君からもらった
クッション
誕生日だったか
クリスマスだったか
君が僕にくれた
唯一のもの

くっついて
はなれて
またくっついた


またはなれた


それから僕は
 ....
子猫のしゃっくりを右手で引っ掴み  
     
                       やあらホイ!

ドックフードを食べ残した犬をポチと名付ける

                ....
直ぐに裏返るその舌はダメ

不安?



反発ばかりしていて
慣れていない発音の不自然さは
個人授業してあげるから


お仕事はちゃんとやってね





 ....
机の胎から生まれ
引き出しの乳房を吸い
椅子の胸に眠る赤子


目覚めるたびに
人になってゆく


















 ....
私は詩を書き続ける
それが私を救わないとしても
詩を書くことは
自傷行為に似ている
自ら傷を創ることで
ほかの傷の痛みをやわらげる
詩は生まれるものだからしょうがない
私は詩を書き続ける ....
人からたまに言われるさ。

「いつも楽しそうですね」

「ちゃんとしててすごいですね」

「きれいにしてて素敵ですね」

・・・etc.



もうちょっと近づいて、よく見てご ....
は罪

は泥棒のはじまり

が重なり身動きがとれない

三昧の・・・

も方便

でもイイから

は嫌い



嘘だとおもったら、人間でした。
ほんの小さな子どもだった
たぶん五歳くらいだと思う
私は明確な意思を持って
嘘をついたことがある

――お母さんの背中だった

月が出ていた
星も見える
風はとても冷たい 
凍てつ ....
                 130116



ゴジラは怪獣である
怪獣とは奇怪なケダモノだと漢字から読み取った
しかし、
ゴジラはどう考えてもケダモノではない
体毛が無いのだ
 ....
「何? 俺が怠慢だって言うのか」
ちくわ男は問い返す

「そうだとも 労働もせずだろうが」
仕立ての良い背広の紳士が口角泡を飛ばし言う

ちくわ男は右手に持ったちくわを揺らし
左手の人参 ....
           絶望の上着を引っ掛けて
           孤独の靴を履こうじゃないか
           来し方行く末足どり軽く
           咲いた ....
製造コストを抑えるためには部材や製造方法が標準化されていることが大切だ

そのときその製品が類似品と比べて群を抜くにはいかに市場に適合しているかが重要だ

そう言っていたのは大会社の社長だがこ ....
歩いても
歩いても
前へ進んでいる気がしない

そんなあたしは
焦っている
焦っているから
後ろ向き
たぶん守りに入っている

なぜ
いつから
見失ったのか

今日 新しい ....
去年の今日も薔薇の前 雪なんて当たり前だった幼い頃

道南の辺境で借家の玄関の硝子戸を開ければ

一階はすべて雪の壁だったこと

なにせ長万部が唯一町の体裁をそなえたようなところで

物流の届かない ....
   晩秋

すでにざっくりと強剪定された太い枝の切り口を
寒空にさらす街路樹
いつも
心の底ではあてどなく遠いあしたを待ち侘びていた


   冬の雲

空一面に
狼の顔が ....
帰りの電車に揺られながら、頁を開いた 
一冊の本の中にいるドストエフスキーさんが 
(人生は絶望だ・・・)と語ったところで 
僕はぱたん、と本を閉じて、目を瞑る 

物語に描かれた父と幼子を ....
坂の上から街を見ました

街の向こうに 海を見ました。

海は細長く、曇り空の下に無言で横たわる

私が見ても

見なくても

風が吹いても

吹かなくても

 ....
悲しくてかっこよかった

予備校生

それは生き方のような季節だった

探偵という職業も

そのようなものだとなにかで読んだ

だからあの頃ぼくらは

浪人探偵団だったのだ
 ....
アメリカ人に重要なことを
頼むときは
『そうすれば、あなたは英雄になれますよ』

イギリス人にやって欲しいことを
頼むときは
『そうすれば、あなたは紳士になれますよ』

ドイツ人に大切 ....
命懸けの仕事で儲けのない子 (わたしは猫になって、イチローに会いに行ったの)

