完璧主義で靴下に穴開けてる ピシパキよ
濁ったものが気になるんだ
濁ったものが嫌いな分けじゃないけど
濁ったものがそのままなのが気になるんだ

ピシパキよ
濁ったものが沈殿して澄明な上澄みができることや
貝や濾過器 ....
白木蓮の花びらが
届かなかった手紙のように
散り落ちている

強い風の吹く
五月の日暮れ

咲いたばかりの桜が
ちりぢりに
遠くへ吹き飛ばされていく

行かないで・・

白木 ....
世界のずっと東にある農村では
もっと西の都会よりも早く
夜明けが始まっているはずなのに
朝を待ち続ける
不思議な潅木がある

          新緑が芽吹く軟らかい音が聴こえる
    ....
降りしきる雨が
風を呼んだ土曜日
葉桜は揺れ
泥の上に、さくら模様

母は出かける支度
黄色い傘の用意をする
「どこ、行くんや?」と、尋ねたら
「さぁちゃんの小学校や」

咲子は中 ....
架空の手紙を書きました
咲いて間もなく突風に打たれ
瑞々しく散った桜のように
泣くでもなく微笑むでもなく
同じ景色の縛りの中で
そこはかとない諦念の香りに包まれて往く
ひとつのイメージへ
 ....
(今日はこどもの日だ とか)

こどもごころに思ってました
どうして ひいおばあさんは
「ナンマンダ ナンマンダ」と
四六時ちゅう呟いているんだろう と

だが いまや 娑婆のゴールが
 ....
 
ふにふにヘッドに ぷにぷにボディー

世界平和は無理だけど

守ってみせるぜ 家内安全 どすこいどすこい



 
売れ残った犬が尻尾振っている今日七杯目のコーヒー この国では
国民が憲法を守るのではなく
憲法が国民を守っているのです

憲法は国民を縛るのではなく
為政者を縛り
国民の
自由と人権と主権を
守っているのです
不戦の誓いも
そのた ....

動物園の規則正しい給餌や
健康で安全なゲージに
拘束されることを嫌って
自然界へ飛び出す鳥がいる

自然界で生命維持するには
喰われることのすくないけものでも
ストレス ....
ムダイと読む
ムにアクセントをいれ、ダイは平たく流す
もちろん鯛の仲間ではないから泳ぎだすことはないが
イメージとしては泳ぎだしてしまうかもしれない
そのときは腹筋に力を入れ深呼吸して連れ戻す ....
生産工場などで適用されてきた
トヨタ生産方式を
日々の生活に適用したらどうなるのか

ジャストインタイムで
買いだめなどはなるべくせず
必要なものを現在の必要に応じて調達する
無在庫主義 ....
青く青く山が迷っている ゆうちゃんはひらがなをもっている
まあるいまあるい
まあたらしいひらがなを

それをこうえんにもっていって
ぽーんとなげたり
ころころころがして
ひらがなはどろだらけ
 ....
夕暮れが近づいて物悲しくなっていく
独り歩くこの道がとても寂しく感じる
広い道の人混みも細長い裏路地も同じ
ひしひしと心に沁み込んでくるものは
不条理と儚さ故の虚無感が唸っている


夕 ....
心の庭にヒヤシンスが咲き乱れている。
私は悲しみを言葉にする者。
拙い言葉で眼前のキャンバスを汚す事になろうとも、
現実を直視し、血のたぎりを一筆で描ききる。
昨日の悲しみが今日に及ばない ....
冬が去ったとは言え
霧に覆われ風にさらされる離島礼文
ようやく萌え始めた草の緑に
きりっとしまった白い袋
鎌倉武士の母衣が花開く 

かつては
ニシン漁の男たちが
往来を始める島の ....
Kとのみ名乗るおとこがいた
足の下の、10インチ四方のみ
そこにKは立っている
立ったまま眠り
一本のペン
一枚の紙切れ
夢を綴った
そこにのみ意味があるかのように

