あかい
甘い
すっぱい

でも耳がある

かわいい
ニャーオ
ゴロゴロ

でも
美味しそう

ねこ
食べちゃった
すり抜けて通すのは 藍色の液体
なぜに アンタはいつもそうなの?


ソンナこと アノ人に聞いておくれ


いやいや 責めているのではないの
ヒトリ歩きは・・・
できないのよね?
 ....
【見えない力】

桜の葉が
秋の雨に打たれて
石畳や道は艶めいている
やがて すべての葉は落ちてしまうのだろう
しんやりとした風に心を寄せると
桜の匂いがした

たとえ花はなくとも桜 ....
どうか、私を弄んで下さい
その熱く燃える掌で
私の輪郭を全て辿って
白く滑らかな肌に頬を寄せて
息を吹き掛けて
どうぞ、私の中に入ってきて
わき腹を鷲づかみにして
何度も何度も私を翻して ....
無から生まれた訳ではない
原因があって生を得て
所在もない風来坊だが
ひなたぼっこの猫とあそんで暮らす

世界が仏頂面の上司だけで
構成されている訳でもないので
とりあえず仕事は好きだ
 ....
 
シンプルな化学反応

AとBをまぜて加熱すれば、詩ができる

Aはあなた Bはわたし



 
時々家に帰ってくる君に
野菜を食べさせなくちゃと料理する私
君は
張り切らなくていいからと言う

じゃあね、また来るからと
出て行くときには
うん、またね
あっさり見送る

君が初 ....
わたしはわたしの詩の中から
書いているわたしを見つめていた
ある日それは贅肉を削ぎ落とす行為
やがて臓器を切り売りして
かつて愛したものの首を絞め
部屋中に灯油を撒いた
見限ることにしたの ....
ものごころがついた頃から
僕はどこまでも透明に近い
風船だった

鳩時計式の心臓から伸びる
静脈と動脈が一番こんがらがったあたりに
震えながら潜んでいる僕自身を
誰もがたやすく見つけ ....
がんばれと言おうとした口から二酸化炭素が出る その人は初めに水のこころについてはなした
澄んだ水の中からうまれる
詩について
素早く動く魚影を追って
澄んだ水の中にだけ住む言葉を
手掴みにして詩をすくう 

その人は今日 死者の位置 ....
第二館での紹介作
『歓待』『接吻』『海炭市叙景』『おっぱいバレー』『さんかく』
『川の底からこんにちは』『キューティーハニー』『木曜組曲』
『リンダリンダリンダ』『かぞくのくに』

 映画を ....
一ヶ月半に一回
一週間
あなたが入院する

おれは
その日
一日だけ
したたか
宝焼酎を飲み
したたか
あなたの
輝きを

おもいだす。

いまも。
おれは
トトロに
なる

きみが
メイ
のような
ひとだから
 本日はお待ちかねの映画館である
 空見上げれば花曇り
 いかにも上天気
 これぞ絶好のシネマ日和というもの
 イッツァビューティフルディ

 おなかはペコちゃん、まずは腹ごしらえっと
 ....
それは個人的なこと
ごく私的な部類

青い空が
僕の瞳に映る

ひんやりした風が
僕の頬を撫でる

かじかんだ手が
いっこうに温まらない

そう
それは
個人的な話

 ....
水槽の中を泳ぎ回るネオンテトラを見続けています、
いますと、空に浮かぶように小さくて、愛らしくて、
、こうしていつまで眺めていても見飽きないのです、ですが、
話かけていると話かけてくるので ....
秋の空は澄んでいて
すすきの穂も揺れて
淡い気持ちがどこまでも
流れていき
ぼんやり眺めていると
空は遠くへ遠くへのびていく

私はだんだんだんだん
小さく小さくなっていき
米粒に描 ....
青臭い茎を裂いて
心地良さげに破綻の痛みを噛み潰す
細道だらけの旅が古着のように似合っていた
友よ 
ただただ蠱惑な蛤の歌声が
あの括れた坂道から
忘れ物の顏でそぞろ出でる
ああ無明のチ ....
グリルの中の
魚のように
何度も
何度も
裏返され
生焼けのまま 
今夜も
薄明かりの下を
彷徨う
行けど
行けど
見つからない
百目の案山子が
跳んで追いついてくる
ぬか ....
知恵の輪にペンチをそっと 壁に掛かった能面たちは
電灯に照らし出されると
生き返る

幼い子には
能面たちの話す声が聞こえるのか
じっと見つめ後ずさりする

激しい風雨の夜は
般若面が半開きの口の奥で
歯を ....
陽が沈むころ
コウノトリのコウちゃんは鉄塔に帰ってくる

ねぇ、コウちゃんいてないわ……。
洗濯物を抱えて二階から降りてきた妻がいう
鉄塔のてっぺんで夜をすごすコウちゃんは、まだ三才
個体 ....
石っころがなみだできずにいる
こんなに乾いていても
空よ、いま降ってくれないか
一行の意味を問う
わたしのために
春夏秋冬と指折れば余る
小指のか弱さと引き寄せ合ったのだろうか
団地の片隅の淡い木陰に埋もれながら
小鳥が一匹 翼を広げて死んでいた

この空に雲があったとしても
自らの質量にも気付かない ....
歯ぎしりしないよりは
するごまめでありたいと思う

井戸の底から出られなくても
空を見上げる蛙がいい

賢い猿になれずとも
見て聞いてものを言い

出ないより
出る杭でありたい
 ....
トイレに駆け込み排便する
ああ、すっきり!
尻までしっかり手を伸ばして拭き取った後
レバーを下げれば
ばい菌まみれの そのおぞましい物体は
あっという間に流れ去る
そのうち臭いも消えるだろ ....
 
心が凍えそうな夜

カレーなんだな

みすかしたように、カレーなんだな



 
僕の家ではないわけか ★第一館での紹介作
『竜二』『遠雷』『櫻の園』『ソナチネ』『コミック雑誌なんかいらない!』
『TATTOO〈刺青〉あり』『瀬戸内少年野球団』『BU・SU』『麻雀放浪記』

 第一館はこれでもか ....
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