緩慢な意識の繭に
囚われたまま一日が過ぎた
薄曇りの
湿気た生温い温度のせいか
それとも
もっとなにか他の
避けがたい要因のせいなのか
朦朧とした正気で
オレは一日を綴 ...
ビニール傘がぶら下がっていた。

レンガ模様の歩道は車道より一段高くなっていて、
車道に面した側に、等間隔に木が植えられている。
そしてその木々を支えるように柵が各々に作られており、
そのう ...
午後2時43分の光
とろけた白い蝋 
傷だらけのソファー 肘掛の隙間に詰まった 
粉っぽい埃に染み込んでゆく


強姦されたんだ ぼくは自分に
犯されたんだ 俺はぼくに
やり終えた奴 ...
私の世界は曖昧だ。



紫色の朝焼けに家を出る時、
青い夜と赤い朝の暗い光に照らされる。

同じ顔と同じ服の人の中
灰色の箱で機械をいじり
大量生産の一翼を担う。
同じ表情と同じ ...
日本が何だって?
満身そこひの野良犬が
その薄ぎたねえ馬鹿ヅラPCに突っ込んで
正体不明の偉物ぶってガタガタ抜かすのは
楽でいいよなチンカス野郎
国民が何だって?
ヌカスてめえの神経が大し ...
……。

…おい。

ちょっと。

痛いってば。

風邪ひくから腹にかけろよ。

いや、そうじゃなくて。

だから足のっけるなってば。

ああこら、足で挟むなよ。

そ ...
元気ですか?
わたしといたときに見せてくれてた
ニヒルな笑い顔
それから
細い眼

意地悪そうな声

今では誰に聞かせているの?


数年前にしたメールのやりとり
それだけ ...
やすりをかけ 
ちりちりと落とした窪みに

たたずめば 格子が黒く
白い障子が ざわざわと打ち寄せる

張り紙に のびた犬歯
月の輝きが あぶりだす獲物

小鳥は眠り 
...
ずっと

一緒にいたいと
思っています。

おしゃべりしてると
ずっと。

眺めてると
もっと。

ははっ・・・。

なんだかな、
なんだかね。

こういうのは
危険 ...
{引用=



きみに逢うために

朝の砂浜にすわり
雲と水平線がまばゆい


陽に光り 宙を駆ける
少年の日の思い出
時間はゆっくりと過ぎてゆく

打ち寄せる
やさしい ...
村田さんと 大谷さん(17歳〜27歳の女子2人組)

『 ヒーローインタビュー 』
 

* : * : * : * : *



村:もし男に生まれてたら 何になりたい?

大 ...
チョコレートつけて
どこ行くの
はしゃいでいる君
回転木馬に乗って

ダーリン、フォーリン
ポニーテールして
十字架付けて
悪魔を祓う

「清く、
 正しく、
 慎ましく」
...
こんど病院にいったとき

ぼくは余命をつげられるだろう

下腹部にこんだけ違和感があれば

死んだことなんてなくてもわかる


現実としてそれを聞いてしまったら

ぼくはいったい

なにをやめなにをつ ...
雨のように止まらない衝動が
打ち砕くことばに
寄り添うのは自虐の情

人はいつも、
何かを忘れている、

組織でしか求めない行為というものは
何ものでもない怠慢の極み、

人は、
...
くるしくても

まえむきにいきなきゃ

第六感でそうおもう

ひとは切実なんだ

まえむきにいきるというのは

たぶんなにかのものまねなんだろう


なんのものまね?


まえむきにいきるためにいきて ...
発明家になりたかった

べんりなものをつくりたかった

ランドセルから空気がでて空を飛ぶ

肩掛けをひっぱって空気を調整する

ほんとは靴でそうしたかった

でもちいさすぎるし
...
夕暮れ直後のホーム
改札口でたところの隅っこ
明るいところからの暗闇

全部やばいぐらいの○○

ひやっとする風が首筋にとびこんで

くしゅん
すくめた肩を
最初に触れるのが君なら ...
  怜さんは
  スキだらけ

そう 君は言った

  だってさぁ
  今さら 生き方変えられないもん

  じゃ 
  僕が まもってあげるよ

  ?!!

