碧い海に円く赤い太陽が輝き
青い空には白い波頭が遠望できる
赤い雲のたなびく先には
山の端が曖昧な稜線を見せて消えて行く
樹木は影しか形成せず
息づく季節はすでに過ぎてていた


闇 ...
神様に誓うことはしない
私の最愛の人に キスをしても
約束を守る自信はなく
不安定な平均台の上で 手を繋ぐこと以上に
足の置き場も 君の心の在り処もわからない

ただ空や海や木々 鳥と ...
ただいま、が言えなくて帰る家が見つからない
おかえりなさい、がない気がして帰る家が見つからない
何色の電車が運んできたのか
知らない町の知らない道を
歩いて私だけの家へ
おじゃまします、と声をかけた
...
死にたいとかどうしよう、どうしようもない、だから死にたい。で、死にたい。死にたいと本気で思っているのに生きているから死にたいんだよ。死にたいって一種のばかみたく唱えてるけどそれは本当に死にたいからなん ... ひとはひと

  ポニーテールの ひともひと

 若紫のchou‐chou 墨空に舞う
出来過ぎた愛は
宇宙をも狂ほす

雨を恨み
刻を戻せと嘆いた街。
大阪。

御堂筋を走る車内で
いつもの音が鳴らぬのが
私の内臓を引き掴み
激しく、情意を
揺するのだ。

...
ミロのビーナスは

両腕で僕を抱き締めようとして

両腕をきりおとされた

あの黄色い満月は

巨人が少しづつ月を食べて

そして初めて三日月になった

あの太陽は好きな人と目 ...
炎で燃えて
ただの燃えカスに
黒く
散り散りに
風に吹かれて
霧散する

点滅する
赤、緑、黄色
子供たちが
笑っている
淡いカーキの
チノパンツ
うっすらと漂う
三日月
...
頷くことに数千の
首ふることに数千の
意味があること知っている

あなたへ触れた私の手のひら
たくさんつまった気持ちの手

ぜんぶ わかる
ことに意味はない

お互いが
ここにい ...
「鬼は外!福は内!」
節分になると そういう声も聴きます。

豆を蒔くのも 畑や庭に撒くぐらいのことでしたら
1年のうち1日ぐらいは と我慢もしてきました。
 
「福は内、鬼も内」と言う地 ...
野良猫に無視されつつく霜柱 「情報操作」

“アメリカで話題沸騰”
それだけで
怪しい匂いの広告塔



「英国の」

テレヴィジョン
二度の被爆をした人を
運が悪いと笑う乏しさ
きのう抱いた夜がいない! (シーツだけ黒い) なにものかがとびちった痕跡があるが,密室に潜む死臭は嘘をつくから証拠にはならない. 壁の傷をふやして 床に足をつける もう ひざしたまで浸水している. し ... あたまかくして
ゆびかくさず
お代り、と言って
空の茶碗を掌に持ち
伸ばした腕がどこまでも伸びていく

伸びきったところで
祖母が茶碗を受け取って
傍にある炊飯器のご飯を茶碗に盛る

おばあちゃんのお代 ...
19時20分
マンション前の市バスの停留所に
降りる

空を見上げた
青空!

ポツ ポツと瞬く
外灯の上に
灰色でも黒に近い青でもない
青空が広がっていた

夜の青空だ

...
あなたはあなただ
小さな町の
夜の路地を
うろつきまわる
寂しくって仕方がない
土の匂いを携えて
遠くの駅では
手持ち無沙汰で
違う国の言葉を
しゃべってた

あなたはあなただ
...
わたしが動かなくても
雲は西へと流れてゆく

わたしが動かなくても
みつばちは花を求め
8の字に旋回する

わたしが動かなくても
大地はわたしを乗せて
星の周りを回り続ける

わ ...
止まったままの 時がある
針が曲がってベルトをなくした
金時計の中に
とどまっている

休まず刻んだ針が
不意に歩みを止めた
大地の奥深くから轟音が猛然と駆け上がり
アス ...
歌をうまく歌えなくなったら
僕は喉をかっきった
おかげで声はまったくでなくなったけど
下手な歌を歌うくらいなら
よっぽどまし

