ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた

観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ....
 ブランコ


息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために

前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
 ....
?
 僕が大学4年生の時、図書館実習をしている時に地元の図書館で作業していたある日のこと。
 その日の作業は、図書館であまり貸出されることがなくなった図書をリサイクル本として、廃棄された図書の整理 ....
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た

だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
 ....
実際に会ったことはないけれど
パソコンの画面の中であなたは
相手をとても思いやる方でした

一年が経ちます
あなたの思いやりに触れらませんでした
自分は思いやりに欠けるようになりました
 ....
インドでは有名だと言い張っている  ▲ 
■■■
■■■
■■■ヒトに暖かみを与えるために、
■ヒ■求められるがまま数百年、
■ツ■毛を差し出しつづけています。
■ジ■でも、うっかり刈り忘れられちゃうと
■■■前がみ ....
通り過ぎた町の窓をあけてゆく

すでに知っている町なのに

待ち遠しかった


通り過ぎてしまってから

言いわすれた言葉をくちにする

すでに知っていた言葉なのかもしれない ....
  【 無 】

 は 感覚なのか
  概念なのか

  見えないものは
 そこに存在しない


  【 無 】

 だが 言葉がある
  表現がある

  見 ....
天にまで届く巨きな思想が地獄からのび生えている

虫けらの死骸を運ぶ蟻のように
縦型の思想へ群がった神の似姿たちは、
あるときは雷に撃たれ
またあるときは激しい雨に叩かれ
赤い翼のある蛇ど ....
ケサランパサランを しってるかい
ちいさなちいさな生き物だよ 
一ミリにもみたない 綿のような身体をしていて
不思議に妖力をもった生き物なのさ 
人の心のやさしさにふれながら しだいに ....
押してないのに鳴った 黒光りのレコード盤が  
プラスティックケースの中で  
いつまでも、廻ってる  

ゆーるりるりるーゆーるりるー…  

傍らに立てかけられた  
紙のブルージャケットの  
ソニー ....
意味や価値より

自分を大切にしていたころ

長すぎる午後に拾い上げた

石は碧を宿したまま

冷たく掌でひろがり

静寂の質量を教えてくれた



いま閉鎖された細胞 ....
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている  
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない

あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない

あなたの書く文字 ....
教えてない昔話をオウムがしゃべっている まだ未熟な羽をもつ
小鳥が
高く 
遠くに
羽ばたくことを求め
嵐の日に
強風に乗って飛び立つ事を
選んだように
君は
わざわざ試練の時に
身を捥ぎ離すようにして
 ....
赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る

赤は
私の内側を流れる赤は

などと

恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
  白鳥のいない湖はだれのものだろう
  わたしは随分長い時間待っていた
  藻の緑に染まった水面に 静かな波紋が広がる刹那を
  何かによごされた羽が 目を逸らした隙に
  そっと浮 ....
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
雨の日は
傘を射して
射す時を待つ


明日の予定は
そうだ
オレンジケーキを焼こう
とびっきり
美味しい豆を挽いて
夫の帰りを待とう

{引用=(享年36歳)}


 ....
世界が僕を閉じるから
僕から
世界を閉じた

空より降る縦線
時計の動く気配すら
奪われた

沸いた湯が白い粒になって広がっていく
見ていた
見ていた
ああ
全部満たしてしまえ ....
肉体の孤独には 
耐えることができる
ケレドモ
精神の孤独には 
タエラレナイ
なんて 鼻歌まじりに うそぶいて

Bottled mail
宛先のない手紙
わたしの書く 言 ....

陸に上げれば
日保ちのしない魚で
「卑しい」が名前の由来だと

腐って臭うので
頭を、柊の葉の刺と合わせて
節分に鬼の退治といわれた、モノで
これがまた平安と呼ぶ
わたしには途方 ....
   宝箱の鍵が

  みつかりません

 仕方なく箱を振ったら

   カラカラと

   頭蓋骨から

 乾いた音が響きました
きな臭く悲観肥ゆる秋


乱視が活字を嘲笑う


打算誤算で心が消散


なーんだ怠惰まだ居たもんだ


傷にならずに済んだ夢


チュールがシュールに揺れる脚

 ....
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
 ....
体温計脇に挟んでとる夜食
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
探偵- nonya自由詩20*13-10-23
北の亡者/Again_2013神無月- たま自由詩33*13-10-23
飯島耕一さんとのいくつかの出会い- 中川達矢散文(批評 ...6*13-10-23
猫のあたま- 灰泥軽茶自由詩2013-10-22
標準時- N.K.自由詩4*13-10-22
インドでは有名だと言い張っている- 北大路京 ...自由詩613-10-22
生物連詩・巨大樹編(大画面専用)- こひもと ...自由詩7*13-10-22
通り過ぎる窓- 梅昆布茶自由詩20*13-10-22
【__無__】- 泡沫恋歌自由詩9*13-10-22
縦形の神話- atsuchan69自由詩4*13-10-22
1㎜- るるりら自由詩10*13-10-22
押してないのに鳴った- 北大路京 ...自由詩513-10-21
ちぐさにて__- 服部 剛自由詩11*13-10-21
碧の石- ただのみ ...自由詩18*13-10-20
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている- 北大路京 ...自由詩913-10-20
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
Edge- 夏美かを ...自由詩26*13-10-19
教えてない昔話をオウムがしゃべっている- 北大路京 ...自由詩1113-10-19
少年- Lucy自由詩16*13-10-19
私の赤- nonya自由詩17*13-10-19
風に似た生き物- 草野春心自由詩513-10-19
露草- るるりら自由詩14*13-10-19
食卓に並べられた- ニワコ自由詩313-10-19
きこえない、ふり- 伊織自由詩7*13-10-18
瓶詰めの祈り- 月音自由詩213-10-18
鰯の頭_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩15*13-10-18
【_私の才能_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-10-18
「きな臭く悲観肥ゆる秋」自由律十篇- faik俳句7*13-10-18
やさしさと呼ぶもの- HAL自由詩8*13-10-18
体温計脇に挟んでとる夜食- 北大路京 ...俳句513-10-18

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