すべてのおすすめ
もも胎児
ももたろが うまれるまでの ものがたり は
ももの森の雨の日も もちろん ももの匂い
雨のむこうの冬の そのむこうまで もも胎児は ももの中

さくらの森の雨降りが 桜餅の匂いが ....
浸水した夢を走る銀の列車
空洞の線路には星屑が降りつもり
ちいさな灯りの駅を次々に後方へ跳ね飛ばすたび
蔦草のからまる最深部へと
どこまでも潜り込んでゆく


顔の見えぬ乗客とふたり
 ....
 ムーンライトは首を傾げ
 夢見る素振りの、ああ、や、いい
 や、うう、などを零した
 静寂には幽霊は溢れ そこから見渡すかぎり
 幾つかの季節を駆け回って眠った
  ....
あぜ道
土手道
アスファルト

地に足つけて
歩く人


目で見て
聞き耳
手足でさわる

現実つかむ
歩く人


我流
下流
それぞれ流儀

流れるままに ....
ウルトラマリン。ここは深い海だ。部屋に積まれた延滞のDVD。小さな囲いをつくってきみと1000年間ねむってる。名前も忘れられた古生代のさかなみたいに。だれもたずねてこなかった。枯れた窓 .... ♪ブヒヒ
ブヒヒ、ブヒヒヒヒヒ
ブヒヒ
ブヒヒヒ
ブヒヒヒヒヒ
ブヒヒ、ブヒヒヒヒヒ
ブヒーヒヒ♪

「ブヒヒッ?」
「ブヒッ・・・・」
「ブッ・・・ヒッ」

♪ブヒヒブヒヒヒ ....
宇宙はこわれて
とろとろの熊になった
やわらかで許された
ひとりぼっちの熊
わたしが出会うのは
その熊の孫の孫の孫の孫
なのだけど
まだだれも知らない
とろとろの熊しかいない

 ....
遠野の山道/峠の途中 一本の巨大な枝垂れ桜/
 とおののやまみち とうげのとちゅう しだれやなぎにかっぱがぽつり 

春先にその桜の根元/その下で春先に相撲を取る河童一匹/
 はるさきいつも ....
君の入力した行を
 タイトルに
  変更しますか
変更されたのは
 中身ではなく
  タイトルだけですか
タイトルは変更
 されました 貴方ではない
  誰かの
 手を失った 足によ ....
五十音を並べ替え
キモチはあらわになりますか
だれのものでもない文字は
私のものでもないけれど

心の模様を
伝える手段をもたない鳥は
とぶだけ
とんで
ひっそりと鳴く
あなたに
似合う季節は
どれとは言いがたいので
あなたへおくる言葉はすべて
どうやらいまも
なりゆき
です


 探しものは箱の中
 箱という名に閉じこめられた
 とても ....
向こうから
すいかの香りがやってきて
私の横をかすめていった
甘やかな夏
やたら光らかす蒼天

降参する
陽炎
まとわりつく
それにも
気持ちの不愉快さにも
負ける
だだ吸っ ....
赤い感情と青い記憶とを
つむいで
むらさきを織る
夏の恋

ひざまでの深さのつもりで
いつのまにか飲みこまれている
息継ぎに顔をあげるたび
水面にゆれる ほほえみに似た光を
肺にかさ ....
恋慕の奔流に身をまかせるとき
にじみ出していく熱がある

言葉にできないものを
言葉にしなければならないとき
この唇が無力であるとき
胸腔におさまりきらず
とめどない疼き
 ....
ほら
やわらかな終わりがきたよ
やさしい
天使の顔をして

私は
急に思うのだ
三途の川の水面にも

低く高く
トンボの群れが
乾いた
秋を告げるだろうか

ワシは
車を ....
  黄   新   か   行   音
  揚   緑   げ   け   泣
瑠璃羽振りて薫風わたるは夏呼ばふみづくき。  
  舞   る   森   憂   虫
  ひ   山   の  ....
 ドライエリアに死す


トイ・プードルのロロちゃんの糞
またいで仰げば真白の太陽
お洗濯干すにもフルメイクで行く
口紅は三層塗りの林檎の色だよ
トップコートはシャネルのグロス
庭に出 ....
千年を巡ってたどり着く真昼
孤独に鳴るシンバル
居眠りする太陽
大きなあしなが蜂が
買い物帰りの
バイクの音を鳴らしていく

