朝は朝食に味噌汁を飲む
味噌汁と一言に言ってもなかなか奥深いもので
すっかり味噌汁の虜になってしまった私は
関西の白味噌の上品さに飽き
信州味噌の素朴さに飽き
最終的に田舎、大分の田舎味噌に ...
○秋去る歌五首
雲の間に光差し込み風が吹く秋の大空流れゆく雲
雨降りて赤に寂しさ黄に涙落葉の露ぬれた夕暮れ
赤紅葉気づいてみれば秋の色散り落ちる ...
センスが凄いんだよ と嬉々として言う
十九歳の甥は トロンボーンに夢中
目標にしている人もいるらしい
学校時代は吹奏音楽一色で
働きながら地元の楽団で演奏するという道を
まっしぐらに歩んでい ...
私は鳥
もう空を飛べない
羽根をもがれて
ゴミ捨て場が臨終の地
腐臭しか知らず
地面のキズを数えて歩く
朝の光は冷たかった
でもわたしはとり
清掃車に潰れる私の肉体
飛び ...
夕暮れが 古い白壁の影を刻み
小さな町の家たちは 街灯に身を寄せ合う
息をひそめた町へ
男は にじむように戻って来た
夕餉のしたくの手を止める女たち
薄暗い窓から光る目が見 ...
ぼくたちはその日も
西日が差す
四畳半の狭い部屋で
互いの心を確かめようと
見えない体を貪り合う
毎日のように
きみの乳房の位置を想像しながら
ぼくの陰茎の長さを期待しな ...
薄っぺらい世界だと
気付いているのは私だけかな
出来る事なら
生の声を聞きたいの
熱を持ってぶつけて欲しいの
―メールなんてしないで―
満たされない思いが電波に乗って
無機質な文字となって私に届 ...
アディダスのあの三本ラインは流行のファッションにのせようとすると、いかんせんクセが強すぎて扱いづらいデザインであることに変わりはないのだと理解させられる。
色々なメディアに支配されている ...
(な)
なにもない
なもない
なのはなさいていた
ほかのなにかに
なりたくて
なりたくても
なれなくて
ならなくて
よかったと
なまえもないのに
さいてい ...
町の明かりに
じぶんを問いかけている
やくざが入れ墨に
じぶんを問いかけるみたいに
ぼくの遺伝子がONになる
海を聴いている
茶色いレーズンを吸っている
...
みなさんは 蛾 と聞いたときになにを思い浮かべますでしょうか
自分は最近 ガーフィールド ということを思い浮かべるので、それを漢字表記すると蛾領域になるとわかった。
蛾 領域
ガー ...
雨の底の
底に
俺は沈んで
終わることのない
脳髄のノイズを聴いている
時間は混濁して
精神は
幾年も日向で放置された
古い
毛布のようで
...
雲よ
僕は歌わない
ひびきあう童謡のしらべを
僕らは歌わない
青春と名付けられる
強迫的な力の律動を
雲よ
僕は見ない
抜けるような青空を
僕らは見ない
見るのはた ...
零時近くに 帰宅
気づくと ゴゥゴゥといびきをかいて
眠っている
手をのばせば ふれあう
距離にいる N
Nは ってくれない
あたしの感じやすい
ほこっとしたおやまの先端 ...
盲目のピアニスト
孤児院育ちのボクサー
...
轟いて煌き光りつんざいて稲妻が鳴る稲妻は鳴る
...
炬燵の火 水失いて 指割れぬ
皮破る 林檎果汁の 生やかさ
氷点下 白き大気を 拒みつつ
一人鍋 冬肌よせる ガスコンロ
雪女 凍えて泣くより 火で溶けろ
北風や 宇宙 ...
暖かいミルクティーを入れた
ティーカップは首を捻るように
皿の上で少し、傾いている
人生は、少しぐらい
わからない質問のある方が、面白い。
(僕等は日々のテストをクリア ...
僕等は一体いつ頃から
目に映る世界の色を、忘れたのだろう?
カーテンの木漏れ日へと、はいはいしながら
丸い瞳を見開いた、幼い頃の自分。
大人になってくたびれたこの胸から
今 ...
いつものようにキスをして
電車に乗った君の
窓越しの笑顔に、手をあげて
一人になった休日の僕は
駅ビル内の喫茶店で
朝食のパンをかじりながら
ふいに
自らを漂う雲と思う ...
自分のすきなものを
あなたにそっと教える
まるで幸せを
あなたにわけるように
いつかあなたと
わたしのすきなものを
一緒に楽しめたなら
すきなものは
大事なものになる
わすれ ...
君の10年分を昨夜ずっと何度も見ていたよ
眠らずに何度も見ていたよ
生まれたばかりの君を
心細い私
心の弱い私は
君を育てるという大きな壁にぶつかって
泣いてしまった
くじけてしまい ...