不本意にもKは ....
気まぐれな嵐は
ときおり吹き荒れて
数え切れないほど
散り始める
桜の花びらが
舞い落ちては
ゆったりと流れる
どこかの運河の水面を
どこまでも薄紅色に
染めるように
この春は過ぎ ....
蛇口から 
    ゆっくりと
         こぼれて
             おちる
透明で
   ふくよかな
        水の
          躍動よ
掌を
  舟 ....
 ―あのね〜、お母さん!
  今日ね、お弁当の時間にね、
  ちーちゃんが一人で笑い出したの。
  だから「どうして笑っているの?」って訊いたら
  「分からない」って。
  それでもちーち ....
泣いちゃいけないよ
って言わないで
俯いちゃいけないよ
って言わないで

言ってくれないから
泣いている
言ってくれないから
俯いている

雨降りお天気は
きょうもお元気
街に ....
パンジーの隣に
スィートアリッサムを植えようとして
移植ごてを手に
しゃがんでいた

視界をよぎる小さなプリズム

見上げれば
空はどこまでも青く

あたたかくなりましたね
本当 ....
鳴らないケータイだいじに持って蛍烏賊 私のカルテに猫のような動物 見上げれば 青い空がある
靴の下 地面の底には また地上があり
私からは見えない 空がある

息できる場所で引力に頼って歩く
いつも踏んでる道のずうっと下は
海かな 河かな 山かな

 ....
18歳の君の春は
新しい生活の始まり

知的障害を持ちながらも
厳しい自立を自ら課し
家族と離れ
グループホームで暮らし
工場で働く

そんな君の切実な悩み

そして
性欲
 ....
横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。

姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。

煮ると焼くしかない僕のレパートリ ....
人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?

無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
完璧主義で靴下に穴開けてる- 北大路京 ...自由詩914-5-6
ピシパキよ_この頃_濁ったものが気になるんだ- ichirou自由詩7*14-5-5
白木蓮- Lucy自由詩16*14-5-5
僕らの朝が生まれる潅木の近くで- りゅうの ...自由詩9*14-5-5
お迎え- 山部 佳自由詩714-5-5
五月のレター- ただのみ ...自由詩16*14-5-5
錆ついた風見鶏- 信天翁自由詩214-5-5
どすこい- 殿上 童自由詩17*14-5-4
売れ残った犬が尻尾振っている今日七杯目のコーヒー- 北大路京 ...自由詩414-5-3
平和憲法- Lucy自由詩9+*14-5-3
風にそよぐ掟- イナエ自由詩12*14-5-3
無題- あおば自由詩8*14-5-3
トヨタ生産方式的生活- 梅昆布茶自由詩1414-5-2
青く青く山が迷っている- 北大路京 ...自由詩914-5-1
ひらがな- 小原あき自由詩7*14-5-1
挽歌・・・- tamami自由詩814-5-1
岩手の父に贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*14-5-1
レブンアツモリソウ- イナエ自由詩14*14-5-1
「群青」課題詩_「嵐に浚われた男」- 木原東子自由詩9*14-4-30
小さな春のタチェット- りゅうの ...自由詩17*14-4-30
目よ見よ見えない言の花- ただのみ ...自由詩21*14-4-30
八本のダフォディル- 夏美かを ...自由詩18*14-4-30
- もっぷ自由詩314-4-30
シャボン玉- Lucy自由詩13*14-4-29
鳴らないケータイだいじに持って蛍烏賊- 北大路京 ...自由詩314-4-27
私のカルテに猫のような動物- 北大路京 ...自由詩7*14-4-26
割る_丸- 砂木自由詩14*14-4-26
トリトマの花- ichirou自由詩11*14-4-26
姉と話す- 梅昆布茶自由詩2014-4-26
夢の手紙- 服部 剛自由詩914-4-25

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