高い木の上で揺れる
一枚の古びた葉の付け根から
葉先に向 ....
緑道公園の木の上で

最後の蝉が鳴いている


ジリジリ・・・
ジリジリ・・・


今にも力つきそうな声で鳴いている

その声は一瞬一瞬過ぎるごとに
確かに弱々しくなっ ....
{画像=110917004242.jpg}



わたしはひかり / わたしはしずく

ふようして / こうかする


あなたはやみ / あなたはこうずい

かくさんして / ....
わたくし 妖怪 おもてなし と申します
わたくしの体のほとんどの部分は 水なのでございます
人間の水分量は六割だそうですね 人って よくそれで生きておれますわね

たわいのないことを地獄 ....
  猫よ
  おまえは邪魔だから
  どこまでも流れていってしまえ
  そう言うと僕は
  ギャアギャアとあばれる君の飼い猫を
  便器に放りこんで
  「大」のレバーを回したのだ ....
コップへ注いだ水を飲んだら溺れてしまった

「陸で水を欲するからさ」
俎板の上の鮎が嗤う

だらだら、というよりはすらすらと、皮膚の上を汗が流れていく
視界の隅で蜘蛛が歪む
首筋が  ....
* そよ風が 頬とカーテン 撫でて行く

夜になると 気温もグッと下がって
汗だくだった身体も 
少しダケ 涼を 取り戻すけれど
ピタッと張り付いた シャツは 脱げない

サラっとした  ....
雲を帽子に四人の巨人が
千住の街に立っている
頚に銀色のネクタイをつけて
黒い服を着ている

ぼくが手をふると
こちらをみおろす
狭い路地に入っても
のぞいてくれる

走る電車の窓 ....
長いご無沙汰でした
白い空白に一筆を付け加えました

青空が何もなかったように通り過ぎて行きます
なんとも清々しい朝です

昨日から考えに考えて
しぼり出した一言ですが微妙にバランス ....
目を覚まして こすり合わせる
貧弱なものたちの強い毎日
そんなあなたに ごほうびです 

満月が二つ出た
願ってもいないことだったが
ひとつは自分用に
大きなポイで掬った
知り合いの ....
               
                  
まき水をしてみる
夕立を誘うように

蜃気楼の先から
風鈴電車が走り抜けてくる
虹の橋がゆっくりと空へと伸びていく
 ....
れいぞうこをあけると
いつかのなつの
せみのこえがきこえる

わたしは
トマトをひとつとりだし
つめたいそれにかぶりついた

れいぞうこをしめると
せみのこえはやみ
ト ....
路地裏の縁台に腰掛け
はだけた胸元に
団扇で風を送り

茶請けに水羊羹
冷茶を一服口に含み
にんまり、

路地には打ち水がしてあり、
しおれかけた朝顔の鉢が
そこ ここ

遠く ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4819)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もも胎児- るるりら自由詩14*11-9-21
雨音の旅路- つむ自由詩4*11-9-21
匂い- ヨルノテ ...自由詩3*11-9-20
歩く人- シホ.N自由詩311-9-20
アナザードライブ- ねことら自由詩811-9-19
あの豚はもう角煮にしてしまったのですか- 花形新次自由詩4*11-9-19
とろとろの熊- はるな自由詩1011-9-19
河童- ……とあ ...自由詩811-9-19
入力した行、タイトル、- 狩心自由詩311-9-19
鳥が鳴く- 朧月自由詩411-9-19
恋文- 千波 一 ...自由詩6*11-9-18
すいか- Hiiragi Yuu自由詩211-9-18
なつ、むらさき- あまね自由詩14*11-9-18
夏の終わり、焦がれる- あまね自由詩811-9-18
しあわせトンボ- umineko自由詩10*11-9-18
夏格子- つむ自由詩3*11-9-17
ある晴れた日に- salco自由詩6*11-9-17
高い木の上の都市の記憶- オイタル自由詩5*11-9-17
宇宙の一員- COCO自由詩1311-9-17
わたしはひかり- beebee自由詩29+*11-9-17
おもてなしぃ妖怪- るるりら自由詩22*11-9-16
君の猫- 草野春心自由詩8*11-9-16
陸で溺れる- つみき自由詩611-9-15
ぱや虫- 藤鈴呼自由詩4*11-9-15
お化け煙突- 殿岡秀秋自由詩911-9-15
手紙- 花キリン自由詩4*11-9-15
正しい月- 唐草フウ自由詩14*11-9-14
ノウゼンカズラ- 花キリン自由詩4*11-9-14
かたち- 小川 葉自由詩311-9-13
夏の夕暮れ- ……とあ ...自由詩10*11-9-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161