ベッドは硬い、壁は黴だらけ、安いホテル、安いホテルにいる僕、安いホテルにいた、君。シャワーヘッドから溢れる液体、僕を包む湿度、轟音、それはシューゲイザー、君が好きだと言うシューゲイザー。足元をみる、汚 ...
日本海にしずむ
落陽は
おおきくて美しい
と、ラジオでだれかが言った
*
かつて
五島灘にしずむ
落陽を
―― オレンジ色のおおきな
...
平成23年8月6日
旧暦の七夕イベントでにぎわう鴨川
視界を遮る北辺の山々の
はるか上空まで入道雲が立った
3本ほど 並んで立った
昭和20年8月6日
「今日も暑いのぉ」 ...
君に
言いたいことがあったけれど
誰かが言ってしまったから
もう何もない
日が翳る
電車が騒ぐ
来なければよかった
僕の孤独な情念の炎が
語るべきことばの切れ端たちを
のこらず灼いてしまうので
僕の口からこぼれだすのは
いつも色違いの灰ばかり。
灰ばかりです。
両手の手のひらいっぱいに
灰を差し出 ...
高さとは
ピントが合わせにくいものだ
望遠レンズの先にある
高さの下に言葉を置いて
その先に括弧書きするように
灯台の思いを置く
大きなものが
身近に引き寄せられて
...
ヒトの心なんて
わかるはずもない
愛でてる猫は
自由でいいね なんて
背中にある
羽はいつか
きえてしまって
代わりにはえてきた
疑うって気持ちは
ヒトの証明みたい
君 ...
だから言っただろう悪女なんて自分の正当化だって
自分をいじめる道を作って楽になろうってずるいよ
盲目的に愛なんて語らないけど
でも誰かの好きをいじらないでほしい
セフレけっこう
...
君がここにいないのに
僕がここで生きている意味は
なんなのだろう
ただ命を繋ぐためだけに生きるのなら
人間である必要はないんじゃないかな
翼を生やして鷹になり
獲物を追って大空 ...
夏祭りでもあるのだろうか
浴衣姿がちらほらと
色とりどりの帯が揺れ
電車の中は浮足立つ
みんなには夏が来ているんだね
誰もいない僕の右手側
ほんの一瞬、懐かしい思い出に浸る
...
寝息が聞こえる
私は 未だ許せずにいる
ぼくのぜんぶをさらけだせたひと
ぼくがいちばんやすらかになれたひと
いっしょにおさんぽできなくなったって
仲良しでいるから
いっしょにおさんぽできなくなったって
ぼくがいちばんやすらかになれ ...
なんだかうまくいかないね
もうダメなんじゃないかなって夜の向こう
ひっそりと聴こえてくる雨の音が
全部電子音になって
それが全部メロディーになって
歌声に ...
近所の下町を散歩中で
ありかたが詩のような人を、詩は簡単に超えることはできなくて、あるいは散文ならありかたに近づくのか……でも知らないことでわかることがすきなところであり、散文は知ることで書く部 ...
夢を生きている
何も 無かった
夢を掴むのかもしれない
時の どこかで
その中で
朝、人々の鏡を見ていると
俺の額が割れそうになる
神様が化粧をしているのを見るのと
人々が神に虐殺されているのを見るのとどっちがいい?と
女神が俺の頬を撫でながら聞く
俺 ...
ネットで彼女探し
それは腐りきっていて
4日でだめになる
鯛
死んだ鯛
家庭教師の点数上がらなくてやめたい
おわった
たりない
世界が同時に株安に見舞われている
株が高すぎたからそうなったのだろう
身の丈に引き戻す働きかけか
電気が足りなくなっているのも
身の丈に引き戻す働きかけか
それでは身の丈 ...
原爆投下59周年
奇しくも長崎原爆記念日の午後
福井の美浜原発では2次冷却水循環パイプが破裂し
高温蒸気の直撃を受けた4人の作業員は顔が真白で
体内の水分を瞬時で奪われ炭化よろしく硬直し ...
...
人工湖に仕立てられた
用水池から漏れだしている
名前だけは一人前の川がある
堤防にそよぎはあるものの
せせらぎはない
はぜのかげもない
それでも むかしのおらのよう ...
でんわのくにではきょうもみんながくらしています
くろまるじいさんに
...
