おかねもちの
はながさいている
おかねのない
はなもさいている
おなじはなは
ひとつもないのに
ひとつしかないおひさまを
いっせいにむいて
とおくとおく遠江
トークの才能がないんだそう
そもそも積み藁もとよりストロー
座ろう落穂に群がるスパロー
小鳥たちは
わたしのことなど根掘りも葉掘りもしないので
わたし小鳥にな ...
かぜがこすれてうずをまく
太古の夜がにじみでる
雨が黒の
合間を縫って
土の人の声を通さぬ
さしづまる夜の帳を
夜の帳を
いっぴきの猿が舞う
あちめ
三日月を長い腕で掴み
鮮やかな ...
こんな雨の夜は
ぼくらのさみしさも後押しされて
心強い感じさえしたものだ
ぼくらのさみしさは
夜の雨に流されてしまうこともなく
やさしいままに
悲しいままに
雨の音と同調されてゆくの ...
世界の果てを目指す
無意味の行進
のような言葉
こぼれる音
シンクロして流れ込む
うねり
闇の中
空っぽの風が
吹き渡って行く
光もないのに浮かび上がる
その姿を
感知するのは何 ...
面倒なことを喋る縁
男女の関係
(憶測
通りすがりの意識に残るわたしを美しく飾るため
きみの、その、言葉があって
縫い糸は池を泳ぐ
スプーン「 ...
あっというまもなく発射オーライかけ声もなくあ〜とかたもなく
あぜんとおぜん
ひっくりかえり
なすすべもなきもなさけもなくもないのに
ないのはないよう
たれながされた
たらしがたらしにたらしめてためしに ...
ライターを
カチリカチリとやっていた
駅の端っこ
炎でナンパ
...
かつて炭鉱だった俺の棲む町は
名乗れば居住区と苗字から素性を検索される雪の深い町
...
何かなくして
何かでつながる
あたしたち
あなたのことが
すき
すきってなんだろ
説明できるひと
えらいけどなんかそのまに
何かが変わりそう
何かわからないのが
すき
...
生ゴミみたいな愛
夜にめりこんだボードレールのはげ頭
雨音は強くなるばかり
ぼくが無気力だったのは、
春のせいではありません
ただ押し出されてみたかったの
○いだけの土俵なんかから
そして
そしてかかとの砂もそのままに
すこし立ち尽くしてみたかった
まわ ...
幼げな微乳を
触られないまま
カミサンは先に
ふて寝した
隠した性欲を
処理しようとして僕は
押し入れからDVDを出した
音消しながら
背後気にしながら
Eカップ女優を求めて
君が ...
君達
ティッシュ
何使う
言うなよ
知ってる
ソフトローション
残念だ
ラックオブ
イマジネイション
水を張る
洗面盥
あふれる
薔薇の切花
マダムフィガロ
...
今夜は月を後ろに
歩こうと思う
白い月明かりに
冷たい手の平をかざすと
浮きでた手首の骨と
静脈がよく透けて見える
街灯も無く
家の明かりも無く
駅の照明も消え果てた夜
...
真っ白い、って
乾いた石で造られているベンチが一組、砂地の広場に置かれていた。
祝日の歩道と砂地との境目に、たましいが死んでおり、黒ずんでいる。
ゼラチン状の日差しが、座り込んだ膝を包ん ...
いま何かを思い出しかけたというのに
音も無くそれは絶えた
上手にしまっておいたものたちを
風に差し出そうとしたのだが
名前を持たない爪先は
一度去ってしまったら戻らない
差し招く常夜灯の道 ...
目の前にある一杯のぐい呑みに溢れた
桜政宗の燗酒をぐいと飲み干す
その傍らには酒の肴の赤身のマグロと
今日一日の痼(しこ)り
プルンと小鉢に鎮座して、
それを箸先で舐め
全てを忘れる切 ...
わだつみの海に去りにし人々よ生まれ変われよ花ふる里に
いつの日も
隠れてたんだね
このはちょう
でもぼくは
見つけたんだよ
このはちょう
ゆらゆらと
風に揺らめく
このはちょう
くるくると
首回すのは
...
あぜ道にはよもぎの群れ
なつかしい香りがきて
足をとめ
瑠璃色の頂をあおげば
中空にひびく
ひばりたちのクーラント
くり返されて
増幅されていく営み
遠ざかったもの
遠ざけ ...
