すべて















すべて















揺れている












...
壊れかけた肉体を
まったく気にしないで
何か少しつまもうよ
くちざみしいから

ウニが見たいなんて
言い出したのは
君のほうさ

吹く風が爪先に
触れるだけで
飛び上がる
だっ ...
擦りきりいっぱいでこぼれて落ちてきた
落ちて砕けるのは当たり前
その一滴が丸い石ころに変わらなくても
丸い背中で誰かの頼りになっていたい

最悪なら昨日やって来た
明日もやって来るのだから ...
黄砂でなみだがにじんでた

鼻がつまって息がしんどい

女の性器を触ってやりたい

けさ買った焼売うまかった


被害者の溜飲と犯罪の抑止こそ人権なのだ


黄砂でなみだがにじ ...
何かを探している
間は常に
何かが見つかる
かもしれない
と いう
可能性の中で生きている
ふぁりふぁりのしあわせしあわせを
食べるんだ!
どうしたらいいんだそんな幸せ食べんなよ!
からっぽにくり抜かれたその柱も愛して信じてみる?

なんだか見た事のない哀しみが中でうねってるよ。
...
朝4時

寝ている人がいる
働いている人がいる
そして眠れなかった人がいる

眠れぬ夜を過ごし迎える朝
辛いものだ

疲れた体に意識だけ冴え渡り
うっかりすると魔物に捕らえられる
...
カナリアは憧れていた
眠りにつく前には決まって
とりかごを定規に
空を測っていた

カナリアはフルートに嫉妬した
自分よりきれいに泣く
フルートに嫉妬した
しかしそれこそが
自分が愛 ...
窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が
和音となって響き渡る
部屋中に響き渡る

そのハーモニーは
希望に満ちた朝の光
その中に両腕を突き上げ
仲 ...
昨日十六年連れ添った
黒毛の雌猫を失った
土へと還すため
スコップを右手に穴を掘る
彼女がいなくなったというのに
空は相も変わらず
いつか遠足の日に海辺で見上げた
ソフトクリーム ...
夕陽が太陽が光、砂州の町が陰影の夕景、細い路地、チャイムが響く町


誰もいない路地が、僕には必要だった、用水路が、海に続いて、コンクリート、チャプ、チャプ、音を立てる波、変哲のない石ころが、変 ...
きみの初めての
しあわせのかたち

パパがきみを見つめている
ママがきみを抱いている
きみはママの腕の中
うれしそうにニコニコと
かわいい笑顔を振りまく

そう、それがきみの
いち ...
 一月の火曜の午後の夜八時わが子独り子生まれにけり

 ソプラノの産声なりしその声の耳にしっかり覚えておりき

 生れてより二歳三歳ともなれば家々訪ね共に歩きし
短気なんだ僕は
短気 なんだ
僕は なんだ
短気 なんだ 僕は
なんだ 短気 なんだ
なんだ 短気 なんだ 僕は
なんだ なんだ 短気 なんだ なんだ
なんだ 短気
僕は
短気なんだ ...
 昔はね、うちの田舎の方じゃぁ、よく、他人様の飼い犬なんかも平気で殺したりしたもんさ。それも大の大人がだよ、それが当たり前で、成人君子か気違いでもない限り、皆そうやって暮らしてきたのさ。
 誤解が無 ...
ジュースにぷかぷかと浮かんでいる「ド」は
「レ」やら「ミ」やらを探している風なので
飲み込んでドレミと呟いてみたものの
どうもそんじょそこらのドレミになってしまう
それを物書きの哀しい ...
別に中島みゆきを聴いてるからって
いつもいつも 暗いことばかり考えてるわけじゃないのよ
部屋の明かりを全部消して
膝を抱えて震えてばかりいるわけでもないの


別に精神を患っているからって ...
豪雨が来た 夜
眠りに崩れ落ちた夜
雨粒を 見つめるのだろう
この夢の中に あるものとして
憎しむことすらそこになく



こうしていたいんだ 小春日に
子供の まだ 傷ついた ...
降り続く雨の中に
違った色の雨粒がないか
探している自分がいた

まだ
この世に
神がいるのなら
俺が殺してやる
と叫んだとたん
僕を私自身が
殺していた
その時
神が蘇り
...
単純な義侠心なら簡易に示せるのだ
幻滅を与えるだけのお人柄ならある
私の愉快が他者を不快がらせ
物の見方が余人の怒りを誘発するように
相手を傷つけるだけの好意ならあげられる
誰をも救えぬ善意 ...
どうやって綴ればいい?


