わたしたちは生きのびて
また
残された年の
とびらが閉まっていく
精霊たちもねむる
誰もが永遠をくちにする夜
そとは降りはじめた
雪
落ちるほどに白さをます街は
いつ ...
ねぇ
あの島の海燕の卵を捕りにゆくから銃を貸してよ
登れない/切り立った崖の/そのまた崖の窪みに巣はあるから
自動小銃で煩い親鳥を乱射してやるの
海燕の卵なんて食べたことない ...
君の声を
聞いた瞬間…
君に何か
あったと
分かった…
悟った訳じゃない…
前と同じように
君の声が…
悲しみを
伝えてきたんだ…
相変わらず
君の発する言葉は…
強が ...
*
クリスマスが近くなり、トイレに塞ぎ込めばつい考えてしまう
洋酒のラベルを見ると!クリスマス ! とは言わずに !レミオロメン !と言う奴がいた 。
気前はよかったが、おかしなこ ...
縫合する。
離れてしまったものを無理矢理縫い合わせる。
赤い糸。
結ばれなかった片割れを捜している。
白い糸。
一つだったはずの肌色を引き寄せて。
黒い糸
溶けた場所から壞死 ...
ささやかな夢に押しつぶされて
子供が
悪臭をたたえている
湖の表面では
脱ぎ捨てられた衣服が
藻の振りをして漂っている
明日
踏みつけるべき小さな草花を
今日踏みつけて道を作り ...
あたりまえの朝を
あたりまえに迎えることを
あたりまえだと思っている
おめでたい自分に
ときどき気づく
あたりまえのベーコンエッグに
あたりまえのソースをかけて
あたりまえに頬張るだけの
おろかし ...
中二のころ収容所から脱走した
それを手引きする職員たちがいた
彼らは所内の精神科医と組んでいて
じぶんたちの理想を僕を使って実現しようとしていた?
理想といっても収容所に限る世界
ボーリング ...
こころざしが低いのだろうか
こころざしが弱いのだろうか
じぶんすら型にはめれていない
愛している・それだけなのにだ
ひとをぼくの型にはめてしまう
それがどれだけ正しくても
そうしてしまえ ...
星の瞬きがまぶしすぎて
僕は目の前から続く
舗装の荒れた道路を見失った
これからどこに向かうんだろう
どうしようもなくなった時は
地べたに腰を下ろして
不細工に微笑む月を眺めて
...
一次会で帰ると言ったのである
もともとお酒に弱いうえに年である
記憶がないという事もあるので
人に迷惑をかけないうちに
体も楽なうちに帰ってくればいいのだ
そろそろ終わったかな
なんな ...
ハイツ和合にたずねてゆくと
花火ちゃんはフローリングの床でお皿をわっていた
ぺたりとWの字にすわりこんで
からだやわらかいんだ
ね、つめたくない?
訊いてからちがうちがう
なんでお皿な ...
乾いた道我はゆく
道なき道
砂の砦を横目でにらんで
前に
前に
進んでいく
その先になにがあるのだろう
砂の島
虹色の泉
信じるものも
愛するものも
そこに行けばある ...
かぁ
それをくり返すと云い
確かなる少女と
確かなる母と
確かなる父と
やわらかな波
シーソー
今宵の夢に現れし鏡
色彩を持ちながら父の元に現れる幻の鏡
(幻の鏡は何があれど幻は ...
君の向こう
朝のひかりは
ガスコンロ
その火の青さ
その火の青さ
しずかの海
あらゆる無機物も有機物も
独自の発火点や燃焼点を持っている
太陽の温度 ...
うかぶ空に触れる足さき、加速してわたしは舞い上がる、ちぎれそうな指を握りこんで、そしておやすみを言うために急降下 #twpoem 10/24 2:08
外側にいる透明な風はわ ...
淋しくなるね
いっつもそうだった
大事なことば
甘くないつらかない
オハヨー毎日
太陽もえつきるまで
こいびとたち
こびとのいきのこり
雲ふたつ水い ...
これがすべて妄想だったらいいのに
『あなたへ
――もうすぐ全てが終わります。
そうしたら僕は其処へ行きます。
反戦の反対側へ
もう僕にはこのような方法しか残っていません。
此処 ...
東の空はまだ蒼く
冷たい鼻先に白い息がかかる
ゆっくりと明けながら
低気圧は姿をかえ
霞む、冬の朝は、ふたりの渇いた喉をきらしてゆく
/傷んだ髪の刺を擦るように / ...
意味不明のフイルム
かびた古い封筒の束
変なカギ
本棚の奥のぬいぐるみ
こわれたハンガー
などなどなど
コンビニで買ってきたごみ袋をびしびしひっぱり出しながら
どんどんすてる僕
ある日 ...
