入り口にある絵
赤いマントの人形
妻が好む絵
人形のように
口の小さい彼女
琴の音が
響く部屋に
エステルのように
微笑んで
紅の日傘を
夫婦並んで
...
雲ひとつない
晴れやかな笑顔の
青空を
穴の開いたスニーカーで
堂々と歩く
途中
見えない遮蔽物を越え
見えない恐怖心を捨て
先々で
訪れる景色
発生する出来事
すべてが ...
風に煽られたコートの襟をたて
儚廊と千鳥足歩いてゆく/宵の街
〃霙まじり〃湿る路面を、乾いた音が鳴り響き
反射する/銀色に欠けたハイヒール
家路を急ぐ肩、肩が触れ
「酔ったみたい…」
...
ペンキの拍手する
満月を 濡らして 帰ってきました
ジュースは 方程式に破れて とまととまととまとと
と 昼の海に浮く時間です。
誘惑に負けた方、を演じるために
とかく手順が多いことに辟易するぼくは
足下のアスファルトに夜空を見る
髪が踊って唇とつながる
一足ごとにずぶりと舐めるように、明日とやら
抱きしめなくていいか ...
壁をずっと見つめていた/
今年はたくさんの人が消えて
思い出のなかに部屋までが暗くなってしまったから
あのときリャドの大きなシルクスクリーンを売り払って
僕はいま後悔している
...
僕は眠る
風の 流れを 無くし
ポツリと 眠ろう
渋谷だろうと どこにいたとしても
ごま団子になって 味を 確かめる
それくらいの いいわけだったら してもいい
日の入りから 午後へ
...
憂鬱な鼓動を
そこに響かせている
何にもない日の
夢に 落ちていく
輝いた 日没
バス停の 右のどこか
憂鬱な晴れ間をのぞかせている
くたびれたような その ...
雪形を探して田を起こし
もみ殻を焼く煙に手を合わせるように
まじめに、まじめに暦と向き合って暮らしている
それでも時として川は溢れ、山は崩れ
食べていくのに難渋する
まじめに、まじめに生 ...
森の中を進む
木の無い森
草の無い森
ただ土で満たされた森
水は砂の底を流れ
砂があちらこちらに山を作る
表面は水の波紋のように風と遊ぶ
「ここはかつて森であったのだ」
と言う人が ...
心にできた傷は
直らない
体にできた傷は
跡形もなく直る
暴言を吐かないで
下さい。
暴力も振るわないで
下さい。
人を愛してください。
人を傷つけないでください。
気持ち ...
芝浜は、
有名な噺だけれど、
甘いし、
先がわかるから、
あまり、
面白くないなあ、
と、
初心者のぼくは、
思ったのだけれど、
今日、
志らくの、
芝浜を聞いて、
なんか ...
爪を切る
快い音が響くたびに
日常の縁から否応なく
寸断されていく記憶
苛立ちの16ビートのリズムを
机の上に刻み続けた爪
つまらない照れ隠しに
痒くもない頭を掻いた爪
...
はずれるかい
かんの虫
くすりは西から
うたがいたい喉
ころがして
(2010・12・09mixi)
橋田壽賀子
予定調和のオーソリティー。文学にアンチテーゼを投げかけてやまない脚本家。
どこにでもあるような設定は一見想像力の欠如を想わせるが、考えてみるとあり得な
い現象※や葛藤を次々 ...
帰ったら初雪で
ウチは ...
元帥は負ける
スパイに
そんな簡単な程度の
原則すら理解していないから
微分積分ができない
たいへんなむずかしさを
あしたがともなうため
薬剤で
なんとかする
どくだみ茶 ...
.
私は荒れ野を歩いていた
石ころだらけの荒れ野に路は
無いようだったが私は行く先を
見失なうことはなかった
.
そして私に預言者が出会った
預言者は乞食の服をまとっていた
私 ...
たばこを吹かして、アイスクリームをなめて、
男の子の女の子の、女の子の男の子の、
死んでいるハムレットの記録を見る。
目に見る結果で死なないから、
空腹に困らない。
淑女や紳士が、大 ...
また新たなる旅立ち
脱皮は必要だ
蝶になる
自由への解放
人の心を大切にしない
強引に引っ張ってゆく
金を無駄に使う
愛情がない
上司には愛がないと
人は着いて来ない。
こ ...
生きてるんだ。ただ、生きてるんだ。
強いとか、弱いとか、運とか、不運とか、
どうでもいいんだ。生きてるんだ。
生きたいんだ。ただ、ただ、生きたいんだ。
あなたと、生きたいん ...
構図がよくないままに言ってしまった
緊張のそのすき間に上手い具合すべり込んだらいい
血の巡りの悪い手は今だけ温まって
漢方薬もいらないくらい
はじめの人間が白い道路を急いでいる
毛皮を巻 ...