声を出せなくなった僕の代わりに
君は鼻歌を口ずさむようにな ...
別に淋しい訳じゃない

一人で居ることにいつからか慣れただけ

「貴方に居て欲しい」なんて気持ち
「愛してるよ」なんて気持ち
「淋しいから誰でも良い」なんて気持ち

分からない

...
みんな影響し合ってるから
感じているから
雑音ほどいいから
優しいから
憎らしいから
それでいいから
そこにいればいいから

愛している

だのにあの人
異国人みたいに
違う音 ...
なんにもない
なんにもないと思うから

ひとつひとつ確かめる
自分の中を
もしこれがなかったらと
あるうちに考える

おおげさにしなさんな
お年寄りは言う
年輪ってすごいな
耐え ...
 
 
列車も停まらないような
ホームの一番端でひとり
ご飯を食べている
ちゃぶ台は誰かが置いていってくれた
多分、親切な人なのだと思う

納豆や根菜類の煮物など
好きなおかずを並べ ...
寂しかった日のように
ひと晩で降り積もった雪が
きれいな景色だけを水銀灯に貼り付ける
夜明けすら凍らせようと
港では恐ろしいものが渦巻いている
(賀露の蟹漁船は眠りにつくころ)
わたしを捕 ...
音の無い雷光を視て指ひらくひとでなしの手にけだものの鈴



とどめさす瞳の色を忘れたか常にそこに居る常にそばに居る



うつろにはうつろなる色おまえには向こう側の色 ...
照らしても見えぬまま在る虚ろかな



降る桃と鈴のはざまを染める息



吹きだまる吹きだまる棘吹きだまる



あたふたと耳に目薬ひかり喰み

...
あの子が
シャボン玉を抱えて
わたしがみちみちと
はえている歩道に
立っている
唇の薄皮を摘み取って
よいことばを
鈴に詰めてしまった
火曜日の光景です

あの子は
三週間おきの ...
東京はいつまで京で居るのやら



半分に切ったら神が増えていた



朝知らぬ脳が尻尾を撫でている



叫ぶとき叫びの肉芯こすりゆく



...
珈琲とアルトサキソフォンの豊穣に液晶の海漕ぎ出でる人

珈琲とピアノの滴海となり夜の彼方に跳ねたトビウオ

女生徒の「わたしバカです」渦まいて沈積してゆく初雪の夜

この宇宙は蜘蛛の巣状の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひかりのや……とある蛙自由詩14*11/1/24 17:08
満而不溢ayano自由詩311/1/24 17:00
[カントリー・ロード]東雲 李葉自由詩2*11/1/24 16:03
目玉焼きと会話榊 慧散文(批評...2*11/1/24 15:30
平安ブルー 29  若紫北大路京介短歌3*11/1/24 14:28
重すぎる愛冥鈴自由詩211/1/24 13:51
世界の本当の真実こめ自由詩1311/1/24 13:34
壊されたもの、帰ってきたモノOz自由詩011/1/24 13:17
冬の今日朧月自由詩211/1/24 12:39
節分大空襲北大路京介自由詩11*11/1/24 11:06
つむじまがり俳句3*11/1/24 9:35
_佐和短歌011/1/24 7:43
シリンジをもつ自画像魚屋スイソ自由詩511/1/24 6:22
ことわざ阿ト理恵携帯写真+...2*11/1/24 3:34
お代り小川 葉自由詩911/1/24 0:44
夜の青空森の猫自由詩7*11/1/24 0:35
あなたはあなただ真島正人自由詩2*11/1/24 0:18
わたしが動かなくても佐倉 潮自由詩311/1/24 0:11
なゐyumeky...自由詩1011/1/24 0:05
君の歌なかがわひろ...自由詩111/1/23 23:21
いいわけ平沢ちはる自由詩1*11/1/23 22:54
サンタ・マリア西日 茜自由詩311/1/23 22:44
緑の魂朧月自由詩311/1/23 22:31
お代りたもつ自由詩2011/1/23 21:55
冬の眷属たりぽん(大...自由詩711/1/23 21:48
虹盲木立 悟短歌211/1/23 21:42
焦土月齢俳句111/1/23 21:40
あの子ズー自由詩8*11/1/23 21:40
ノート(雑冬)木立 悟川柳311/1/23 21:38
回転木馬都志雄短歌511/1/23 21:37

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