カゲがひとつ減った
またひとつ減ってこれでは
カゲの家族が家族ではなくなってしまう
カゲの家族の個々のカゲすらなくしてしまう
とつぜんの惨劇ではなく
しのびよって ...
無に還る水中
無から形成される骨
そこから何を産み出せるだろう
光も闇も私をひとりにさせる
遠い遠い遠回り
迷っても終わりが見えなくても
遠回りしていつか
君に辿り着 ...
生まれたばかりの魂は天高く
地に還るのを只管に待っているだけ
君はどのくらいの高度を征くのだろう
死にかけの魂が空を指さして笑っている
大地の重力に押し潰されながら
天国の近くで笑うのが ...
触れるのも出来ない急所
そこに
敢えて定めた銃口
傾ける頭
うなじを吹き抜けるのは
恐怖? 罪悪? 快楽?
温い風の舌
嘲笑って舐めあげる
薄っぺらい涙が
鼻腔をくすぐって
微笑む唇は
赤紫 ...
お祭り騒ぎは終わった
路上のツリーたちの つぶやき
澄んだ夜気が 満ちてくる頃
薄雲の切れ間から 星々の視線を感じて
今夜 本当の儀式が始まる
司祭は、浅い路肩の溝の中 ...
手の平に抱え上げた
慣れない風景に落ち着かず
表情を揺らす
一すくいの水
水面に映るぼくの顔が
広がったり狭まったり
本当のぼくになかなか近づかないのは
物理的なもののせいだけで ...
ぼくが入院してから半年が経った。
11月が終わる頃には、
小児病棟にもスノーマンやら、サンタクロースの人形が置かれたり、
クリスマスツリーやリースが飾り付けられた。
24日、クリスマスイヴ ...
青い空でした
どこまでも澄んでいました
こちらの方が戸惑うくらいに
名前がありませんでした
形がありませんでした
ありがとう、も
言うことができませんでした
ごめんなさい、と ...
帰国した彼女に
ぼくは理屈と感情でふられるだろう
だから梯子を急にはずされても
大丈夫なように
ぼくはあらゆる準備をじぶんに教育している
彼女はいもうとに会いに
...
たくさん失ったな
得たりもしたっけか
沢山のかけらたち
大切なモノ
大切な人
手に入れ
失って
出会って
別れて
また失って
僕の軌跡は
かけらたちが繋がったパズ ...
物憂げなまま空は逝く
少し濁ったように雲がかかった夜の空
ベランダにいる私の吐息は白く
素足はどんどん冷えていく
云いたいことは山ほどあるけれど
どれも言葉にはならなかった
思うこ ...
にびいろの街で見かけたマフラーのオレンジの色 早足で追う
昼休みローソンに行くきみ見つけ 上ずった声で「俺も行こうかな」
彼のこと思い浮かべて話すとき そんな顔をきみはするんだね
...
あらしが
まちにきている
いつになく
つめたいあめをふらせ
いつになく
きびしいいなずまを
とどろかせている
ふと
わたしはきがづいた
これは
ちちなのだと
...
少年は長年蛹になり
いつしか蝶々にふ化した。
それは綺麗な羽だった。
大空を羽ばたいた
雨の日も
雪の日も
嵐の日も
飛び続けた
少年はいつしか
自分の羽をむしり取っていた。 ...
ある朝モーニンググローリーを
見に散歩に出た
いつものフェンスに
青紫色をして咲いていた。
空は高く
地は低く
天は無限
人は有限
人望は努力して
得られるもの
どれだけ相 ...
あなたの幸せを祈りながら。
わたしの不幸を呪い。
誰にも言わず。
誰にも言えず。
こんなカタチで吐き出して。
サンタ、神様でも、彦星、流れ星、何でも良いや。
皆 ...
現在の場所で絶えず自分の感情を押し殺してまで働くということはあってはならない。それは心の中だけで全て本来の自由であるべき自分の本当の姿を破壊してしまうから。いつも、生きること自体が瞬く間に自分の中 ...
喜ばしいことが起こった
上司と喜んだ
手を取って喜んだ
苦しんだ末の出来事だった。
お客さんが気を使ってくれた
Long live!と願った。
達成感、充実感、安堵感。
不安感。
...
がだん
しだん
いずこもしもじさんが
だんだんクレッシェンドじこあい
美のけはい
(2010・12・22mixi)
短歌しか
書けない感じ精神を
整理するのももう億劫で
心を持って
(それは綺麗な透明のビンに入って)
歩いていた
(どこにでもある街角を)
たっぷり浸したはちみつの色した
(おいしいと思うきっと)
だれにも渡してはいけないと言われて育 ...
