宇宙 果てしない荒野
まっくらやみの孤独の海
きっとそこは
命の源泉でもなんでもなくて
死にゆく命もないから
墓場にもなりきれなくて
ただ 馬鹿みたいに寂しいだけだ
少し冷たい雨が去り
やけに光った星がある
あなたはもう眠ったかしら
優しさなんかじゃないけれど
ぽおんとほおる この気持ち
できれば届いておくれよと
山吹色にみえている
私のすき ...
日々、邁進するヒトの社会
縮こまる手足を折り曲げて。
ひびわれる窓ガラスの何万枚
千千にちぎれる宇宙の意が儚げで
ただれるような煩雑さの中
かがんで感覚の確かさを嗅ぐ。
唯、意志す ...
花で描かれ
置いていかれる
地獄に触れては
熱い耳たぶ
冬の冬の土を聴く
呼ぶ声は雨
冬と春の葉
水と夜の
はざま進む針
夜とは寸分違わぬ夜が
夜の隣に ...
きょうび ここらの 界隈で
まともなもんが あるのなら
わたしは そこの よんちょめ あたりを
歩いてみたい ものなのです
ちびた下駄を ひっかけて
からん ころんと 歩くのです
...
夜に慣れず、
暗闇を恐れ、
だけど独り過ごせるようになったのは
いつからだったでしょう
父の腕を無くし、
母の歌を無くし、
兄の姿を無くし、
独り眠れるようになったのは
いつか ...
青い顔をした老人は
路地裏を杖をついて歩いていた。
どこからか漏れてきた白い蒸気が
路地全体を雨上がりの草叢のように
湿らせている。
白と茶のまだら猫が
前を駆け抜けていった。
人 ...
貧しきものは
幸いである。
心が富んでいる
からである。
独り者は
幸いである。
自由であるからだ。
泣いているものは
幸いである。
心が常に洗われて
いるからである。
...
彼は外国で
暮らしていた
語学ができないので
人マネばかりしていた。
彼は外国に
いたので
ジェスチャーが
上手くなった。
彼は外国に
いたので
図々しく
他人の家で遊ん ...
詩人は
詩を書いて
なんぼである。
詩を書かなくなったら
終わりである。
死人となる
詩人は
書き続ける
運命にある。
短いから長いのである。
詩は感情の爆発だ!
思 ...
終電間際の改札口は 大勢の人々で溢れていた
貴方を待つ私は 渦の中で戸惑いながらも 眼をこらしていた
そこに在ったものは 内に秘めた願いと 様々な色や香り
「お疲れ様」 貴 ...
人は一生に一度だけ
青春を生きる
まさに青春は人生の賜物
これ以上の輝きはない
十代で青春を生きる人
二十代以降で青春を生きる人
人それぞれに輝き方も違うし
色も違う
けれど同じな ...
昔に植えた
自慢の椰子を倒してくれという
七メートルほどあるトックリヤシモドキが四本
これから台風がくれば
隣の駐車場の人様の車の上にいつ倒れるかも知れないのが心配で
風の日はよく眠れないの ...
己の主従 己に主従 満喫で万遍に
誰も気づかない空間で誰に尽くし誰に生きれば良い
有能で有望な支配過程 誰に抱かれようか
思考で書いた空 風が踊っている
配慮で書いた空 風が舞っている
...
何をそんなに恐れているの?
死ぬ可能性なんて今この瞬間だって
決して0じゃないのに
神様、私はあいつを訴えます
私の肉は削ぎ落とされ
あいつの犬の餌になりました
私の骨は磨り潰され
あいつの畑に蒔かれました
神様、私はあいつを訴えます
夜になるとあいつ ...
すすむことは
そんなにだいじか
たちどまって
ふりかえるのも
ときにはゆるされるとして
またまえをみて
あるいていくのが
そんなにえらいか
いろんなかこを
かてにして
ちょ ...
押勝の横顔は
琵琶湖に沈もうとする夕日
の照返しを受け
朱く染まっていた
湖畔勝野の鬼江から
船を出し、助かる見込みの無い闘争
せめて家族はという家長の気持ち
そんな気持ちも家族は一 ...
リスク何時気付く蜜燃べる詩綴る日出る君何処歪むkissと歌う何時もlisten moreしつこい人地図も見ずに行く吉祥寺に大通りもう一度だけ問う日々の通り道押韻のヒントも君と居ないとピンと来ないぜ店仕 ...
虫の死ぬ間際を見てた
レンズ越しの彼女は
只々美しいだけで
枯れた羽根に
息をかけた
かくとだに
えはや伊丹の
黒アゲハ
さしも知らじな
燃える夕陽を
声をかけた
...