{画像=110806230826.jpg}
ホームに止まった電車の窓越しに見える
同じく所在なく立つ隣人を想う
二本の平行した線路上に交わる事なく
二人は未来永劫交差することは無い ...
挽き肉になって朝日にきらきら光るのは
猫の死骸か
それとも恋?
秋の日の朝風をきりながら自転車がゆく
それを見て
ときめいた!
挽き肉になって朝日にきらきら光るのは ...
しくしく
しくしく
彗星が泣きます
太陽からの風に吹かれ
白い髪をなびかせた姿に
人々は怯えました
小さな砂粒に過ぎないのに
何千倍もの姿に拡大され
魔女のように天を駆ける
...
薫風青銅
重なる月
探して
焼き付ける
肌
声
ひとりでにつたう
言の葉
俺は神を殺した。何度も何度もナイフを突き立てて。神はにやっと笑って答える。「こうしてお前に殺されるのも十三度目だ。一度目を覚えているか?」俺は答えた。「ああ、覚えて入るさ・・・一度目は貴様が俺を殺した ...
年に一度の祭りの日。
祖母は
普段は無口な祖父の、上がり調子が
嬉しくてたまらない。
わけもわからず強張る気分を悟られて
現金な顔してるんじゃないよと言われた。
内実を差し引いた上 ...
六十六年まえの今日
セミが朝からの暑気を鳴いていた
あのひかりや
爆風や
炎熱の地獄のなかに
どうしておれはいないのだ
六十六年まえの今日
いまのおれのよ ...
いつも悪魔は優しげに
地下鉄の階段を上がってくる
いつも天使は無関心に
背中だけ見せて寝転んでいる
青い泥のような夕暮れだった
命の汚濁のからくりを
じっと息を殺して見つめていた
い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
排水溝へ流れていくのは
01
散文(批評...
2
11/8/7 11:39
洛陽は落陽の果てにあって
石川敬大
自由詩
19*
11/8/7 11:29
雲の立つ
yumeky...
自由詩
3*
11/8/7 10:05
翳り
草野春心
自由詩
5
11/8/7 9:17
灰
あまね
自由詩
11*
11/8/7 8:21
灯台
花キリン
自由詩
3
11/8/7 7:51
儚い夢
朧月
自由詩
1
11/8/7 6:53
こりない彼女に
梅昆布茶
自由詩
3
11/8/7 6:18
空
まさたか
自由詩
0
11/8/7 4:42
夏
〃
自由詩
0
11/8/7 4:30
隔たり
青井とり
自由詩
1
11/8/7 4:02
仲良しでいるから
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
11/8/7 2:09
『あめもよう』
木製金属
自由詩
1
11/8/7 1:25
ルーシーとワールズエンドまでの旅
植田心也
自由詩
0
11/8/7 1:15
忘れた日の詩
番田
自由詩
0
11/8/7 1:09
饗宴の朝
yamada...
自由詩
1
11/8/7 0:37
おわった
6
自由詩
0
11/8/7 0:32
世界同時株安
吉岡ペペロ
自由詩
0
11/8/7 0:12
周年
salco
自由詩
2*
11/8/6 23:47
ぼくは花火大会なんか大きらいです
TAT
短歌
3
11/8/6 23:37
寄り縋る片蔭(八)
信天翁
自由詩
2
11/8/6 23:32
みんなの童話 『ぴりりとるるる』 だい1わ
TAT
自由詩
3
11/8/6 23:12
隣に立つ異世界の住人へ / 夏はやっぱり不思議話
beebee
自由詩
20*
11/8/6 23:09
猫の死骸
吉岡ペペロ
自由詩
1
11/8/6 22:56
彗星
三条麗菜
自由詩
3*
11/8/6 22:49
紡錘
杳
自由詩
0
11/8/6 22:29
来歴
yamada...
散文(批評...
1
11/8/6 22:26
現金な笑顔
yuugao
自由詩
2*
11/8/6 22:25
六十六年まえの今日
吉岡ペペロ
自由詩
3
11/8/6 22:13
いつも悪魔は優しげに
〃
携帯写真+...
3
11/8/6 22:12
3365
3366
3367
3368
3369
3370
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3372
3373
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3377
3378
3379
3380
3381
3382
3383
3384
3385
3386
3387
3388
3389
3390
3391
3392
3393
3394
3395
3396
3397
3398
3399
3400
3401
3402
3403
3404
3405
4.51sec.