現代詩の向こう側で
、君は大味の言葉を砕いている
現代詩の向こう側で
、君はいかにもな表現を潰している
現代詩の向こう側で
、君はそれらしい物語を消している

それは確かなことだ

 ....
いちまい

羽織って おゆきなさい

おつきさまも

羽織っているよ

いち せんちめんたるを






********************
 ....
お昼休みの中庭に
理科部の男子が
窓から放したハムスター

クローバーをむしゃむしゃ食べた

タンポポも食べるよって
誰かがいった
ストローみたいな茎のはじから
食べていって

 ....
九月も末だというのにまだ汗はとまらない
車の冷房は下げたままだ
最後にどうしてもあの海辺が見たかった
親父の入院中きまって立ち寄った、
、あの海水浴場へ

市街を抜け、15分も走ると左手に ....
鋭利な刃物で削がれたみたいに二十三夜目の月は欠けて、煮詰め過ぎたジャガイモのようなどろんとした色をしていた、シャーマニズムに傾倒するアマンダは香の立ち込める薄暗い部屋で観念的な詩文を綴って .... いつか星のきれいな夜にきみと東のそらをながめていた
銀河のはしっこから星がもれおちてきて山の斜面に
まるでとつぜん咲いた花のように青く白くちりこぼれた

星のかけらを幾片かぼくらはポケットに ....
あの日脱ぎ捨てた古い自分が
心の隅でそのままになっている
糸の切れた人形のように
死よりも冷たい生者の顔で


ポンペイのように時の塵に埋れ
欲望の形に空洞化した遺骸あるいは
まだ温も ....
いろいろとさみしくてキリンでいる 王女の名を持って生まれ
運命のいたずら
雑草の間に
根を下ろすことを余儀なくされても
小公女のように気高く
品位を忘れぬ立ち居振る舞い
汚れない肌
たとえ
嵐になぎ倒され
獣に踏みに ....
リコーダーを葉巻のように咥えてもアウトはアウト  
雨にとけてしまいそうなウチ

それでも傘に入れてくれるん?

いっしょに流されてくれるん?





 
遠い日
私をすこやかに育てなおしてくれた人よ

あなたの真似事をしています



背負ってしまった陰を呑み込んで
人知れず水鳥の如く足掻きながら
あなたは
微笑むことを忘れません ....
合わされない眼がある 言葉って、抱きしめられない
口づけたり、切りつけたりできない

だけど、君に会いたい

針先ほどの穴に
空が吸い込まれていく
風も太陽も巻き込んで

言葉って、食べられない
 ....
会社の帰りがけに車を左折させる
道から少し離れてある実家の林檎畑が見えてくる
減反した田んぼに育てた林檎の木
今はこの世にいないはずだが 父の幻がいる
畑が物陰になり見えなくなると
右側の田 ....
特等席で見た空は

ただただ青く だだ広く

特等席で見た空は

ただただ暗く だだ深く

特等席で見た空は

お星が一つ ただ一つ

特等席で見た空は

屋根より低く 音 ....
  

      あなたが泣くのなら
      そのとなりで
      わたしも
      黙って泣こう 
             
      そう思わずに
      い ....
   
     
       いろんな恋の末に
       じゃがいもが
       えらんだ相手は
       いつも隣りにいた
       にんじんで
        ....
      去年のあなたの誕生日に贈ったのは
      らくだ色の毛布でした
      なににしようかさんざん迷ったすえに
      一日の大半を布団のなかで過ごすあなたに
     ....
上諏訪のひんやりとした
澄んだ朝の空気に
俺って少し
思い上がっていたんじゃないかと
自分を見つめ直した
代官山のカリスマ美容師(無免許)
これが下諏訪だったら
こうはならなかったと思う ....
まったくかまわないよ
世界が
思ったのと違ってても

新聞をめくると
新聞のにおいがする
あなたをめくると
あなたのあじがわかる

あなたがもし
いなかったら
かまうけど
肖像画の視線にパリの焦燥と倦怠を感じる。
日々の疲れが重くのしかかるように絵画の中の瞼がその眼光を弱めてゆく。
彼女の視線の先に映っているであろう私の顔はいつしか歪み、
誰に語る訳でもなしに ....
にぎりしめていたこぶし
ノックすることも許さず
かたくなに
閉じられていた小部屋から

誰にもうちあけたことのないまま
幾重にも折りたたまれていた
願いが
決意のように
ひらく

 ....
僕が君にかけた言葉に
足りなかったひとつまみの愛

投げやりになって疲れ果て
忙しくってもこれにまさるスパイスはないんだ

わすれちゃあいけないひとつまみの愛
ありあまるものでは替え ....
わたしの母は詩をかいていた。

いつもテーブルの上に無造作に置いて
あったのでたまによんでは見たけれど
それはよくわからないものであったよ
うに記憶している。そもそも小学生の
わたしにはよ ....
雪だるまは旅に出たことにしました 紙の鎖の端をにぎって
妹も姉もいないところで
父と母が編んだ赤い塔をゆく
らせん階段はきらいだ
古い日々を思いださせ
とにかく青い
ノ・ヴァ、きみが秋晴れだったころ
ぼくが立派な牡鹿 ....
本日は
絶好の洗濯日和

見上げる雲は
穏やかな光に浸されて

へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる

色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
***********************
*
* おばけあります
*
***********************


居酒屋の柱に 【おばけあります】ってあるから
 ....
彼女が突然
夜食にゆで卵を食べたいと云って
卵をふたつゆでた。
寝そべって
二人でひとつずつ食べながら、
話をする。

彼女には卵の黄身になってくれたら
僕は白身になって君を包みたいと ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
現代、詩- 左屋百色自由詩19*13-9-26
Tシャツでは_すこし寒い- るるりら自由詩12*13-9-25
ダンデライオン- Lucy自由詩19*13-9-25
Tシャツでは少し寒い- アラガイ ...自由詩13*13-9-25
月夜の晩、私は、河原の葦になってクレーターをなぞり- ホロウ・ ...自由詩2*13-9-25
星をひろう- 梅昆布茶自由詩17*13-9-24
確執- ただのみ ...自由詩25*13-9-24
いろいろとさみしくてキリンでいる- 北大路京 ...自由詩1013-9-24
孤島の白い髪飾り- Lucy自由詩20+*13-9-23
リコーダーを葉巻のように咥えてもアウトはアウト- 北大路京 ...自由詩313-9-23
それでも- 殿上 童自由詩18*13-9-23
水蜜桃- 伊織自由詩12*13-9-22
合わされない眼がある- 北大路京 ...自由詩613-9-22
言葉の人形たち- まーつん自由詩8*13-9-22
名月の下で- 砂木自由詩12+*13-9-22
特等席- 中村 く ...自由詩313-9-22
思わずにいられない- 石田とわ自由詩11*13-9-22
- 石田とわ自由詩13*13-9-22
抱きしめて眠るものたち- 石田とわ自由詩9*13-9-22
上諏訪美容師- 花形新次自由詩813-9-22
かまう- はるな自由詩1213-9-21
狂騒- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-21
風の花- Lucy自由詩15*13-9-21
ひとつまみの愛- 梅昆布茶自由詩1713-9-21
家族の散文- 左屋百色自由詩21+*13-9-21
雪だるまは旅に出たことにしました- 北大路京 ...自由詩1213-9-21
むこう- 平井容子自由詩1413-9-21
柔らかな影- nonya自由詩23*13-9-21
それでも- るるりら自由詩12*13-9-21
月を食む夢をみる鳥- りゅうの ...自由詩11*13-9-21

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