些細に行き倒れ
網膜は硬直を始める
騒ぎ尽くしたはずの夜
なぜ眠りはここを離れる
狂った蛇が食らいつく
後先のない牙の痛み
ぬるい温度を漂いながら
呼気に紛れた贄を ...
風が止んだ夜中の駐車場で
代行タクシーが何台も止まっている。
夜露で濡れたフェンスと
見知らぬハンドルを握る手と。
酔っ払いの手によって
タイムズ出口の遮断機は
幾度となく悲鳴を上げ、その ...
発せられた言葉は
新しい意味など示さなかった
そして いつまでも そこに
言葉は確かに存在した
人は どこまでも歩きまわった
何もないこの荒廃した世界の中で
一日の食べ物を 求 ...
カーテンを開かなくても分かる 今日は晴れ。
眠気を感じず きびきび 起きれた。
迷いなくベッドメイキングをする。
積んでた本に 小指をぶつけることなく洗面所に行く。
歯磨きからコンタクト装着ま ...
死んだプラネタリウムのそばの
かろうじて灯る街灯の下で
指と指をからませあった
身を切るような12月だった
旅自宅の途中で
こっそりと抜け出してきた
き ...
【ダークロード】
歩み行く道は渇いたアスファルトの上
先のないどこまでも果てしなく続く道
振り向いた昨日は全て流され
...
「子供の頃」
ねるまえに
おかしが
たべたくなるのは
まだ
こどもだから
おなかがすいて
しかたがないのだ
こどものむしや
おはななども
やっぱりそう ...
僕はおさなかったので
ミッキーマウスが
消防夫だったりした
脳膜がメンマになって
少しおかしかったりした
火星人に思いを馳せると
くしゃみが出そうだった
トタン屋根が何かを
...
あるはずのその「本当」に目を向けるのがこわかった、ちいさなわたし
あんなにも愛おしかったものたちが、並んでゴミ箱に落ちていく
言葉にしたとたんに消えた想いも、言葉にできないままの不格好なおもいも、 ...
家族が寝静まった頃
ぼくらはそれぞれの家を出た
ぼくはミルクチョコレートを持って
きみは水筒に氷と麦茶を詰めて
二人で村田川の護岸に膝を抱えて座った
今日は手を握ろう、と思ってき ...
月曜日
何もする気にならなかった
朝の授業をさぼった
明日の予習を済ませて
午後から散歩に出かけた
音楽を聴きながら
大学の中の公園で
ぼーっとしていた
木立の間を風が流れていた
土 ...
ミノ
あなたにまかせて
ゴメンね
ハツが何より
大好きなの
ユッケが危険と
知った日に
焼肉行こうって
言ったとき
黙ってついて
来てくれたひと
ま〜この〜
(角栄をはさん ...
土曜日、
彼女を連れて、落語会に行く。
昼夜ぶっつづけの会だったので、
初めて行くには、ちょっと、
ヘヴィだったかもしれないが、
まあ、
行きたいっていうんだから、
知ったことか。
と ...
パステルで
どんなに綺麗に描いても
たった一滴のそれで
闇につつまれてしまう
いや
闇さえも
一色ではないから
魔の色なのかもしれない
■
■
■
強 ...
お前は嫌い
お前を殺してやる
と言う人とは
一緒に生活できない。
事細かに文句をつけ
人の過ちをいつまでも
言及し続ける
人に恩を売りつける。
自分の罪は忘れている。
何をど ...
お疲れさま♪
優しく声をかけたいのだけど
つい嫌味な言葉なんかを付け加えてしまう
どうしてなのかな
額に汗かいて努力したのはあなただし
わたしは洗い物とかしながら眺めていただけ
...
青空に首を突っ込んで
即死した変死体の傍ら
空飛ぶ鶏の嘴(くちばし)が夥しい数で囀(さえず)る
青い空に白い雲
夕方には赤い夕日と
朱に染まる山の端
(絵に描いたような五月晴れ)
...
3月18日
かかりつけの産婦人科にて、妊娠していることが発覚した。
5週2日だった。
エコー写真に写る、虫みたいな黒い影。
「これが胎嚢です」と、聞いたとき、
診察台の上で
鼻を膨らま ...
様々なほつれが
絡まり
絡まり
新しい網をつくる
それは思いのほか
大きく強く
抗えない
ああ
感情よ消し去れ!
全ては事もなしと目を力強く瞑り
握りこぶしをポケットに隠せ ...
戻る必要なんてないんだよ
ちょっと静かにしてくれないかなぁうるさいよ
あの女は一人の男では満足させられない魔液だから
一人で突っ込んでも地球の裏側の胎盤に貼り付いて
血を流して網膜剥離するだけ ...
