
鋭角に奔る超高層の上空/オレンジに浮かぶ雲をジェット気流が切り裂いた。
このところ帰宅してもパノラマで立体画面を見るのが怖くなる
昨日も、定期健診と偽って診察に行ったB級高齢者が、百人近く飯 ...
腕が 熔ける
ちりちり と熔ける
宵には、つかめていた
宵には、はさんでいた
腕が 融ける
ぢりぢり と融ける
夕闇には、つまんでいた
夕闇には、触ってた
手をあげれば ...
手つなぎしはじた
たわけた空
ジャン・ポール・ベルモンドのくちびる
かじった林檎からおやゆび
ぬるり
かわいたかわ
勝手にしやがる
迫る消火
正義の軍団
オイラが望む赤い炎と黒い煙から
奴らの財産守るため
ゴーゴーレッツゴーだってさ
偽善者面が
ほんとムカつくぜ
ライター用意
燃えやすいもの用意
可燃物と ...
さみしいよ
ってねえ そんなとき
だれにでもあるよね
こんなに明るくたって
たくさんヒトがいたって
自分ってたったひとりだから
頼りないよね
君の背中がみえないだけで
空みあげ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
失う
寒雪
自由詩
0
10/11/5 7:54
酸性雨
アラガイs
自由詩
6*
10/11/5 5:49
メロディ
小川 葉
自由詩
4
10/11/5 4:36
袋の中で思想する
紀田柴昌
自由詩
0
10/11/5 3:41
試着
小川 葉
自由詩
1
10/11/5 3:34
夜の窓を見つめつぶやく
番田
自由詩
2
10/11/5 3:13
電柱
いてゆう
自由詩
1
10/11/5 2:10
猫のひげについての考察
遠藤杏
散文(批評...
3*
10/11/5 1:51
ゆうれひ
乾 加津也
自由詩
4*
10/11/5 0:12
左官の息子
yumeky...
自由詩
3*
10/11/4 23:54
晩鐘
瀬崎 虎彦
自由詩
0
10/11/4 23:26
ゆるるる
朧月
自由詩
3
10/11/4 22:57
帰り道
さつき
自由詩
4+*
10/11/4 22:51
行き先
〃
自由詩
2*
10/11/4 22:48
立ち止まったら
〃
自由詩
0+*
10/11/4 22:43
顕微鏡を覗くと
たもつ
自由詩
7
10/11/4 21:47
五行詩「ぼろきれ」
ペポパンプ
自由詩
5*
10/11/4 21:40
ほっぽう!
A-29
散文(批評...
1*
10/11/4 21:39
ひび割れたコンクリートの上で彼と彼女は
亜樹
自由詩
2
10/11/4 21:27
ファンヒーター
Giton
自由詩
2*
10/11/4 21:22
トマトのはなし(改訂)
鵜飼千代子
自由詩
15*
10/11/4 20:25
冬支度
salco
自由詩
17*
10/11/4 19:47
霜月丑寅
元
自由詩
0
10/11/4 19:41
びゅん、と ふく かぜ
玉兎
自由詩
3
10/11/4 19:30
『静かな川べりで』
Leaf
自由詩
0
10/11/4 18:58
21世紀戦争 ‥CHILD編
アラガイs
自由詩
2*
10/11/4 16:17
腕のない手が
紀田柴昌
自由詩
0
10/11/4 16:08
ぬるり
阿ト理恵
自由詩
2*
10/11/4 15:26
可燃物とライター
花形新次
自由詩
1*
10/11/4 13:09
さむいよね
朧月
自由詩
2
10/11/4 12:51
3685
3686
3687
3688
3689
3690
3691
3692
3693
3694
3695
3696
3697
3698
3699
3700
3701
3702
3703
3704
3705
3706
3707
3708
3709
3710
3711
3712
3713
3714
3715
3716
3717
3718
3719
3720
3721
3722
3723
3724
3725
加筆訂正:
可燃物とライター
/
花形新次
[10/11/4 20:53]
僕はオナニーを小学校6年生で覚えました
4.78sec.