すべてのおすすめ
僕らはみんな息んでる
息まないと出ないんだ
僕らはみんな息んでる
息んでいるから出ちゃうんだ
手のひらにペーパーを
グルグル巻いて
おケツの汚れを拭いてみれば
ギョウチュウだって
カイ ....
地上で使った資料の多くを海の藻屑にする



書斎は浅い海の底
侵食された岩の本棚に
小さな貝が貼りつく
整理された書斎には
イソギンチャクや
蛸や珊瑚が棲みつく
海面 ....
春を待てば
冬を追いかけることもなくなる
空が白い
雪も
ことばもどこか
白濁するような気がして
ガラスを磨くように
推敲してしまう

幾重にも層ができ
こころの内は形を失う
 ....
モジに熱を伝え
生かそうとするけど
モジはひとりでとんでゆくから
つかまえることなどできない

キミに愛を伝え
つながろうとするけど
キミはもう
そこにはいないんだ

次の瞬間次の ....
 +
がちゃがちゃを回すときのわくわく

のどを駆け抜ける炭酸の刺激

あめの歌、ギターの弾き語り

どなり声、罵倒、愚痴、傷

そんな健康的な恋がいい


 +
柔らかいだ ....
すべては理想 クッキーを
もらった
てづくり

みんなに
くばっている
色のない鉱石を積んで
仲間を探した

冷帯のないこの地方には
生きる望みがあった

書庫だった場所を掘り返し
判読できる紙を集めて
キャンプに持ち帰った

同じ日々が続く

薬 ....
詩は韻かと訊かれれば














韻はラップで充分だと思うし






 ....
希望を亡くす時
人はゆっくりと死んでゆく

希望を持つ時
人は急速に蘇っていく

人生を希望の方向へ
勇気の方向へ
持っていきたい
いつもお日様に顔を向ける
向日葵のように

 ....
雨のあとの木々が
手首をいっぱいぶらさげている
夜行バスはどこをめざしてゆくのだろうね

彼女は旅行雑誌の安い旅先にのるのかな

闇はやわらかくひろがっている


人間はどこまで自分をつくりかえられるのかな

カルマ=人間の業は命 ....
  真夜中
  あなたは赤い花弁に
  最後の口づけを済ませ
  ぼくの背中に取り付けられた
  古い扉を抜けてゆく



  そこから先が
  本物の冬
  煙草を吸 ....
子供の頃
ぼくは信じていた
何処か遠いところに
黒い湖があって
そこには首長竜が棲んでいる

(お父さん
 黒い湖はどこにあるの?)

ぼくが尋ねても
お父さんは何も答えずに
 ....
教訓めいたのは苦手だけれど
たとえ話しが好きで
特に話しが抽象的になってくると
焦れたようにこう言ってしまう
それはたとえばどんなこと?

何かにたとえると
それで分かったような気に ....
本当のことを言えば
怠け者のくせして
食事のためには命をかけるが
やらなければならないことを何一つしない。

昼食がすわ一大事と
ランチタイムの作戦を
日がな一日考えて
値段と量と ....
Y 八歳の女子として親に質問した
「ねえ、どうして結婚したら赤ちゃんが生まれるの?」
返事はいまや失念

「ねえ、どこから赤ちゃんは生まれて来るの?」
「眠っていたからわからない」納得する
 ....
猫には猫の言葉があり
犬には犬の言葉があり
鳥には鳥の
虫には虫の
花には花の
水には水の
苔には苔の
風には風の言葉があって
会話しているのだろう

地球と月も会話しているのだろ ....
子を宿す誇らしさと後悔を
ごちゃ混ぜて女は吐き出す
野原の上に建っている家はとてもよい紅色
とても満足

まんぞく
足デ満タサレルと読めてしまう滑稽さに
ほほえむ
想像を絶する痛みを想 ....
白いビニール袋を三角にたたむ
かんたんなお仕事
たくさんたくさんたくさんたたむ
かんたんなお仕事
そいつらの意思を無視して
尊厳を無視して
たたむだけの
かんたんなお仕事
透明なやつは ....
暗いそらのした
森の樹皮質のぬくもりが、
重さをました広大な冬の夜をささえている