見るからにヤバそうなのが キた そんなのは 見なくてもわかる プンプン臭うぜ ピンヒールの か細い 金網を張った あれは 床というべきか 屋根とでもいうべきか 足音からして 宙に響く 長い髪が 歯車の ...
たどたどしい声で街を流れながら歩いていく私は、今日も緑色のスターバックスを目指していた。焦げ茶色の色に磨き込まれた窓のスターバックスが向こうに見えてきた。3年ぐらい前に品川の原美術館でその展示を見 ...
そのペンを持つ手
電話をにぎる手
無意識に髪にふれる手
ギターのFコードを押さえる手
ピアノを弾く手
絵を描く手
手話を正確に表現する手
文庫本をめくる手
そして細 ...
月にいちど血の塊を産む
生まれなかった卵と一緒にトイレに流す
私の体は痛む
痛みは臍の下から生まれて体中に(つま先までつま先まで)
それは生まれなかった卵の為に
じんじん じんじんと
...
確かに
かに
に
。
ケンタッキーが美味しい季節
ツイスター一口わけてくれたけど
なぜだか恥ずかしく申し訳なく
皮だけかじってすぐ返す
私はあなたの外側から
目をこすりながら探してる
どこからどこまでが ...
ため息をつくくらいの間だとおもう
突然で唐突で、空気でできた蜘蛛みたいだ
わたし自身が幸福でいるためには、空腹の子どもを追い出さなくてはならないかもしれない。
みちたりることと、幸福でいる ...
パラパラパラパラパラパラ
カサカサに乾いた落ち葉が
風にまかれ車に踏まれ転がって行く
それは何でもない風景
心を軽くする風景
何処までも転がって行って
何処にも辿りつこうとしな ...
一年間で114万人
一日で3234人
一時間で120人
が死んじゃう
一年で3万3千人
一日で90人
一時間で3人
が自分で自分を殺しちゃう
だから今日も今日と言う日を大切に
生きて ...
すきなうたを口ずさむ
なんの音も連れないで
絶対にはずれない
だれも合否をださない
すきなうたを口いっぱい
すきな気持ち 心いっぱい
音でなく心で 言葉で うたいたい
人前で隠し ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
聖夜
月乃助
自由詩
11*
10/12/12 17:48
海燕の巣
アラガイs
自由詩
3*
10/12/12 17:47
そうじゃないんだ!
顎長三日月
自由詩
0
10/12/12 17:24
レミーマルタン
アラガイs
自由詩
1*
10/12/12 16:53
『縫合』
東雲 李葉
自由詩
1*
10/12/12 16:03
ささやかな夢に押しつぶされて
真島正人
自由詩
3*
10/12/12 15:48
あたりまえ
nonya
携帯写真+...
8*
10/12/12 14:14
脱走
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
10/12/12 14:13
愛の型
〃
携帯写真+...
3
10/12/12 13:42
考えなし
寒雪
自由詩
1
10/12/12 11:03
さて
砂木
自由詩
4*
10/12/12 10:02
絹をなでる
せかいのせな...
自由詩
6
10/12/12 9:59
グレープフルーツ
橘祐介
自由詩
1
10/12/12 9:58
ぺっぺろぺ〜
がぱ
自由詩
1*
10/12/12 9:10
しずかの海
吉岡ペペロ
自由詩
2
10/12/12 9:07
#twpoem 1
斎藤旧
自由詩
3*
10/12/12 9:05
こびとのいきのこり
吉岡ペペロ
自由詩
0
10/12/12 9:04
告白
水穏(みおん...
自由詩
1*
10/12/12 7:36
冬のサボテン
アラガイs
自由詩
4*
10/12/12 7:21
すてるす
kawa
自由詩
0
10/12/12 4:16
師走
光井 新
自由詩
2
10/12/12 3:35
コピー用紙の上に書かれていた言葉
番田
自由詩
1
10/12/12 2:54
恋しい手
森の猫
自由詩
8*
10/12/12 2:52
しっぽのついたいのち
とんぼ
自由詩
16
10/12/12 2:44
ああ!
BOOKEN...
自由詩
1
10/12/12 2:37
ポケット
nick
自由詩
2*
10/12/12 1:05
空腹の蜘蛛
はるな
自由詩
1
10/12/12 0:10
落ち葉
kauzak
自由詩
3*
10/12/11 23:54
スタークウェザーは報われない
虹村 凌
自由詩
0
10/12/11 23:02
うたう
朧月
自由詩
3
10/12/11 22:44
3653
3654
3655
3656
3657
3658
3659
3660
3661
3662
3663
3664
3665
3666
3667
3668
3669
3670
3671
3672
3673
3674
3675
3676
3677
3678
3679
3680
3681
3682
3683
3684
3685
3686
3687
3688
3689
3690
3691
3692
3693
加筆訂正:
指先で語られる人生悲話
/
涙(ルイ)
[10/12/12 10:35]
12/11 タイトルと内容を大幅に改稿いたしました
6.08sec.