青天の霹靂! ...
むかしのじかんから
かけあがってくるものがある

まちへでかけても
ひとのなかにかくれても
ぴたりとはりついてふりはらえない

あそびは
わるいものとはかんがえない

みじめでしょ ...
名を聞かぬままに離れた美しい人を思えば秋空に風


夏空と秋空の混じりあう場所で約束と嘘を交わしたぼくら


答えなどないんだよって言う空を否定できない恋が揺れてる
街を歩くと
なぜだか君を
思い出す

今でも毎日…
君を思い出すんだ

たとえ君と
行ったことが
ない場所でも
なぜだか君を
思い出すよ

雑貨屋に行くと
君ならどんな
...
いろぬきあわせひだまりゆき 好きで

好きで

好きで

でも会えなくて

ずっと欲しくて

満たされなくて

それでもやっぱり好きで

好きで好きすぎて

想う度に
溺れるように泣いてしまう
...
えんちゃんは、ピアノが大好きな女の子。
色が白くて細い、たくさんの人の中でいつもニコニコしている子。
だけど本当はいつも一人ぼっちなことを、私は知っていた。

ある日、えんちゃんは恋をした。
...
何かちょっと足りないときは甘いものが欲しくなるから
スゥィーツをください
口のなかでとろけあいながらさまざまな後味を消し去ってくれるババロア
曇り空が晴れてきて
悪戯な人生はオマケの ...
しのびあう
濃い〜恋よ
濡れるアナルよ
知っているのか二人の仲を
誰にも気兼ねすることなく
手をつないで歩けるその日まで
かくしておいたほうがいいかしら
アナル
アナル
僕らはいつも ...
晴れやかな空に浮かぶ雲を少し冷たくなった風が流し
わたしの頬も冷やす
澄んだ空気にまったく淀みはない
水面に山が連なり
落ちるモミジがそれを揺らす様に
この瞬間に生きる生と
降り積もる死を ...
心が千々に千切れて
折れて砕けて どうにもならない
そんな日であっても

ただ偏に それはあなたのため
私は薔薇のように 装い
百合のように 優しい微笑を住まわせよう

喩え それが心 ...
わたしの心に 雨が降る
ひんやりとした それでいて どこか懐かしい
優しい声色を帯びた 翠の滴が
わたしの心をよぎっていく

止むことなき 兵士の流血のように
途切れることもない 恋人たち ...
 
 
浦島太郎は海を見ていた
浜辺で膝を抱え
亀が海から来るのを待っていた

まだ青年だった
衣服から露出している腕や脚は
しなやかな筋肉で覆われていた

亀をいじめそうな腕白な ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ワン・ショットホロウ・シカ...自由詩1*10/11/14 22:05
独りぼっちのビニール傘さつき自由詩310/11/14 21:40
残照 / ****'98 '01改編小野 一縷自由詩4*10/11/14 21:39
境界線さつき自由詩310/11/14 21:37
直喩詩; そこのジジイsalco自由詩4*10/11/14 21:37
気持ち その1さつき自由詩010/11/14 21:35
願うよはるこ自由詩210/11/14 21:31
くさり火砂木自由詩7+*10/11/14 21:27
迷惑なヤツよーかん自由詩310/11/14 21:11
夢の装置まどろむ海月自由詩2*10/11/14 20:51
ヒーローインタビュー (村田さんと大谷さん)北大路京介自由詩12*10/11/14 20:50
ジェットコースターに乗ってペポパンプ自由詩2*10/11/14 20:47
生きる吉岡ペペロ携帯写真+...610/11/14 20:27
『予測』あおい満月自由詩210/11/14 20:17
こたえなんかいっこじゃない吉岡ペペロ携帯写真+...110/11/14 19:33
そのこころ自由詩310/11/14 19:09
今 かえります朧月自由詩310/11/14 18:50
まもってあげるよ森の猫自由詩3*10/11/14 18:35
授々滔々ミゼット自由詩1*10/11/14 17:46
秋空に風田中ましろ短歌110/11/14 17:29
今でも君を…顎長三日月自由詩010/11/14 17:17
にじむ阿ト理恵携帯写真+...3*10/11/14 17:10
遠恋ラビット愛心自由詩4*10/11/14 17:07
えんちゃんと みずたまエチカ自由詩110/11/14 15:58
dessertアラガイs自由詩3*10/11/14 15:02
アナルよ今夜もありがとう花形新次自由詩1*10/11/14 11:31
自由詩110/11/14 11:20
私の涙をあなたは知らなくていいきりえしふみ自由詩1*10/11/14 11:06
わたしの心に雨が降る自由詩2*10/11/14 10:55
浦島太郎の話たもつ自由詩110/11/14 10:18

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