クラウディ
きみのなをよぶ
ひとのように
いのちのように
あめがふりそうな
そらはいつも
クラウディ
ぼくのなをよぶ
橋の上で兄は星を数えていました
すぐ横で私は橋を数えていました
星は数えきれないほどたくさんありました
橋は私たちのいた橋ひとつだけでした
何度数えてもひとつでした
それが兄と私 ...
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい
最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ...
赤と白
黄色と 緑
青と 白
色は、散らばる
言葉は、少ない
君の色は
まだ若すぎる
紫の髪
骨と体
服と模様
音と 言葉と
君、私
そうして、それが
またなくなるとき
ぼくらの知らない
夢を ...
写真を撮らなくなって一年ほど経った。しかし少しまた絵を描くようになって、カメラを使っているときにはほとんど絵を描いていなかった、文章だけはいつのときも書いている。
物事をおこなう上で(ここでは創 ...
ネギのみどりが並んでる
稲の子どもも並んでる
人のつくるものは
やっぱりきちんと並んでる
てんでに生えた
雑草の花は
すきな場所で咲いている
私もすきにみている
今日は晴れの春 ...
とてもつかれた
時の中で
夢を 見た
とてもつかれた
憂鬱は
私を 壊した
そしてとてもつかれた
言葉は
私から流れ出された
人影のない交差点 繋いだ手を静かに離した
黄昏に染まる街の中で 僕は一つ嘘を吐いた
寄り添い歩く二人の影はいつの間に長く伸びて
気付かないふりをしてただけ でも本当は分かっていた
...
あらゆる事象は往々にしてひとつの地平に閉じ込められる。
*
時間に切れ目を入れるようにして生活が綴じてゆく。
*
猿の脳みそを吸いだした。
*
斜視の女が窓のす ...
はるのやまは
そのいただきに
じゅんぱくの
ヴェールをまとわずとも
うつくしい
さいごのロボット
僕は生まれた 世界が終わった次の日に
きっとそう プログラムされてたんだと思う
壊れた研究所で 目を覚ましてすぐ歩き出した
きっとそう プログラムされてたんだと思う
...
アールグレイの薫りが
そこはかとなく漂う部屋に
雨のそぼ降る初夏の午後
お前ら死ねよ。
っていう朝。俺は午前二時過ぎにようやく眠れて午前五時に起きた。朝飯を準備して作った、お前ら死ねよ。
俺は医者に家に居る限りでは悪化していく一方でしょうと言われまあ我慢に我慢 ...
「水にならなければいけない、氷になるため、黒い液体の注がれた水槽に、地球は浮かんでいて、回転すると、ぬれた部分が夜になるから、ここで、産んでもいないのに死んでいて、生まれてもいないのに殺されていて、わ ...
きみの投げた小石の波紋は小さい……のかも知れない
ぼくの発したひと声は
きみにとっては不可解……な言葉なのかも知れない
輝ける明日なんか来ない……のかも知れない
きみの涙はたったひ ...
今はね
ヒトノチカラを
信じてみようと思うの
これまでは違っていたけれど
そうしたら
変わると思うの
この空気の流れも
何かと一緒に
はるのあらしが
ふきあれている
まだなまえのない
そらがつちを
かみなりでおどし
かぜでまきあげても
いのちないものが
なおここに
語り無し
愛想無し
希求無し
まよいご
ちっぽけ
へたくそ
鍵の中に封じ込めたすべて
遠のいた視力では
なかなか捉え得なかったも ...
ブルー!
ブルー!
ブルー!
なんて見事な青一色なのかしら!!
最近では稀なほど
こういう時は
お外に出たくなるわね
何も考えないで
人目も気にせず
走り回ったりなん ...
宵の頃から明け方まで
天の雪が静かに降りて
町ぜんたいが真っ白な
画布(カンバス)でおおわれる
朝になれば
小さな者たちが
家々から画布の上へと
皆いでて 息を吐き
それぞれの絵を ...
手を伸ばしても届かないって識っているからさ
ちょっとだけ黙っててくんない?
頭も良くないし、
難しいことから逃げんの得意だけどさ
とりあえず諦め悪いんだよね
手を伸ば ...
(ひとりぼっちがいいね
)と呟いたのは 星に煌めくみち潮が月に帰るころだった 。
先の見えないまま
夢を頼りに口ずさんでいた。
(今日も夜がさびしいね
)と呟くのは 陽を浴びて ...
