すべてのおすすめ
せんせいの言いつけ通り
いちにちに三度
色とりどりのくすりを飲んでいます
そのせいか
痩せこけたカラダもふっくりとし
わたしは死ななくなりました


(服用後は車などの運転をし ....
光が運ばれている。

進行方向の反対側から、ふつふつと泡のように
ほどけて流れてくるものがあった。あれが街灯。
ひとびとは円く集い、なくした星のかたちを思
い出そうとしている。(それはあくま ....
きみとゆびきりした
わっかのあと
いまもみえるよ
めのまえでわらう
きみがみえるよ
ずっとかわらない
なくしたものは
とうめいなんだ
さよならごと
きえてしまった
まるでさんごのす ....
ランナーズハイ

鬼ごっこのような毎日です
でも誰が鬼で何を追うのやら
本当は追いつかれて捕まりたい
そんなこと思ってるのかもね
どこかでネジを落っことして
軋む体が痛みはじめた
だけ ....
 気の利いた言葉をどうにか捻出してみた
 ちんぷんかんぷんな比喩
 それでいてきらびやかな比喩
 女のテンションが干潮みたいに引いていった
 いつだって女の方が頭が良い
 賢いかは別にして
 ....
          101220

お金と引き替えに
ようがすと
鷹揚になんでも引き受ける気で居たが
昔話の男のようには太っ腹でなく
今朝も寝過ごした
アーァと口から漏れるターザン ....
バカボンのパパと飲んだ
新橋のレール下のうなぎ屋で
41歳どうし
おれはだれのパパでもないから
バカボンのパパはおれのことを思い出そうにも
はじめから覚えていないらしかった
美人の奥さんを ....
 
 
すべての子どもたちが夢や
夢とは違うものを見ている頃
誰もいない教室では
白墨が生徒の名前を
一人一人板書している

名前の下に記されているのは
その生徒にあった今日の出来事 ....
コトバになる前の液体が
血管のように
からだじゅうをめぐって
指のさきからしみでる

溶けているのは
うれしい
かなしい
すき
きらい
うつくしい
きたない
そして
点滅する ....
うんうんと首を縦にふる
なんだか良いこと舞い込んでくるような

ダメダメと首を横にふる
良いことなんかどっか行っちゃって
なんだか悪いことだらけな日々となってしまうような

こりゃダメだ ....
オレンジ色のりんご
赤いバナナ
黄色いみかん、あっソレハそのままかっ
あはは リンゴ笑いリンゴ笑い、ところでバナナ
バナナって謎をかじる
みかんと三日月は ....
戦争になって兵士になり
自分以外を果てしなくぶち殺す夢があります
考えるのはもう面倒なんで
大義名分に乗って愚鈍に振る舞う馬鹿さ加減が欲しいのです

それなら
中途半端に空威 ....
遠い島の語りべよ
のびやかで、ゆるやかな
民族のうたを聴かせておくれ


たとえ
ぼくらの耳が難聴で
そのうたを聴き取れなくても
心をこめてうたっておくれ


その悲しみ ....
木枯らしが吹けば、路肩にはぽつぽつとシロツメクサ
編んで、、首飾りをポチにつけた
むかし
公園の片隅には、暖色毛糸の手袋をした(道草)、という足のわるい少女がいて
手にしたほつれ毛の糸
 ....
音のする方へ
感覚を伝わせて
光の曲線を描きながら
死んでゆく触媒

優しさを色で現すのなら
あかみどりを推奨する訳は
血液と瞳の
色だから

空気が凍りつく夜に
童話のよう ....
向こうの外にある空から
根を切られて絶えた花達が
小川のように 流れてくる

一本ずつだった者が
根を捜して彷徨って流れ歩く

土を忘れるように
水を与えられ
雨の届かない屋根の下
 ....
 先日死にましたが誰も全く気付いてくんないのは俺が元気だから。よく食うし、仕事にも行くし、バイトだけどフロア仕切らされてるし、こないだは彼氏と喧嘩したって女の子を慰めて、憂さ晴らしのエロスにも付き合っ .... つめたいかぜをほっぺにかんじて
みみをあかくとがらせて

ふわりと、さわやかに
たんさんすいのようにはじけた
うつくしいひのひかり
ぱりっとしたあさづゆ

しんこきゅうおいて
ぷろの ....
「これこれこういうわけで好きです、付き合ってください。」
「なるほど、あなたがわたしを好きな理由は分かりました。
でも、私があなたと付き合う理由が見当たらないのですが。」
「それはありません。僕 ....
はげしい頭は孤立して
手段ははしる

さわさわ濁ったざわざわを
電話線に流して
コンビニでおかゆ買って
食べて吐いて食べて
笑って吐いて

さらったあなたを冷蔵庫に保存した
刺身は2日
牛乳は1週間
 ....
うねる拳が敵を撃つ 日本の平和を脅かす
正義の光を呼び覚まし ジャップマンは悪を断つ
人が涙を流す時 人が悲しみ嘆く時
体はでかいぞ 心もでかいぞ 敵は手ごわいぞ
愛する人との別れと出会い 戦 ....
 
