舟が
天の使いが
父を迎えに降りてくる

モニターの
緑の輝線
彼の何かを告げている

母と私は部屋を出て
お向かいの
やけににぎわう居酒屋で

白身魚の天ぷらと
焼き鳥とサ ....
カレーを作ったが旨くない

入れるものは入れている
ジャガイモ
人参
玉ねぎ
にんにく
鶏のもも肉
そして 
いつものインスタントのルー

毎度のことなのでいいかと思ったが
ち ....
母親がきらいです
大きな声でいってはいけないと
おもうから文字にしています
かくれて

あの日それを母にみつかった
母のさめた目が忘れられません

母親が
母親であるからきらいだと
 ....
■そんな人だとは■
あなたがそんな人だとは思わなかった
ずっと疑っていたのに
とっくに信じてもよかったのだなんて。





■冗談■
今にして思えば、冗談のような愛情だった。
 ....
そろそろ携帯ぐらい出さないと
異次元感がK点を遥かに越えているぞ
(かさいノリすけ 談)

それはともかく
息子も娘も孫さえも
ブリキの太鼓状態なのに
てめえだけその歳で
声変わり ....
まがさすペガサス泣いてやる 釘で刺した脚から虹があふれた
洗面器一杯に溜まった掬うと光って弾けた
中指と薬指の間から糸
塗りつけたら痘痕になった

無駄のない速さで跳ぶ
二本脚では届かなかった
海に削ら ....
とりとめもないものは
落葉に埋れたもう書けなくなった詩人の詩
ズタズタになった絵描きの指
潰れた歌うたいの肺
断裂した走者の腱


バルコニーに
数日前に行方知れず ....
自分に催眠術をかけようとして
5円玉に糸を通してぶら下げて
目の前で振り子運動をさせて見ていたら
気がついた


振り子の重りがどんなに軽くても重くても
振り子運動の往復時間は同じ
 ....
祖父は十月に亡くなった。肺がんだった。私は茶髪を黒く染め葬式に臨んだ。火葬が済み、家の墓に納骨する段になって、骨壺の入った箱を持った父は、「こんなに小さくなって」と悲痛な泣き声のような声を出し .... 別段輝いた瞳でもなかったけれど

思い出せば

あの頃の私は舞台に立つ

特別何かできたわけでもなかったけれど

思い出はまだ息をしている


現在は死ぬ

過去は蘇る

 ....
たっぷりの湯に
くびまで浸かって
こんなときに
銃乱射とか
爆弾の雨とか
不意打ちすぎるって
かんがえていた

この、
のんきさ
からだの疲れがとけてながれて
ざあざあさ ....
夜の風に呼びかけられて
居心地の良い部屋を捨てる
駄目な方へと向かう本能
どこかで赤ん坊が泣いている

綺麗な花を上からのぞいても
ダ・ヴィンチの要塞都市を連想する
そんな思考に石を投げ ....
つむじ風は南南東に駆け抜ける
収束しない想いを切り裂くように

二足歩行の夜は遅々として眠れぬ夢とともに
進化論の樹を遡り霊長類の高みへとたどり着く

昨日のことはもう知らない
知る必要 ....
ひかりがインフルエンザにかかったの
パパにうつるといけないから
週末は帰ってこないでね
ママは感染覚悟の臨戦態勢準備完了よ

そうか わかったよ

ひかりが好きな 
とろアジと
 ....
私は男性が大嫌いだ、たとえ性別は女性であったとしても ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス 空気があっても
水があっても
土があっても
風があっても
それだけでは命は生まれない
初めの何かがないと

その何かを
私たちは

と名付けた

愛は命という愛の流れを引き起 ....
土脉潤起
つちのしょううるおいおこる


雲がほどけて
雪がこぼれる

北がやぶれて
風があらぶる

音がとだえて
水がいてつく

光がとおのき
命がしずまる

雪 ....
初めての学芸会は
サルカニ合戦の
蟹の役だった
いとこのよっちゃんは
猿だった

元の話は
硬い青柿をなげつけられて
つぶれた蟹の卵から
子蟹が出てきて
助太刀を得てみごとに
親 ....
いつも 
車両に乗り込んだ人は
先から乗ってきた人に
目で挨拶を交わしたきり
閉じたままの窓の外へ
視線を泳がせたまま
死んでしまう