虹の向こうがわのことを考えていた
蜂蜜を舐めながら歩く彼のことを
いぶかしげに眺めている
そんな自分も
周りからみれば奇異な存在なのだろう
滑り台から流れ落ちていく雨
水たまりを作らず ...
{画像=110509021539.jpg}
初夏の夜
二人公園で夜空を見上げていた
静かに揺れるブランコに二人
並んで座り
揺らしていた
暗い花壇では朱いコスモスが
強い ...
空色の
ポリバケツに
堆積する
首を
寝違えた詩人の
寝違えた詩
綺麗で
あくまで綺麗で
読む気がしないほど綺麗だっ ...
週末、
普通預金から、5万5千円おろして、
土曜日にひとり、
日曜日にひとり、
可愛かった、お気に入りのデリの子を、
部屋に呼ぼうかと、さんざん思いつめたけれど、
水曜日に彼女ができた ...
小さな山みたい
すそ広がりのひと
わらってもその裏になにかが
ありそうな気がする
あなたの背中から
いろんな匂いがします
いい天気でも悪い天気でも
太陽が背景です
汗がひたいに ...
きみが ふふふ って {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう}
空から降る 金平糖みたい
あはは あはは って 笑う 笑う 笑う
綿菓子がね ほらほら
...
五月の空といいながら
空はどんより鈍色で
雲と空の境は淡く
地平線は黄砂に吹かれ
やはり視界の球体の内部
己の認識世界の端と端が
すべて曖昧な灰色グラデーション
その球体の中を
て ...
わたし、好きだった あなたのことが
今でも好きよ あなたのこと
でも、あなたはいつまでも夢を追いかける人だから
恋に興味がないのね そんなところが好きになっちゃったんだから
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
クラウディ
小川 葉
自由詩
3
11/5/9 21:46
カタツムリの家
たもつ
自由詩
8
11/5/9 21:35
かおるひと
恋月 ぴの
自由詩
27*
11/5/9 20:37
バーミリオンレッド
番田
携帯写真+...
1
11/5/9 19:17
作るに関する覚書と考察
はるな
散文(批評...
6
11/5/9 19:11
春のウエーブ
朧月
自由詩
3
11/5/9 18:41
モーニンググローリー
番田
携帯写真+...
0
11/5/9 18:33
嘘
1486 1...
自由詩
0
11/5/9 18:30
積木
はるな
自由詩
3
11/5/9 18:26
晩春の 信濃の山並み 愛でながら(破調短歌)
Honest...
短歌
2*
11/5/9 15:56
さいごのロボット
itukam...
自由詩
5*
11/5/9 13:16
アールグレイの部屋
れもん
自由詩
5
11/5/9 10:27
それだけ。
榊 慧
散文(批評...
2
11/5/9 8:17
水サイド
魚屋スイソ
自由詩
10*
11/5/9 6:02
プロローグ
きりえしふみ
自由詩
2
11/5/9 1:38
ヒトノチカラ
御笠川マコト
自由詩
6
11/5/8 22:38
春の嵐
小川 葉
自由詩
3
11/5/8 22:35
喩え
理来
自由詩
3
11/5/8 22:19
明日は晴れるかな
酸素の枷
自由詩
0
11/5/8 22:06
カンバス
佐倉 潮
自由詩
1
11/5/8 21:32
RUN!!
涼深
自由詩
5
11/5/8 21:10
スーちゃん
アラガイs
自由詩
3*
11/5/8 21:01
青くない空の眺め方
健
自由詩
3*
11/5/8 20:46
白いブランコの夜に / 暗闇に光るコスモス
beebee
自由詩
12+*
11/5/8 18:59
捨てられた詩
草野春心
自由詩
13*
11/5/8 18:35
夕暮れのこと
はだいろ
自由詩
4
11/5/8 17:58
ははおやの山
朧月
自由詩
7
11/5/8 16:44
おひさま
そらの とこ
自由詩
5*
11/5/8 16:28
球体の内部
……とある蛙
自由詩
6
11/5/8 15:33
1番
くろきた
自由詩
1
11/5/8 15:17
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
3544
3545
3546
3547
3548
3549
3550
3551
3552
3553
3554
3555
3556
3557
3558
3559
3560
3561
3562
3563
3564
3565
3566
3567
3568
3569
3570
3571
3572
3573
3574
5.9sec.