すべてのおすすめ
8を4にする方法
を持った少年が
走って走って走って
8を4にする方法
を運ぶんだけど
急ぎすぎて汗をかいて
さらに水溜りで転んだものだから
掌を開いたらインクの染みが広が ....
私のDNAの塩基配列に
「ケ・セラ・セラ」という
遺伝子情報が組み込まれている
膨大な螺旋構造の宇宙には
母から降ってきた星屑が潜んでいる
突然の父の入院で
しばらくぶりに会った母 ....
空が俄かに かき曇り
夥しい白波の下で
大口を開けている 黒い うねりに
咀嚼されていた 北への道程で
私が見たものは
岩礁というより 貴女でした
幼い日 貴女の名を 保護 ....
反りかえる女の
虹を
抱きとめられず
壁の向こうに流れる水を聞いている
恥骨の痛みはもう
ない
あの日も笑い転げていた
河原に無数にある小石を理由なく選んで ....
ものに名をつけるのは ひとの営み
ときに名をつけるのは ひとの奢り
ことに名をつけるのは ひとの悲しみ
おしつけがましい
きぼうが
わたしのみらいを
とかしていく
せまいへやでいいの
あたたかいひのひかりを
すこしだけください
そうしたら
それだけでいきていけるの
あめのひの
....
ケイコは献血に行く
ケイコは血圧が低い
血糖値は正常の範囲内で
血色は良く
健康的に見える
ケイコは毛が生えているが
蹴鞠のイメージはない
ケイコはケーキが好きだ
けれどケ ....
2012年04月08日(日)2 tweets
ソース取得:
社会というものはいくら入り込んでもいつの間にかすり抜けているというわけのわからないものでした、さて学校と ....
なにも考えずに
いや、なんにも考えることができずに
夜の歓楽街をぶらぶら歩いていると
道の端っこ
下水道のコンクリートから
白い泡が溢れだしており
近づいてみると
ぬくっと泡の中から ....
犬が
歩いていて
犬が
ちかづくと
かみついてくる
ころそうとして
ねこ
かわいい
対比
いいものと
わるものの
などといっていると
不利になるから言わない
....
夏がじきに終わる教室の黒板に
....
あの人はどうしているのでしょうとふと強く思いませんかまるで野鼠のようだねとうすら寒く手を差し延べて状況はすっかり変わってしまい僕は初夏の河川敷にいる陽なたに群れている椋鳥たちを眺める辛いだろうか寂しい ....
壊れてしまったレコード
もしくは
石のように固いバームクーヘン化した父
その口からは
絶えず呪詛がこぼれる
隣に住まう
父の兄上との確執が
幼い頃から
絵巻物のようにまた綴られる
も ....
コーラの泡で起床。長期休暇には睡魔の一団が、ツアーを組んでは1日に何度でも夢を訪れる。生活の極点は、浮気者なので、目覚めたら隣には昼の寝息や夜の寝返りが横たえられている。日によって不思議と器用に遊び ....
考えなどなかった
街並みは一体どこにあるのだろう そして
鏡の中に見ることのなかった
黄色や 緑色を見た
≪さいごの夜≫
自動改札機は水槽で
中に魚が住んでいる
という夢
をみている魚が居て
自動改札機の水槽を
....
ミソジニー
三十路
みそ味
似ている
おもしろいね
と
となりに
すわっている
女に
いったから
今日は
なんかの
記念日
国恥記念日
媚を
売ったから
おんな ....
アイタイ
アマエタイ
ダキシメタイ
君を欲しがる
僕の気持ちが
心の中で暴れだして
じわじわと
スピードを上げながら
大きく広がっていく
ツライ
サミシイ
カナシ ....
夜のむらさき
静かな息つぎ
誰も此処には
来ないむらさき
影はむらさき
波は眠る火
風に貼る絵は
尽きることなく
常に何処かを
すぎるむらさき
....
黒い真珠の美弥さんは
思いやり善意何気なく
エジプトの王女の風情
霊の修練されたる人と
(阪神大震災の前に途絶えた連絡)
恋人でも恋うように
7歳の光子ちゃんと
14歳の淳子さ ....
薄桃色の貝殻
蓋を開けるまで
固く身を閉じている
指の先がはいらない
貝の根元の
薄い毛を撫でる
息をふきかける
声をかける
唇で吸う
貝から液がもれる
蓋が少し開く
指であける ....
ふるさと
ボロい屋敷に住んでいた
トイレは暗くきしんでいた
兄弟は男ばかりで遊んでくれず
ふくれっ面の幼年期
母さん亡くなり
通夜をした
皆で囲って語り合う
....
先日、人生で2回目の路上ライブを行った。
まだ録音出来ていない曲を中心にして
草津駅前と石山駅前のロータリーで約20分間のライブ。
寒さとの格闘。そして自分との葛藤。
....
{画像=120330035310.jpg}
夢が骨折する街で
そこは夢が白く枯れて行く場所
夢は乾燥して白くなっていく
夢はポキポキ鳴りながら乾燥して行く
夢は乾燥す ....
セックスは所詮セックス止まりだった
貨幣は ....
砂漠の真ん中で
電話が鳴っている
誰も出ることなく
鳴り続けている
やがて一人の子どもが
受話器を取る
要件を聞くと
急いで親を呼びに走り出す
足跡は風に崩れ ....
二人で歩く梅林は
さくら咲く前 城跡の
猫に導かれて 迷い道
そこだけ陽射しが春めいている
その梅林に入る前
道端を歩く猫を見つけ
その痩せた背を撫で、餌をやり、
猫の道辿り 梅林へ ....
風呂の中でよんだ
詩集がすべてを語ってしまったので
今日の私を
ごしごし洗い流しました
もういらない
風呂まで汚れてる
気がした 分身で
水がうまれ
水になったように
....
宇宙ぐらい叩き割ってやんよ! #poem24
星々が金魚の餌に春宇宙 #poem24 #jhaiku #haiku
駅前の宇宙漂う螢烏賊 #poem24 #jha ....
春を追いこして夏のような
日射しを避けて
市内の茶屋で
みたらし団子を食べながら
足下の干涸らびた蛙に
水をもらってかけてやると
おどろいてちょっと跳ね
またノシノシと戻ってきた
残り ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161