 
友だちの家に遊びに行った
門のところで、久しぶり、と挨拶されたので
久しぶり、と答えた
もてなしてくれるのだろうか
和室に案内されて
お茶とお大福を振舞ってくれた
正直な話、あ ....
それはアイデンティティですか?
いいえ、ただのアイパッドです。

それはアイアンメイデンですか?
いいえ、ただのアイパッドです。

それは愛工名電ですか?
いいえ、ただのアイパッドです。 ....
転がると死にます
死がこわいなら転がりません立ちます
座るのでもよいでしょう
はいそこの彼は転がったので死です
死んだら転がります
つまり大体転がりました

鮭の切り身をむしゃむしゃやり ....
 抽象画家が描いた
 うつくしくはりめぐらされた運河
 本流が支流になって
 クモの巣状の千の川になる
  ―― そこに
 ジェルマン
 という街がある

 静電気をおびた ....
黴臭い屋根裏部屋の壁に残るいくつもの傷は昔、幼い兄がもっと幼い妹を数百回刺して殺した跡…妹は、痛いと言えなかった、それが兄との約束だったから、大好きな兄との約束だったから(いいかい、これから僕 ....  辞書を誇る

吾は辞書を誇る
七冊の辞書を机上に並べ
喜ぶ
いつの日かこれらの辞書
自在に使い
わが使命を果たさん

辞書を誇るを
難ずる人あり
学を誇り、知識を偏愛すと
わ ....
丘のひだに喰い込んだ
かぼそいアベニューをほどこうと
腰骨と膝小僧に云い含めたとき
野末はすでに 綻びていた
黒い「しみ」さえ見せて
そして 
かたわらの雑木林では
薄気味悪く 土鳩が唸 ....
メールすると、いつも思う。

文字の上には何が乗ってるのだろう?

手紙は、感情と空気と、例えば涙だって送れるよ。

電話は、直接会うのには負けるけど、いい塩梅で表情が伝わる。

メー ....
 痕痕痕
 痕傷痕
 痕痕痕
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4819)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お弁当箱- 銀猫自由詩20*10-12-21
going_down- アオゾラ ...自由詩710-12-21
珊瑚- 自由詩210-12-21
ランナーズハイ- itukamitanij ...自由詩3*10-12-21
耳にタコを拵えてあげよう- 錯春自由詩3*10-12-21
それを言い訳に- あおば自由詩7*10-12-21
バカボン- はだいろ自由詩310-12-20
教室というところ- たもつ自由詩610-12-20
記憶の小道- 殿岡秀秋自由詩710-12-20
うんなひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*10-12-20
りんごバナナみかんちゃん- ヨルノテ ...自由詩410-12-20
やらねばならない- ホロウ・ ...自由詩3*10-12-20
しまうた- 寒雪自由詩110-12-20
__糸くず- アラガイ ...自由詩6*10-12-20
あかみどり- ゆるこ自由詩810-12-20
ほんとの土- 砂木自由詩11*10-12-19
元気です- 錯春自由詩310-12-19
しあわせのあさ- shena0318自由詩110-12-19
告白したら論破された人- オノ自由詩510-12-19
泣かない女- 阿ト理恵自由詩10*10-12-18
地球を守れ!_ジャップマン_(超戦士ジャップマンオープニング ...- SEKAI NO RET ...自由詩2*10-12-18
おもてなし- たもつ自由詩1110-12-18
know- 光井 新自由詩310-12-18
webbed- KETIPA自由詩3*10-12-18
架空の街のロビーにて- 石川敬大自由詩17*10-12-17
ジョーイとロザリー- ホロウ・ ...自由詩3*10-12-17
辞書を誇る- 生田 稔自由詩310-12-17
暗いちから(八)- 信天翁自由詩310-12-17
メールの印象- 短角牛自由詩210-12-17
交わり- 水穏(み ...自由詩210-12-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161