何から綴ればいい?


今でもずっと忘れられないのは、君を初めてみた。

たった見ただけの。
君の姿。



それからは、君に縛られてるばかり。
...
ほんとうにあった出来事を
全て伝えきることは
決してないのかもしれない

秘密だって持つことも
あるよ

でも わたし あなたの前で
ほんとうの気持ちを
偽ることはないよ

それ ...
女と子がだきあい

へんとつくり

かわるがわる

かんじみたい




(2010・12・07mixi)
 
 
(は)

はぶらしのけが
たんぽぽのわたげのように
あけていたまどから
かぜにふかれてとんでいく

もうそんなきせつなのだ
はぶらしばたけにいくと
はぶらしのうかのおばさ ...
緩やかな坂を上って行くように
これまでを振り返る

いつの間にか
父や母の半分の歩幅で辿り着いてしまった
気がする

お前って・・と言われる

肩を並べて歩くことにしただけなのに ...
セックスはバファリンだ















セックスはバファリンと同じで






...
まだ立つぜ







まだまだ立つぜ










まだ立つぜ
















...
コールドゲームの七回裏に
ぼくは打席に立ちました
見送ればボールでした
ツーアウト満塁でした
ぼくは眼をつむって
バットを振りました
フルスイングしました
ほんとうは代打を出されました
...
かなしいときに
ねぎを刻む

そういう物語があったけれど
わたしはじぶんがじゅうぶん青くさい
ことにへきえきしているから
ことさらに平気な顔して大根を刻む
まっしろな朝、まっしろな腕 ...
遠くに思いを馳せながら

目の前の配管を追う

だれかにが作ったこのうじゃうじゃに

全て意味がある

工場内にさえ草地があって

虫達がたむろしている

−ここは人間が自然に ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
揺れている吉岡ペペロ自由詩310/12/8 18:57
風のWednesday花形新次自由詩2*10/12/8 18:35
豚とスッポン粉末自由詩110/12/8 18:31
平和のなかでの論争吉岡ペペロ自由詩110/12/8 16:29
可能性の中美琴自由詩010/12/8 16:19
阿呆の戯言《2006年》がぱ自由詩0*10/12/8 16:01
不眠症うずら豆自由詩5*10/12/8 14:07
カナリアはアズアミ自由詩4*10/12/8 13:02
コード2……とある蛙自由詩610/12/8 11:53
比喩寒雪自由詩210/12/8 11:22
砂州の町相田 九龍自由詩210/12/8 10:34
しあわせのかたちkimkim自由詩010/12/8 10:28
吾が子誕生生田 稔短歌410/12/8 8:38
短気光井 新自由詩310/12/8 5:27
毒団子散文(批評...010/12/8 4:47
うめぜき自由詩210/12/8 4:01
指先で語られる人生悲話涙(ルイ)自由詩210/12/8 3:31
レモン色の街番田 自由詩310/12/8 2:04
唯 私J.M自由詩010/12/8 1:02
I (アイ)salco自由詩1+*10/12/8 0:45
レター自由詩110/12/8 0:16
本名三原千尋自由詩2*10/12/7 23:42
すき阿ト理恵携帯写真+...2*10/12/7 23:32
小川 葉自由詩010/12/7 22:18
思いのほか ひより自由詩310/12/7 22:02
セックスはバファリンだTAT自由詩3*10/12/7 21:54
ドクター・キニスキーの診断による厳然たる事実短歌2*10/12/7 21:35
高校野球はだいろ自由詩310/12/7 21:25
その夜せかいのせな...自由詩1410/12/7 20:45
工場にて短角牛自由詩210/12/7 20:38

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5.23sec.