沈黙で迎える我に君もまた沈黙で返す風の音揺れる
夕暮れが窓から見える通学電車同じガラスに君の横顔
無意味の中で
意味を求めて言葉を書き連ねる男
技巧は太陽の熱にやられてくたばった
ユーモアは強い風に軽々と吹き飛ばされた
そして想いは雨に溶けながら尚も成長を続けている
ペンが走る前 ...
静かな静かなこの夜に
明けても美しいこの夜に
「僕」が一匹舞い降りた
余人は驚いて 離れて行き
「僕」は翼をもがれたとさ
それでも天行くことを目指して
今日も台の上でジャンプする
静かな ...
身体の中の気の流れを
頭のてっぺんから放出する
身体にとりついている雑多な生き霊たちが
いたたまれすに身体から離れてゆく
このときに肩から背中にかけて
身体は痙攣する
しかし気分は悪くない ...
死ねよ。とは実際口にはしないけれども。
そのかわり死にたいと呟く。
死ねよ。と、言いたいのだ。死んでほしいと言いたい。殺すぞと言いたい。っていうか死ね。マジで。
呟きにはならない。俺は黙って ...
張り裂けそうな胸を抱えたままで
整然とした街を歩いていく
君を失ったからではなく
単に空っぽな未来を想って
痛むこの胸がつらくて
知らないうちに奥歯を噛みしめている
若者たちが集まって ...
AといえばA
されど
BといえばB
地球に空いた穴から あまりに巨大な鯨が二頭
海面抜けて 縦に重なって飛んでいる。
キャンプに使うつもりだったカヌーに乗っている僕は
救命胴衣を付けて 海流に巻き込まれないように 逃げつつも
見 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おひさま
小川 葉
自由詩
3
11/5/11 1:45
Hey,sparrow me
凪名木なぎな
自由詩
0
11/5/11 1:07
土の人の声
アキヨシ
自由詩
2
11/5/11 0:48
さみしさの雨
シホ.N
自由詩
2
11/5/11 0:09
夜に流れる
kauzak
自由詩
4*
11/5/10 23:56
カロリーオフ
山中 烏流
自由詩
3*
11/5/10 23:46
あるひ
阿ト理恵
自由詩
7*
11/5/10 23:06
男はウィンストンだった女はセーラムだった
TAT
短歌
1*
11/5/10 22:45
むかしむかしあるところに
〃
自由詩
4*
11/5/10 22:41
あなたをおっかけた
朧月
自由詩
5
11/5/10 22:37
無題
ぎよ
自由詩
3
11/5/10 22:25
春場所
はだいろ
自由詩
2
11/5/10 20:40
乳ももめるはず
花形新次
自由詩
2*
11/5/10 19:21
マダムフィガロ
和田カマリ
自由詩
2*
11/5/10 17:57
月を後ろに
由志キョウス...
自由詩
1
11/5/10 17:23
真っ白い、光
ズー
自由詩
2*
11/5/10 17:21
レプリカ
理来
自由詩
3
11/5/10 17:07
ぐい呑み
……とある蛙
自由詩
17*
11/5/10 15:34
鎮魂
由志キョウス...
短歌
2
11/5/10 13:02
Love songs
Honest...
自由詩
4*
11/5/10 12:10
初夏、あふれる
あまね
自由詩
9
11/5/10 11:40
風
由志キョウス...
短歌
3
11/5/10 11:16
夕暮れ通学電車
〃
短歌
1
11/5/10 11:15
発芽の後で 或いは前で
健
自由詩
4*
11/5/10 10:40
「僕」が・・・
yamada...
自由詩
1
11/5/10 9:18
僕のささやかな儀式
ジム・プリマ...
自由詩
7*
11/5/10 6:26
昨夜から早朝
榊 慧
散文(批評...
2*
11/5/10 6:10
暴動、そしてヒグマの影
真山義一郎
自由詩
28
11/5/10 4:15
理
殿上 童
自由詩
9*
11/5/10 1:50
櫂を漕ぐ
電灯虫
自由詩
3*
11/5/10 1:49
3532
3533
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
3544
3545
3546
3547
3548
3549
3550
3551
3552
3553
3554
3555
3556
3557
3558
3559
3560
3561
3562
3563
3564
3565
3566
3567
3568
3569
3570
3571
3572
4.95sec.