ピアス開け笑った君は震えてた 胎児が眠るような右耳
何もない空き地は少しそっとして テレビの声が虫の音のよう
迷うたび「答えはない」と人は言う わずかに強く握る吊革
何も無い部屋
一人たたずむ
何も考えずに
目を閉じよう
頭の中には
何にも無い
呼吸をする
瞼が重くて
癒しを感じ
苦しみから
さようなら
こんにちは
日常の八割は魔に刺されて足掻いているから
誰に殺されても文句は言えない なんて
みな息をするのに必死ですが
ばたついた手足は誰を殴ったか
答えよ
リンゴが木から落ちるのを見て引力に気付い ...
寂しさのあまりに
祈りたくなる
夜空の朧げな雲が
誰のためでもなく消えて行くのを
見つめていると
なんだか帰るあてもなく
どこまでも道が続いてゆくようで
騒ぎすぎたあまりに
祈 ...
おろかさの指標はいくつかあって
スコヴィルとか
そういうので
表現できる
としたばあい
きえたほうがいいにんげんと
はんだんされるのは
どの水域かというと
8000スコビルくらい
...
鬼に視える人の瞳をまっすぐみつめ
全ての仮面を剥ぎ取る時、そこには
両腕を広げて頭を垂れた人が、澄ん
だ瞳の奥からじっと私を、視ている
私の胸に
一つの小さい門があり
見上げた天井を透きとほって
下りて来る階段とつながっている
何処からか
さりげないピアノの単音が響けば
昔の誰かの足音が
この胸の門に入 ...
退職した職員とこじれ
くたびれた顔をしていた呑気な社長が
一人残って書類の仕事をする僕のもとへ
ふらりと、やって来た
お客様の心無い罵声を浴びて
机に顔を伏せていたまじめな先輩 ...
りっしゅんの朝
写メがおくられてきた
調べの知らせだ
肌さむい風のさきがまあるくなって
水っぽさふくよかにふくんでた
ひかりのなかに
ピンクやオレンジ雑じるのが
...
女のからだはうつくしかった
うすあかりに溶けだしたのは?
クリムトよ、あれはいったい?
女はおとこにつらぬかれていた
あえかな声やうすく閉じため
くみ敷かれたまま俯瞰 ...
真っ白な顔に
赤い唇
派手な衣装を身に纏い
彼は誰かに楽しんで欲しかった
彼は誰かに笑って欲しかった
彼はあの子の笑顔が見たかった
でもピエロは少しずつ
透明に
誰にも ...
潮の香り
なつかしさを覚える
海よ
俺たちは互いに
人の手によって汚れちまっているけれど
いつか俺がお前と同じ濃度に
なれたなら
汚れたなかに美しさを見つけられたら
俺 ...
君は僕よりも3歳年上で
僕がどんなキザなセリフのたまってみても
喜んでみせるけど心は動かない
ガードが堅いわけじゃないけど見透かされてるようだ
おどけたジョークでペースとろうとして ...
何もかもを壊してしまいたいこんな夜は
お前の胸の中でただ眠りたい
生きていることだけで傷つけ合ってしまうなら
互いに傷をえぐり合って満足しようか
Why not? It's cri ...
トイレから出ると
首の長い女性が
宙に浮かんでいた
待ちきれなくて
こうなったのか
トントンって
ノックしてくれたら
途中で出てあげたよ
可哀想に僕のせいだ
フローリングに
...
みんなの詩ポツリポツリと
読み始めたよ
詩って輝くものだと思った
みんなの詩を読むことが
もっと楽しくなるだろうなと思ったよ
これからも読ませてくださいね
でもね まだね
勇気が足り ...
雪が融けてあらわれた
白菜たちのポニーテール
やっぱり白いんだね
薄くなった景色の中に
にぎやかに並んでる
真ん中 大輪のように開いた
白菜/紐ほどけて
神々しいという言葉が似合 ...
今日
小さな
小さな命が
天に昇っていった
小さな
小さな命は
それはもう
みんなの人気者で
甘えん坊で
じゃれるのが大好きで
冒険家になるのが夢らしい
お母さんが朝 ...
{引用=
天井の水紋に沈む
銀河の瞬きに
誘い出され
冬の花を探す
証なき白は
虚空に舞い上り
透明な肖像が
愛を囁く
山茶花の紅い花びら
...
欠けたナイフの行き先
輝く草原に花はない
標高四千メートル
ファンヒーターが止まる
薄っぺらな空気
ギリシャ彫刻
三毛猫の性別
出現しないDNA情報
原子のエネルギー
螺旋状 ...
溢れた感情は
単純に零れる涙・・・
どこかの
アーティストが
そう歌ってた。
今、僕の感情が溢れて
涙が溢れる・・・
大好きな江の島の景色
大好きな君の笑顔が
目の前にあ ...