顧みられない壁の横で生まれ
白も黒も知らずに白と黒になり
街を隠す羽を動かしている
冷たいにおい
曇を遠ざけ
冷たいにおい
手の甲を踏む
街に沈む街
...
舌を外して
額につけて
すぎる光 すぎる光
ああ本日も
さわやかな曇天なり
最初の一歩は
小学校の
とっても古い校門へ
向かう小さな坂道に
桜の花びらが一片(ひとひら)
二片ひらひらと
ピンクの風が吹く中を
母親の片手を握り締め
木造校舎の仮講堂
校長先 ...
一年まえとおなじように、さるすべりの木がアパートのしろい壁に影を落とす。葉のおちた、やせた、冬のさるすべり。
はれて、あたたかい夕方は清潔なにおいがする。角のスーパーマーケットのほうから、圧倒的 ...
通過列車の引力に従った。
女はただの肉塊と化す。
小指ちぎって約束したのに。
薬指から抜ける白銀の輪。
鐘が鳴るよ白い教会。
列を成すよ同色の背。
「いやあね」「こわいわねぇ」
烏が鳴く ...
キラキラキラ
あれは夢の数なの?
ちがいますよ
赤い歩道が光る
止まらない
光さえ当たれば
怠惰に光るだけ
あれは裏切りの数
そうと知れども愛する愚か者 ...
あなたと出会う前にも
僕の人生はありました。
同じくあなたにも
僕の見たことのない生活がありました。
その頃のあなたを いろんなところで垣間見るたび
僕はあた ...
群雄割拠の戦国時代、尾張の国に出現した天才
日本史上 1、2の人気を誇る有名人・織田信長
信長が本能寺に散り、伝説の大返しで秀吉は山崎にて明智光秀を撃破。
天下統一へ走り始めた秀吉。
歴史 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人形の家
生田 稔
自由詩
4
10/12/10 8:45
Sky Walker
寒雪
自由詩
3
10/12/10 8:03
一夜だけの再会
アラガイs
自由詩
3*
10/12/10 5:53
無題
いてゆう
自由詩
2
10/12/10 5:50
グッナイデイ
船田 仰
自由詩
2
10/12/10 3:46
碧いリャドの壁
アラガイs
自由詩
2*
10/12/10 2:52
ふぞろいの私たち
番田
自由詩
2
10/12/10 2:22
街の隙間
〃
自由詩
3
10/12/10 2:21
神々が宿るという紺碧の空に
西天 龍
自由詩
6*
10/12/10 1:20
ノルウェイの森とは全く関係のない森の話
木屋 亞万
自由詩
2*
10/12/10 0:00
Don't hurt me
ペポパンプ
自由詩
3*
10/12/9 23:19
芝浜
はだいろ
自由詩
1
10/12/9 22:41
爪
nonya
自由詩
15*
10/12/9 22:38
うたいたい
阿ト理恵
携帯写真+...
3*
10/12/9 22:21
サから始まる語義凡例 番外編・ハ〜モ
salco
散文(批評...
2*
10/12/9 21:40
初雪
TAT
自由詩
3*
10/12/9 21:33
元帥
a
自由詩
0
10/12/9 21:26
荒れ野
Giton
自由詩
0*
10/12/9 20:57
うそでも見る
クマクマ
自由詩
0+
10/12/9 20:51
自由への解放
ペポパンプ
自由詩
2+*
10/12/9 20:46
EVERYDAY。
狠志
自由詩
2
10/12/9 20:42
君に話したい沢山の事
粉末
自由詩
1+*
10/12/9 20:40
ひとつ こがね
木立 悟
自由詩
5
10/12/9 19:19
ノート(47Y.12・8)
〃
自由詩
3+
10/12/9 19:16
気づいてみれば一二月−道5
……とある蛙
自由詩
8*
10/12/9 16:23
さるすべりの影
はるな
散文(批評...
1
10/12/9 16:07
『通過列車の万有引力』
東雲 李葉
自由詩
1*
10/12/9 16:05
偽光路
marica...
自由詩
2
10/12/9 16:01
感情の名前
短角牛
自由詩
0
10/12/9 15:04
本能寺の変の そのあとで 〜 After the inci ...
北大路京介
自由詩
5*
10/12/9 14:06
3656
3657
3658
3659
3660
3661
3662
3663
3664
3665
3666
3667
3668
3669
3670
3671
3672
3673
3674
3675
3676
3677
3678
3679
3680
3681
3682
3683
3684
3685
3686
3687
3688
3689
3690
3691
3692
3693
3694
3695
3696
加筆訂正:
壊れているのは僕だ
/
森の猫
[10/12/9 20:48]
「僕たちは ずっと 」の最終連を加筆しました
が ある
/
佐和
[10/12/9 16:44]
追加しました。
本能寺の変の そのあとで 〜 After the incident at Honnoji Temp...
/
北大路京介
[10/12/9 14:08]
ルビの中括弧を使用しました
5.03sec.