花咲くその日待ちのぞみ
       色づくつぼみふっくらと
       ゆるり花びらほどきます
       寝息きこえる夜明けまえ
       白きひかりにつゆた ....
心の奥底から
ぼこん ぼこん 
呻くように
呟くように
一つ 
また一つ
上がってくる
白いあぶくを
押しつぶす
日々の生業に
心を添わせようと

外側は
辛うじて
規格品 ....
{引用=
みずいろの舟には乗れたきみなのに雨にまぎれて みみみ と降った




君 私 君 私 君 私 君 ミサンガみたいな長いごめんね




おしなべて答えは雪のしたにある ....
嫁いで どれくらいたった時からだろう
実家の両親が 他家の者として私に接し
夫の両親も 嫁として私と接した

血族でも 他家の者になった私は
実家の事には 深く口を出さず
それが お互いの ....
{ルビ宙=そら}に向かって 翳した{ルビ掌=て}
ちっちゃな指の隙間から
見える夜空

月と星 天上を照らす
蒼白く磨ぎ澄まされた星々は
夜の静間に息づいて
光年の{ルビ刻=とき}を数え ....
何もない深い海に
沈みたいときがある
そんな気持ちが
突然わたしから出入りする
たとえば地下鉄の窓からや  ....
今でも あの場所を流れています
高速道路の車列が整然と
途切れない 地平線のように続いて

形にならない声を
無差別に浴びて打たれ
そして 流れ 流れていく河

大きな河の膝の青タンを ....
詩人とは言葉を奏でる楽器にすぎない
笛が風の息に共鳴し
琴が大地の震えに共振するように 
詩の女神様が詩人の体を使って
自ずから発した言葉が詩だ

女神様は様々な手段でメッセージ ....
まるこめみそが母で手前味噌が親父

かにみそがいとこで僕は八丁味噌で野菜炒めをつくる

朝の日差しのなかでふうわりと世界は味噌に征服されてゆく


味噌らーめんが好きだ

夏絵さんの ....
赤の他人が
赤の他人を
殺したとて
私に何の関わりがあろう

真っ赤な他人が
真っ赤な他人を
惨殺したとて
なにを非難するいわれがあろう

戦争のなかにも慰安があり
平和のなかに ....
笑いながら僕らの内部から
ななめうしろに
バタバタ飛んでいった鳥たち

そうだった
僕らに絶対はないのだ
絶対がないことの再認に
僕らと鳥たちのあいだにある
みえない影法師を見よ
 ....
人は皆いつか「自分」という
透けた衣服を、脱いでゆく 

その日まで誰もが人という 
何処かが欠けた、器です。  

(器にはゆるしという
 {ルビ一滴=いってき}の水が響く  ) 
 ....
玄関のチャイムが鳴り出てみると
「宗教勧誘の二人連れ」が
冊子片手に立っていた

うわっ!
厄介なことに扉を開けてしまった
と思う間も無く
妙に愛想良い笑顔を浮かべながら

昨年の震 ....
白鶺鴒と歩道ですれ違った


Pardon, forever!



スタスタスタ、にっにっにっ
                小鳥が啼いて朝を告げた
                巣からとびだしたのは6羽だ
                あのちいさな翼で大空を飛び
      ....
霊魂の存在を語る
紛れもない事実としてこんなことを大真面目に話すひとがよくいる
もしもあなた自身が、思わぬ形象(かたち)でこれを体験したとすれば
それを事実としてあなたには受け入れることがで ....
{画像=120107025333.jpg}



「思い出」

幼い日シロツメクサを胸元で揺らした君は永遠でした

枕木が苔むしていて少年は永遠などはないことを知る

誰でもが大人 ....
傾いた街灯、その足元は
海底と繋がっており
一回の視野の中で
復元されたサンタマリア号と並ぶ
その奥で
ガラス張りのビルが
頭、胸、腹を平らに
ものとものとを繋げている
それは1995 ....
              