高野山僧侶四十名による声明
坊主になれ坊主になれ坊主になれ坊主になれ
坊主になれ坊主になれ坊主になれ坊主になれ
坊主になれ坊主になれ坊主になれ坊主になれ
坊主になれ坊主になれ坊主になれ ...
自然など存在しないこの世にはすべて人工この木も草も
夕陽受け際立ち光る葉の裏は真っ暗闇で不平等
陽が落ちてそれでも光が残る頃その石からも流れ出すもの
残酷な夢を見たあと心澄む切られた ...
あなた
情の深い女が
好きだと
誰かに話したでしょう
だから私
夏でも何の手入れもせず
ビキニのわきから
はみ出すぐらい長く
ある日
あなたの部屋を
掃除して
見つけたDVD ...
いちを超えたら
それはやはり欲望なのだ
どれだけ切なくたって
それはやはり欲望なのだ
それをしずかに見守る者よ
正眼で唇を引き締める者よ
炎を背に剣を手にする者 ...
あたたかな日曜日
きょう、きょうですよ
今日は水曜日
やわらかな時間
曲がりくねって ねり歩く
徒歩十分は
時に徒歩一時間にもなる
みちしるべはどこにもなく
太陽はどこかにおっ ...
言葉は同じなのに
言いたいことが
混がらがって しまったり
意図みたいに
簡単じゃあ ないんだ
ティッシュで こよりを編めば
とても楽しい お食事の時間
周りは 大人だらけで
...
バドミントンの羽根の形
ふわりと 浮き上がる 瞬間に
不思議さを 覚える
固い レースのようだ
そう 連想すれば
見たこともない 小さな妖精に
着せてあげたい ドレスを
妄想する
...
冬の{ルビ至=たどり}ついた日
海峡は慈悲のない 風でした
限りなく動揺する
どこまでも
消え去る端をも
わけ広げる海風景
北風の冷たさに波頭は白く飛沫をあげ
人などだれ ...
できるだけしずかに
水子のゆくえを追いながら
いつまでも駁(まだら)のように
羊にだかれて
いたかったの
なのに
あの日から あなた(わたし)の
放水がはじまっている
あなたはそこ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
飛翔するカゲの家族
石川敬大
自由詩
10*
10/12/23 14:43
鮮やかな白
蝶澤
自由詩
2
10/12/23 14:39
生命線
ピッピ
自由詩
4
10/12/23 13:06
天敵ラヴァーズ
愛心
携帯写真+...
3
10/12/23 11:40
聖夜 明滅する命
いねむり猫
自由詩
3
10/12/23 10:15
水
寒雪
自由詩
0
10/12/23 9:31
病棟のメリークリスマス
北大路京介
自由詩
7*
10/12/23 6:42
童話(空)
たもつ
自由詩
7
10/12/23 6:21
準備の教育
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/12/23 3:05
ピース
マサト
自由詩
0
10/12/23 2:52
命ある限り君に
朽木 裕
自由詩
3
10/12/23 2:14
草食系男子
徒歩5分
短歌
4
10/12/23 1:27
メッセージ
小川 葉
自由詩
1
10/12/23 1:09
メタモルフォーシス
ペポパンプ
自由詩
3*
10/12/22 23:50
朝顔
〃
自由詩
2*
10/12/22 23:36
独占欲。
狠志
自由詩
1
10/12/22 23:14
ネオンサインとサラリーマン
番田
自由詩
1
10/12/22 22:55
Joy
ペポパンプ
自由詩
2*
10/12/22 22:42
光
阿ト理恵
携帯写真+...
2*
10/12/22 22:37
詩すら書けなくなっちゃったいよいよの屑
TAT
短歌
2*
10/12/22 22:10
散歩
朧月
自由詩
3
10/12/22 21:30
死者と私の為の夜
salco
自由詩
5*
10/12/22 21:00
tanka
葉leaf
短歌
1
10/12/22 18:47
剃毛
花形新次
自由詩
0
10/12/22 18:43
いちを護る
吉岡ペペロ
自由詩
5
10/12/22 18:16
週末中日
ゆうと
自由詩
1*
10/12/22 18:01
早く来い来い、だけど…
藤鈴呼
自由詩
2*
10/12/22 16:08
本物の雪
〃
自由詩
6*
10/12/22 15:54
Winter Solstice
月乃助
自由詩
17*
10/12/22 15:22
かくれんぼ
乾 加津也
自由詩
7*
10/12/22 15:18
3689
3690
3691
3692
3693
3694
3695
3696
3697
3698
3699
3700
3701
3702
3703
3704
3705
3706
3707
3708
3709
3710
3711
3712
3713
3714
3715
3716
3717
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3719
3720
3721
3722
3723
3724
3725
3726
3727
3728
3729
5.54sec.