“恋心なんて、とうに忘れた”

なんて
強がらないでください
恋って
いいものですよ

人を好きになる
それは
自分を好きになることに繋がっていくから

忘れないでくださ ....
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人は87年間考えて、
考えて考えて、
考えて生きていくと、
いったい何に成るのだろう。

心に硬い硬い殻を纏った
岩石にでもなるのだろ ....
自ら意図してじゃないの
前世の因果かしら
武道に縁があるようなのよね

父から剣道の手ほどき
刃を垂直に落として
むぎゅっとばかり、つかを絞る
小指の力が肝心でね

弓を引いた年月も ....
僕たちはDNAの命じるままに歴史を漂流し拡散してきた

朝露に濡れた森の匂いに

木漏れ日の暖かさに

まっすぐ空に突き刺さるメタセコイアの高みに
想いを託してきた


僕 ....
今年もこの日がやってきた
例年と同じ農園のビニールハウス前に
イチゴ狩りに魅せられた老若男女二十数名
斜に構えたり 無言を装ったり
だが皆が高揚を隠し切れずにいるのだ

農園の主人は愛想笑 ....
幼いころ
のっ原をかけまわっていたあたしの

いつもそばにあったその草花が
いぬふぐり、で
あると知ったのは
高校生のときだった

かわいらしいひびきに
その名をおぼえた
 ....
去っていったものは
はじめから出逢ったことのないものと
想えばいいこと

背をむけたものは
はじめから背だけを見せていたと
想えばいいこと

そしてぼくは幼い頃に戻るだけ
独りぼっち ....
わたしを
かたちづくるもの

なにもないと
思ってしまうぐらい
安定のなかにいて
時折、
影のない ....
震災から1年の3・11に復興を願い 
仙台で行われた朗読会の前 

主宰者の南ダイケンさんは 
「これ、心ばかりですが・・・」と言い
直筆で「謝礼」と書いた
白い封筒を、僕に手渡した。 
 ....
夜半の犬よ
おまえは 闇にまぎれて 旅を続ける

人々が 自分を演じることに 疲れ
一人 目を見開いて 
静寂の闇を 探っている時

蒼い星空と黒い山脈の境界から にじみ出すように
 ....
ただ
胸が痛んだ

ただ
涙が零れた

すべてを拒絶される

なんて
考えたこともなかったけど
こんなに苦しいことなんだね

こんなにも胸が痛むんだね

つらくて
 ....
一番星みつけた
紅の空の端っこを
指さして
嬉々としていた
あの頃の僕は
何処に行ってしまったんだろう

一番星みつけた
あの時、空の端っこで
輝いていたあの星は
今も輝いているん ....
心のある場所をさがす
頭じゃなさそう
顔じゃなさそう
体でもなさそう
でも体の外にもいない

どこだろ
頭の上かな
みえないから わからない
言葉にもいない

どこなの どこなの ....
雑種の黒い犬を飼っていた
足と耳のさきっぽが白い犬
散歩もご飯の世話もブラッシングもわたしがしてた

学校から帰ると
尻尾をふってぴょんぴょん飛びついてきて
ハッハ言いながらどこまでもつい ....
静けさが残り
(何故か見上げれば
見下ろしている)
さまよいながら求めるもの

宇宙を識るのとおなじくらい 「
人間を知るのはむずかしい 」

(意味に手をあわせ
ただ) ....
登校中の女の子と男の子が
道路を横切ろうとしている
飛び出しに供えて ブレーキに足をかける
春の陽射しの中 防寒着の子達は
車道の前に立ち止まり
急に 女の子がしゃがみこんだ