不思議な安寧をやくそくされ
みちびかれるように 生きる
神々しく 雪をいただいた山のうちふところで
 ....
車庫へ還らぬバスは
停留所にも停まらない
ただ辻々で
わずかな客を乗せて行く
代金は要らない
誰もが代償を払っているから

今日は五人だけ乗っている
眼鏡を失くした男と
手紙を置いて ....
チョコレートケーキを
たべて
くれる
ように
メールを
メールで
ぜんぶ
めーるで
すませる
たいだな
こころが

肉が
ころもをつけて
あげてあるのと
そばと
ごはん ....
どこか静かなところへ行きたくて
あなたは本を開く
ぼくはすでに
本当に苦しい時にしか飲んではいけない薬を使い果たしていた

時は残酷ではなく むしろ紳士的な優しさで
少しずつあなたを 分解 ....
美しい模様が核を遠ざけて貪る無駄、憐憫を描く隙間に安らかな寝息が空を裂く、不明確な時間間隔の夢が笑うビルの中で、手のひらがあった、温かい
1000人が死んでもニュースにならない国があって、あなたはそ ....
真っすぐに投げ入れられた測錘――
それが判断であるなら
縦であろうと横であろうと
無方向でも
その力積が真っすぐでありさえすれば
縦となり緯は定まる
驚嘆すべきほどの前判断がその位置を得て ....
自らの意思に反して 
もう一人の私が 
何処か遠くへ歩いてゆき 
おーい、と呼んでも聞こえない 

永遠に列車の来ない 
線路の上を歩いていたら 
地に伸びる私の影が、口を開き 
耳傾 ....
  おばあさんが 一人
  風に あたっている

     何もなかったように


 日曜日
特になし。私が在るだけ。


 月曜日
遠回りなのか、近道なのか、そもそも行先はどこ ....
ぼくはかつて猫を飼っていた

あるいは飼われていたのかもしれないのだが

いつも隅っこの居場所で僕をみている

そんな猫さ


何も言わないけれど何もも求めないけれど問いかけてくるの ....
海が壊れていた




卵を殺す
そんな思いを込めて
卵を割り 殻を捨て
気味の悪い液体を調理して
美味しそうな料理を生み出す

それが人という生き物だと
テレビの中に並べられ ....
乾 加津也さんの自由詩おすすめリスト(4819)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手のひらについてくる- 花形新次自由詩1*12-2-15
海底の書斎- 殿岡秀秋自由詩1112-2-15
星々に促されて- かんな自由詩11*12-2-15
二文字の意味- 朧月自由詩212-2-15
健康志向(恋)- c自由詩612-2-15
_- 番田 自由詩112-2-15
東アジアの法と社会- 6自由詩112-2-14
end- mizunomadoka自由詩312-2-14
since1979- TAT自由詩212-2-14
希望- 渡辺亘自由詩312-2-14
夜_2- 浩一自由詩2+12-2-14
四分の一の自由- 梅昆布茶自由詩1512-2-14
冬の扉- 草野春心自由詩7*12-2-13
首長竜- 壮佑自由詩24*12-2-13
まして比喩ときた日には- シャドウ ...自由詩6*12-2-13
Out_To_Lunch- ……とあ ...自由詩12*12-2-13
開眼、ひとときの和楽- 木原東子自由詩16*12-2-13
小夜曲- そらの珊 ...自由詩812-2-13
産み月- ふるる自由詩9*12-2-12
仕事- かなりや自由詩112-2-12
わたしごと_冬の先- 月乃助自由詩24*12-2-12
- salco自由詩31*12-2-11
ベッサラビア割譲- 6自由詩212-2-11
読むあなた- ただのみ ...自由詩9*12-2-11
即興詩_2.11- 相田 九 ...自由詩312-2-11
測錘(おもり)が投げ入れられたならば- N.K.自由詩9*12-2-11
もう一人の私_- 服部 剛自由詩8*12-2-11
無題の日々- 空丸ゆら ...自由詩1612-2-11
さびしさというなの猫- 梅昆布茶自由詩1312-2-11
食卓- 自由詩5*12-2-11

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