町が踊り騒ぎ賑わい人の心に石が投げ込まれる。
雰囲気に酔う事はやめアバラの内側から火炎を放射する。
事の始まりは一通の手紙だ。
役所に届いたその手紙は人々に勇者の再臨を予感させた。
まず最初に ...
ばあちゃんを乗せて
じいちゃんを見舞いに行く
ゆく道の傍らに
塀越しの柿の実が鈴生りだ
ひとつぶずつに
千年と千日の
日差しがはね返る
小太りの猫が座ってたじゃないか
毛の ...
きみはなにもの?
きみは海をおよぐイルカ
ぼくは灯台
昼も、夜もきみの姿を波のあいだに追い求める
きみはそこの見えない海
その海の底には因果律でわりきれない、
数式であらわせないもので ...
誕生日を祝ったりする
成長段階を経てしまえば老化して行くだけなのに
自分の生まれ出た日を記銘して再来させる
これは不思議な慣習だ
去年の今日が今年の今日でないように
刻々と老衰に向かう肉体も ...
見ないふり 「平気だよ」って笑うきみ 睫毛の影にかくした涙
『あいつより、きみのナミダを知っている』 優越感がみじめにさせる
「私たち、友達だよね」の常套句 赤の他人の方がマシ
「ご ...
配管の網の目に棲む
浴槽にためる湯が 水位を
どうするのかを見ている
うらなりの子のように産みつけた
執念をよびさます
学くんに貸して戻らなかった鍵盤も美和子さんにそっとわたした恋文 ...
やわらかく のぼせる野菜 溶ける夢
お腹に優し 心煮込んで
ぷくぷくと 泡風呂つかり 満天の
星降る夜は 澄みきった蒼
湯けむりの 向こうに見える シルエット
見つめているの 鑑みて ...
淀んだ排水溝の蓋を閉めるように
職員室のドアを閉めたら
薄暗い廊下をすり抜けて
警備員のおじさんとさよならをする
すとんと腰をおろして
バッシュの紐を結んでいる
少し前に出た君が
無 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
マイブーム:味噌
ガマパックン
自由詩
3
10/12/5 12:41
秋と冬の狭間
由志キョウス...
短歌
0
10/12/5 11:48
今宵 演奏会
砂木
自由詩
12+*
10/12/5 10:59
私は鳥
由志キョウス...
自由詩
2
10/12/5 10:31
帰郷
いねむり猫
自由詩
1
10/12/5 10:00
心の距離
寒雪
自由詩
1
10/12/5 9:33
デジタルの色
少女A
携帯写真+...
2
10/12/5 5:29
スニーカーショップでへそを曲げる
番田
散文(批評...
1
10/12/5 3:41
なにぬねの
小川 葉
自由詩
4
10/12/5 2:35
遺伝子たちの宴
吉岡ペペロ
自由詩
4
10/12/5 2:25
蛾領域 (ガーフィールド)
a
自由詩
0
10/12/5 1:21
ゼロ地点、もしくはエデン
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
10/12/5 1:18
雲よ
シホ.N
自由詩
5*
10/12/5 0:34
って くれない
森の猫
自由詩
7*
10/12/4 23:59
そういうものに/わたしはなりたい
TAT
自由詩
2+*
10/12/4 23:17
ピカドン
〃
短歌
1*
10/12/4 23:01
枯れ女の瑞
御飯できた代
俳句
0
10/12/4 22:24
哲学者の顔
服部 剛
自由詩
3+
10/12/4 21:57
木漏れ日の窓
〃
自由詩
1
10/12/4 21:30
雲の箱舟
〃
自由詩
4
10/12/4 21:18
すきなもの
朧月
自由詩
3
10/12/4 21:16
君へ
桜 歩美
自由詩
5*
10/12/4 21:15
_
スケベ穴
自由詩
0
10/12/4 20:12
ばあちゃんを乗せて
オイタル
自由詩
5*
10/12/4 20:00
きみはなにもの?
寅午
自由詩
1
10/12/4 19:35
生まれの日
salco
自由詩
5*
10/12/4 19:19
Step.3〜 Lost love
凪ぎ
短歌
0
10/12/4 18:25
浴槽の湯
乾 加津也
自由詩
7*
10/12/4 18:18
ポトフ
西日 茜
短歌
3
10/12/4 18:09
並んで帰る道
〃
自由詩
6
10/12/4 16:44
3662
3663
3664
3665
3666
3667
3668
3669
3670
3671
3672
3673
3674
3675
3676
3677
3678
3679
3680
3681
3682
3683
3684
3685
3686
3687
3688
3689
3690
3691
3692
3693
3694
3695
3696
3697
3698
3699
3700
3701
3702
加筆訂正:
◆ 黒裃 ◆
/
北大路京介
[10/12/5 2:43]
Randomを乱雑、 「美味なる無限大Airに」を「揚羽も入れない蚊帳に」に
5.72sec.