いつも
死んだ人間が運ばれていく車両に
今日 ....
息を吸いながら力の限り叫ぶ

この
邪悪な怒りを吸いながら
叫ぶ

この
涙を吸いながら
叫ぶ

この
鼻水を吸いながら
叫ぶ

この
叫び声を吸いながら
叫ぶ
 ....
蟹は
前を向きながら横へ進むのか
横を向きながら前へ進むのか
蟹のからだの構造上
顔のある方が前だから
蟹は前を向きながら横へ進んでいるのだ
が しかし
蟹も何か目的を持って進んでいる
 ....
なじめない街に
あたらしい図書館ができて

あたしはうれしくって
ちいさい頃から本だけはいつも傍にいてくれたと
はたと気がついて

そういえば
だれもいない 一人部屋

まだまだお ....
目がさめたら
やけに喉が渇いていた

水を飲もうと
池のふちで
身をかがめると
なぜか
バランスを崩し
水の中に落ちてしまった

泳ごうとしても
体は重く
水の底へ沈んでいく
 ....
            140221


目からではなく
眼から
なんでだようと神様が口を尖らせる
漢字変換機能が眼を選んだのです
私の恣意的な意図ではありません
神様の思し召しと思っ ....
  年端月は午後四時ともなると
 淡いガーネットのかげをつくる
部屋隅で孤独な回転椅子のうえに

        ことしの寒波は
むかしの三寒四温どころではない
二十日と二十一泊になりそう ....
私は十三年間
薄暗い工場の中で
機械の一部になって働いてきました
小さな子どもを連れて離婚した
若くもない女には3Kの仕事しかなかった
子どもを保育園に預けて働いた

毎日々
ベルトコ ....
うわのそらに溺れる 卓上の香豌豆ふくらんで実家とは無銭飲食赦されし場所
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
舟の儀式- umineko自由詩21*14-2-24
砂糖- ichirou自由詩10*14-2-23
ははおや- 朧月自由詩414-2-23
いいことや悪いことないまぜ_ごく短く十二篇- クナリ自由詩4*14-2-23
波平声変わりするの巻- 花形新次自由詩314-2-23
まがさすペガサス泣いてやる- 北大路京 ...自由詩214-2-23
無題(2009.4)- 新嶋樹自由詩214-2-23
とりとめもないものは- ホロウ・ ...自由詩3*14-2-23
振り子運動を見ながら平等を考える- ichirou自由詩9*14-2-23
ふりだし- 葉leaf自由詩414-2-23
セピア- cidle自由詩314-2-23
銭湯- 遙洋自由詩6*14-2-22
夜の風- 自由詩1314-2-22
つむじ風- 梅昆布茶自由詩1614-2-22
きよしこのよる- ichirou自由詩7*14-2-22
爆発- もっぷ自由詩4*14-2-22
ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス- 北大路京 ...自由詩514-2-22
みんな愛から生まれる- ichirou自由詩7*14-2-22
土脉潤起- nonya自由詩17*14-2-22
勧善懲悪- Lucy自由詩13*14-2-22
いつもの車両に- イナエ自由詩12*14-2-22
息を吸いながら力の限り叫ぶ- ichirou自由詩8*14-2-22
蟹と人- ただのみ ...自由詩16*14-2-21
図書館- 弓夜自由詩4*14-2-21
目がさめたら- Lucy自由詩6*14-2-21
眼から涙が- あおば自由詩8*14-2-21
黄色いcanvas- 信天翁自由詩114-2-21
【_私の履歴書_】- 泡沫恋歌自由詩37*14-2-21
うわのそらに溺れる- 北大路京 ...自由詩514-2-21
残留思念- 鉄原 鉄 ...短歌214-2-21

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