 
 きょうの午後、鈴木さんに出会った公園にようやくたどり着いた。
 この公園のどこかに、イチローがいるはずだけれど、わたしの目に猫の影は映 ....
世界中の男女とセックスフレンドになりたい
だけど今すぐひとりぼっちになりたい
たぶんどこかがぶっ壊れているのでしょう

たくさんのひとに迷惑かけてきました
たくさんのひとをこれからも裏切るで ....
人の気持ちになんか
なれるわけないじゃん

なのに
雨がふると反省の気分になる

浄化されそうです
うちがわのドロドロなんて
ほおっておいてと
いいたいけど 少し心地よかったり

 ....
こんな街の外れの路地裏で
こんな冷たい雨の日に
あの娘(こ)今日も
たった独りで
佇んでいるよ こんな時刻に
学校 どうしたのかな
制服姿で 大丈夫かな
明日までに乾くといいけど
突然 ....
あたりまえのように朝があった

朝という名前

朝でひとくくりにしてしまうと

それは陳腐だ

愛とひとくくりにしてしまうと

解釈だらけだ

地方都市の朝にさえ貴女を思う


微熱

腹痛

結婚
 ....
晩飯のおかずを箸で摘み 
炒めたもやしを、食っていた。 

一本の長く萎びたもやしが 
「風」という文字になり 
誰かの顔のように 
皿にへばりついて、僕を見た。  

もしかしたら  ....
僕は水色のグライダーではなく

鳥の中でも一番ありふれた
雀やカラスでもなくて

ひばりのように高く
カモメのように鮮やかに

はばたきたいと
願う

風に乗り
 ....
パンドラの匣を開ける天才 書こうとしたことを忘れてしまって
空をノックした
誰も出てきてはくれなかった

書こうとしたことを忘れてしまって
目を擦った
視界がさらにぼやけて
手からしょっぱい匂いがした

書こ ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クッション- ちて自由詩7*13-1-17
ポチと子猫とそれから私- 赤青黄自由詩5*13-1-17
個人授業- 鵜飼千代 ...自由詩9*13-1-17
ノート(49Y.1・14)- 木立 悟自由詩3+13-1-16
詩を書き続ける- 渡辺亘自由詩613-1-16
ハリボテ。- 元親 ミ ...自由詩14*13-1-16
人間でした- 芦沢 恵自由詩20*13-1-16
【_おんぶ_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-1-16
ごじら- あおば自由詩6*13-1-16
「ちくわ男と紳士」- ドクダミ ...自由詩3*13-1-16
颯爽たるもの- 石田とわ自由詩7*13-1-16
大切なこと- 吉岡ペペ ...自由詩513-1-16
歩いても- Lucy自由詩12*13-1-15
去年の今日も薔薇の前- 北大路京 ...自由詩413-1-15
雪の日に- 梅昆布茶自由詩21+13-1-15
晩秋・他- Lucy自由詩14*13-1-15
天使の声_- 服部 剛自由詩10*13-1-14
坂の上から- Lucy自由詩11*13-1-14
浪人探偵団- 吉岡ペペ ...自由詩213-1-14
お国柄- HAL自由詩3*13-1-14
命懸けの仕事で儲けのない子- 北大路京 ...自由詩413-1-14
あずきの恋人_(連載⑩)- たま散文(批評 ...12*13-1-14
包帯のような空の下- 村田 活 ...自由詩913-1-14
雨がもたらすもの- 朧月自由詩213-1-14
路地裏の娘- もっぷ携帯写真+ ...713-1-14
地方都市の朝- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...913-1-14
風の顔_- 服部 剛自由詩6*13-1-13
凧(カイト)- Lucy自由詩18*13-1-13
パンドラの匣を開ける天才- 北大路京 ...自由詩313-1-13
書こうとしたことを忘れてしまって- 小原あき自由詩21*13-1-13

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