              目玉焼きには
              塩と胡椒をかけるべきとか
              ぜったいに
              ....
不完全な詩で溢れた
わたしのベッドで
あなたといくつ夢を見ただろうか
いくつ夢を見ていくのか
不完全なわたしの詩と
小さな ....
{画像=120107025333.jpg}

物理的に日常は君の手の内にある

それは始まりの鐘と終わりの電子音

成り立つ現実はクラクションと排気ガス
感熱紙に爪の跡を残すのは意味のな ....
あのね、正しい空はいつだって

きっと明日は暑いから動けない

たとえば夜からうまれた一瞬ならば

細胞の色にそって
私は彼女を嘘つきだと言う

線上にならぶ
黒いすきまからみえる ....
愛する{ルビ女=ひと}と結ばれる前 
この手は一度、天にあずけた 

働く場所が決まる前 
この手は一度、天にあずけた 

これから家族3人で 
叶えるたった一つの夢の為に 
妻のぬく ....
 
 
季節風の匂いを嗅いで
キリンは立っていました
傷を負っていましたが
綺麗事も言わずに
毅然と起立していました 
記念碑のように遠くまで見えました
切り立った崖の上
希望という ....
愛不足 爪を噛んでるクリスマス 

娑婆に出て10年ぶりの冬景色 

かあさんを庇い刺されたサンタさん

落とし穴落ちて出られぬ冬の浜

凍空に生きる方向見失う

鴛鴦が互い ....
              もがいてもがいて
              ひたすらに生きようとする
              死にたいと言い続けながら
              ほん ....
人生という苦手な課程を落第し続けた僕の
その沢山ある蝶番のうちの
どこへと君は紛れ込んだのだろうか
君は笑っているね
君はすべてを笑っている
君は人生とも社会とも言葉とも
笑顔で向き合って ....
ああ、
貧乏に生まれて
貧乏のままで死んで逝く

ああ……
啄木さんや一葉さんの
気持ちがちょっと分かったけど……

才能は銀河の果てほど差がある!

ああ、もう
わたしなん ....
           


           らくだ色の毛布のなかで            
           ひだまりに
           あたまを撫でられた
        ....
空から垂れるものは
何本の線ですか
すがるも はなすも
自分次第でしょうか

君はゆるやかな
さかをのぼっている
私はその背中を押したいけれど

おまえはおまえの…
そうきこえるき ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一夜- 石田とわ自由詩7*12-1-8
この海は深く呼吸する- ただのみ ...自由詩12*12-1-8
ひしめき- 佐藤真夏短歌6*12-1-8
お面- 砂木自由詩20*12-1-8
【_夜の雫_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-1-8
『深海』- あおい満 ...自由詩9*12-1-8
なぐられ河- subaru★自由詩24+*12-1-8
願い- たにい自由詩312-1-8
糞味噌の歌- 梅昆布茶自由詩812-1-8
事件- 浩一自由詩312-1-8
鳥たち- シホ.N自由詩212-1-8
人の器_- 服部 剛自由詩7+12-1-7
年の始めの質問は- 板谷みき ...自由詩2*12-1-7
新年のハクセキレイ(三行詩?)- 木原東子自由詩8+*12-1-7
小鳥のように- 石田とわ自由詩8*12-1-7
霊視体験- アラガイ ...散文(批評 ...5*12-1-7
連作。。。いつの間にか遠くに。。。- 永乃ゆち短歌2*12-1-7
神戸におけるコントラスト- 中川達矢自由詩612-1-6
目玉焼きと不毛な会話- 石田とわ自由詩7+*12-1-6
『不完全』- あおい満 ...自由詩4*12-1-6
電子音の向こう- 永乃ゆち自由詩3*12-1-6
生殖と発生- 佐藤章子自由詩7+*12-1-6
明日のドア_- 服部 剛自由詩12*12-1-6
起立するキリン- たもつ自由詩812-1-6
俳句2011_冬4- 北大路京 ...俳句16*12-1-6
石を隠しもちながら- 石田とわ自由詩7*12-1-6
挽詩- 葉leaf自由詩512-1-6
【_嘆き……_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-1-6
まどろみ- 石田とわ自由詩10*12-1-6
今日の空- 朧月自由詩512-1-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267