三本と四分の一
喋って
くたばって
そんで
迷惑無い限りは自由
つって
楽勝ムードだ
死人は図に乗る
愉快が目白押しだ
俺は
人が自殺したらな
楽しくてたまんねーのさ
人が死んだら
愉快で ...
トマトジュースの喉ごし、気に入らないざらついた酸味、砂場まで走っていこうなんて考えていた、朝焼けのうすいひかりは手抜きの水彩みたいだから。もっと冷やして、かたくして!直視する鉄棒の錆、むかし好きだった ...
今日は本当に疲れた
死にたくなってくる
あの子が好きだ。
死んだらどうなる
世の中 バカばっかり
もしも君が暗い部屋の隅で眠れずに膝を抱えているなら
魔法の力で窓を開けて星のカケラを届けよう
今夜は月が綺麗だから町が少し明るい
動物達は夜更かしして金の原っぱで踊るよ
寂しい時は ...
きんじょのえきに
エレベーターができていた
めずらしいので
のってみても
たどりつくのはいつもの
かいさつぐち
めあたらしいものは
なにひとつない
ただ、エレベ ...
午前三時の必要性がたった今解った気がした
両足が横にはりついてまるで星みたいだ
左目を廊下に忘れたから今日ははやく寝よう
ひどく瞬いた世界の夕暮れに
軸が傾いて腕の栓ばかり見ては
凍 ...
{引用=
増殖していくものはいつでも潮のにおいがする
侵されてふくらんだ節に
くちびるを近付けて躊躇う暁
赤色の中指を
所在なくわたしの腹のあたりで止めた
おなじ濃さで ...
長く暗い道を歩くときは
壁に標を残しておいで
忘れたら帰り方さえ分からなくなる
とっくに淋しさなんて通り越した
薄ら寒いだけの街の骨董屋で
ひび割れた器を探している
清潔すぎて
...
ふにゅっとした地面に打ち込む杭は
手で押すだけで十分に ぐにゅっと沈む。
見てて 不安定さが心配になるけど
倒れたら また立てればいいかなと思う。
引越しで使った 余ったビニール紐を持って
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
たゆたう
マフラーマン
自由詩
4*
11/5/13 23:33
静かな心でみる星は
朧月
自由詩
3
11/5/13 23:17
宇宙行きのソネット
シホ.N
自由詩
1
11/5/13 23:16
ひとつ うつろい Ⅱ
木立 悟
自由詩
3
11/5/13 23:08
おさいせん
月音
自由詩
7*
11/5/13 22:53
_
市村
自由詩
0
11/5/13 22:11
薄暮(序)
within
自由詩
5+*
11/5/13 21:41
汝、彷徨える子羊よ!
ペポパンプ
自由詩
2*
11/5/13 21:39
彼はオオムと呼ばれた
〃
自由詩
3*
11/5/13 21:38
詩人
〃
自由詩
3*
11/5/13 21:38
渦
ポー
自由詩
4*
11/5/13 16:45
断片
渡辺亘
自由詩
2
11/5/13 16:16
椰子
乾 加津也
自由詩
11*
11/5/13 15:50
Lord
大祐
自由詩
0*
11/5/13 14:27
死はある日突然訪れる
れもん
自由詩
3
11/5/13 14:24
訴える
一 二
自由詩
1
11/5/13 13:22
きみのいないみらい
シャドウ ウ...
自由詩
1
11/5/13 12:34
仲麻呂
……とある蛙
自由詩
9
11/5/13 11:55
喫煙所.5
窓月
自由詩
0
11/5/13 4:17
ネクロテクノエクボ
〃
自由詩
0
11/5/13 3:30
ろうそく
竜門勇気
自由詩
0
11/5/13 2:50
死んでる場合か
〃
自由詩
1
11/5/13 2:48
光は赤いのが好き
アオゾラ誤爆
自由詩
5*
11/5/13 2:04
ろくでもない
番田
自由詩
1
11/5/13 1:55
月夜
1486 1...
自由詩
0
11/5/13 1:46
理由
小川 葉
自由詩
3
11/5/13 1:42
潜在
佐藤章子
自由詩
1
11/5/13 1:30
におい
あぐり
自由詩
4
11/5/13 1:23
ケ・セラ・セラ
高梁サトル
自由詩
2*
11/5/13 1:16
登記
電灯虫
自由詩
3*
11/5/13 0:38
3529
3530
3531
3532
3533
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
3544
3545
3546
3547
3548
3549
3550
3551
3552
3553
3554
3555
3556
3557
3558
3559
3560
3561
3562
3563
3564
3565
3566
3567
3568
3569
加筆訂正:
一枚の画用紙
/
くろねこ
[11/5/13 22:30]
4段落目の改行を修正しました。
5.31sec.