したためる
水の入ったドラム缶の底に
肩まで浸かる
腕
太陽
ふりあげて
空から土に弧をえがく
やけどをしている
ものたちが
列を為している
稚児が分け入り
払われ
母の代わり ...
長すぎる人生もいい
まわりの人を困らせて
短すぎる人生もいい
まわりの人を悲しませて
百年生きても
まだ生きたいと願う人がいる
二十年しか生きなくて
もう充分と思う人もい ...
かなしみを抱えている
それは乳房
もとはひとつの
おおきなやわらかい
かたまりだった
それが
たえがたい苦しみと
痛みをともないながら
二つに引き裂かれて
胸の前にはりついている
...
ひらがなの
かきじゅんが
ぜんぶさかさまだから
おかしかった
まるですきにさきみだれる
はるのはなを
みているようで
まちがえていることが
ただしいのだと
きみに ...
抱かれていたら
いっさいの言葉が消えてしまった
あきらめに導かれて
横たわる生活に屈した
詩人は 歌をもとめて
音楽家は 色をもとめて
画家は 言葉をもとめて
それぞれに寝床をみ ...
剥落する幾許かの、幾許かの輪郭を、新規の過去を手繰る輪転機の脈絡に乗せて、点滅する電灯の落胆のような痛み
病み落ちた魂のホメオパシー、降る闇の狭間の脱落、板張りの壁で散らばった羽虫 ...
芋粥は 腹の 朽ちたる 小者が夢
叶うた上は 空ろあしたよりは
意味がねえわ 預言 垂れても サロメちゃんの
「お願いパパ」で 頭断たれたジョ ...
カラス
何色にも染まらないさって かっこよく
そんな風に 言えれば良かっただろうけど
染める気なんて とっくに失っただけ
一通り色んな 物まねをしてみたけどさ
全ての物事に 定義をつ ...
死ぬ日には
私信をくれよ
行くからさ
どうせ最期だ
一杯おご ...
たかが二十数年前は
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ほんとうの真夜中の在り方は知らねえ
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
11/5/17 3:16
代行
プテラノドン
自由詩
1
11/5/17 3:13
今や昔のこと
番田
自由詩
2
11/5/17 2:08
気分
電灯虫
自由詩
9*
11/5/17 1:21
闇の向こう
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
11/5/17 0:05
ダークロード
綾瀬たかし
自由詩
2
11/5/16 23:41
初恋
小川 葉
自由詩
3
11/5/16 23:33
つたない断章
シホ.N
自由詩
3
11/5/16 23:31
わすれないよジューン・ブライド
有村
自由詩
2
11/5/16 22:21
初恋
たもつ
自由詩
6
11/5/16 22:11
運命が変わる気がした
ジム・プリマ...
自由詩
3*
11/5/16 21:05
愛と牛をみつめて
花形新次
自由詩
2*
11/5/16 21:04
朝帰り
はだいろ
自由詩
4
11/5/16 21:02
黒。
森の猫
自由詩
9*
11/5/16 20:46
親父
ペポパンプ
自由詩
3*
11/5/16 20:07
深紫のひと
恋月 ぴの
自由詩
25*
11/5/16 19:21
マイ ブルーヘブン
……とある蛙
自由詩
8*
11/5/16 16:33
2011年3月18日
壺内モモ子
自由詩
4
11/5/16 15:48
あたらし(未詩・独白)
プル式
自由詩
4
11/5/16 15:10
活力に着いて 匂い起つ
狩心
自由詩
3+*
11/5/16 13:26
切断面
アキヨシ
自由詩
1
11/5/16 2:04
寿命について
シャドウ ウ...
自由詩
4
11/5/16 2:01
かなしみ
木屋 亞万
自由詩
3*
11/5/16 1:29
一年生
小川 葉
自由詩
5
11/5/16 1:17
無題
はるな
自由詩
2
11/5/16 1:17
Absinthe
ホロウ・シカ...
自由詩
0
11/5/16 1:07
こもげゆ
salco
自由詩
1*
11/5/16 0:00
カラス
itukam...
自由詩
2
11/5/15 23:26
シンシナティ・キッド
TAT
短歌
1*
11/5/15 21:56
つまんねぇ日曜日
〃
自由詩
2*
11/5/15 21:35
3526
3527
3528
3529
3530
3531
3532
3533
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
3544
3545
3546
3547
3548
3549
3550
3551
3552
3553
3554
3555
3556
3557
3558
3559
3560
3561
3562
3563
3564
3565
3566
5.69sec.