人生とは
ある一面から見れば
苦しみとの戦いかも知れない
じり
じり
と
大きな岩を動かしていくように
人生も
重い荷物を背負って
登り坂を登っていくことかも知れない
私は焦らない ...
*
(香る
話しは途中で腰を折らなければならない
あの川に行き着くとまだ薄い肌着を脱いだばかりだから
忘れてた
寒さに震えて地上を曝け出すなんて
微汗にもならない
匂いは幹 ...
いつのことだっただろう
大好きだった人の結婚式に行ったのだが
私と私の親族を除いた出席者には
私の知り合いが一人もいないのだ
かつて私の世界はあなただけだったが
あなたにとっての私は ...
小さい姉妹が
くるくる回っている
一人が回ると
もう一人も回り出した
くるくるくるくる
あなたたちのみているもの
光りは私のそれとは違うの?
問えないまま
そこにはまばゆい ...
比喩ってよくわかりませんけどだいだい次の二つに大別できると教えられています。
1.直喩 ・きみの脚は鹿のようにほそい
2.暗喩 ・きみの脚は鹿だ
この二つはよく目にする表現法です。
そ ...
シーツの中に潜り込んで 君の肌と… 何度も触れあう
きらびやかな 誠実さが 何度も心の中で ぶつかりあっては… 弾ける
二つの素足にとりとめのない 何かが見えた気がした… 19才の私の中で
きら ...
あるとき どこかの竹藪を歩いていた私は 何かの拍子につまづいた 。
すると 隠れていた猫が一匹飛び出してきて
竹藪のなかの一番大きな青竹の中から一冊の本が開いた 。
灯りが点ってい ...
がんきょうの
はながさいた
めにねづいて
とうめいなはながさいた
つるがみみにまきついて
やがてくちていった
みがなった
わたしはなみだを
ひとつぶこぼしていた
がんきょ ...
あの7日間は
もう 治ったかと
思っていた
また
瘡蓋が増殖している
無意識に
引っかき 傷つけ
流血し
瘡蓋となり
また 傷つける
瘡蓋の数は
ココロの傷と ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
都会の辺境
小林 柳
短歌
0
11/2/5 0:41
只管打座
ペポパンプ
自由詩
1*
11/2/4 23:26
つらつらつららる
佐々木妖精
自由詩
4*
11/2/4 23:16
祈りたくなる夜
折口也
自由詩
2
11/2/4 23:11
顔師古
6
自由詩
1
11/2/4 22:38
無題
服部 剛
自由詩
1
11/2/4 22:10
二重のまなざし
〃
自由詩
4
11/2/4 22:00
夜の灯
〃
自由詩
2
11/2/4 21:45
りっしゅんの朝
吉岡ペペロ
自由詩
2
11/2/4 21:25
クリムトよ、あれはいったい?
〃
自由詩
2
11/2/4 20:57
透明ピエロ
影法師
自由詩
2
11/2/4 19:19
還元
洋輔
自由詩
0*
11/2/4 19:17
You are sophisticated
〃
自由詩
0*
11/2/4 19:14
self-slaughter
〃
自由詩
0*
11/2/4 19:05
フローティング
ハイドパーク
自由詩
4
11/2/4 18:20
詩を読むということ
小川麻由美
自由詩
4*
11/2/4 18:11
冬囲い
朧月
自由詩
1
11/2/4 16:05
小さな命
モコ
自由詩
3
11/2/4 15:37
冬の花 と 白い月
まどろむ海月
自由詩
5*
11/2/4 15:05
欠如の美
小川麻由美
自由詩
3*
11/2/4 14:56
溢れた感情
顎長三日月
自由詩
0
11/2/4 14:50
たとえば
渡辺亘
自由詩
2
11/2/4 14:05
揚げ物には金木犀を包む
アラガイs
自由詩
4*
11/2/4 13:50
悲しみの結婚式
一 二
自由詩
0
11/2/4 13:48
影遊び
朧月
自由詩
2
11/2/4 10:15
「虚喩」ってなんだろ
紙飛行機
散文(批評...
16*
11/2/4 10:04
ホライゾン
番田
自由詩
0
11/2/4 9:33
新月は竹藪のなかに潜む猫
アラガイs
自由詩
3*
11/2/4 6:21
目が根と眼鏡
小川 葉
自由詩
0*
11/2/4 3:45
瘡蓋(かさぶた)
森の猫
自由詩
4*
11/2/4 1:48
3656
3657
3658
3659
3660
3661
3662
3663
3664
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3666
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3668
3669
3670
3671
3672
3673
3674
3675
3676
3677
3678
3679
3680
3681
3682
3683
3684
3685
3686
3687
3688
3689
3690
3691
3692
3693
3694
3695
3696
加筆訂正:
「虚喩」ってなんだろ
/
紙飛行機
[11/2/4 17:56]
ラスト一行削除 その他、微更正
9.61sec.