かなしい真昼が

黄色い粉が降っていた

あれからです

遠い空が

あのしたで

かなしい真昼が

黄色い粉が降っていた
この日は特別なのだ
人々は痛みと悲しみを共有し
信じる神を持たない人々も
祈りを捧げずにはいられなかった

この一年
多くのボランティアが汗を流し
沢山の これから が話し合われ
かつ ....
庭にも
屋根にも
雪が残っていて
まだ寒いね

こんな日は
ストーブを点けて
こたつにもぐって
寝転ぶ
平和な日曜にすべきで

テレヴィジョンは
がれきしか映さないので
 ....
冬の終わりです
雪です

女を埋もらせています
深さ九十センチ
春ともなると
シャベルがやってきて
雪を掻いたり
女を掻いたり
シャベルも
女も
シャベルも
女も

みんな ....
六分咲きの梅をゆく

見つめる訳でもなく

香りのなかを歩いてゆく

ちいさくなって

盆栽を歩いてゆくようだ


つぎの休みまで待てなかった

人込みはまだ

春ほどではなくて生を隠している

お茶 ....
舞台
晴れやか
うなぎ晴れやか
はがねもうららか
研いだしせんに
切断されずに
ひらひら、ひらひら、
だぶるおだやか
みゃーはなごやか
からりとこけるこうせんは
宇宙からも知覚から ....
2011年3月11日

16年間生きてきた中で
いちばん
自分の無力さと自然の恐ろしさを感じた1日でした

大きな揺れに
悲鳴をあげることしかできず

広い街が
建物が
 ....
  耳をすますときは
  手と足が
  とまる


  だれにしたって表情が凝固して
  仮面になる
  手配写真のようにだ


  音がするほうに
  むける
  ....
この眩しい青空と比較してみる
かもめを探す
敢えて口にしない哀しみ

沖に流されては潮/騒
に引き戻され
わたしには縺れあう術がない
風またつよく、 荒い波
そして、
一 ....
あのとき祈ったとおりになった

だから生きている

世界は

ぼくにだけ語りかけている

あなたにだけ語りかけている

それが生きているということ
{画像=120311104015.jpg}
{引用=※ 写真は宮城県南三陸町の防災対策庁舎跡 
 12メートルを超える巨大な津波が庁舎を襲い、
 41人の方々の尊い命が犠牲なりました。}

 ....
八丁湖に近い里山の中

築130年の古民家をマスターが再生させたという

彼は光の彫刻家漂泊の魂


彼のミュージアムで光の芸術を見せてもらう

暗やみのなか中心となるオーロラ様の赤 ....
ぼくがきみの好きだった表情は
泣くのを見せまいとの泣き笑顔

悔しさをぼくにも見せまいと
弱音は吐かなかった泣き笑顔

その表情を見れなくなったため
ぼくもいつしか憶えた泣き笑顔

 ....
{画像=120310162519.jpg}




*

ぼくくはいつもあこがれていた

顔を上げて目を瞑れば

見えてくるものがあった


*


夜になって布団に ....
泥を舐め
「生活」の遠さに
かなしみを忘れる

拾い上げた空に
青い絵の具が
べったり

逃げてはいけない
戦ってもいけない
忘れても
いけない
そのなかで
見上げる空に ....
布団からはがれない
重い身体

頭は鐘を被せられて叩かれているように
ごうんごうんと
鈍く痛みがはしる

肩は石のように凝っていて
腕は上がりそうにない

腰には縄で強く縛 ....
かつて収監されていた何故

どの小鳥の羽根をもぎとった罪なのか

それとも母を殺し身内の愛を根こそぎに

うりとばしてしまった哀しみのせいなのか


外への出口は自働ドアだ

ド ....
今のわたしは

あなたから離れ

誰もが疑うような

酷い暮らしをしています。


本当は繊細過ぎるだけの

何も持たないわたしですが

あなたへの愛は

今も涙が出るほ ....
1.
重力に逆らっていった言葉の
行く先はどこで
わたしの視線の廃棄場所が
どこにあるのか
なんて誰も教えてくれない

どうしてあの時、
という無意味な問いをできるほど
わたしは強く ....
もう何も考えずに
後先考えずに
泣き暮らしたい

溢れる涙を抑えることなく
孤独を心底感じたい
痛みを全身で受け止めたい

生きてるって
只、感じたい。
かくれんぼしよう
いち にい さん しい
ごお ろく しち はち
きゅう じゅう 数えて
もういいかい

かくれる場所は
暗くて密かで奥深い
安全地帯
遊びを忘れて
神かくしの ....
市の図書館は総合文化センターの一階にある


駐車場から入るとホールがあって催し物の案内や地域の特産品の紹介コーナーとかがあり

そこに地元出土品展の案内の女性が立って二階へと入館者を誘って ....
旋律のない歌
死なない死刑
敵のいない戦争

死のない生
文字のない本
結審しない裁判
沈黙しかない議論
性行為のないポルノ
狂人のいない精神病棟

どれも ぼくに似ている
い ....
東京も雨曇り

ただでさえ

灰色の町並み

この街で

いちばん青くて寂しい

そんな場所に

母はいたのだろう


車椅子に乗った

聖人が入場していた

ぼ ....
笑顔って
どこからやってくるんでしょう

大好きな
君といるとき
どこからともなく
やってくる

僕の中の愛から
やってくるんでしょうか

君の中の愛から
やってくるん ....
どうしてあなたはわかってくれた?

こんなにも 遠いのに
こんなにも 他人で
こんなにも 別々なのに


話したくても 話せなかった
誰に言う気も 起こらなかった
言ってみても わか ....
時間には
ながいながいしっぽがあって
私はそれをつかまえようと
走ったり
あきらめたとみせかけてとびかかったり

くりかえして
無駄につかれて
ばかばかしくなって
反省して
つま ....
もうあんなヤツ知らない!

そんなこと言っちゃって
ほんとは気になってしょうがない

だいっきらいだよ!

ほんとはだいすきなくせに

片想いみたいで
ばかみたい
もう諦 ....
{画像=120309084837.jpg}

こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。

写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 earlycj5 様よりお借りして ....
{画像=120309084646.jpg}

こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。

写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 Bruno. C. 様よりお借り ....
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泣き暮らしたい- れもん自由詩2*12-3-10
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