その手に ....
僕は病んでる自分を疎ましく思ったり

でもいとおしくもある


診察券にはだいぶ慣れてきたし

人間て病んでて当たり前なのかも知れない


検査着に着替えて腹部CTをとる

さ ....
末端から
僕の末端から
甘い指先が冷たくなる

末端から
組織の末端から
チンピラたちが青ざめる

末端から
地方の末端から
生まれた町が消えていく

末端から
サバンナの末 ....
静かってね
音が無いんじゃないんだよ

静かってね
これからはじまるっていうことよ

静かな中で
いろんなことが息づいて

いきてるよ
いきてるよって
私の心にささやくんだよ
穏やかな風は
温かく吹く

愛したひとのように
やさしい微笑に似て

桜は待ち兼ねた蕾を
綻ばせ柔らかく咲く

だけど だけど
僕は今ひとりで
陽溜まりのなか

春はいつも別 ....
駅に夕暮れが停車している

優しいエールが流れている


春を感じる

寂しくて

心地好い

何してんだ


駅に夕暮れが停車している

優しいエールが流れている
言わなくちゃならないのだろうか
なにひとつ
愛していないと

こんな
愛だらけの
世界に
時を待つ
ただひたすらに
その時を
時が来れば大輪の花を咲かすだろう
いや
その前に心無い人に手折られるかもしれない
どうなるか分からないが
今は
その時を待つ
香 ....
海が
めくれてゆく
いくつもの
いくつもの
海が
めくれて
岸壁から
追い縋って
宙を泳ぐ指先に
紫貝のように
閉じる音楽

 (母は海に還ったのだ

街が
たわ ....
大丈夫?
つらいよね…

そう言った君の顔を見ただけで涙が止まらなかった

尽きることのない私の悩みを真剣に聞いてくれる

尋常ではない心の痛みをわかってくれる

いつも
 ....
抜けるような?空
白い鳥が羽ばたいた
窓辺に揺れるカーテンが頬を掠める
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月の光が燦ざめく
まだ春浅き夜更けのこと
女が独りで死にました
誰にもみとられず
たった独りで息絶えて
時計の針は零時で止まったままに

 ....
お前は誰にでも容易く尻尾を振らない
それが臆病な心を隠すためだとしても
媚びを売る飼われた犬の真似はしない

俺は猫に匹敵するくらいの
そんなお前に敬意を払おう

例え数日何も食っていな ....
お祭りなので
顔を汚くしていた

ドラム缶いっぱい
葛湯を作ってふるまう

青い星だけをつないだ星座を下さった
青いネックレス座だと
いって

作業台の上にはつねに
いっぽんの薔 ....
鳳凰が月を飲み込む春の空

剪定で残れた枝がホッとする

春の土 寝っ転がって自分知る

童貞が羨ましがる猫の恋

白子干 生まれ変わって白子干

古巣には戻りたくない戻れな ....
そらの珊瑚さんのおすすめリスト(7991)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋心を取り戻せ- ジュリエ ...自由詩712-3-19
岩石のような人- beebee自由詩27*12-3-18
武道女子- 木原東子自由詩18*12-3-18
DNAの息子- 梅昆布茶自由詩10+12-3-18
イチゴ狩り- ただのみ ...自由詩9*12-3-18
いぬふぐりに会いたい- 森の猫自由詩19*12-3-18
荒地- HAL自由詩6*12-3-18
『かたちづくるもの』- あおい満 ...自由詩5*12-3-18
言葉のゆげ_- 服部 剛自由詩512-3-17
闇の語り手- いねむり ...自由詩5*12-3-17
- ジュリエ ...自由詩112-3-17
一番星みつけた- ジム・プ ...自由詩3*12-3-17
はいっ- 砂木自由詩11*12-3-17
ちろ- ふるる自由詩10*12-3-17
理(ことわり)- アラガイ ...自由詩10*12-3-17
春の熱- 砂木自由詩17*12-3-17
診察室- 梅昆布茶自由詩2312-3-17
はしっこ- ゼロスケ自由詩112-3-17
からだじゅうを耳にして- 朧月自由詩512-3-16
僕の春- HAL自由詩5*12-3-16
優しいエール- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3*12-3-16
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- 蒲生万寿自由詩2*12-3-16
発端- 壮佑自由詩36*12-3-16
友へ- ジュリエ ...自由詩212-3-16
あの日、僕は少年になりたかった- れもん自由詩5*12-3-16
【_月の棺_—ツキノヒツギ—_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-3-16
パブロフの犬- HAL自由詩4*12-3-16
捨てる- ふるる自由詩10*12-3-15
俳句2012_3月上旬- 北大路京 ...俳句17*12-3-15

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